コメディ・ライト小説(新)
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- 強面女子高生、でも本当は……
- 日時: 2017/04/16 22:03
- 名前: 折上 (ID: gpPx10DG)
鋭い目つきに、女子にしては高い身長。
加えて無口で、表情筋もほとんど動かない。
そんな女子高生、小犬丸 美月(こいぬまる みつき)。
彼女はその外見からか、周囲に遠巻きに見られる生活を送っていた。
しかし本当の彼女は、どうやら周囲が思っているような人ではないようで……?
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初めまして。
折上と申します(●´ω`●)
これからちょくちょく投稿していこうと思います。
凄くマイペースですが、宜しくお願いします。
- Re: 友達作り ( No.1 )
- 日時: 2017/04/17 21:09
- 名前: 折上 (ID: gpPx10DG)
今日は高校の入学式。
私は、私立鏡学園(しりつあきらがくえん)へと入学する。
はあ、……新しい友達、出来るかなあ。
友達、中学では全然出来なかったから……。
そんなことを考えながら歩いている彼女、子犬丸美月。彼女は、無口無表情、鋭い目つきに加えて高身長で、「厳つい」で言い表せる様な外見だ。
しかしそんな彼女は、実は超が付く程の恥ずかしがり屋で無口で無表情なだけであって、いつも眠くて目を細めているから目が鋭く見えてしまうだけの、本当はちょっと鈍いマイペースな女の子なのである。
「あ……」
着いた。私立鏡学園。
よし、最初が肝心だぞ美月。
小さく深呼吸をする。
ここで友達を作れば、これからは安泰だ……!
でも、
やっぱり自分から声を掛けないと駄目……?
……いや、ここで迷っている暇はない!
「……よし」
覚悟を決め、門の近くにいた女の子に声を掛けた。
「あの、」
「は……ごめんなさいいぃぃぃ!!」
新入生の方ですか、そう声を掛ける前に、女の子は走って逃げてしまった。
「ごめんなさい……?」
何に対して謝ってるんだろう……?
それにしても……
「……また逃げられた」
中学の頃もそうだったんだよなあ。
私が話しかけると何故かみんな逃げる。
何か、うん。
……普通に悲しいです、はい。
「はあ……」
友達欲しい……切実に。
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友達作り第一戦、失敗に終わる。
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