コメディ・ライト小説(新)

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虹色の羽
日時: 2017/10/09 13:59
名前: mira

君との時間がずっと続くと思ってたのに。
いつからか、私たちは別々の道を歩いていた。
もう戻れない過去。
もう一緒に歩くことのできない道。

こんな未来だと知っていたら、
君と仲良くなんてならなかったのに。

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Re: 虹色の羽 ( No.4 )
日時: 2017/10/17 18:25
名前: mira

「おめでとうございます。元気な女の子ですよ!」
「よく頑張りましたね。元気な男の子です。」

リンカとレイは、7月7日に生まれた。
そして、生まれたときから未来が決まっていた。
ある予言にもとづいて。

Re: 虹色の羽 ( No.5 )
日時: 2017/10/17 18:48
名前: mira

-*これはずっと昔のある国のお話*-

この国には七つの村があって、そのうちの一つにエリュトロンという村があった。
その村の長は、名をカレンといい、リンカという孫がいた。
また、村の長の側近にはソンという者がいた。ソンの孫は、名をレイといった。
リンカとレイの母親は姉妹でとても仲が良かったが、三年ほど前に戦乱に巻き込まれ帰らぬ人となった。
リンカとレイの父親も、その戦乱で命を落としていた。

Re: 虹色の羽 ( No.6 )
日時: 2017/10/22 11:45
名前: mira

「リンカ、勉強はしたのかい?」
ほら、また言ってる。
「こんな物騒な世の中だけど、勉強していて損はないんだよ。」
もう聞き飽きたって。
「はぁ、レイはあんなにいい子なのにねぇ。うちのリンカときたら・・・」
「うるさいうるさい!何なの?いっつもレイと比べてばっか。レイより速く走れるのに、レイより上手に剣だって使える!」
だから、だから、この世界で生きるのは私の方が上手にきまってる。レイなんかに負けてたまるか。
「そりゃねぇ、体を動かすのはリンカの方が得意だろうよ。
でもねぇ、世の中剣だけじゃ生きていけないよ。ちゃんと歴史も知っとかないとね。」
「だからうるさいって!もうこんな家、居たくない!出ていく!」
「そうかい、でも敷地からは出れないからね。六時までにはかえってくるんだよ。リュコスがうろうろし始めるからね。」
そういったおばあちゃんは余裕の表情で、なおさらイライラしてくるけど、本当のことなんだからしょうがない。
そうそう、リュコスっていうのは、この地域にいるオオカミみたいな獣のこと。

敷地からは出られないけど、少しでもおばあちゃんから離れたくて、家を飛び出した。

Re: 虹色の羽 ( No.7 )
日時: 2017/10/22 12:02
名前: mira

「カレン様は相変わらずお忙しい方ですね。」
「でも、体調も崩さず、きっちり仕事をしていらっしゃるよな。」
「ほんと、すごいよね。女で一つで国を治めてる。娘さんたちが亡くなったから今でもお辛いだろうになぁ。」

どこへ行ってもおばあちゃんの話しか聞こえてこない。
おばあちゃんがすごいのぐらい、私にだってわかってる。
お母さんたちが亡くなったとき、陰でこっそり泣いてたのも知ってる。
でも、今はそんなこと思い出したくもない。
さっきのイライラもあるけど、思い出したら、自分も泣きそうだから。

「どっか静かなところに行こう。」
そうつぶやいて、私は森の中へと足を進めた。

Re: 虹色の羽 ( No.8 )
日時: 2018/12/09 01:30
名前: mira

何も考えずに歩いていたら、結構森の奥まで来ていたらしい。
どこを見渡してみても木、木、木...
面白そうなものなんて何にもないところだけど、静かに降り注ぐ木漏れ日が気持ちいい。

「いいところ...ん?あれは...」
森を散策していた私は、ひときわ木の下に少年が、レイがいるのを見つけた。
「何あれ...」
その手の中にはあり得ないほど分厚い本。
あんなの読むわけ?信じられない。そんな文字ばっかりの物の、どこが面白いっていうのよ。
剣の練習の方が何倍も楽しいに決まってる。
そんなことを考えながら眺めていると、レイは本から顔をあげてこちらを見た。

「あ、リンカ。おはよう。」
「お、おはよう。」
「珍しいね、リンカがここにいるの。なにかあったの?」

それを聞いた瞬間、私が今までためていた愚痴が爆発してしまった。

「な、な、な、なんなのよもう!!みんな私のことをばかにして!たしかにレイみたいに本なんて読まないし、勉強も嫌いだけど、でも、剣は私の方が上手でしょ!この時代は強さが全てじゃなかったわけ?なんで誰も、私のことを認めてくれないわけ!レイとばっかり、比べないでよぉぉぉ!」




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