コメディ・ライト小説(新)

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恋の病〜体心痛〜
日時: 2018/07/30 19:33
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12060

「異性の誰かを好きになるってことは恋という名の病気なんだよ」

どこかで聞いたことあるようなセリフ。

じゃあこの世界には恋の病にかかった人が何人もいるんでしょ?

私はそんな人達とは違うと思う。

普通痛むのは心だけ。

心以外にも痛むところがあるとしたら…?






恋なんてしなければ良かったと、私を思い込ませる…



**************************************


ラスト、感動の結末にきっとあなたも涙する。

「恋の病〜体心痛〜」

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Re: 恋の病〜体心痛〜 ( No.7 )
日時: 2018/07/02 01:08
名前: 夜桜


ゴンッ

「…いっ…!!」

どうやら派手に頭をぶつけたようだ。
最近考え事ばかりしていて前など全く見ていないのでこのようなことはもう当たり前になっている。


「なーみきちゃんっ!」

あまりに大きな声だったのですぐに前を向くと、

「…あ…!」

大原雷樹だ。彼は今日も綺麗な瞳で私をまっすぐみてくるので思わず目をそらす。

「え、なんで今目そらした?え?」

彼は不思議そうにこちらをみつめてくる。

「いやあのなんでも、ない。
ていうかなに?どうしたの?」

「いやぁ
あれから症状とか出てないかなって。」

おっと、心配してくれてるのね。有難いけど私のクラスにわざわざ来られても少し困るのですよね。はい。私は少し前に知ったのだがどうやら彼はかなりモテるようで。

「全然全然。大丈夫。
だからお願い今日は帰って!」

私は彼の背中をポンと押した。

「折角心配してきたんだからそんな言い方ないよね?!なみきちゃんひどおおおい」

「そんな言い方しても無駄だよ?お帰り下さい!
て、ていうかなんであなた私の名前知ってるの!?


「いやいや〜それくらい知ってるって!」

「私はあなたのこと知りませんでしたけど、!」

「知ってたくせに〜」

「はぁ〜?!なんで私があなたの………………っ!」

「どうしたのなみきちゃん…あっ」

後ろにいたのは海だった。海が私達を見ている。誤解されたらまずい。

「海っ!あのね、この人私のこと付きまとっ…」

「お前いつの間に男手に入れてたんだな
俺には報告してくれると思ってた。」

海は呆れたような顔で私を見下してきた。やだ。やだ。海だけには勘違いされたくなかった。

「いや!ちょ!違うの海!聞いてよ!」

海はこの場を去ろうとした。だが

「おい」

雷樹が海の腕をガシッと掴んだ。

「なんだよ?なみきの彼女だろ?
一緒にいてやれよ?」

次の瞬間 雷樹は顔を真っ赤にして言った。

「ちげえよ!!なみきちゃんさっきから言ってるだろ!少しは聞いてやれよ!俺がただなみきちゃんのこと付きまとってるだけなんだよ!なみきちゃんに謝れ!」

雷樹は、いつもの美しい瞳とはまるで違い、炎が出てきそうなくらい熱い目をしていた。

「ちょっと…私のことはいいってば!」

雷樹は熱い瞳を今度は私に向けた。

「んな訳ないだろ!」

こいつ、私の気持ち、分かってる。
なんでこんなに読まれちゃうんだろう。

「なみき。」

海が私の前に立つ。

「…ごめん。ちょっとカッとなった。
俺の勘違いだった。本当にごめん。
長い付き合いなのにお前の気持ちも考えられなくて…情けないよな。本当に申し訳ない。」

海は悲しそうな顔をしてこちらを見ている。

「別に、いいよ。分かってくれればいいの。
そろそろ授業始まっちゃうよ?言った方がいいんじゃない?」

海は時計を見て言った。

「…あっ!ほんとだ
ごめん!また後でな!」

私は静かに手を振った。
その後ろで雷樹が満足そうにこちらを見ている。

「あなたも早く行ったほうがいいんじゃない?」

「いや、俺は別に!!遅れてもいいし?
それより良かったな!海くんと仲直りできて。」

遅れちゃだめだろ、と心の中でツッコミつつも私はお礼を言う。

「あ、、うん。その件はありがとう。
雷樹のお陰。」

すると雷樹は気持ち悪い笑みを浮かべ、満面の笑みを見せた。

「うふぇうふぇ〜
良かったな!!」

彼はなんでこんなに私のことで一生懸命になってくれるのだろうか。こんな人、私の周りにはいないからとても嬉しかったのだ。

私も笑い返した。



雷樹が気になる存在になりつつあることはまだ知らない。

Re: 恋の病〜体心痛〜 ( No.8 )
日時: 2018/07/02 22:58
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o
参照: http://From iPad@

こんばんは٩( ᐖ )و
てるてる522と申します!(*・ω・)*_ _)

気になって閲覧してみたらすごく面白くてスラスラ読んでしまったので、コメントも書かせて頂きます!( ᐛ )و
個人的には登場したところから雷樹くんが好きです笑
体に出る恋の病ってなんだか新しいなと思っていたのですが、なんか強く思えば痛みが増すとか考えてしまうと結構大変だなって思いました( ̄▽ ̄;)

小説内にたくさん会話が出てくると思うのですが個人的にナチュラルですごくいいなって思いました!٩( ᐛ )( ᐖ )۶
なかなか小説を書いていて会話を入れるのが苦手なんです笑(´▽`)
ほんとに参考にしたいなぁと思いました。

素敵な作品をありがとうございました!♡...*゜
これからも頑張ってください(๑و•̀Δ•́)و

応援しています!

byてるてる522

Re:てるてる522 ◆9dE6w2yW3o ( No.9 )
日時: 2018/07/30 18:08
名前: 夜桜

コメントありがとうございます…………!

長い文章を書くのが苦手ですぐ会話を入れてしまう私です……… 逆に文章がたくさん入っている作品の方が凄いな、と思います笑

参考にだなんてそんな!
とは言いつつも、とても嬉しいです。。

また 恋の病 を見て頂けたら幸いです、!

Re: 恋の病〜体心痛〜 ( No.10 )
日時: 2018/07/30 19:30
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12060

ぽつ……ぽつ……ぽつ……ざぁぁぁぁぁ……………………

「えっ」

どうやら雨が降ってきたようだ。
焦りに焦って見つけたのが大きな木だった。

私はそこに走った。

「ふぅ」

私は濡れた髪をタオルで拭き、しゃがみこんだ。
少し様子を見ることにした。

下校中にいきなり雨が降るなんて思ってもいなかったので困った。折りたたみ傘も持っていない。

「はぁはぁはぁ…………ふぅ」

誰かが走って木の下に入ってきたようだ。
どうも気まづい。
一体誰だ、と思い太い幹からひょっこり顔を出すと、

「あれ、なみき?お前も雨宿りか?」

海だ。いつもは桜ノ宮さんと帰っているので私はとても不思議に思った。

「うん。桜ノ宮さんは?どうしたの?」

「今日日直の仕事で遅くなるから早く帰っててって言われた。」

「そう、なんだ。」

雨の音だけが響き渡る。こうもなると何を話していいのか分からない。緊張する。

「お前、折りたたみ傘とか、持ってねえ?」

海は私を覗き込みながら言った。

「いや持ってないよ。持ってたら雨宿りなんかしてない。」

私は笑いながら返した。

「だよな。ってお前そのバッグに刺さってんの何?傘じゃねえの?」

え、と思って後ろのバッグを見ると

「あ………………!///」

折りたたみ傘でもない、普通の傘だった。
そういえばお母さんに無理矢理持たされたようなそうじゃなかったような………………

「あるじゃねぇかよ笑 いれてけ。」

「え?」

「だから、いれてけ。」

そ、そ、それって相合傘になりますけどいいですか。え、いいんですか。。
とか思いながらも傘を開いて海を入れてあげた。

「さんきゅ。」

私はこくりと頷くと歩き出した。

「なぁ、そういえば前大原のこと勘違いしてほんとごめんな。お前あいつにつきまとわれてんの?」

いきなり話しかけてきたので傘を少し揺らしてしまった。だが何もなかったかのように傘を戻した。

「いや、もういいって。付きまとわれてるって言ったらあれだけどそんな感じ。」

少し笑いながら返した。

「あいつのこと、好きとかじゃないよな?」

一瞬時間がとまっとような気がした。さっきまで普通に聞こえていた雨の音さえも聞こえないくらい。
なんでそんなこと聞くのだろうか。

「え?」

彼は少し困ったような顔をしているように見えた。
海が何を考えているのか全く分からない。

私は遅れて言葉を返した。

「別に、そんなんじゃないよ。最近仲良くなった、友達。」

「そっか。あ、もう家着いてたわ。ここまでありがと。じゃ、また明日。」

彼は手を振って傘から離れようとする。

「待って海っ!!!!」

気が付いたら呼び止めていた。なんでそんなこと聞いたのか、それを聞いてどう思ったのか。聞きたい。あなたは私のことどう思ってるのか、聞きたい。

「なに?」

でも言葉に出せなかった。
海には桜ノ宮さんがいる。
余計なこと、聞かない方が絶対にいい。

「ごめん、なんでもない。また明日ね。ばいばい。」

無理に笑って返した。

「お、おう。じゃあな。」





複雑だ。

私の恋は叶うはずがないのにこれからどうこの恋の病を直せばいいのだろうか。私にはまだ知る術がなかった。

Re: 恋の病〜体心痛〜 ( No.11 )
日時: 2018/08/13 23:49
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ゴンゴンゴンッ ゴンゴンゴンッ

「かぁーさぁーかぁーみぃー
なぁーみぃーきーちゃーんー
はーいーまぁーすーかぁー?」

ざわざわざわ

クラスがざわめく。

誰かがこんな大声で私を呼んでいる。
こんなことするのあいつしか……

「あ!いた!なみきちゃーん!」

予想通り、雷樹だった。
もう何なの?わざわざこんなに目立つ呼び方しなくたっていいじゃない。。

「雷樹。今度は何なの……ってえ!?」

雷樹はいきなり私の腕を掴みどこかへ向かう。
いきなり呼び出しといて今度は何?

「ん、ここでストップ。」

雷樹は少し真剣な顔をしてこちらを向いた。

「な、なに。いきなりどうしたの。」

雷樹は私に目線を合わせて言った。

「昨日、叶ったの?なみきちゃんの恋。」

「は、はあぁぁぁ?!」








「なんだなーんだそうなの?残念残念。」

彼は少し馬鹿にしたように笑ってみせる。

どうやら昨日帰宅途中に雨宿りしていた私達を見たらしく、勝手に勘違いされていたらしい。
なので仕方なく昨日あったこと全てを話した。

「それにしても成塚ってやつ鈍感だよなぁ。」

雷樹は頭をかきながら な? と私も見つめてくる。

「うん。昔からなの。」

私は困ったように笑って見せた。

本当に昔から海は鈍感だ。
何故桜ノ宮さんを選んだのかな、私のことは何とも思ってなかったのかな。結局世の中顔なのかな、なんて思うときっとまた体に支障が出てくる。やめよう。

「好きな人の好きな人になれないって想像以上に苦しいよな。分かるよ。俺にも好きな人がいるから。」

少し、びっくりした。いや、かなりびっくりした。初耳だった。なんで私に教えてくれなかったのだろう、なんて思ったりもしたけど私に教える理由なんて確かになかった。

「そう、なの?因みに誰なんですか。」

気になったので口が勝手に動いていた。

「きっとびっくりするよ。そのうち分かると思うよ。俺を見てれば。」

ふふふなんて不敵な笑みを見せる雷樹。
気になりすぎてしょうがない。

「好きな人がいるなら私と一緒にいて大丈夫?ていうかなんでこんなに私に優しくしてくれる訳?」

昔からの疑問だ。
そういえば、雷樹には謎が多すぎるのだ。

「大丈夫だよ。なみきちゃんの力にはならなくちゃいけないんだ。恋の病のことを知っているのは恐らくなみきちゃんと俺だけだ。」

彼は綺麗な瞳を私に向けながら言った。

「まずなんで雷樹は恋の病のことを知ってるのよ。」

キッと雷樹を睨む。

「ま、まぁそれは後で全部分かるはずだよ。
そんなことより!なんでなみきちゃん昨日成塚に最後言いたいこと言わなかったんだよ〜言えよ〜。」

「あっ!話逸らした!逸らしたでしょ!」

「そ、逸らしてねぇし?」

「絶対逸らした!!!!」








雷樹の好きな人は私なのかも知れないなんて
少し思っていた自分がいたんだ 。


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