コメディ・ライト小説(新)

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Noel〜恋愛の教科書〜
日時: 2017/12/12 14:15
名前: あいすのん♪♪ (ID: J7my8zBR)

デビュー作となります。感想をくれたらうれしいですっ!
毎週、月曜日か木曜日に更新する予定です。※違う曜日、または1週間休むことあるかもしれません。


人物説明
片桐 塁(かたぎり るい)
2年3組15番の図書委員。普通の学生

新城 渼音 (しんじょう みおと)
2年3組24番の清掃委員。 本好き。

風川 凛子 (かぜかわ りんこ)
3年1組12番の図書委員。委員長。

星野 龍平 (ほしの りゅうへい)
2年2組35番の放送委員。 塁の親友

Re: Noel〜恋愛の教科書〜 ( No.1 )
日時: 2017/12/12 15:29
名前: あいすのん♪♪ (ID: J7my8zBR)

キーンコーンカーンコーン
授業終わりの鐘がなって、放課後遊ぼうだのなんだの行って皆下校し始めた。
「ルイー!帰ろーぜ!」
龍平がやって来た。
「おう!帰ろー」
「今日部活ないんだよなラッキー」
「だな。今日さゲーセンでも行くか?」
「お、行こ...」
その時だった。
「ちょ、ちょっとまったーー!!」
げっ、委員長じゃん…
「地味に帰ろうとしてんじゃなーい!」
(…めんどくせぇ)
「い・い・ん・か・い!今日担当!
さぼり禁止!中学校生活の基本!」
「はいはい…」
ちぇっサボれると思ったのによー
しゃーないなぁ行くか…
俺はしぶしぶ図書室へむかった。
「ったくなんでこの学校は委員会があるんだよ、部活で精一杯だっちゅーの!」
俺は独り言を言いながら30分ほど本の整理をした。
「あー終わった終わった!さっさと帰ろーっと」
その時、机の上に何冊かの本が置かれているのが目に入った。
(さっき来た時にはなかったよな…
こんな時間に誰だろう?…………
少しなら覗いてもいいよな)
一番上の本にはNOEIと書かれていた。
「のえる?なんだそれ」
「この本に興味があるの?」
「うわっ!!誰だよ!て、あ同じクラスの新城さんか…」
新城さんは少し驚いたようだったが
俺の方が何倍も驚いただろう。なぜなら、新城さんは俺の片思いの相手だったからだ。
「ノエルってね。クリスマスって意味なんだよ ほら私の誕生日クリスマスだから買ってみたの。」
「へ、へえそうなんだ…どんな話なの?」
「話というか、心理学の本なんだ〜
あ、そうだ。片桐さんはなんか悩みってない?」
「え、どうして?」
「んー…なんとなくかなっ♪」
そういって彼女は微笑んだ。俺はその彼女の笑い顏が好きだった
「ね、聞いてる?」
「あ、うん…」
やべっ!何か答えなきゃ。…でも頭の中は好きと言うことしか考えてくれないし…
「あ、あの その………好きッ//」
あああああ!!!!脳みそのバカバカバカッッッ!
「へ??」
「な人がいいいいるんですぅ、どうひたらいいでしょゔかぁ…」
「あぁなーんだ! それなら任せて☆」
なんとか助かったじぇぇ
「ねぇ今日一緒に帰らない?電車同じでしょ」
え、そうなの!気づかなかった
「そう?何回か見かけたことあったよ? じゃ帰ろっか」
「はいっ!」
こうして俺たちは一緒に帰ることとなったのだった。


Re: Noel〜恋愛の教科書〜 ( No.2 )
日時: 2017/12/13 16:21
名前: あいすのん♪♪ (ID: J7my8zBR)

外の景色はすっかり夕焼けだった。
ちょうど人が少ない時間だったらしく、席に座ることができた。
「…じゃ、はじめよっか!」
「そうだね…………ってなにを?」
「恋愛の勉強にきまってるじゃん」
「あ、はい。」
恋愛の勉強かぁ。心理学の本なんか使えるのか?
「女の子って結構、内面も気にするからまず内面を磨くことが大切なんだよー」
ふーん
「内面を磨くには、女の子の気持ちを知ることが近道なの。」
「なるほどなるほど」
「では、これからはクイズ方式でやります! 」
新城さんはNOEIのページをパラパラめくった
「第一問! あなたの嫌いな女子が
階段で立ち止まっていて通れません
その時あなたはとても急いでました
さて、どうする?」
は?そんなのどけよバーカって言うに決まってんじゃん嫌いな女子だし
「残念!間違えです!」
えぇぇ!なんでよ!好きでもない嫌いな人にはきつく当たるのは当然だろ?
「あのねぇ、女子ネットワークって知らないの?そんなことしたら学校じゅうの女子から怖い人って認識されちゃうよ?」
お、おそるべし女子ネットワーク…
「正解は優しく頼むでしたー!」
「見られてないからってきを抜くなってことね」
「そうゆうこと!次、第二問!
あなたの好きな女子がテストでいい点数の自信ないととても落ち込んでいました。あなたならなんて声を掛ける?」
うーん。自分がされるとうれしいことは他人がされてもうれしいって言うし「おまえなら大丈夫だって!」
かな。
「残念!でもうれしい人もいるかも」
またはずした!?でもなんで?俺はうれしいよ?
「この本によると男は励まされるとうれしくて、女は共感されるとうれしいんだって。女子は群れを好むもんね」
女子と男子の感覚ってかなり違うんだな。と考えると女子ってかなり繊細なんじゃないか?
「第三問!そこそこ仲良しの女子がいます。あなたはその女子を何て呼びますか?」
男友達なら苗字で呼び捨てか、あだ名だけど、女子は繊細で傷つきやすいから……
「苗字+さん?」
「お、正解!女子は繊細で視野が広いから、呼び捨てで呼ばれると怒ってるのかな?とか嫌われたのかなとか思っちゃう人もいるの。厄介やっかいなのは、女子は感情をあまり表に出さない人が多いことね。優しく扱わないと。」
「へぇ!勉強になるね。じゃあ次…」
「まもなく〜遊河丘ゆうがおか〜遊河丘〜」
アナウンスだ。
「あ、私この駅で降りる。ばいばい」
「うん。ばいばい…あ、明日も」
「ははは、いいよ。恋愛の授業してあげる!」
「ありがとうじゃあね」
プシュー
ドアが閉まった。窓の向こう側で新城さんが手を振っている。
明日がたのしみだな!




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