コメディ・ライト小説(新)

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俺の恋敵は憎たらしい式神だった
日時: 2020/07/31 18:04
名前: 美奈 ◆5RRtZawAKg (ID: cO3So8BN)

美奈です。

「俺の恋敵は憎たらしい式神だった」、ざざっと略して「俺式」の新スレッドとなります。
気合を入れ直してリセットしたくなり、新しく作成した次第です。
旧「俺式」の黒歴史を知る←
皆様も笑、初めて「俺式」を読んで下さる方々も!
初心者の私をどうか見捨てないで下さい←懇願です
まだ右往左往してるピヨピヨな初心者なのです……笑

コメント等々もお待ちしております。
よろしくお願いします(^^)

p.s.色々ありすぎて投稿、中断繰り返しています。。でもやっぱりこの作品はどれだけかかっても仕上げてみたいので、もしまだ私のこと覚えてたら、また初めてだけどなんか興味あったら見ていただけると嬉しいです。究極マイペースでやらせていただきます。今後ともよろしくお願いします。

ーprecious guestsー
昇我ツヅル様・blueI様・ラビット様・ジャニーズwest&様・MINA様・せいや様・いろはうた様・はるた様・てるてる522様・朱雀様・真朱様・雪林檎様

目次

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番外編
#1>>57 #2>>58 #3>>59 #4>>79 #5>>80

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Re: 俺の恋敵は憎たらしい式神だった ( No.142 )
日時: 2020/07/19 15:59
名前: 美奈 (ID: 3w9Tjbf7)

第85話
・・・・・・・・・
僕はてっきり、ここの位置から霊力で華音を守ると思ってた。というか、そのくらいの術は既に自習してると思っていたんだけど...。
妖もいる超危険な領域に脇目も振らず突っ込んでいく京汰を見て、察した。

ーあ、勉強不足だなこれ。

でも今とやかく言う余裕はない。京汰を守らなければ。あのやり方でうまくいくとは思えないし、そもそもあのやり方はどの術誌でも見たことがない。
しかし。

何か大きな力と、そこそこ強い風を感じた。京汰の方からだ。
見ると、なんと京汰の霊力が自身と華音の二人をすっぽりと包み込み、覆い被さろうとしていた妖力は見事に跳ね返されている。霊力の中で京汰は華音を素早く妖から遠のかせ、自分の腕で包み込んだ。
あぁ、突っ込んでいった威力をそのまま利用したんだ。

ただ、京汰はまだまだ一人前には程遠い。この威力は持って数分だ。
僕は早口で呪を唱え、自分の霊力を爆発させた。
霊力が強すぎたのか、僕の周りで溶け残っていた刃まで、地から抜けて妖の方へ飛んでいく。

〔ぐあああぁぁはぁぁっっっ〕

耳をつんざくような叫び声と共に業火が現れ、刃が容赦なく妖に突き刺さる。半身だけの妖はすぐに身動きが取れなくなった。
京汰の霊力はもはや僕の業火と接しているけれど、火にも負けていない。火から遠ざけるように、華音を抱き締め続けている。

ついに妖は全身粉々になり、消えていった。
その周りには、小さな光の玉がたくさん浮かんでいた。

Re: 俺の恋敵は憎たらしい式神だった ( No.143 )
日時: 2020/07/25 12:34
名前: 美奈 (ID: UgVNLVY0)

第86話
『終わった...』

僕は呟き、京汰の元へと歩いていく。
少しして、京汰が霊力を解いた。
その隙に華音から手が離れ、彼女が倒れそうになる。

「おっとっと!!」

京汰はすぐに抱き止め、一緒に座り込んだ。
小さく刀印を結び、呪を唱える。
すると、妖の爪のせいで穴だらけだった華音の制服はすぐ元通りになり、一部血が滲んでいた所も綺麗になった。

たくさんあった光の玉も、やがてそれぞれが違う方向へと飛んでいく。
ただ一つだけ、京汰たちの周りを浮遊し続けているものがあった。

「何でこれだけ残ってるんだろ?ねぇ悠馬、この光の玉は何?」

僕は全身の力が抜けた。
いざという時は、新たな技で大切な人を守れる力と才能があるのに。
なぜこんな根本的なことが分からんのだ、このおバカは。

『光の玉は魂だよ。あの妖、美男美女喰いまくってたでしょ?喰われてた人々の魂が、何百年もの時を経て解放されたんだよ』

だから、光の玉も一際美しいものばかりだったのかもしれない。

「じゃあ、この残ってるのは?」

『それは多分、妖が言ってた、戦国時代の姫の魂だよ。華音様のご先祖様』

京汰がハッとして光の玉を見ると、それは華音様に近づいた。
抱き締められ、京汰の首元に隠れていた華音様の顔を光の玉に向かって見せる。まだ彼女の意識は戻らない。
光の玉は華音様の顔に近づき、しばしの間そこに留まった。

「可愛い可愛い子孫を見れて嬉しいのかなぁ」

『それもあるだろうし、自分と同じくらい怖い目に遭わせちゃって申し訳ない、って思ってるのかもしれないね』

すると、光の玉が再び動いた。華音の全身を一周してから、ゆっくりと彼女の胸の中に入り、消えた。
その直後、華音の目がゆっくりと開いた。

僕と京汰は目を見合わせた。

数百年の長い年月を経て、姫が末裔の命を救った。

そんな奇跡的な瞬間に、僕らは立ち会えたのだった。

Re: 俺の恋敵は憎たらしい式神だった ( No.144 )
日時: 2020/07/31 18:01
名前: 美奈 (ID: UgVNLVY0)

第87話
華音はゆっくりと目を覚ました。少しきょとんとしていたけれど、すぐに驚いた顔をした。

「えっ?!な、なんでっ...、ち、近い...!」

目覚めたら男に抱き締められてた。
たしかに結構怖いよね。お酒飲んでないのにこうなってる、ってもっと怖いよね。うん。

京汰は慌てて腕を解いた。華音も京汰の肩から手を離す。

「だ、大丈夫...?」

「え、私、何か迷惑を...??ごめん全然覚えてなくて!...あ、京汰くんか...」

やっと華音の目が京汰の姿を捉えたようだ。
京汰は僕をチラッと見る。何て言おう、という顔をしてる。
だがすぐに彼女に話しかけた。

「あ、あのさ、悠馬のこと視えるんだよね...?」

「ん...ゆうま、?」

「ほんとは視えないはずの式神なんだけど、なんか視えてるみたいで、俺びっくりして...!」

「しき、がみ...?」

京汰は僕のいる方を指差す。隠形は解いているから、視えると思うんだけど...。

「ここにいるんだけど、分かる?」

しかし、彼女と僕の目線は一向に合わない。
華音はちょっと戸惑った顔をした。

「えーと、京汰くんこそ、大丈夫...?」

京汰は目を見開いた。

「...あ、うん、大丈夫だよ!あの、さっき言ったのは忘れて!」

「うん...」

やはり一時的だったのか、あの才能は...。
姫の末裔として命の危機が迫っていたから、視えるようになっていただけかもしれない。

ちょっと覚悟はしていたけれど、やはり現実を突き付けられると、呆然としてしまう。


僕は静かに隠形した。

Re: 俺の恋敵は憎たらしい式神だった ( No.145 )
日時: 2020/08/04 13:03
名前: 美奈 (ID: UgVNLVY0)

第88話
・・・・・・・・・
マジか、華音様、悠馬のこと視えないし覚えてもないのか...。
悠馬は落胆してしまったみたいで、隠形していた。あいつの心情を思うと、俺もやるせない気持ちになる。
...じゃあ、皆川先輩のことは?

「ねぇ、ここに来てからのこと少しでも覚えてる?」

「え...」

華音様はしばしの間、黙り込む。
...思ったより重症だな。キーワード出したら思い出す?

「ここには最初、俺と悠馬と皆川先輩がいて...」

華音様は少し笑った。顔色はすっかり良くなっている。

「また夢の話の続き?」

「えっ?」

「だって、またゆうまくんとか言ってるし、さらに新しい人出てきたし」

「み、皆川先輩のこと覚えてない...?!あのイケメンの!」

「京汰くんの夢には色んな人がいたんだろうけど、私の夢には京汰くんしか出てこなかったよ」

え、待って待って。
皆川先輩のことも記憶にない?!てか俺が夢に出てきた?!
え、何言ってるのマジで?!

「俺が、出てきたの?」

Re: 俺の恋敵は憎たらしい式神だった ( No.146 )
日時: 2020/08/09 13:47
名前: 美奈 (ID: UgVNLVY0)

第89話
華音様は不思議そうな顔をして話し始める。

「うん。不思議な夢でね、なんか暴風雨に曝されて私ずぶ濡れで意識飛んでたんだけど、京汰くんが見つけてくれて、あったかいお家まで運んでくれたとこで目が覚めたら目の前に京汰くんいて、すんごいびっくりしたの。それになんか膝の痛みが綺麗さっぱりなくなってるんだよね、今までの痛みは何だったんだか」

多分暴風雨が皆川先輩で、お家が俺の霊力?膝の痛みまで消えたのは、妖の爪痕を治癒したからなのか。
記憶が結構混乱してるのかな、と思ったけど、俺のことはしっかり覚えている。
ただ、悠馬や皆川先輩の名前は見事に抜け落ちている。
悠馬はともかく、もしかして、皆川先輩の存在自体が華音様から消えた...?

「でもなんで私たち、こんなとこで夢なんか見てたんだろうね?告白タイムやってるのに屋上に来るなんて」

文化祭の記憶もあるのか。
そうなったら疑問は一つだ。
みんなは皆川先輩を覚えているのだろうか?

「ごめん、ちょっと俺、行ってくるわ」

俺は屋上のドアへと向かおうとする。
そうしたら、彼女が俺の腕を掴んだ。

「ん?」

「どこ行くの?」

「ホールだけど...」

「告白タイムの場所じゃん!私も行くよ!」

俺を真っ直ぐにみつめる瞳。揺れる柔らかな髪。やっぱり綺麗な制服がよく似合う。可愛さは健在だ。

「分かった、行こう」


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