コメディ・ライト小説(新)

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ショートストーリー書きます‼ リク受付中‼
日時: 2018/05/05 23:48
名前: 蕪木 華音

どうもこんにちは、蕪木 仲沙です。
今回は私の小説を書く力を付ける為にこれを建てました。
リクエスト募集中です!

〜リクエスト表〜
1.ジャンル(ラブストーリー、コメディ、グロ、サスペンス、世界問題系 など……複数回答可)
2.NGジャンル(ラブストーリー、コメディ、グロ、サスペンス、世界問題系 など……複数回答可)
3.キャラの数(男1女1、男2女1 など……書かなくてもかまいません)
4.概要(高校生設定、孤児院でのお話、友人もの など……何でも可 書かなくてもかまいません)
5.私(作者)に頼みたい事(キャラの名前は○○って言う名前がいい、このキャラの性格を○○にして欲しい、ハッピーエンド など……何でも可 書かなくてもかまいません)

リクエストする時は必ず1と2は書いて下さい。
主に小説になりますが、俳句や和歌にしたい場合は5の所に書いて下さい。
リクエストしてから完成するまで時間がかかります。ご了承下さい。
出来た作品がリクエスト通りにならなかった場合は、作品を上げてから1週間以内に言って下さい。書き直します。
誤字脱字は見つけた場合すぐに言って貰えると嬉しいです。

リクエストよろしくお願いしますm(_ _)m


出来た作品


リクエスト

Page:1 2 3 4 5 6 7



Re: ショートストーリー書きます‼ リク受付中‼ ( No.29 )
日時: 2018/07/26 17:50
名前: 蕪木 華音

<深海に関する第一項目>

淡い夢を見ていた。
微かな光が差し込む。
誰も知らない様な、深海。
そんな雰囲気だった。

私って、海とかに興味あったけ?
朝。微睡みの中からやっと起きれて、現在食事中の私はそんな疑問を抱いた。
_____まぁいっか。

小学生の頃に深海について調べた。
確か深海は一般的に水深200m以上の海域のことを指すんだよな。
200mより浅い所が表層_____epipelagicで、中深層 200 - 1,000 m。
漸深層 1,000 - 3,000 m。
上部漸深層 1,000 - 1,500 m。
下部漸深層 1,500 - 3,000 m。
深海層 3,000 - 6,000 m。
超深海層 6,000 m 以深、だな。
で……微かな光が差し込む所だから…。
200mの深さでは可視光線はほぼ遮断されて、暗黒の世界になっちゃうんだよな〜。
けど厳密な測定ではより深くまで通る光はあるから、その深さは1000mに達する事になる。そのため200-1000mを弱光層、それ以深を無光層と呼ぶ事もある。

って事は私が見ていたのは200-1000m辺りの弱光層の中か……。

って、今日はそれどころじゃ無いんだった。
「なんでこんなに受験日が近いんだろうね」
そんな私のつぶやきは誰もいない、部屋に響く。
_____あ、今日は受験日だっけ……。
と気付いたのは、ついさっき。
大学受験。
それが、私が今日やること。
超絶難関校と言われるほどの大学。
その大学に私は受験する。
それが_____今日。
「近い_____いや、遠い……」
なにが、遠いって言うのか?
受験日だ。

私にとってこの人生、退屈極まりないものだった。
幼稚園、小学校、中学校、高等学校と受験してきたけれども、人生の転機と呼べるものがない。
学校の中でも日常生活でも、どこに行ってもライバルはいなかった。
退屈過ぎる。

だから、今回の受験はノー勉にした。

ノー勉_____つまりなんの勉強もしていない。
これ位でもあの大学には入れるだろう。
私には、そんな余裕がある。
「これで受かっちゃったら、海外に行こっかな………」
ハーバード大学には、父が_____って私、飛行機乗れないんだった。
私は昔から、飛行機酔いする奴だった。
吐いたことは無いが……。
「ま、別にどの大学でも変わんないし」
私のその声はまた、誰もいない部屋に響いた。

ギリギリ、電車の出発に時間に間に合えた。
最近、良く走ってたからかな。
いつもは自転車で行く道を走ってみる。
それだけで、結構違う。
……まぁ……息が切れるし……疲れるんだけど……。
私は勉強に対しては何でも出来たが、運動は_____まあまあだった。
高等学校の通知表では1度、10段評価の9を取ってしまった。
それ以外は10。

まったく……つまらない人生だ。

2駅ほど乗り換えをして、次に乗った電車は満員電車。
……人がいっぱい……。
人混みは本当に苦手だ。
だから、中学の時には先生に「日本の人口を減らせばいいじゃ無いですか」と言ったんだ。
その上で、日本人が減るとどのようなメリットがあるのかを話した。
あぁ……思い出したくない……!
私をみる目つき。
憐れむような、蔑む様な顔。
やっぱり、人が嫌いだ。



なんで、あの人はどうして此処で本を読んでるのだろうか。
満員電車の中だと言うのに、本を片手に立っている、眼鏡をかけた男性。
私と同じ位の歳の人だ。
_____なんでこんな所で、本が読めるのか……。
私ならすぐ酔う。
途端に、その人がなんの本を読んでいるのか気になった。
満員電車の中でも、読みたい内容なのか……?
じり、じりとその人に近づく。
満員電車の中だから、身動きがあまり取れないけど……。

ガッタン!
電車が急に止まった。
何事?!と思ったけど、普通に考えたら分かる。
駅に着いたんだ。
そして、私が降りる駅。
人混みを掻き分けて進む。
何と無く、あの本を持っていた人を見たかったけど、チラッと私が見た時にはあの人はいなかった。
_____あの人もこの駅に降りたのかな……?

「番号100〜500の人はA教室に入ってください」
駅から歩いて大学に着いた時、そんなアナウンスが聞こえた。
私の番号は……えっと。
鞄の中を漁り、やっとみつけた小さな紙。
『218番』
どうせなら、ピッタリの数字が良かったな。
ま、どうでもいいんだけど。

A教室とやらについたけど。
だいたいの人はノートやら教科書やらを持って、ブツブツ呟いている。
目を血走らせて、集中していた。
おっかない感じ。
これ位の受験、余裕のある奴はいないのか……。

私は自分の指定された席に座ってから、ふと、隣の人を見た。
_____あ、あの人だ。
あの人とはまさしく、満員電車の中で本を読んでいた人。
今も手に参考書でも赤本でもなく、普通に本を読んでいた。
お……余裕ある人じゃん……。
良いねぇ、やっぱそうじゃないと。

「あのさぁ……さっきから、なんでこっち見てくんの?」
その人が振り返って、そう言う。
顔はかなりの美形に分類されるんじゃないだろうか。
まあ、私にはよく分からないけど。
「別に……随分と余裕そうだな、と思っただけだから」
私がそう言うと、その人は「君も余裕そうじゃないか」と呟いたあと、
「この位の大学なら、余裕持っても受かる」
私と同じだ。
私は「ふ〜ん」と軽く流した後にその人に聞いた。
「なんの本を見てるの?」
するとその人は、持っていた本の背表紙を見せてくれた。
『深海に纏わる超極秘レポート』
超極秘って……子供みたいね。
「にしてもその本、どうして貴方が持っているの」
極秘レポートでしょ。
こんなとこで読んでたら、まずいんじゃない?
「別に。かなり古い物だし。それに、この文読める人、少ないと思うよ」
その人は「ホラ」と言って本の中身を見せてくれた。

イタリア語の手書き文字がぎっしり書いてある。

『Esplorare il nemico segretamente, quando si tratta di Ninja per eseguire armi di assassinio. "Occultamento" di tali sottomarini per raschiare furiosamente per sviluppare il paese, il Giappone continua produzione nazionale prima della guerra. "Così tipo" è ciò che è nuovo? ' 00 geo "e rispetto ai nove vasi chiamati"Oyashio", spiega. Tipo di Oyashio con diesel-generata elettricità immagazzinata nella batteria, girare la vite, continuare. Per catturare l'ossigeno necessario per diesel batteria diminuisce durante l'immersione, lavoro di snorkel ho bisogno. Mare di scrematura tubo solo, ma può sempre più profondo.』

私はこの文を読んだ後にこう言った。

「密かに敵情を探り、いざとなれば暗殺も実行する忍者のような兵器。そんな潜水艦の「隠密性」を高めようと各国は開発にしのぎを削り、日本も戦前から国産を続けています。「そうりゅう型」は何が新しいのか、「○○しお」と呼ばれる9隻の「おやしお型」と比べて説明します。
「おやしお型」はディーゼル・エンジンで発電した電気を電池に蓄え、スクリューを回して進みます。潜航中に電池が減れば、ディーゼルに必要な酸素を取り込むため、スノーケルという作業をしないといけません。海面すれすれに管だけ出しますが、それでも見つかる可能性は深海よりぐんと高まります」

私がそう言うと、その人は驚いた顔をして、
「じゃあ、こっちは?」
と見せてきた。

『与核潜艇的差异  
写了「关于日本的潜水艇」,不过有,对日本没有的核潜艇的国家情况不同。因为原子能发电不做拿进来氧的柴油机通风管工作装置好的核潜艇,找到长时间,快逃避海中也能转。因为存在从败露对攻击踌躇也减少,比迪赛的潜水艇都向对方威胁增加。那么,日本为何不制作核潜艇吧。对那样的问题,在去年6月的国会当时的稻田朋美防卫相回答着。
「作为自卫队原子能的舰艇的驱动力利用宪法上不被禁止,不过,用原子能基本法第2条利用被认为限定和平目的。
作为这个规定的解释,作为船舶的驱动力没一般化的现状不能认可」』

中国語の文章だ。
中国語は比較的簡単。
私の口からは、スラスラと言葉が出てくる。

「原子力潜水艦との違い。
『日本の潜水艦の場合』と書きましたが、日本にない原子力潜水艦を持つ国は事情が違います。原子力発電なので酸素を取り込むスノーケルをしなくていい原潜は、見つかっても長時間、高速で海中を逃げ回れます。存在がばれるからと攻撃をためらうことも減るので、ディーゼルの潜水艦よりも相手への脅威は増します。
では、日本はなぜ原潜を造らないのでしょう。そんな質問に、昨年6月の国会で当時の稲田朋美防衛相が答えています。
『原子力を自衛隊の艦艇の推進力として利用することは憲法上は禁止されないが、原子力基本法第2条で利用は平和目的に限るとされている。この規定の解釈として、船舶の推進力として一般化していない現状では認められない』」

そう言った後には私は付け足す。
「このレポート、2、3ヶ月前のもの。しかも、日本のレポート。そうでしょ?」
そう言うと、その人は「ビンゴ」と言い、笑った。
_____この人、こんな笑い方するんだ。
不快とか嫌いとかの、余計な感情が感じられない笑い方。
心臓がドキッと跳ねた気がした。

……実際、心臓は跳ねないだろ……。
比喩にも程が有る!

「けど、なんで日本のレポートを海外語に訳してあんの?」
普通に見る位なら、それこそ日本がだしたレポートを見ればいい。
それを、わざわざ?
「ああ、それは俺が翻訳を頼まれたから」
と言った。
にしても、翻訳か……。
つまんなさそう。
その人は私がどう思っているかを知らずに、鞄から2冊の本を取り出した。
「こっちがイタリア語。それが中国語」
ページを開くと、さっきの手書きの文章とは違い、印刷された丁寧な文章。
訳者の名前は_____って、
「何で取るのよ」
訳者の所を見ようとしたら、本を取られた。
「俺の名前なんて知らなくていいだろ」
なーんだ。
つまんないの。
「それに、そろそろ始まるぞ。予習はいいのか?」
本を読んでいた貴方にそのセリフ、そのまま返したいわ。
ここで怒れるほど、私は短気では無い。
「しなくていい。このレベルの大学なら、絶対に合格するから」
私がそう言えば、その人は「ふ〜ん」と視線を本に戻した。

私は『怒って』なのか『自慢で』なのかよく分からないけど、こんな事を口走った。

「私、なんの勉強してないけど?」

その声は、本を読んでいるあの人にも聞こえた。
その人はやや驚いた顔をして、
「じゃ、それで満点取ってね?」
と言った。
「楽勝」
そう言ってもあの人はもう、こっちを見なかった。

係の人が来て、指示が来てから勉強道具やノート_____隣の人は本を係員に預ける。
そして私も、筆記用具を出してペーパーが来るのを待つ。
多くの人はここで心臓がなるんだろうか。
そんな事を考える、余裕が私にはあった。

いよいよペーパーが配られ、係員の指示を待つ。
「始め」
静かだけど、よく通る声。
そんな声はほとんどの人の髪を裏返す音で消えて行った。


最初の教科は『数学』
うん、やっぱり簡単。
最後の問題。
その問題を目にした時、私はシャーペンを走らせて、式を書いていた。


それが終われば、次は国語。
国語は日本人なら誰でも出来る、と言う馬鹿がいるがそんなの嘘だ。
だって、私が1番大変だった教科は国語だから。
人の心情は難しい。
それを実際に体験している筈なのに、どうして分からないんだろう。

_____________________________________

次の日。
この日も、大学の受験があった。
日本史、世界史、地理の中で私が選んだのは世界史と地理。
受ける人が少ない組み合わせらしいけど。
まあ、平気でしょ。

前回と同じA教室で、隣の人はあの人だった。
この前と同じ本を読んでいる。
「おはよ。その本、そんなに面白い?」
自分で翻訳した本なんて全部暗記できるだろう。
何度も見ていて、面白いのだろうか。
「元がいい本は良い。それに丸暗記したって、つまらないわけじゃ無い」
ふ〜ん。
私としてはつまらないんだけど。
「昨日はどうだったの?」
私が手持ち無沙汰にしている時に、その人は聞いた。
この人から声を掛けるなんて、珍しいな。
「昨日の受験テスト?全部簡単だったし、とき直しもした。あなたは?」
私が、さも当然と言うような感じで言えば、その人は、
「余裕だった。当たり前だろ」
と言った。
余裕なのは当たり前。
あとは満点を取れているか。
「満点も余裕だな」
私の心情を読んだかの様に、その人はそう言った。
「他の人も、それ位のレベルになって欲しいな」
私が少し声を漏らすと、周りの人が見てくる様な感覚があった
けど『皆、殺気立ってるな』位にしか感じられなかった。
私の言ったことも、その人は興味なさそうな感じになり、あの本を読み始めている。
聞いておいてそれかよ。
私は若干、そう思ったが『まあ、いっか』と言うような気にもなってきた。

少し待てば、昨日と同じ様に係の人が来て、勉強道具を係の人に預けてから、ペーパーが来るのを待つ。
「始め」
昨日とは違う、男性の人の声だった。

単純なひっかけなどが多い。
けど少し凝っている所もある。
うん_____でも簡単だ。
最後辺りの数問は、他の大学で出された超難題だ。
なんで知っているかって?
父に全て教えられたからだよ。
まったく……この父のおかげて、私の人生は暇だらけ。
どうしてくれんだよ。


今のが終われば、次は理科。
理科と言えど、難しい問題は少なかった。
生物学も物理学、化学、地学もほとんどが他の大学の過去問だったり、この大学の過去問だったりが多い。
大学の過去問は中学1年生の頃に全てやった。
あの時は5点、ミスがあったけど。
それから約6年。
あの日から1度も、過去問を見ていなかったけど_____覚えていた。
1回見ただけで覚えられるなんて……漫画キャラのチートかよ。
面白くないな。


解答用紙を前に渡せば、次で最後だ。
最後の教科、英語。
英語は日本語より簡単だ。
その人の心情を求められるわけでも無く、ただ文法や文の構成を覚えればいいだけだから。

最後の問題。

次の英文を日本語に和訳しなさい。
『A certain number of people are always upset by hearing such stories. Soon after this meeting, I got a pleasant but agitated letter from an intelligent and highly trained psychologist who had heard my talk. How, she demanded, could children possibly learn unless we corrected all their mistakes? Wasn't that our responsibility, our duty? I wrote a long reply, repeating my point and telling still more stories about children correcting their own mistakes. But she seems to be as far from understanding me as ever. It is almost as if she cannot hear what I am saying. This is natural enough. (1)Anyone who makes it his life work to help other people may come to believe that they cannot get along without him, and may not want to hear evidence that they can, all too often, stand on their own feet. 』

私はすぐに解答用紙に答えを書き込む。

『特定の数の人々は、常にそのような物語を聞くことで動揺しています。
この会議のすぐ後、私は話を聞きました。そして知的で非常に訓練された心理学者からの良い感じであるが、動揺した手紙を受けとりました。
”方法 ― 彼が要求した事、我々がすべての彼らの間違いを訂正するというわけではない限り、子供たちは学ぶことができましたか?
それは、我々の責任(義務)でありませんでしたか?”
私は長い返事を書きました。そして、私の問題点を繰り返して、彼自身の間違いを訂正している子供たちについて、さらにより多くの話を語りました。
しかし、彼は私を理解することが相変わらず、遠いようです。
ほとんど、彼が私が言っているものを聞くことができないかのようです。
それは自然です。
他の人を助けることを彼のライフワークとする、(1)からは、彼らが私なしでやっていくことができなくて、あまりにも彼ら自身の足で立つことができるという証拠を聞きたくないと思っているようになるかもしれません。
それは、人々が彼らが子供たちにとって何らかの方法で、不可欠である概念のまわりを彼らの生命に建ててやったようです』

かなりの長文。
けど、終わってみれば対したことない。
単純な文の構成。
わかりやすい文法。
この大学の長文は難しいと聞いていたのに。
なんだ。つまらないや。

------------

『終了』の合図でシャーペンを置いた私は、横にいるあの人を見た。
「なんだよ」
目がその人と合うと、その人が軽く笑いながら言う。
「楽しかった?」
私はなんて言ったら良いのか、分からなかったのでそう言った。
「楽しかった。最後の問題とか、最高だった」
とその人は明るく言う。
「ふーん」
私にとってはつまらなくて、単純な問題だったんだけれど。
勉強して楽しいと思えるのは良いことだ。
ただただ、つまらない勉強をするより楽しいと思える勉強の仕方を身に付けた方が、勉強もはかどる。
私は_____勉強の始めは楽しかった。
けど勉強を進めて行くと、全てが簡単に感じてしまう。
難なく解ける、問題がつまらなかった。
今回の外国語の英文_____それに限らず、数学・理科・社会・国語、全てが簡単だったと思った。
_____こう思ってしまう、自分が本当に情けない。

------------

受験が終わった。
脱力感と言うものは感じなかったが、肩が凝っているような気がした。
肩凝りは肩の筋肉が緊張していると起こりやすい。
猫背のまま、肩が緊張していると肩凝りが起こる。
私って猫背だったけ?
行きとは違い、『あの人』がいない帰りの電車の中、私は思った。

家に着いてからやる事と言えば、シャワーを浴びて、さっき買った晩御飯を温める位。
お風呂で私は湯船には浸からない。
結構、逆上のぼせたりするから。
と言う事で私はお風呂場に行き、衣服を脱いで、シャワーを浴びた。

髪を丁寧に洗い、洗顔などをした後に私はお風呂から出て、寝間着に着替える。
只今の時刻、19時23分。
部屋に置いてある、小さな時計を見てから、私は晩御飯の準備をした。

晩御飯のお金は、自分で働いて稼いだお金だ。
しかし、ほとんどの生活費は親からだ。
父はハーバード大学に。
母は父に着いて行って。
両親共に、アメリカに行ってしまってる。
それが中学生3年生の時から。
かなり、親と会っていない時間が長かったが、別に会いたいとも思わなかった。

買った晩御飯はお弁当になっている。
いわゆる、コンビニ弁当だ。
コンビニ弁当のカロリーは、かなり高い。
だから、なるべく野菜が入った物や、低カロリーのタンパク質が取れる、弁当にしている。
電子レンジにお弁当を入れて、温めている間、私は机の上にあるパソコンを開いた。
パソコンで何かのメールが届いてないか、調べるため。
今日きたメールは………両親からだった。
私はそのメールを開く前に、温まったお弁当をレンジから出して、
「いただきます」
と言う小さな声を出してから、パソコンを見つつ、お弁当を食べ始めた。
さて、メールの内容は………。
『Sud:Notice.
To:Dear daughte.
Yoo-hoo! Were you fine?
I have time still more, and are you not free until passing announcement from now on now though you think that it is about time when the examination of the university was over as for you?
Therefore come to this Harvard University!
Because the ticket of the airplane is got!
The wait comes to this Harvard University and!
Thank you!』

はぁ…….。
日本語約が出来た私の口からは、ため息ばかりがでてきた。

『Sud:お知らせ
To:愛しの娘
ヤッホー!
元気だった?
丁度今、大学の受験が終わっていると、思うの!
しかも、結果発表までまだ時間があるんでしょ?
それなら、ハーバード大学に来て!
飛行機のチケットはあるから!
待ち合わせはハーバード大学で!
じゃあね!』

こんなメールがいきなりきたら、誰だってため息も着きたくなる。
「はぁ………」
飛行機か……嫌だな…。
もうチケット買ってあるって……。
そう私が思った時に、また新しくメールが届いた。
そのメールを開くと_____アメリカの空港まで、飛行機のチケット。
しかもこのチケットは、明日に使うやつだ。
……明日からさっそく来いってか。
嫌だな……。
私はそう思ったが一応、生活費まで払ってくれてる親だ。
断るわけにもいかず、晩御飯がもう食べ終わってしまった、私の口からはただただため息が漏れた。
------------
その後、少しだけ調べ物をした。
パソコンで調べるのは慣れていたが、先程のショックが大きくて、あまり一意専心出来なかったが。
それでも、必要な事は調べられたのでよかった。
------------
日が1日過ぎ、明日が今日になった時、私は昨日急いで準備した荷物を持って、空港へと向かった。
荷物の中には印刷した、あのチケットも入っている。

バスや電車を乗り継ぎ、空港に着くと人が沢山いた。
私は飛行機で酔う事を避けたくて、空港はあまり使っていない。
だから嫌だったのに。

飛行機に乗ってしまえば、響き渡るエンジン音。
うううううう飛行機だぁ〜………。
私らしく無い、思考が頭の中を駆け巡ったが、声には出さない。
やや緊張しながら、手荷物を椅子の下に置く。
席が窓側で良かった。
両親が取ってくれたチケットは、かなり高いチケットらしい。
だから椅子はふかふかだし、リクライニングや小型テレビもついている。
テレビは見てると、酔いそうだけど。
リクライニングがあれば、とりあえず寝れるかな。
寝てしまえば、酔う事も無いだろう。
私はそう思い、手荷物からアイマスクを取り出した。
少し、早いかな?
時刻はまだ9時だ。
普通に考えたら寝れない。
……酔わないようにするには、それ位か……。
ため息を尽きつつ、リクライニングを倒し、そこに横たわる。
軽く目を閉じて。

また夢を見た。
今度は深海では無く、水族館で魚が泳いでいるのを見ている気がする。
見たことがある様な、無い様な水族館。
行った所の景色は全部覚えている筈なんだけど。
とにかく、外国人が多くいたのを覚えている。

あの水族館はどこの?
目の覚めた私はまず、そんな事を思った。
その答えは出るわけも無く、『今私がどこにいるのか』の方が早く分かった。
まだ空の中だ。
確か東京の空港からアメリカの空港まで、12時間かかるんだっけ。
で今までの経過時間が5時間。
あと7時間……。
もう1回寝ようと思ったけど、睡魔が来そうにもない。
仕方ない……とりあえず、パソコンをチェックするか……。
飛行機は以前まで、凄く揺れていてすぐ酔ってしまっていたのだが、今はあまり揺れない様になったらしい。
また、飛行機でパソコンや携帯電話などの、Wi-Fiを使用する電子機器が使える様になった。
以前まで、Wi-Fiを機内で使用すると、その飛行機の機器が誤作動を起こして、電気系統に生じてしまい、停止したことがあったからだ。
そのため、電波を使用する機器は禁止されていた。
けど今は、電波を発せずにWi-Fiを利用することで、インターネットが使えている。

さてと……メールの確認っと。
あ、またなんか来てる。
『Sud:Wait.
To:Dear daughter.
Though the wait is Harvard University, enter at the rear gate of Harvard University!
There is father there!
Even if there is not the map, it is all right!
And I have you solve a problem if you arrive at the university!
How long did a lunch come to be done?…I look forward to!』

また両親から。
本当にため息した出てこない。

『Sud:待ち合わせ
To:愛しの娘
待ち合わせがハーバード大学だけど、大学の裏門から入って来て!
貴方の父がそこにいるから!
たとえ地図がなくても、貴方なら平気よね?
あと、貴方が大学に着いたら問題を解いてもらうわ!
どれくらい、勉強が出来る様になったのか…楽しみにしてるわ!』

お母さんから。
本当に能天気だと思う。
って言うか、私がハーバード大学に着く頃って22時位になるのに。
その時間までお父さんはいるのわけ?
凄いな……。
でもよくよく考えたら、あっちには時差があって、あっちは16時間進んでいるから……ざっと計算して朝の5時位。
凄く早起きじゃん。

なんて事を考えていたら、時間はどんどん過ぎて行って、小型テレビやパソコンで映画を見たりしていたら、もうアメリカについてしまったようだ。

アメリカのボストン国際空港。
その空港がハーバード大学に1番近かったため、私の両親はこの空港にしたのだろう。
まあ、酔わないだけ良かった。
不規則的な就寝を取ってしまった事と、時差ボケと言う事もあり、ふわふわした感覚がある。

地下鉄を利用して、ハーバード大学に着いた。
写真では見たことがあるけど、実際は見たことが無くて『やっぱりハーバード大学は大きいんだな』と実感が湧いて来た。
さっそく裏門を探すと_____いた。
ハワイにいるような服装をした、頭皮には髪が生えてないおじさん。
この人こそが私の父だった。

「おーーーー!私ノ愛シの娘よ!」
日本人だけど、長い間アメリカにいた父の日本語は、カタコトだけど何を言いたいかは、伝わった。
「It's been a long time, it is father.
I employ dear daughter, and do you go to the United States without permission?」
私がそう言うとお父さんは、「だっテ〜」と言い訳を始めた。
ちなみに私が行ったのは、
「久しぶり、お父さん。
ってお父さんは、愛する娘に説明もめんどくさがって、中途半端にしたままアメリカ合衆国に行ったのね?」
と言う感じ。
このお父さんは、自分とお母さんがアメリカに行くことを、めんどくさがってあまり説明もせず、そのままアメリカにいったのだ。

「それハ、オいて……。とりあえズ、中に入ろウか」
最初の辺りは『誤魔化したな』って言う感じがしたけど、それよりも大学の中を見せて欲しかった。
「はい」
私が日本語で変えすとお父さんは、
「なんダ。娘の英語ヲ聞くのが、楽しミだったノに」
と言ってきた。
今更ながら『知るか!!』と言う気持ちになったが、ここで言うのも何だったので、私は口を継ぐんだ。

校内を軽く案内された後、とある部屋に通された。
そこには1つの机と椅子のみ。
広い空間なのに、それ以外は何も置いてなかった。
「んジャ、テストをやるヨ。テストは1枚ノ、プリントに全部書いテあるカら。開始は……準備出来テからだネ」
お父さんは出席簿の間に、挟まれたプリントをさして言う。
私は手持ちしていたリュックから、シャーペンと消しゴムだけ取り出して、それ以外を部屋の端に置く。
「準備、出来た」
私が椅子に座ってから言うと、お父さんは私が喋っている言語が、英語じゃ無いからか、残念そうな顔をした後、プリントを私の机に裏返して置いた。
「始メ」
その合図と共に私はプリントを裏返して、名前を書く。
私1人だけだとしても、それは大事な事で。
お父さんに教わった、1番大切な事だ。

制限時間は2時間30分。
テストは全て、日本語で書いてある。

国語。
まず文章問題から。
指示語の指している物についてや、筆者の伝えたいこと。
さらには文章を見て、自分がどう思ったのか。
こう言う系の問題はよく出される。
だから解き方にもコツがあって、それを使えば解答をしやすい。
次の漢字問題は中学で習った物から、滅多に使わない『かおりぐさ』なんて言う漢字も出てきた。
漢字の問題は記憶する時に、意味も覚えないと意味が無い。
だから慣れてくると簡単に思えてきてしまう。
それが嫌だった。
ちなみに鬯の意味は、神を降ろすのに用いた、香草で匂いをつけた酒の事。
これは小学生の暇な時、漢字辞典を見ていたから分かった。

数学。
問題がぎっしり詰まっているわけでも無く、大問が2ほど。
問2。
『ある日、午前中に雪が降り始めた。
雪はつねに一定のペースで降る。
除雪車が正午(AM12時)ぴったりに動き出し、1時間で2マイルの除雪を完了し、さらに1時間で1マイルの除雪を完了した。
雪はいつ降り始めた?』
こんな問題が出た。
これの答えは『AM11:23』
なんで分かったかと言われると……。
強いて言えば、前にこの問題を見たことがあるからだ。
最初に見たのは中学生の頃。
インターネットから探して、解いてみようとしたが……全く分からなかった。
そのあと、答えを見て覚えたから解ける。
この問題は微分積分や簡単な対数計算と二次方程式の解も使う。
ここで解説していたら時間が無くなるので、また今度。
数学は時間的にも余裕がある。
ほとんどの問題は、難しかしくしようとインターネットや本などに載っている、オリジナリティが無い問題だった。
だから、覚えている物が多くて逆に簡単に感じた。

理科。
理科は丸暗記すればいいと思ってる人も多いと思うが、それだけじゃ応用問題に生かせない。
『質量パーセント濃度36.5%の濃塩酸(密度1.25g/cm3)がある。
これを水で薄めて、0.5mol/Lの希塩酸500mlをつくりたい。
濃塩酸は何mol必要か?』
これの答えは『25/1.25=20mL』
解説をすると、
『濃塩酸は何molと何ml必要かを解答すると、0.5mol/Lの希塩酸500mlに必要なモル数は0.5×500/1000=0.25mol。
その質量は、塩化水素の式量を36.5として、0.25×36.5=9.125g。
36.5%の塩酸から取るのに必要な質量は、9.125/0.365=25g。
密度が1.25だから体積に直して、25/1.25=20ml』
と言う感じ。
段々と訳が分からなくなりやすいので、注意が必要。

社会。
社会には地理学・歴史学・政治学・経済学・社会学・倫理学など沢山ある。
その中の1問。
憲法第十六条の穴埋め問題。①②③に当てはまる言葉を書きなさい。
『何人も、損害の救済、(①)公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、(②)平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる(③)差別待遇も受けない』
と言うもの。
答えは、
①公務員の罷免
②平穏に請願する権利
③差別待遇
になる。
憲法は小学生頃、弁護士になりたくて覚えた。
あの頃は楽しかったな。
不意にそんな事を考えたが、書く手は止めずにいた。

外国語。
英語、じゃ無くて外国語。
つまり沢山の言語が出る訳か……。
楽しみだな。
問3。
次の韓国語をアラビア語に訳しなさい。
『그리고, 연산부 1은, 각 주문 제작 넘, 각 정정관리 넘, 각 제 관관리 넘, 및 각 재료 청구 넘별로 전개한 필요 원수 정보, 준비 원수 정보 및 실적 원수 정보에 근거하고, 부족의 유무, 및 부족이 생기고 있는 경우는 그 원수를 각각 연산해, 그 결과를 부족 원수 정보 기억부 7에게 주어 거기에 기억시킨다.』
これをアラビア語にすると、
『وتطورت عملية الجزء 1، استناداً إلى العدد المطلوب من المعلومات مما يجعل كل رقم الأمر، كل روح تسوية عدد السيطرة، في كل عدد مراقبة الأنبوب، وكل المواد المطالبة رقم ومعلومات العضوية والعدد الفعلي للمعلومات، وعدم وجود، تذكر إذا كنت تعاني ونقص، وتعمل كل من أعضائها، نظراً للافتقار إلى المعلومات تخزين 7 كنتيجة لذلك، هناك』
だな………。
日本語訳をすると、
『そして演算部1は、各注文製作ナンバー、各精整管理ナンバー、各製管管理ナンバー、及び各材料請求ナンバー別に展開した必要員数情報、手配員数情報及び実績員数情報に基づいて、不足の有無、及び不足が生じている場合はその員数をそれぞれ演算し、その結果を不足員数情報記憶部7に与えてそこに記憶させる』
になる。
言っておくが_____こんな問題、入試にだって出ない。
これはお父さんが作った問題だ。
私には解けると思ってこんな問題を_____。
正直、分かってない所も多い。
だけど_____ゾクゾクした。
久しぶりのこの感じ。
分からない所を、記憶を頼りに解いていく感覚。
もう、こんな感覚は味わう事が少なくなるだろう。
だけどまだ_____。

とりあえず、全ての問題が解けた。
残り時間は10分。
見直しをしてみると、かなりミスが多い。
そんなこんなでとき直していたら、もう時間になってしまったようだ。
お父さんの時計がジリジリリリリとなった。
「おっト。それジャあ集めるヨ」
軽く寝てたらしい。
お父さんの頬には涎が付いていた。
「コれから採点スるから、折角のアメリカヲ、楽しんデみたら?」
お父さんに言われて、私は少し考える。
アメリカと言えば……自由の女神……?
でも、ここからじゃ遠い。
今の時刻はこっちの時刻で8時。
うーーん。
「迷っテるなら、ジョージア水族館ガお勧めだネ。『世界一の水族館』『世界最大の水族館』『世界最高の水族館』っテ言う名称ヲ独り占めシてるよ」
とお父さんが助言をしてくれた。
ジョージア水族館はここから、かなり遠い。
だからあんまり『行く』と言う選択肢に入っていなかったのだ。
「ジョージア水族館まデは飛行機だネ。さっき、母さんガ航空券を取っていたかラ、飛行機で行っテらっしゃイ!」
私、飛行機もう無理なんだけど……。
そんな事には気づいていない、お父さんから地図を貰い、私は荷物を整理する。

「After a long time! I wanted to meet!」
途中から来た、お母さんは日本語で言うと、『久し振り!会いたかったわ!』を英語で言うと、私に抱きついた。
「A crawl, after a long time, mother.」
はいはい、久し振りお母さん。
私がそう言って、抱きついてくるお母さんから離れると、お母さんは航空券を私に渡した。
「I wanted to speak together actually....」
本当は一緒に話したかったのだけど……。
そう言ったお母さんは少し悲しげで、私まで申し訳なくなった。
だけどお母さんの顔が急に明るくなって、
「I'd like to see the one which is as a result of the test now! How was it!」
でも今はテストの結果の方が楽しみだわ!どうだった?!
と聞く。
態度が変わりすぎてビックリしたが、これがお母さんなのだ。
「Because most could be written! Then, I'll soon go visit!」
ほとんど書けたから!じゃあもう行くね!
さっき確認した飛行機の時間はあと少しで出発してしまう。
私は先程まとめたリュックを持ち、部屋を出た。
「行っテらっしゃイ!」
「Please go!」
行ってらっしゃい!
と両親ともに言われて、『なんか嬉しい』と思っていたのも事実だ。
そんなウキウキした気持ちを抱え、迷いつつも大学を出た。
そう言えば、お母さんと英語で話している時、お父さん嬉しそうな悔しそうな顔してたな。
きっと娘が英語を話しているけど、自分とじゃ無いから悔しかったんだろう。
私はそう思いつつも、空港に向かって走っていた。

チケット出して、荷物を預けて、手荷物検査をしたらすぐフライトか……。
飛行機の慣れないエンジン音がする中、私は飛行機の座席に座っていた。
はぁ………もう嫌だな……。

1時間45分と言う長い時間、飛行機に乗って私の精神はもうヘロヘロだ。
でもやっと着いた。
ジョージア水族館。

「……うぉ……」
入園料を払って入ってみると_____凄い。
圧巻のスケール。
「やば……」
人も多いが魚も多い。
青と黒のコントラストが綺麗だ。

順路を回って、1番目に行ったのは沢山の水槽がある所だった。
……あ。
ここ_____夢の中で見た所だ。
私はそう思い、なんでここを夢で見たのかを思い出した。
「あ………」
なんとなく分かってしまったが、なぜだか癪に触る。
そう感じた私は人の多さに耐えられず、次のコーナーに向かった。

2番目に行ったのは深海コーナー。
深海と聞くと、受験で会ったあの人の事を思い出す。
あの人のことだから、ここに来てそうだけど……。
そんなわけないよな。
私がそう思い、安心していると横から、
「え?うぉ!」
と言う、_____あの人の声が聞こえた。
私が横を見ると、やっぱりあの人だ。

「なんでここにいるの」
私がそう聞くとあの人は、
「君だってさ、なんでここにいるの?」
と聞いてくる。
『そっちから答えてよ』と言ったら、水の掛け合いのように埒が明かないのでやめておいた。
「私はお父さんがこっちにいるから、呼ばれて」
そう私が言うとその人は、
「俺はここの水族館に来たくて」
と言った。
そして付け加えるように、
「俺、ハーバード大学に入るから」
と。
ハーバード大学か……ふーん。
って、え?
「日本で受けた大学は?」
私がそう問い詰めるとその人は、
「そこには入らない」
と、あっさり返した。
『そうなんだ。んじゃあね』と私もあっさり返せば良かった。
けどこの人と大学に行く、と言う事を考えるとライバルが増えるし、何より楽しそうだったから。
そんな思いが私の中あって、それが無くなると言うのは_____悲しかった。
気が付いたら、私はあの人の腕を引っ張って、水族館を出る。
「え?ちょ、ちょっと」
そう言われたが関係ない。
そのまま引っ張って行き、空港まで着いた。
そして私は振り向いて、
「ハーバード大学に行くぞ」
と言い、大人 男のチケットを取る。
私のチケットは往復なので大丈夫だ。
そして手荷物検査をあっと言う間に、済ませ私達はすぐに飛ぶ飛行機に乗った。

「はぁ…………」
「そんな溜息つくなって」
飛行機に乗ったら、その人は大きな溜息をつく。
「だって俺、ずっとあの水族館に行くの楽しみだったのにさ……」
まぁ、確かに。
深海が好きな人にとって、あそこはとても楽しい所だと思う。
そのことで申し訳無いな、と私は少し思っていた。
「ごめん。申し訳無かった」
私がそう言うと、その人はさらに落ち込んで、また大きな溜息をつく。
あぁぁぁ!
私だって飛行機に今日、3回乗って疲れてるんだから!
「本当に悪かったって!『刹那 虚無』さん!」
予想外の大声が出てしまった。
私は「sorry」と呟いてから、その人を見ると、青い顔をしている。
「お前……なんでその名を……」
「ここでの中二病はいいから」
私がそう切り捨てると、その人_____虚無さんは「なんで知ってるんだよ」と私に聞く。
刹那 虚無。中二病ネーム。
「この前、『深海に纏わる超極秘レポート』を見せてくれたじゃない?その名前で本を調べたら訳者は『刹那 虚無』って」
私はアメリカに来る前の時、虚無さんの書いた本について調べた。
その時に出てきたのが『刹那 虚無』と言う中二病的の名前と以前までジョージア水族館のレポート、写真等々。
だから私はこの時、ジョージア水族館の写真を見たので、夢の中でそこに自分がいる夢をみたんだ。
「その名前……中学生の時に考えたんだから……。思春期の中二病男子はこんなもんなんだよ……」
溜息と同時にそんな声がもれている。
私は「はいはい」と軽く流して、
「私の中二病もやばかったな……」
なんて話したりしていた。

1時間45分後、ボストン空港_____ハーバード大学が近くの空港につく。
飛行機の中では沢山の事を話した。
私は終始、飛行機酔いをしていたが。
虚無さんを連れて、ハーバード大学まで行った。

ハーバード大学に着いて、裏門から入ろうとしていたら、お父さんが来た。
「2組の誰か来テそうだっタから来たけド。なぁんダ、彼氏出来たノ?」
私にそう聞く、お父さんは嬉しそうで。
でも私は全く、嬉しく無いわけで!
「ぶざけるな!」
英語で言うと『Do not be silly!』か、と思いつつ、私は大声を出した。

「ソうそう、テストの結果ネ」
私達は、私が先ほどテストをやっていたあの部屋に集まって、私の結果を見た。
虚無さんはハーバード大学に来れる事が、嬉しいのか楽しそうな感じだ。
そんな虚無さんの事は置いておいて、テストは、っと。
1教科、50点満点で。
『国語 50点
数学 50点
理科 49点
社会 50点
外国語 45点』
の合計が244点。
「Wasn't it quite good?」
結構、良かったんじゃないの?
そんなお母さんの声が聞こえた。
声のした方向を見ると、お母さんが虚無さんを見てぺこりと挨拶をしている。
「How do you do? My name _____, it's called by this person "Mr. Kyomu". It's expected to enter Harvard University this year, so please take care.」
虚無さんがお母さんに言った。
日本語訳だと……
『はじめまして。僕の名前_____この人には『虚無さん』と呼ばれています。
今年、ハーバード大学に入る予定なのでよろしくお願いします』
すっごく、表面がいい好青年みたいになってる。
虚無さん、好青年にもなれるんだ。
ふーん。
私がそう思ってる時にもお母さんは、
「The place where the inside of the cover isn't done perfectly is the cause off which a point has not come, isn't it」
『ちゃんと見返しが出来てない所が、点の取れてない原因ね』
と、解答用紙を見ながら言った。
チラ、っと私も見てみる。
理科のミスは単位の書きミスだ。
本来は『ml』に統一しないといけない所を『㎖』と1箇所だけ書いてしまった。
外国語はアラビア語を、正しく書けなかった位。
確かに、見返しが出来ていない。
って、
「何してるの。虚無さん」
虚無さんは「何が?」と言いながら、私のテストの問題用紙を隠す。
「『何が?』じゃない。問題、解いてたんでしょ?」
先程まで、虚無さんは私の問題用紙をみながら、解いていた。
外国語が好きな虚無さんだから、外国語の問題でも解いていたんだろう。
「いや〜問題を見てたら、なんか楽しそうだなって」
と頭を掻きながら、虚無さんは言う。
そんな時、お父さんは目を光らせて、
「楽シかったかイ?!良かっタ!虚無君モ解いてみるかネ?!」
ハイテンションになりつつ、お父さんが虚無さんに言った。
「良いんですか?!よっしゃ!」
めちゃくちゃ嬉しそうにガッツポーズをしながら虚無さんは喜ぶ。
すると2人はせっせと、私の解答用紙と問題用紙を片付け、荷物を整頓してから机を1つ出した。
「でハ、私は新しくテストの問題ヲ印刷してくるヨ!」
お父さんは私が解いた問題を持ち、走っていった。
1回見た問題なら解けてしまう。
フェアで無くなるから、お父さんは新しい問題を印刷してくる、と言ったんだ。

「How is it done? Are you here just as it is? Or because I have a room separately, do you sleep?」
『どうする?このままここにいる?それとも部屋が別にあるから、そこで寝る?』
お母さんが私の方を見ながら言った。
今の時刻、アメリカだと15時位。
日本の時刻は午前の1時になる。
時差ボケでよく分からなくなってるが、今日はとにかく疲れた。
「I sleep. Where is a room?」
『寝るよ。部屋ってどこ?』
と私がお母さんに聞くと、その部屋とやらに案内してくれる。
その部屋はお母さんが、普段使っている部屋らしい。
ありがたく、ソファで私は死んだように眠った。

「Good morning…….」
私が起きたのが朝の7時。
たっぷり16時間、寝ていたらしい。
寝過ぎて、眠い。

朝食。
私は寝ていた部屋で食べてた。
もちろん、1人だ。
朝食のパンは美味しい。
なんと言うパンか分からないが。

コンコンコンコン、とノック音が部屋に響く。
アメリカでのノックのマナーは4回、強めに叩くこと。
日本では2回だが。
「You may enter.」
入って良いですよ。
私がそう言うと、入って来たのは虚無さんだった。
「おはよう」
虚無さんがそう言って、ソファに座る。
私は昨日やっていたテストの事を聞いた。
「テスト、どうだった?」
私が問うと虚無さんは頭を抱えて、
「国語 48点…数学 50点…理科 50点…社会 46点…外国語 50点…」
お経のように言う。
それで合計242点か……。
うん。
「2点、勝った」
もちろんテストの問題が違うから、正しくは無い。
ただなんとなく嬉しい、と言う自己満足だ。
「でも俺の方が外国語は出来てるからな!」
「社会は私の方が上じゃん!」
ここでは軽く喧嘩をしたが。

「でもさ、俺嬉しかったんだ」
喧嘩を軽くした後、虚無さんが呟いた。
「なんで?」
私が聞くと虚無さんは爽やかに笑って、
「偶然とは言え、良いライバルがいて、受験もノー勉で挑む馬鹿みたいな事をさやる奴がいて」
最後の言葉は、私の事を馬鹿にしたように感じたが、黙っておこう。
虚無さんの言葉は、まだ続きそうだ。

「嬉しかったし、楽しかったし。でもやっぱり、日本にいるとつまんないだよな」
それは私が勉強に対する気持ちと、似ている様。
「だから俺はここに来た。訳者になって、自分の好きな事を皆に知ってもらうんだ」
虚無さんの好きな事_____やはり深海の事だろう。
そして_____私は悟ってしまった。
私では虚無さんに、いずれ負けてしまうだろう。
勉強する事がつまらない私と、夢を追いかけてる虚無さん。
ここの違いなんだろう。

「言ってなかったけど俺だって受験、ノー勉だったんだからな」
虚無さんが強がる様に言う。
「はいはい」
私が相変わらずの虚無さんに、笑いながら言った。
やっぱり、虚無さんは凄いと思う。
夢を持ち、明るく、好きな事を求め、その為の勉強を続けて……。
羨ましい。
だからこそ_____虚無さんと日本にいたい。
この人が好きな物をやめても、自分の輝きを忘れないだろう。
近くに虚無さんがいれば、私や日本に無いものを与えてくれる様な気がする。
「惜しいなぁ……」
やっぱり、虚無さんは凄い。
私がさっきの事を言っても、虚無さんは簡単に夢を諦めないだろうし。
人はこんな人に惹かれていくんだろう。
友愛、博愛、隣人愛、自愛、慈愛、兄弟愛、親子愛、情愛、愛想、相愛、純愛。
『愛』には種類があるが『恋愛』と言えるものは、人に惹かれて生まれる。
私はこの時そう思った。

「You and which is here?」
どこにいるー?
お母さんの声が部屋の外から聞こえた。
すると部屋の扉が開いて、お母さんが顔を出す。
「Am I being called?」
私の事を探しているの?
私がそう聞くと、お母さんは部屋に入って私と虚無さんの間に座った。
そして_____明るいのか、悲しいのか。
色んな感情を込めて言われる。
「A mail come just now, please. It's called from a university. Because I'd like to give some awards. 」
ついさっき、メールが来てね。大学から呼び出されてるわよ。なんか賞を与えたいからだって。
「It may be early times and the one for which it's better to return to Japan.」
早く、日本に帰った方が良いのかもしれないわ。

その日は、荷物をまとめたりチケットを買ったりして忙しくなった。

ボストン空港から日本へ戻る時。
虚無さんは見送りについて来ていて。
お母さんとお父さんはそろそろ新学期が始まる事を忘れていたらしい。
その準備のせいで、お見送りには来ないとさ
私が虚無さんに、
「やっぱり、日本には帰らないんだ」
と少し寂し気に言えば、虚無さんは、
「自分の夢は変えられないからなぁ」
と笑う。
自分の夢を持っている、虚無さんが羨ましくもあるし、疎ましいと感じてしまう事もある。
私には持っていない全てを、持っているようで。
私は虚無さんの近くに行き、耳元でこう言った。

「I do not expect it of you anymore.」

外国語が得意な虚無さんなら、すぐに分かっただろう。
私の虚無さんに対する、羨ましさや疎ましさ、敬愛、躊躇、嫉妬。
それら全てを気にせず、自分の夢を追いかけた虚無さんへ。
私から笑って言える、小さな事。
文字にすると難しいけど。


_____君にはもう期待しないよ。




END

Re: ショートストーリー書きます‼ リク受付中‼ ( No.30 )
日時: 2018/08/08 19:07
名前: ゆっきー

今回の小説は、恋愛モノじゃなくて、新鮮で良かったよ!

バカな私には難しいてころはちらほらあったけど、(英語とか)
やっぱり華音は凄いね!文章で表現するのが上手い!!

最後の_____君にはもう期待しないよ のところがなんか…かっこ良かった!(((語彙力

これからも頑張ってね!応援してるよ!!

Re: ショートストーリー書きます‼ リク受付中‼ ( No.31 )
日時: 2018/08/30 23:02
名前: 蕪木 華音

キャラ設定


今年で大学生。
とても賢く、天才型。
男子のような口調になる時もある。
得意科目は数学。

虚無さん
今年で大学生。
賢いが努力を惜しまない。
深海や海の事が大好き。
得意科目は外国語。

お父さん
今年で58歳。
日本語は話せるが少し変になる。
ハーバード大学の教授。
得意科目は数学、地理。

お母さん
今年で56歳。
日本語は話せない。
ハーバード大学の理事長をやっている。
得意科目は理科、国語。

----------------

投稿が遅れてしまい申し訳ないです。
今回の『深海に関する第一項目』は本当に何も考えないで書き始めました。
なのでかなり設定がめちゃくちゃです。

次回はもやし定食さんからのリクエスト小説となります。
投稿日が過ぎているのに、まだ何も出来ていません。
かなり遅れる可能性があります。
申し訳ございません。

Re: ショートストーリー書きます‼ リク受付中‼ ( No.32 )
日時: 2018/11/05 23:19
名前: 蕪木 華音

>>30
いつも感想をありがとうございます。

>>今回の小説は、恋愛モノじゃなくて、新鮮で良かったよ!
今回は特に恋愛ものじゃ無い感じを意識しました。
けど少し入っちゃったかな……。

>>バカな私には難しいてころはちらほらあったけど、(英語とか)
それは私も同じです。
最後の確認の時も綴りがあってるのかが、不安になりました。

>>やっぱり華音は凄いね!文章で表現するのが上手い!!
いえいえ、そんな!
私は長い文を連ねるのが得意なだけですよ……。
ゆっきーさんの新作も見たいです!!

>>最後の_____君にはもう期待しないよ のところがなんか…かっこ良かった!(((語彙力
『どうしたらかっこ良くなるのかな』と思いながら書いていたので、そう思って頂きとても嬉しいです。

>>これからも頑張ってね!応援してるよ!!
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

Re: ショートストーリー書きます‼ リク受付中‼ ( No.33 )
日時: 2018/11/05 23:21
名前: 名無し

あげ      


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