コメディ・ライト小説(新)
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- 0組 〜1章〜
- 日時: 2019/11/08 20:12
- 名前: 桜茶 (ID: D.48ZWS.)
こんにちは☆桜茶です♪
下手だったらごめんなさい!でも読んでもらえると嬉しいです!
〈人物〉
遠野 芽瑠 (メル)
鈴城 雅 (ミヤビ)
宮司 怪華 (アヤカ)
三笠 里奈 (リナ)
柿音 有衣 (アリイ)
鵜飼 琳也 (リンヤ)
舩田 泰斗 (タイト)
大枝 圭 (ケイ)
堀江 雄平 (ユウヘイ)
笹岡 要 (カナメ)
- Re: 0組 〜1章〜 ( No.1 )
- 日時: 2019/11/08 20:33
- 名前: 桜茶 (ID: D.48ZWS.)
1話 0
「はああ。今日から2年って訳か。」
夕暮れの教室に囁かな光。オレンジと赤の光が入り乱れている。
新学期の香りに心躍らせた校庭は、揺らぐ桜の木と砂しか残っていなかった。
「…と言うか、“2年0組”ってどうゆう事?」
「さあね。なんか特殊なんじゃない?」
メルがわざとらしく髪をいじる。そのサラサラとした髪は、今にも飛んでいきそうなほど輝いていた。
…“2年0組”とは、今年度から『日向ヶ丘高校』で発足される事になったクラス。『0』と言う謎のこだわりは
誰にも理解されなかったが、このクラスに集まった生徒は、誰から見ても普通じゃない
ー良い意味なのか悪い意味なのかーと一目でわかった。
「0って絶対怪しくない?むしろヤバすぎて怖いんだけど。」
「雅!ヤバイとか怖いとか言わないでよ。縁起悪いんだから。」
「縁起悪い…か。そう言えば去年メル、めっちゃみんなに慰められてたもんな。」
「去年って…。お願いだから蒸し返さないで。」
リンヤが小学生の様な不格好な笑顔を溢すと、メルはすぐに呆れた顔になった。
「あれでしょう?メルちゃんが部活辞めるとか辞めるなって。あの時凄く茶化してたよね。」
「はぁ…。茶化さないと余計心配かけるでしょ。その為よ。」
「そう?本気だったけど。」
アリイが憎めない笑顔で近づく。
「私だって辞めたかった。でもあんなに言われたら。皆んな私の気持ちなんて分かってくれなかったわ。」
メルの顔に眩しくてうるさい光が差した。
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