コメディ・ライト小説(新)

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☆なぜか歓迎されています☆
日時: 2019/12/07 16:23
名前: 蕗乃 (ID: v8Cr5l.H)


どこにでも居そうな高校一年生、
綾瀬 奈緒は、いきなり謎の組織に引っ張り出される…。
しかしその組織は、ある謎があってその現象にどんどん巻き込まれて行く…。



どうも蕗乃(ふきの)と申します!
小説書くのは初めてですが、不定期にどんどん更新して行くのでよろしくお願いします!



〈登場人物紹介〉

・綾瀬 奈緒

・渦見 アノ

・的城 蓮香

・姫内 円華

・麻木 翔

・前川 隆也

・臼井 瑛斗

・河野 レイ

・東 凌矢

・桜庭 涼

Re: ☆なぜか歓迎されています☆ ( No.1 )
日時: 2019/12/07 20:03
名前: 蕗乃 (ID: v8Cr5l.H)

1話 謎の組織と背伸び


『いえーい新入生!』

空高く上げられたコップには、こぼれそうまで溢れるコーラ。キンキンに冷えていて、凍える滴がポツリ。まだ新しい木肌の机には、塩がパラパラふっかけられたポテトチップス、そしてシュークリームは、フワフワとしてジワリと生クリームがゆっくりとはみ出している。一番端っこに背伸びしているのは、水滴でべっこんべっこんになったジュースの紙パック。誰が見ても宴…いや、歓迎パーティだと分かる。

…もしかして餌付けされてる?

いや、それはないでしょ!って今すぐに突っ込みたいけど。…事の発端は、昨日。ここは『桜庭高校』。どっかの都会の近くにある。手前にはゆらゆら泳いでる桜街道があって、初日…いわゆる昨日は、アスファルトをまたいでたんだけ。

厳かに行われた入学式。閉会の言葉を述べられると、私はすぐに学生寮のキーをしっかり握った。明るい日差しが垣間見える紅白幕を、駆け抜けて行った。

「何この紙…。」

首を傾げながら、長いポニーテールに弧を描かせた。少しくすんだベージュの扉の前に、1つの紙が綺麗に郵便受けに入っていた。怪しいものを触る手付きで開封すると、

『綾瀬 奈緒さん。今日の17:00に保健室横のスペースに来てね〜♪誰かより☆』

「は?」

その中には、可愛い文字で書かれたふざけた文章。と言うか、約束の17:00まで10分を切っている。私は仕方がなく、迷子になりそうな校舎を突っ走った。

Re: ☆なぜか歓迎されています☆ ( No.2 )
日時: 2019/12/08 19:24
名前: 蕗乃 (ID: D.48ZWS.)

隅に埃が溜まった廊下を突っ走る。少し疲れと焦りを零しながら、約束の場所にー

「えっと、間違いじゃ…だよね…?」

清潔な文字で『保健室』と書かれた横には、地味すぎる扉。…如何わしいと言っても過言ではない。傷んでる扉には、油絵具らしき落書きがある。こんな手紙が来てなかったら、今すぐに逃げ出したくなる。

「し、失礼しまーす…。」

恐る恐る扉を開けると…。

「だから、だらしないのが嫌なんだよ!」

「だらしないは正義!だらしない人に謝りなさいよー!」

「どこかだよ!なんのメリットもねぇじゃねえか!ホントワガママお姫様だな。」

「言ったなー!」

「…。」

お出迎えの夫婦漫才?…いやそんな訳ないか。

「あ、あの…。」

両方の髪が、くるりとひるがえる。その表情から、恥ずかしさも見えるけど…。


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