ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 紅い白夜叉
- 日時: 2011/07/27 00:55
- 名前: 夜叉 (ID: laYt1Tl.)
どうも 初投稿の夜叉です
初投稿ですので内容はとても稚拙な物ですが、どうかお願いします
更新も適当ですので期待しないでください
それでも良ければ読んでいってください
≪目次≫
プロローグ >>1
プロローグ2 >>8
1章 白と黒の夜叉
1話 >>10 2話 >>14
- 1章 白と黒の夜叉 第1話 ( No.10 )
- 日時: 2011/07/25 00:14
- 名前: 夜叉 (ID: laYt1Tl.)
——空全体が明るくなり始めた頃——
ベッドの上で静かに眠る白夜叉に影が近寄る。
右手には鈍く光る包丁。
その影がゆっくりと白夜叉に近寄っていく。
「……」
白夜叉に起きる気配はない。
静かに影の右手が持ち上げる。
狙いは喉元。
影がうっすらと笑う。
「フフフ」
と同時に右手が振り下りる。
そして白夜叉の喉に突き刺さる。
寸前で白夜叉の右手が素早く包丁の刃を指で挟む。
と同時に目も開く。
「おい」
「あれ?起きちゃった?」
影の正体は沙羅だった。
「……お前は何してんだ?」
「ほら起こしてあげようかと思って」
「殺してあげようの勘違いじゃないのか?」
「そんな気ないよ〜」
「殺気はあるのにか?」
「ハハハ……」
「笑って誤魔化すな」
「……」
「あと包丁から力を抜け」
「……チッ」
「……ったく」
白夜叉はベットから起き上がると沙羅から包丁を奪い取る。
「次からは普通に起こせよ」
ため息交じりに白夜叉は沙羅に言った。
- Re: 紅い白夜叉 ( No.11 )
- 日時: 2011/07/25 00:16
- 名前: 夜叉 (ID: laYt1Tl.)
姫更さん
のろいですけど更新しました!
是非続きも読んでいってくださいね。
- Re: 紅い白夜叉 ( No.12 )
- 日時: 2011/07/25 10:41
- 名前: 姫更 (ID: 19CtFRjf)
読みました!話変わるけど、ごまかすって『誤魔化す』って書くんだ;
- Re: 紅い白夜叉 ( No.13 )
- 日時: 2011/07/26 20:50
- 名前: 夜叉 (ID: laYt1Tl.)
更姫さん
読んでくれてどうもです!
漢字ではそうやって書きますが、当て字の一種ですよ。
- 2話 ( No.14 )
- 日時: 2011/07/27 00:54
- 名前: 夜叉 (ID: laYt1Tl.)
「ほら見て」
沙羅がそう言って白夜叉に突き出した物は新聞紙。
それも今朝の。
「これがどうかしたのか?」
「次の一面を見て」
沙羅の言った通りにページを捲ってみると隅っこの方に次のように書いてあった。
『麻薬密売人殺害。昨夜廃墟となったビルの屋上で密売人が何者かに殺害されるという事件が発生。警察が現在調査中。』
「これは……」
「昨日の狩りが載ってるんだよ。これで白夜叉も有名人だね!」
「……お前は何も感じないのか?」
「え?何が?」
「この記事がオカシイって。」
「え?どうして?」
「俺が昨夜狩りをしたのは何時だ?」
「1時28分」
大した記憶力だ。
「じゃぁ、朝刊がこの家に届けられるのは?」
「3時頃」
「俺が狩りをしてからたったの1時間半後にはもう新聞に載っている。どう考えても間隔が短すぎる」
「……確かに」
「考えられる原因は2つ。1つは偶然あの死体が早く見つかってしまった」
「もう一つは?」
「……俺の狩りを誰かが見ていた」
「……それはないんじゃないかな」
「だと良いがな」
ふと窓の外を眺めると空は晴れ渡っていた。
清々しいくらいに。
毒々しいくらいに。
空は晴れ渡っていた。
——今夜もまた白夜叉が狩りに出るのだろうか?——
この掲示板は過去ログ化されています。