ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- dummy×dummy -それはとてつもない悪夢-
- 日時: 2009/11/24 19:32
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
どうも、檸檬(レモン)です。
消えたと思って(実際消えてなかった)、立て直したらそのスレにもエラーが起きたのでまた立て直しです。
あぁ、もう疲れたッッ!!
更新ウダウダ、中味もウダウダというひどい小説ですが、
頑張って続けていくのでよろしくお願いします。
荒らしや宣伝だけの方はバックバックッ!
コメント&宣伝ならおkします。
スレ主は、コメントや応援してくれただけでやる気メーターMAXなりますッッ!!!
ただ、ガラスのハート(w)ですのでアドバイスはやわらかくお願いします;;
ぜひ、最後まで読んで感想お願いします。
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- Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.6 )
- 日時: 2009/11/24 19:35
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
役立たない豆知識(?)
主人公、「赤笛 音色」は自分のことを「ねぃ」と言います。
昔から、みんなに「ねぃたん」・「ねぃちゃん」などと呼ばれていたからだそうです。
- Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.7 )
- 日時: 2009/11/24 19:36
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
04 -頭によぎるのは人の愚かな部分-
「私はね、親から虐待を受けて自殺しようと思ったんだ。」
この人、ねぃの仲間。
すぐにわかった。その何も映さないガラスの瞳で。
「でも、自殺しちゃダメだって止めてくれたのがばっちゃんなんだ。」
「同じ、ねぃも。」
しばらく、暗咲さんは固まっていた・・・人形のように。
「ほんと?仲間?」
その瞳はさっきの冷たい瞳とはくらべものにならなかった。
「ねぃも、いじめられてた。両親が事故で死んだ。ばっちゃんが心の頼り。」
しばらく、ねぃたちがいる場所の空気だけが無くなったように静かになった。
「後で・・・話そう。」
暗咲さんは、我に返ったかのようにトイレに向かっていった。
ねぃは、1人じゃない。
その瞬間、頭によぎったんだ・・・・
『復讐』
という、人が一番やってはいけないことで
人が一番やりたがること。
わかってる、してはいけないことぐらい・・・・。
「でも、いいじゃん。これが今回のボクの人生なんだから。」
- Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.8 )
- 日時: 2009/11/24 19:36
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
05 -悪夢のはじまりへの階段-
「おーいッ!生きてるか?あ!?」
ねぃが、寝そうになった時右隣のサッカー少年が声をかけてきた。
さっきの怒られてた、たぶんクラスの問題児のやつ。
「おい!静かにしろ!」
また、怒られてる。けど、気にしてない。
「俺さ、屋上行ってくるわ!よかったらお前も来い!」
たぶん、サボり。
行っちゃダメだよ・・・・、言えなかった。
「先生、う●こッ!!」
クラスのみんなが笑い出した。
あの先生のしかめっつらが、微笑んだ。
「あぁーわぁーったわぁーった!さっさと出して来い!!」
ガラガラッ
“やつ”が出て行って、クラスの笑いが大分おさまりはじめた頃。
どうしても、屋上に行きたくなった。
なぜかは、わからない・・・・。
あれ?
人が怖いんじゃなかったっけ・・・・。
急におなかが痛くなってきた。
人生について、とか・・・人について、とか・・・
重たいことは考えたくないって体が言ってる。
「音色ちぃ??」
左隣の桃が話しかけてきた。
「・・・ん・・・ぅ・・・んー。」
「センセーッ!音色ちぃがおなか痛いみたいですよん?」
あぁー、まったく余計なお世話を・・・。
と、桃の悪口を言いかけて思った。
『これで屋上いけるじゃん』
「大丈夫か?保健室行って来い!」
先生、ありがたき幸せ!!
このご運は一生、いや天国でも忘れません!!
なんて、思ったり。
ガラがラッ
今日の教室はドアが開け閉めされる回数が多い。
そんなどうでもいいことを考えながら、さっき案内された屋上への階段に向かう。
人が、怖い・・・?
人が、嫌い・・・?
どうしても、【普通】になっていってる気がする。
ねぃは、壊れてなきゃいけないんだ・・・・
自分の中で、そう決め付けている自分がいる。
それでも、足は止まらない。
もう、頭の中は“やつ”でいっぱい。
- Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.9 )
- 日時: 2009/11/24 19:36
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
役立たない豆知識(?)2
スレ主は、下品な言葉を小説に入れたり
これ、シリアスダーク?って感じの笑いも入れたりします。
でも、重たい感じなので・・・・ご理解ください。
(これ、豆知識!?)
- Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.10 )
- 日時: 2009/11/24 19:37
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
06 -タイムリミットは刻々と迫り来る-
友情だとか、恋愛だとか、dummy(ダミー)には関係ない。
あ、また出てきちゃったよ。
音色の人生なのにね、まぁあやつってるのはボクだから
ボクの人生でもあるけど・・・・・・・
今、考え事をしていた。
dummyには、友情関係とか恋愛感情はいっさい出させてない。
むしろ、出せない。
だって、誰かにあやつられ続ける人生だったら
自分の好きで、『友達になりたい』だとか『あの人のこと好きだ』なんて思うはずがない。
バシンッッ
ほっぺをビンタしてみた。
痛い・・・・。
やっぱり、これは現実なんだ。
dummyが勝手に動き始める。
“やつ”の元へと。
dummyがまるで磁石にひきつけられるかのように動いている。
ボクのレバーはそのままだ、一切動いてない。
「dummyは、dummyに引き寄せられるのです。」
ふいに、耳に入ってきた神の声。
dummyはdummyに引き寄せられる・・・・?
つまり、やつもdummy!?!?
「とても不思議な現象です。dummyは世界に1人しか存在しないのです。この幻想空間であやつり師としてカプセルにいる方たちはそれぞれ違う世界にいるのです。」
「・・・?」
「つまり、『パラレルワールド』というもの。あやつり師が体験している世界では、dummyは1人しかいないはずなのです。」
ボクは、なんとなく話が見えてきた。
「つまり、やつがdummyなワケがない・・と?」
でも、おかしい。
じゃあ、なんで音色は勝手に?
「たぶん、カプセルの一時的な故障かなんかでしょう。じき、彼はこの世界から消えると思います。カプセルがエラーから立ち直るまでがタイムリミットです。」
・・・!?
「どういうことですか?」
ボクの呼びかけに神は答えてくれなかった。
たぶん、タイムリミットです、と言い終わり・・・消えたのだろう。
にしても、怖い。
やつが、じき消える?
これまでの、神との会話をまとめてみた。
まず、dummyはdummyに引き寄せられる性質がある。
そして、やつも音色もdummyということ。
dummyがこの世界に2人いることは、ありえない。
たぶん、カプセルの一時的な故障かなんか。
エラーから立ち直ると、やつは消える。
そして今後一切、この世界、他のパラレルワールドには出現しなくなる・・・・・。
ということだ。
やつが、“消える”ということはどういうことなのだろうか。
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