ダーク・ファンタジー小説

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鬼ごっこ【旧校舎の死のゲーム】
日時: 2013/05/13 19:55
名前: 鼠熊 (ID: ZoJzIaOM)

初めまして。鼠熊と申します。


今回はホラー小説をやろうかと思いまして。
とりあえず公園で遊んでる子達を見て鬼ごっこのホラーでもやろうかと←

別に公園で遊んでる子達を憎んでるわけじゃないんです。ただネタを思いついただけなんです。


まぁ見ていただけたら嬉しいです。はい。

ー注意事項ー

亀更新かもしれないです。

きっとグロくないです。多分。いや、きっと!(希望系)
(グロすぎたら言ってください。複雑ファジー行きます。自分的にはグロくないのにしますけど皆様の意見で。)

登場人物の名前適当です。すみません。思いつかないんです。

内容嫌いだったらすみません。直せません。それが私の実力です。




……これくらいですかね。多分。

それではどうぞ。


Re: 鬼ごっこ【旧校舎の死のゲーム】 ( No.4 )
日時: 2013/05/13 19:57
名前: 鼠熊 (ID: ZoJzIaOM)

黒魔女♪様

コメント有難う御座います。
後程拝見させて頂きます。

Re: 鬼ごっこ【旧校舎の死のゲーム】 ( No.5 )
日時: 2013/05/14 23:02
名前: 鼠熊 (ID: yE.2POpv)

第2話

A「へぇ。以外と普通に入れるんだね。」
B「だろだろ!! 俺いいとこ見つけたよな!」

自慢気に言うB太。
……俺達は旧校舎にいた。
B太が、昔使われていた校舎を見つけた。と言うので行ったところ、古びた校舎が山の茂みに聳え立っていた。
今まで気が付かなかった。今の校舎とは程遠く、人気のない道を進みある旧校舎。
どうやら、使われていたのはすごく昔だ。木製で、夜だからこそ、より一層黒ずんで見えた。
暗いのも当たり前。今は深夜2時だ。

C「ちょっと……ここ、大丈夫なんでしょうね。」

C子が恐る恐るB太に聞く。
だが、B太は意味を全く理解していない。

B「ん? 何が?」
C「何がじゃないわよ! ゆ、幽霊……とか、出たり……」
B「あ、C子怖がってんのー? かっわいいー」

——ドカッ

C「な、何言ってんのよ!! こ、怖くないわよ! 殴るわよ!」
B「いや……もう殴ってるし……」

C子の強烈なパンチはB太のみぞおちに見事に入った。

A「大丈夫でしょ。まず幽霊とかいないし。非科学的だよ。」
D「でもここ……夏なのになんか寒いよ……」
A「夜だし、山の中だと比較的涼しいんじゃないかな。まぁ、あまり詳しくは無いけど、それが幽霊などに直結することはない。」

まず、この世に幽霊なんて存在しないだろう。
科学的実証も無い。
可能性としては、所詮人間の思い込み。つまりは、ただの幻覚だ。

A「とりあえず、中に入るか。肝試し程度にはなるだろ。」
B「そうだなっ! 肝試し肝試しっ!」

——ギュッ

C「……D子? 」
D「ここ……だめ。」

D子がC子の服の袖を強く握る。

A「大丈夫だよ。D子。行こう。」
D「……。」


そうして俺達は中に入った。
そして、鬼ごっこの幕が開くんだ。

「……ふふっ……やっと……出られるんだ……もう少し。」

さぁ、カウントダウンが始まる。

「鬼は私。みーんな捕まえたら、ここから出られるんだぁ……」




—続く—

Re: 鬼ごっこ【旧校舎の死のゲーム】 ( No.6 )
日時: 2013/05/14 23:03
名前: 鼠熊 (ID: yE.2POpv)

第3話

扉は開いていた。……まぁ、開いていたというより、開けられていた。と言った方が正しいのだろう。
扉は、斧などの強い道具を使ったような跡があった。だが、そこには少し違和感がある。
それは、扉が中から壊されていることだ。壊された扉は外に向かって倒れている。
普通、外から強引に入ろうとしても、道具を使ったのであれば外に倒れることはないだろう。手を使った……という手もあるが、扉は案外頑丈そうな作りで、どんなに力のある大男でも、素手で取り外しは難しいだろう。

B「おー、やっぱし古いんだなー」

そんなことはお構い無しに、B太は中へと進んで行く。
下駄箱を通り過ぎ、廊下を土足で歩く。
1歩進むごとにギシギシと校舎に響く。

C「ねぇ、やっぱり帰らない? ここ、危ないわ」
B「だいじょぶだいじょぶ! 壊れはしないでしょ!」

——ガチャン

A「え……? 今、何か音がしなかったか?」
D「うん……私も聞こえた」
A「まさか……な。」

鍵の閉まる音がした。
そもそも、ここの扉は壊れている。
俺が振り向くと、扉は……


閉まっていた。


A「嘘……だろ?」

身体中が重くなり、目まいがする。
ふらふらと覚束ない足で扉に歩み寄る。
そして、ドアノブに手をかけた。

B「お、おい……A太?」
C「まさかとは思うけど……開かないなんてこと、ないわよね?」

みんなの声が遠い。
俺は目の前の出来事でいっぱいだった。
……扉が、開かない。

A「なんでだよ……ありえねぇだろっ……こんなの……!!」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

何度ドアノブを回しても、扉が開くことはなかった。

B「と、とにかく……出れるところ探そうぜ。どっか……窓とかあるかもだし」

「ないよ」

B「え……?」
C「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

C子が泣き叫ぶ。
声がした方を向くと、そこには1人の少女と、血だらけで、切り刻まれ変わり果てたD子の姿があった。

C「なんで……D子が……」
「この子、D子っていうの?」

少女は俺達より幼く、小学4年生くらいの女の子だった。
髪の毛は長く、腰まで長く伸びていて、真っ黒で闇に染まったような黒髪。
そして、一番目に付くのは、血だらけの大きな鎌。身体は小さいのに、重そうな鎌を、まるで物干し竿でも持っているかの様に持っていた。
そんな少女が、床に横たわるD子を軽く蹴った。

「私、お兄さん達のこと、殺さなきゃいけないんだ。」

そう言って、少女は持っていた大きな鎌を、もう死んでいるであろうD子に振り下ろした。



—続く—

Re: 鬼ごっこ【旧校舎の死のゲーム】 ( No.7 )
日時: 2013/05/14 23:01
名前: 鼠熊 (ID: yE.2POpv)

—D子視点—

暗い……旧校舎の中。
視界は一人一つの懐中電灯で照らされている場所のみ。

正直、怖い。
いつもは、発言なんてする気もでなくて、ただ、C子やA太にくっついてばかりだった。
でも……

「ここ……だめ。」

自然と口が開いた。
嫌な予感がして、全身が震える。
嫌だ。ここにいたら……何か嫌なことが起きちゃう。
……そんな予感がした。

「大丈夫だよ。D子。行こう。」

いつも優しいA太が言う。
……A太は、なんでこんなに優しいのかな。

『でも、A太が優しいのは君だけじゃない。』

みんなに優しくて……そう。

……B太にも……C子にも。

A太が優しくしてくれるのは私だけじゃない。
そんなの分かってる。

でも、何でだろう。

とても、憎らしく感じる。

『だって、君はA太が好き。』

私以外に……
B太は、いつもA太にベタベタして……
C子だってそう……

『A太はきっと迷惑してるよ』

A太は……きっと迷惑してるだろうな。
うるさいのが嫌いなのにいつも一緒にいて……

『君は、A太に相応しいんだ。』

私が……一番A太に相応しい。


だからA太……ずっと私の側にいて……

『死んでも……ずっとね』

A太の手を取ろうとした瞬間、目の前が真っ暗になった。
腹部に痛みが走る。
でも、一瞬だけだった。


……私、どうなったのかな。

でもいいや。

私とA太はずっと一緒だから。
これからも、ずっと。

だから……


待っててね。A太。すぐに迎えにいくから。




—D子視点 終わり—

Re: 鬼ごっこ【旧校舎の死のゲーム】 ( No.8 )
日時: 2013/05/14 23:00
名前: 鼠熊 (ID: yE.2POpv)

第4話

——ドッ


生々しい音がした。
少女の持っていた鎌がD子の腹に突き刺さる
そして、少女の口が開く

「この子、面白いよね。D子……だっけ?」

少しの笑みを浮かべ、少女は言葉を述べた

「少し操ってやったらすぐ飲み込まれたよ。単純なんだね。この子。」

この少女は……何の能力を持っているんだ?
と、その前に危ない。C子が怒りに満ちている。

C「アンタ……人の妹殺して……単純とか……意味わかんないのよ……!!」
「いいの? そんなこと言える立場じゃないのに」

少女が喧嘩を売るように、上から目線の口調で言う

C「はぁ? 何言ってんのアンタ」
「D子とかいう少女は、死ぬ前、あなたとあなたを憎んでいた」

そう言って、B太とC子を指差す

B「はぁ……? なんで俺……?」
C「そんなわけないじゃない!! だって私とD子は……」
「双子。でしょ? そんなの関係無い。しかも、あなたは妹を信じないの? 本当に憎まれていたのに、自分は好かれていたと思うなんて、随分都合の良い考え方をするんだね。」
A「黙れ」

そろそろコイツの言うことは聞きたくなくなってきた。
耳障りだ。何者だよ。

A「それに何の根拠がある? 生前のD子の気持ちがわかるなんて信じられないな。お前は一体何者だ? 何の目的でD子を殺した」
「……君もうるさいなぁ。さっさと殺す?」
A「質問に答えろ」

俺はポケットに入っていたカッターを出し少女に向ける。
まぁ、あんなでかい鎌に勝てる気はしないが。

「喧嘩早いんだね。まぁ、答えてあげてもいいよ。無駄だけど。」
A「さっさと答えろ。それと、武器を下ろせ」
「……はいはい。」

カチャ。と少女は鎌を床に置いた。
そして俺はカッターをポケットに戻す。

「私は闇。嘘じゃない。本名。生前は……小5。」
B「生前……?」

生きていないってことか……?
幽霊かよ……信じらんねぇ。

闇「そ。今は死んでる。ユーレーだよ。D子を殺したのは、ここから早くでるため。」
A「意味不明。」
闇「当たり前。君みたいな理解する気もない人にわかるわけないじゃん」

いちいちイラつくやつだ。
年下なら敬語使え敬語。

闇「やだ。」
C「は?」
闇「A太が敬語使えって言うから。やだ。」
A「はいはい。使わなくていいから早く言え。で、ここから出るって何」
闇「私は……君らと同じようにここにきたんだよ。それで……鬼に捕まったんだ」
A「は……?」

鬼……って……何のことだ……?




—続く—


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