ダーク・ファンタジー小説

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TIME LAG
日時: 2013/02/26 15:36
名前: カルメン (ID: UTKb4FuQ)

少女に自由はなく。

少女の未来という未来はどろどろだった。

少女の前にはアシアトがあり。

やむを得ず少女は、足を重ねた。



         プロローグ 完

Re: TIME LAG ( No.82 )
日時: 2013/08/20 22:18
名前: カルメン (ID: WjAAkDuu)

後ろから口を塞がれた訳でもないが、息苦しさを感じる。

医師は私を楽しいものでも見るような眼差しで観ていた
解剖までされなかつたが、されるがままに注射針が私に噛みついた。



のを覚えてる。

そのあとに目の前に映ったのは、あの時の空だった。
時空に迷い、彼にあったあの空の下に皐と二人で…

Re: TIME LAG ( No.83 )
日時: 2013/08/27 11:46
名前: カルメン (ID: RXugjDaQ)

時忍が家を出て、しばらくは何も考えられなかった。

はっと気が付き、携帯端末を開く。

-----
タイムsは危険と言う事が分かった、解散するほかないだろう
-----

僕等は何を迷っていたんだ、数日の事で頭がおかしくなったんじゃないか?
今解散なんてしたら、二人はどうなる?
時代も今々も最近仲間がやっとできた、まだまだ子犬ではないか。
先輩が逃げてどうすんだっ

分気に電話を入れる。なかなか出てくれない、留守電にでも声を入れてやる。おこってやる。
そう思っていた時だ。

「……もしもし」
頼りない声が飛んできた。分気らしくもない。
でも、今しかないんだ。この高まったテンションでしか言えない…

「ふざけんなよ!分気!先輩が後輩裏切ってどうすんだよ!頼りない事ばっか言ってんなよ!あの二人はどうすんだよ!?僕らが力合わせれば二人の未来は取り戻せるんだ!解散してどうすんだっ!…………一人で諦めんなっ!」

息が詰まる呼吸ができない。
でもなんか、服についた時代の匂いが…どこかに居る時代が背中を押してくれてるようなきがして。
……言えた。

「ごめん!世見、俺が間違ってた。忘れてくれっ」

なにも言わずに、それだけ言った。
電話の向こうで、分気が頭を下げてるのが分かった。

「こ、こっちこそごめん。も、もう寝るわ。…それから、手掛かりがつかめたぞ。ここが居る場所が分かった。」

時忍についさっき話してもらった内容を分気に全て話す。
・時代が居る時代は五年後の2017年
・今々の居る場所は…なんか住所を渡された。
・今々は気を失っていて、悪いようにはなっていない。
・要求は、時代を引き渡すこと。それも、仲間としての縁を切って、信頼も友情も愛情も絆も全て回避してほしい。と言う。

勿論要協なんて呑まないが。
なにはともあれ、時代が、帰って来てから話が始まるわけだ

Re: TIME LAG ( No.84 )
日時: 2013/09/09 16:09
名前: カルメン (ID: RXugjDaQ)

時代は未来で、皐とあの畑に来ていた。
どうやら歩いているようだ、自分の足ではなくて皐の足で。
背中にしょわれていた、目がふわふわしてる。
皐が制服だった、首筋を汗がつたい、あたしの方に落ちる。

「起きたか。」

心地よい花畑からの空気を吸い込み、必死で返答の言葉を絞り出す。
「……はい」

「早めに仕事が入って、ついでにお前を送ろうとしてるところだ。病院に寄ったんだけど、お前居なくて。探したらもう手遅れだった、」

「手遅れ?」

「お前のDNA採取された後だったよ、じきにあたしのこともばれる、まああの糞医者が娘を実験台にするかってのが問われるけど。」

「すみま…せん。」

「いいよ、元々そんな家族愛ないんだ、小さい頃から父親がタイムsに酷い、惨い事してるのみては、目を反らしてきたんだ、限界だったからね。この後の事は、あたしに任せて。お前は自分の居た世界で楽しく生きな。」

それではまるで自分はそうやっていきれないみたいじゃないか。
あたしは戻ってきた意識と力をフルに使って暴れた。

「うわっ!あぶね!」

とっさ手を離し、皐はあたしを道に落とした。

「おいおい、酷くねェかい?何が不満なんだ。」

「あ、あたし帰りません…」

道に伏せながら言う、力が入らない。
顔を上げられない。

「いいや、帰ってくれ。」
「やです。」
「帰れ。」
「やです。」
「ふざけんな、自分のせいとか勝手に罪被ってんな。」
「…え」
「お前のそういうとこ大っきらい。自己犠牲なとこ。」
「別にそんなこと!」
「さっさと、帰れ。」

いつの間にか後ろにタイムロードが迎えに来ていた。
帰れる、でも。

「時代!」

タイムロードのまた後ろに人影が見えた、顔をあげる。

「未知、んでこんなところにっ。」

皐はあたしをタイムロードに突き落とし、自分も入った。
未知が時代に気付き、走ってくる。

「時代っ!」

「未知来ちゃだめだ!」
タイムロードが閉まる瞬間皐が叫んだ。
皐は左、あたしは右にそれってった。

「あ、ありがとうございましたっ」

最後の最後で皐はにっこりと笑った。

Re: TIME LAG ( No.85 )
日時: 2013/09/09 16:25
名前: カルメン (ID: RXugjDaQ)

学校に来るのがここまで億劫なのは今までなかった。
分気につい口走り、早まったことを言ったとは思ってる。

しかし、悪いのは分気だ、何を僕が気に病む必要がある、そうだ、分気が悪いんだ…

そう言って強引にも、うつむきながらも、時和高校の2年の階にこうしているわけだ。

ーーーーーーーーーーーーーー

所変わって、私は、ずっと分気の事を考えていた。
あのメールにショックを受けた直後、前言撤回のひと文字が受信された。
本当に、前言撤回…?

あの単時間になにがあったんだか?
分気に聞くのが億劫である。

ーーーーーーーーーーーーーー

分気は、何も考えていなかった。
自分を責めていても仕方がない。
二人にはチョチョチョいと誤り、また、時代を待つという地味な作業に帰ろう。
そういう予定を立ててたが、そんなものは、すぐに壊される

目の前に一つのタイムロードができた、空気が冷たくなり、この中に全ての見込まれてく気がした。

しかし、中からは

「分気!」

「時代!」

と一人の少年が飛ばされてきた。

「誰…」

喜びと悪い予感は、1:9です。

Re: TIME LAG ( No.86 )
日時: 2015/04/25 16:28
名前: カルメン (ID: TfzvQp12)

「誰…?」

ぶんきの視線の先には私と、私の隣にみちがいた。

「どどどどどそうして君が!?」

そうだ、確か彼は私たちがタイムロードに入る直前まで追いかけてきて…

「ままままままさか??!」

一緒にタイムスリップしてしまったのか!?

でもみちは人間のはずだ…体が耐えられるはずがない…
その時だ、みちは何も言わず前景に倒れた…


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