ダーク・ファンタジー小説
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- KINGU~始まりの地獄~
- 日時: 2012/08/05 06:52
- 名前: 桜 (ID: g/om0k0Y)
この物語は もともと幸せに終わるはずがなかったんだ
主な登場人物
・長井 桜
・米村 汐里
・長谷川 鷹
- Re: KINGU~始まりの地獄~ ( No.1 )
- 日時: 2012/06/02 16:07
- 名前: 桜 (ID: wIulFSp9)
私は夏が嫌い
もうすぐ梅雨に入るが梅雨明けは学年行事の登山になる
しかもちょうど暑くなるときに
今私は外が暑くなる一方の中、クーラーのきいたお気に入りの図書館の一室で本を読んででいた
ここの学校の図書館は個室になっていて他人と顔をあわせずにすんでかなりらくだ
だがたまに私の読書をじゃましたいのかは分からないがかなり人がこのドアを開ける
大体そういう奴は立て札を見ずにいちゃつきながら入ってくるカップルか、天然馬鹿だ
そうこうしているとまたガラッという音がして戸が開いた
だが、今日は違った要件だった
「貴方が最近転校してきた長井さん?」という私がいるのを知っての訪問だった
そう、私が先週父親の仕事の事情を理由に引っ越してきた長井桜(ながい さくら)である
「はい、そうですが何か?」と決まり文句のように聞いた
「私は風紀委員会の米村汐里(よねむら しおり)といいます。よろしくね」風紀委員会?「風紀委員会が何のようですか?」先ほどからの話によると風紀委員会の米村さんが私に用があってきたと言うことだが、風紀委員会に関係することなど一つもやっていないし、風紀を乱した覚えもない
「あなたがあまりにも風紀を守ってくれているから委員長が表彰したいそうなの」なんだ、そんなことか「残念ですが、けっこうです。他の方を選んでいただいてください」と丁重にお断りをした
「いいえ、そういうわけにはいきません!是非来てください」「是非といわれても・・・」とは言ったが、言ったはずなのだが気が付いたときには廊下を引きずられている最中であった
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