ダーク・ファンタジー小説
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- 学園戦争〜Second,Stage〜
- 日時: 2014/06/01 10:13
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: FSvBX5us)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2a/index.cgi?mode=view&no=2852
学園戦争第二作!一作目は上のURLから。
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彼女は彷徨う。
何も残されない悲しみに打たれながら。
○人物
・風園 聖/かぜぞの ひじり(風蘭/ふうらん)
風使いの15歳。女。
得意技は剣術。
一回目の戦争を生き残ったただ一人。
今は現実世界に戻っており、異次元での存在を失い、現実でも目を覚まさないタツキと一緒にいる。
・麗水/れいすい
風使いの15歳。女。
聖と同じく辛い過去がある。
得意技は飛び道具。(鉄砲、弓など)
聖と出会い、ともに行動をするようになる。
・天知/あましら
風使いの15歳。男。
2人と同じく辛い過去がある。
得意技は格闘術。
2人に協力してくれる。
・泉/いずみ
年齢不詳。
3人を運命だと言い、導く。
・一葉/かずは
第一次の戦争での黒幕。女
死んだはずが仲間によって蘇る。
・嘉人/よしと
同じく第一次戦争の敵。男
かずはによって蘇る。
負けた過去を根に持っている。
・望/のぞみ
一葉を蘇らせた張本人。
2人とはまた違う能力を持つ。
黒鬼の化身だとか。
○第一次までの話
2人の敵に全員で立ち向かうが聖とタツキ以外は死。
タツキは異次元での魔力の大量消費により魔術体が分離。
意識を失い、魂の姿で眠り続ける。
☆目次
第一章>>1>>4
☆お知らせ
5/27
第一章完結!
- Re: 学園戦争〜Second,Stage〜 ( No.2 )
- 日時: 2014/05/25 13:53
- 名前: きしゆずみ (ID: sDePHBOw)
初めまして!
第一作から拝見させていただき増した!
めっちゃ面白いですね!ヒジリちゃんの今後が気になります!
ガンバってください!
- Re: 学園戦争〜Second,Stage〜 ( No.3 )
- 日時: 2014/05/25 14:00
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: wPqA5UAJ)
〜コメント返し〜
きしゆずみさん、
始めましてですね!
コメントありがとうございます(≧∇≦)
面白いだなんて・・・嬉しい!
聖の今後は・・・どうなるんでしょう!?
私が知りたい ・・・←←
- Re: 学園戦争〜Second,Stage〜 ( No.4 )
- 日時: 2014/05/27 17:35
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: GDqE8wiB)
「君・・・」
低い声をかけられて振り向くと、そこには25歳くらい?の男性。
「・・・」
私は無言で見返す。
「また出たんだね。『奴ら』が」
また?
「このようなことを見て、どうしてそんなに冷静でいられる?」
「悪いね。見慣れてしまったからね」
そう言って頭をかく男性。
「君、『あっちの世界』に行きたいんだね?」
そうだ。私は・・・
「なら連れて行ってあげよう。だけどしばらく能力のことは伏せること。普通の高校生として生きるんだ」
心を読めたようにこの人は言う。
見慣れてしまったとも言う。
「できるの?」
「ああ」
男性は力強くうなづく。
「連れてってよ・・・『あっちの世界』に」
「じゃあ、しばらく意識を手放してもらえるかな?」
そう言うと男性は私に手をかざした。
意識が・・・
ーーーー遠のいて行く
- Re: 学園戦争〜Second,Stage〜 ( No.5 )
- 日時: 2014/06/22 11:35
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: RwjcxD6e)
第二章〜新世界〜
「……」
目を開けると青空。
そして、男性
「大丈夫?」
声をかけてくる
「…っ、大丈夫…」
頭を上げると頭痛がしたがすぐに良くなった。
「君、耐性はあるようだね。人によっては時空の変化に耐えられずに死ぬんだけどね」
そう言って笑った。
何?この人。
もしかしたら私は死ぬかもしれなかったじゃん。
「あ、ありがとうございます」
とりあえず礼を言うと男性はこう告げた。
「えーっとね。とりあえずはあそこ」
指を指した先には高校。
「うーん、本当なら君は中学卒業してないんだけどね。時空を移動したら時間まで経っちゃったみたいで。あれから7ヶ月、君は高校1年生なんだ」
「あそこに行ったら、私はどうすれば?」
「普通に学校生活を送ればいい。あ、そうそう。あの学校の麗水って子にきいてごらん。いい事教えてくれるよ。それとあと一つ。しばらく今の名前を捨てな」
それだけ言って男は消えた。
名前、聞き忘れた。
えっ!?1人で転校しに行くってことか。
名前、どうしよう。
風…。
そういえばみんなは鈴蘭好きだったよな。
風蘭。
よし、決めた。
『風蘭』
- Re: 学園戦争〜Second,Stage〜 ( No.6 )
- 日時: 2014/09/23 07:56
- 名前: 梅 (ID: VypfhjO3)
第三章
「雑だなぁ…」
地に落ちている制服とカバンを拾い、着替える。
まだ、時間が早いようで、人気のない学校の廊下を進む。
『職員室』
そんなプレートが見えて、そこの前で立ち止まる。
「君、転校生だね?」
優しそうな男の人が出てくる。
「あ…はい」
じゃ、ちょっと待ってて、とまた中に入って行ってしまう。
「…」
何をしに行ったのだろう。
「はい」
出てきて渡されたのは、教科書だった。
学校で教科書を扱うのは始めて。
特殊な魔術学校にいたのだから。思い出していると、自然と涙が出かけた。
素早く顔を背けて拭うと礼を言う。
「君のクラスは1年3組。頑張ってね」
頑張ってね、その言葉の指す物は、まだわからない。
「暫く職員室にいてね。始業時間になったら教室で紹介するから
君、名前は?」
風園聖、と答えそうになり、抑える。
「風蘭です」
「珍しい名前だな…
うちのクラスにもいたな…」
ま、いいや、と職員室の中に招き入れられた。
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