ダーク・ファンタジー小説
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- それではみなさん、お元気で。
- 日時: 2016/02/18 11:15
- 名前: ライド ◆O40gZ3Dlvk (ID: 49hs5bxt)
こんにちは、ライドです。(現在は苑川栞として活動中です)
はい、お気づきでしょうがこのスレッドは再利用スレッドです。
今回は比較的暗めなはずです。
簡単にいうと純粋すぎる少年のお話です。残念ながらコメディではなくシリアス板です。とても久しぶりなのでなんだか緊張します。ドキドキワクワクです。ここ笑うところです。
ということで始めていきます。では。
【注意事項】
・更新は不定期
・文がおかしかったりしますので、ご指摘いただければ幸いです
・他の方のご迷惑になる行為はご遠慮ください
・ぽんぽん視点が変わりますが、大体が一話完結なので比較的大丈夫だと思われます
・ちょっとしたいじめ要素や暴力表現などがありますので苦手な方はブラウザバック推奨です
【目次】
前置き『今から、』>>01
『友情ってのはなかなかに脆いらしかった』>>04
【お客様】
・夏目 織 様
- Re: それではみなさん、お元気で。 ( No.1 )
- 日時: 2016/02/17 14:01
- 名前: ライド ◆O40gZ3Dlvk (ID: 49hs5bxt)
前置き『今から、』
小学校高学年ぐらいから死ねやら地獄に落ちろやら、死をほのめかすような言葉がでるようになったと思う。だけどそういう言葉を使うのはあくまでも相手を威嚇するためであって、必ずしもそう思っているわけじゃない。
それはみんな知ってることで、真に受ける人なんていないと思ってた。というかそれが当たり前だったんだ。
でも、彼は違った。
どうしたそういった言葉が投げかけられるのはなぜか。どうやったらそう思わさせなくなるか。それを真面目に彼は考えていたんだ。可笑しいよね。
他人に正しい聞き方で聞けば分かるはずなんだけど、彼はなんでも自分に非があると思っているらしく、その考えは揺るがないらしい。そんな彼の質問に誰も答えられるわけがなく。
だからずっと彼は考えていたんだ。
で、考えて考え抜いた結果。
彼は『自分が死ねば解決する』という答えに行き着いた。
自分がいるから不快な思いをさせてしまう。なら、自分が死ねばいいじゃないか。ということらしく。
だから、彼は死んだ_____________________________。
それは彼がみんなに愛されてなければ、の話だけど。
あいにく彼はみんなに愛される性格、というかお人好しでね。自分たちの心の拠り所が死ぬなんてそんなことが許されるわけないでしょ?
だから、みんなは彼を引きとめようと決めたんだって。
そんな人たちの、おかしくて嘘みたいなお話を今から君にしてあげる。
- Re: それではみなさん、お元気で。 ( No.2 )
- 日時: 2016/02/16 20:09
- 名前: 夏目 織 ◆wXeoWvpbbM (ID: KVMT5Kt8)
- 参照: ちほりん→とらじ、澪羽、*織*→夏目 織、リザ、桜里
やほー!((
シリアスで更新されたと聞いたのでやって来ました(`・ω・´)
これまた素晴らしい作品ではないですか。更新されるのが今から楽しみですなヾ(:3ヾ∠)_
更新頑張ってね!
また来ます!
- Re: それではみなさん、お元気で。 ( No.3 )
- 日時: 2016/02/17 13:57
- 名前: ライド ◆O40gZ3Dlvk (ID: 49hs5bxt)
来てくれてありがとー!!
うーん久しぶりのシリアスなのでちょっとドキドキしてるw
シリアス、というかブラックなコメディだけども←
す、素晴らしい!!??
あ、ありがとととととととと!!!!!!
働かない頭(笑)で頑張って考えてたので嬉しいです!!
更新頑張ります!!
私もまたお邪魔させていただきますー!!
- Re: それではみなさん、お元気で。 ( No.4 )
- 日時: 2016/02/18 11:12
- 名前: ライド ◆O40gZ3Dlvk (ID: 49hs5bxt)
『友情ってやつはなかなかに脆いらしかった』
「ははは!こいつ吐きやがった!……なにその目。うざいんだけどっ」
俺のなにがそいつの気に触れたのか、さっき蹴られた腹をもう一度蹴られる。
あー、痛い。この暴力もいつまで続くのか。
「ちょっとぉ。翔ばっかずるいってぇ!アタシにもやらせてよぉ」
「ほんと、お前ばっかずるいって」
お前ら、人を嬲ることをゲームみたいに言いやがって。俺の気持ち考えろっての。
そう考えながら気づかれないようにケバい女とエセ不良を見る。
気づかれたらよくわからない理由で殴られるし。
「あーごめんごめん。でもさー、お前らの前にまずは章人(アキヒト)じゃね?」
そういってクソ金髪は自販機にもたれかかっている章人に視線を送った。
相変わらず章人は俺の方を見ることなく俺の方に向かってきた。
「みっともねぇ姿だな。空」
……俺、なにかしたっけか。
**
「……こいつも反応しなくなってきたな。面白くねぇ」
そういって章人はもう一度俺の足を踏む。
「そうだな、んじゃ今日はここら辺にして帰ろうぜ」
クソ金髪がその言葉を口にすると、俺から離れていった。あいつらからはこのあとどこへ行くかなんてくだらないことが聴こえてくる。
さすがに毎日毎日一時間以上も殴られ続けるとさすがに堪える。見えないところばかりを殴ってくるので親に言い訳する手間が省けるのはありがたいけど。
俺はズタボロのカバンの中に散らばった荷物を押し込んで、軋む体をゆっくりと起こし制服についた砂を落とした。
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