ダーク・ファンタジー小説

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音もなく散りゆく花
日時: 2015/01/26 21:13
名前: いーくん (ID: Pk4hF4gE)

初めまして、いーくんと申します。

処女作なもので、とても緊張しておりますが、頑張っていきたいと思います。


では、諸注意申し上げます。

【コメントについて】

コメントをしてくださると喜んで、返信をさせていただきます。

ですが、悪口等マイナスなコメントは無視するかもしれませんのでご了承下さい。


【作品について】

作品の内容は全てオリジナルです。そして、フィクションです。


では、主要人物を紹介します。

主人公…四ツ木ハル【ヨツキハル】

人物1…阿波サキ【アワサキ】

人物2…賀田ユウ【カタユウ】

人物3…木島ナナ【キシマナナ】


それでは、スタートです。

第3章 腐った花には真実を ( No.9 )
日時: 2015/02/01 08:54
名前: いーくん (ID: LpTTulAV)

私は家に戻ってベッドへとダイブした。

「誰だっけ…」

賀田ユウと言う人物が殺害された事件。その、まさに被害者に私は会った記憶がある。

彼これ考えること10分。家のインターホンがなった。

「はーい。どちらさ…」

玄関を開けるとそこには仏頂面の警察官らしき人が…って……え?

「四ツ木ハルさんですね。少し、お話を伺いたいのですが。」

警察帳を見せて警察官は躊躇もせず家へと足を踏み入れた。

先程ゴミを出しておいて本当に良かったと思ったのだった。

第3章 腐った花には真実を ( No.10 )
日時: 2015/02/01 08:53
名前: いーくん (ID: LpTTulAV)

「で、なんのお話でしょうか?」

お構いなくと言われたがとりあえず、お茶を出して向かいの席に座った。

私、そんなに賀田ユウと仲良かったのかな?

「先程も話したように、賀田ユウさんが亡くなったのです。そこで少しお話を聞きたいのですが。」

それをどう言われようと、記憶が無いのだから話せるわけない。

「えっと…ごめんなさい。どんな方なんですか?すいません。ちょっと思い出さなくて」

苦笑いで言うと警察官の方々はどうやら信じてくれなかった。

「…一昨日の夜、どこでなにをしていましたか?」

睨みをつけられ、少しばかり汗をかく。

私、疑われてないか?

「一昨日の夜は、雨がふってたから。仕事終わって走って帰りましたけど…。」

「それを証言できる人は?」

悔い気味にそう言われ、若干腹が立つ。いや、別に警察官が悪い訳じゃないけれど…。

「古本屋の前通ったから…ナナさん見たんじゃないですかね。」

もう、面倒だ。あの子に押し付けよう。

───────────────────

警察官の性格を少し悪くしてますが、現実ではとてもいい方々です。

第4章 花は咲けば散っていく ( No.11 )
日時: 2015/02/05 19:16
名前: いーくん (ID: LpTTulAV)

昔懐かしの本、売ります。

そんな看板の文字すら読めなくなっているほどに古びた古本屋。

ここ「pansy」の店主、木島ナナは静かに紅茶を飲んでいた。

「すいません。警察のものです」

カラランッとドアについた鈴が鳴る。

足首まである可愛らしい白色のスカートに、肩につく程度のフワッとした髪型。

顔も可愛らしく整っている女性。

「はい、なんでしょうか?」

声は見た目に比例するほどの可愛らしい、透き通った声だ。

「少し、お話よろしいですか?」

そう警察に問われると愛想の良い笑みを見せてナナは看板を伏せた。

見た目は裏表の無さそうな女性なようだ

第4章 花は咲けば散っていく ( No.12 )
日時: 2015/02/28 22:40
名前: いーくん (ID: Lt03IZKe)

「4日前の夜、近くに住んでいる賀田ユウさんが亡くなられたのはご存知ですか?」

レトロな椅子と机のセット。警察官はそこに座り、ナナは紅茶を相手と自分のころにおき、対面するように座った。

「え、ぁ…はい。ニュースで見ました。」

それと私はなんの関係があるのだろうか。とでも言い足そうにナナは頷いた。

「では、4日前の夜。つまり事件当日はどこにおられましたか?」

カチャッと音を鳴らすとナナは紅茶を一口のんだ。

「4日前は…えっと、看板を伏せて本を整理してましたかね」

愛想の良い笑みを浮かべて頬をかくナナ。

「では、そこの通りを走っていた人は?」

警察官は古本屋の前を指差した。


「いえ、その日は雨が降ってて視界が悪かったから…見えなかったですよ?」

第5章 本当の花 ( No.13 )
日時: 2015/04/26 20:19
名前: いーくん (ID: u/mfVk0T)

警察官は資料を手に悩んでいた。

「関連性、ないですね。」

そう。悩んでいたのは他でもない、関連性の話だ。

今回の殺人事件、阿波サキと賀田ユウは同じ箇所を、同じ数だけ刺されている。

同一犯だと考えてもいいのだが、肝心の関連性がわからない。

阿波サキはKINEでのストーカー被害がわかっているのだが、賀田ユウはなにもない。

何もないのではないな。人との関わりがないのだ。


賀田ユウは引きこもりだった。


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