ダーク・ファンタジー小説

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EUMENIDES ~復讐と慈愛の女神~ 【参照500】
日時: 2015/12/22 21:31
名前: ゆーき。 (ID: Oh9/3OA.)

初心者、初投稿作品です
誤字脱字、たくさんだと思います→バンバンご指摘お願いいたします
コメントなど頂けたあかつきには泣いて喜びます
ダーク・ホラー・ファンタジーを予定しています

恐らく多少の流血表現と死、隠し味程度の百合要素を含みます
苦手な方はバックボタンを…




参照100超えました!ありがとうございます!2015.3.28

気づいたら超えていました!200!2015.4.24

300超えました!放置気味ですが、これからもよろしくお願い致します!2015.5.22

無事、パスワードを発見しました!
長らく放置すみません。
そして参照400ありがとうございます!2015.12.18

ちょうど目にしたら500でした!なんだか言葉がでません!ありがとうございます!2015.12.22

Re: EUMENIDES ~復讐と慈愛の女神~ 【参照300】 ( No.18 )
日時: 2015/05/22 23:23
名前: ゆーき。 (ID: VKAqsu.7)

お久しぶりです。
実はこのお話の大方の下書きが書かれているノートを無くすという失態により
放置気味なゆーき。でございます

まずは参照300、ありがとうございます!
数字が大きくなるたびにこの上ない幸せにひたっております

ただいま下書きをうろ覚えの記憶から起こしなおしています!
し、し、しばしお待ちを…
(待っていてくださる方なんはたしていらっしゃるのだろうか…((震え声)

そして、ファジー版で、実はスレッドをたてました!
あの人(仮)という作品です
文才がない癖に妄想ばかりな私の駄作ですので…
私の拙文を、嫌いじゃないよ、とおもってくださる方で
暇だから見てやってもいいよ!、くらいのお気持ちでいらしてください。

Re: EUMENIDES ~復讐と慈愛の女神~ 【参照300】 ( No.19 )
日時: 2015/05/23 21:40
名前: NATU (ID: XetqwM7o)

ノート紛失!? うわ… それは辛いですね…
私はゆーきさんの小説、お待ちしてますよ!笑
だから、そんなかなしいこと言わないで…(><)

最近、時間に余裕が出来てきたので、今度ファジー版の方にも行きますね!こんなひとりでしゃべっているような奴ですが、相手してやってください笑
私も、雑談掲示板の方でスレッド(?)を立てたので、よければ声かけてください!! ちゃっかり宣伝しました。すみません…

STORY 10(side 麻璃亜) ( No.20 )
日時: 2015/12/18 21:08
名前: ゆーき。 (ID: wUEUf8c.)


地下へと続く石造りの階段コツリコツリと言う自分の靴音だけが耳に響く

階段を下りきり地下室を見渡すと
無機質な空間に炉だけが赤々と浮かび上がった
こんなに殺風景な、寂しい場所に瑞哉はひとりでいるのかと思うと胸が、苦しい

炉の周りでは数人の狩人達が忙しなく動き、
その中心で奏が指示をだしている

私が近付くと奏は振り返ることなく口を開いた

「調子はどう?
…足りていないのなら、王族会の貴族を適当に喰らうといいよ
君ともあろう者が一般人に手をだしてしまったらまずいからね…
僕でもいいけど、君は嫌がるだろう?」

相も変わらずこの人は一体何をとぼけたことを言っているのだろう

「手紙を、読んだわ…」
「…そう」
奏はまだ振り返らない

「私なら、その武器を、扱えるかもしれない」
奏が微かに肩を揺らした気がした
その表情はまだ見えない

しばらくしてから、やはり先程と変わらず
「……そう」
と口にするとゆったりと振り返る

「まだ炉から銀を取り出す作業は一度しかおこなってないよ。
その銀から3つの武器を作った…大鎌と銃、それにレイピア…
君が扱いやすい物を使うと良い」

そう言い終えると狩人がそれらとおぼしき物を私に差し出した

武器はどれも濁りのない白光をたたえていて
私達''怪物''を殺める物としての気高ささえ感じる
そして…少しだけ、切なげに見えるのは気のせいだろか

そっと大鎌に触れる
それはまさしく彼が私を守った時のそれだった

「瑞哉が試作段階で作っていたものを模作したものだよ…」
奏は私を試すように射抜いた

本当、その嫌らしい性格をなんとかできないものかしら…
奏のそういうところが大嫌いなのよ


大鎌に向き直り迷いなく、それを取り上げる
途端、一瞬だけ電撃のような鋭い痛みが全身を駆け巡ると
指先からじわりと鈍い、痺れるような痛みが広がる
私は顔でもしかめたのだろうか
すかさずそれを取り上げようとした狩人を制止して
しっかりとその大鎌を構え直すと
「すごいな…」と奏は目を見開いた

あたかも自らの、あるいは、かれの心臓がそこにあるように
脈打ち手は痛み続ける、それでも確かに私の手が灰になることはない

これが彼の望む筋書きなら、
この痛みでしか彼の存在を感じることができないのなら

いっそ悪魔にでもなって、この痛みが私の
すべて になればいいのに…

Re: EUMENIDES ~復讐と慈愛の女神~ 【参照300】 ( No.21 )
日時: 2015/12/18 21:18
名前: ゆーき。 (ID: clpFUwrj)

おひさしぶりです!
(ほんとにおひさしぶりすぎてごめんなさい))
わけあっていろいろいろいろと立て込んでしまいなかなか更新できませんでした。
そして、なんとこのスレのパスワードを忘れて書き換えられないという悲劇、、
400参照ありがとうございます。。


NATUさん!
お待たせしてしまい申し訳ないです。
嬉しいお言葉を頂いたのでがんばりますね!

STORY 11(side 奏) ( No.22 )
日時: 2015/12/26 21:37
名前: ゆーき。 (ID: BpgOJEIu)


彼女は武器を手にするとビクリと肩を震わせた

いじらしいね、強がらなくてもいい、
そう口を開こうとして、はっとした
彼女が武器を整然と構えたから…

「すごいな…」
本音からだった、僕には武器を手にすることがやっとだったから…
痛みは我慢できるにせよ、指先が灰になり始めたから、諦めた

やっぱり、
やっぱり、どうしても、
彼と彼女をつなぐ、何かは断ち切ることができないのだろうか

つくづく、憎い奴だね…瑞哉
でも、死者に口無し。反論は受け付けないけど、

勘違いしないで、麻璃亜を守るのは君ではない
この僕だ
君という武器を使って、僕が彼女の傍で、彼女を守る

僕の顔が嘲笑で歪んでいたのか、あるいは得体の知れぬ覇気でも発してしまったのか
狩人の数人が少し後ずさった気がした
麻璃亜は相変わらず武器を手に佇んでいる

ふ、と視線の端を何かが横切った
ふわりふわりと炉の周りで揺れる、それは…
蝶…?
気づけば麻璃亜もそれを眺めている
その感情は読み取れない

不意に彼女が手を伸ばすと、導かれるように蝶はそこにとまった

「EUMENIDES…」彼女は小さく呟き
頬に一筋、雫が伝った

エウメニデス…?
神話上の慈愛を司る復讐の女神達の名のことか?

いつの間にか蝶は消えていた
彼女が何かに堪えるように、強く拳を握りしめた

僕はその時になって瑞哉の化身が蝶であるということを
思い出していた。


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