ダーク・ファンタジー小説

闇夜カルテット
日時: 2015/12/08 00:12
名前: Kino

『人』と『人外』それは相容れない二つの生命体。人は人外を恐れ、人外は人を餌とする。人外が増えると人が死ぬ。お互いがバランスを取り合って生きている。ただ、『規律違反』をする者も現れる。そこで立ち上がったのは中立機関『Y4』
これは、Y4の職員達を描いた物語。

【登場人物】
名前/読み:月影優/つきかげゆう

性別/年齢:男/15歳

性格:毒舌なバイオレンス少年。自分を犠牲にしてでも任務は遂行する。本当は優しくて、とても臆病。

容姿:黒髪の短髪。黒パーカーのフードを目深に被っている。背が低いことを気にしている。

所属:中立機関Y4東京支部戦闘班

備考:孤児で幼い頃、搭麻さんに拾われた。命の恩人である搭麻さんを慕っている。武器は拳銃。


名前/読み:神谷椿/かみやつばき

性別/年齢:男/15歳

性格:お金が大好き。高い賃金が貰えるなら何だってする。明るく常に笑顔。人をキレさせるのが得意。

容姿:黒髪で優と同じ髪型。白のローブを着ている。

所属:中立機関Y4東京支部戦闘班

備考:優の親友。よくタッグを組んで戦う。武器はナイフ


名前/読み:搭麻玲/とうまれい

性別/年齢:男/20歳

性格:優しそうな喋り方だが残虐非道で冷酷。

容姿:顔が幼いので高校生に間違われるが社会人。背が高い。

所属:中立機関Y4東京本部職員保護監督官

備考:優と椿達の上司。



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Re: 闇夜カルテット ( No.1 )
日時: 2015/12/10 00:35
名前: Kino

 機械的な音が響く。壁をくりぬいて造ったかのような部屋。扉の代わりに付けられた鉄格子。一目で分かる劣悪な環境だった。明かりの無い、冷たいコンクリートの床に独り蹲る少年。
「嫌だ…死にたくない。誰か……」
掠れた声は届かず消える。
「怖いよ……何で…こんな事されなきゃいけないの?」
ぐったりの壁にもたれ掛かる。
「お願い。僕を見つけて……」

「願うかい?少年」

突然聞こえた声。少年は焦点の合わない視線を向ける。
「一緒に来ない?助けてあげよう」
胡散臭そうな口調は男が一人。少年は疑うような顔をする。
「……生き残りたいだろ?」
その言葉を聴いた途端、少年の瞳に生気が宿った。
「僕をここから連れ出してくれるんですか?」
「ああ、そうだよ。私は搭麻玲。君の名前は…?」
少年は二度と使われないと思っていた言葉を絞り出す。
「月影…です。名字しか分かんなくて」
「そうか……なら名前をあげよう。そうだな…君の口調は優しそうだから『優』なんてどうだい?」
月影優。少年は小さく笑った。
「ありがとうございます」
「準備は…する必要無さそうだな。それじゃあ行こうか」
男はいとも簡単に鉄格子の鍵を開けた。
「優、いいかい。今日から君は私達の家族だ。私の言う事は聞いてもらうよ。そうしなきゃ家族団欒とは言えないからね」
男は握手を求めた。少年は躊躇無く、その手を握った。

この時点でもう、少年の運命は取り返しのつかない程に狂ってしまっていたのだ。

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