ダーク・ファンタジー小説

怖い恐い話
日時: 2016/10/15 00:13
名前: 兎妬


『 窓 』

私は換気以外、窓はあんまり開けない方だ。
なぜかというと、怖いのだ。窓を開けると入ってくるのは風だけではないから。霊感がある私にとって、窓を開けると入ってくるのは空気だけではなく、もう人間ではないものが入ってきてしまうだ。私は今まで、そういうものを何度も見てきている。ほとんどは何かを語りかけてきたり、記憶を見せてくるだけだが、襲ってきたりするのもいた。
その時から、私は窓を換気をするとき以外は絶対に窓は開けないようにしていた。すると、人だったものは全く入ってこなくなった。それで安心していた。

それでいいと思っていた。

それで解決したと思っていた。

私は浅はかだった。

幽霊と名前は変わっても元は「あれら」も私たちと同じ人間だったのだ。

窓をほとんど閉めきるようになってから入ってこなくはなった、けど窓の前に佇んだり窓を叩いたりとしてきた。でも、そんなことは予想の範囲内なのでこちらが気にしなければ全然問題なかった。窓に佇んでいるならカーテンを閉めればいいし、叩いてくるならばイヤホンを付けて音楽を流せばいいだけだった。これで問題はなかったのだ、なかったはずなのだ。でも、その日はいつもと違った。
その日の夜、私はいつものように服を寝巻に着替え布団に入った。窓の外に何かの気配を感じつつも、窓は開けずにそのまま眠りについた。
その夜、私は夢を見た。夢の中で私は自分の部屋にいて、まさに寝る直前だった。まるで巻き戻したビデオを見せられている感覚だった。布団に入り、寝ようとする。けど、夢の私は違うことをした。寝ようとしていたのになぜか起き上がって、おもむろにカーテンを開けた。カーテンを開けると窓にはある一人の女性が立っていた。その人物を見て私は目を見開いた、そんなはずはないと思いたかった、でも目の前にはなんど目をこすってもそこには同じ人物がっていた。母さんだ、あれは間違いなく私の母さんだった。窓の外に立って自分を見ているのは忘れもしない、私の母さんだった。
母さんは四年前に病気で亡くなっている。昔から体が弱かった母さんには病気なんて耐えられるはずがなかった。母さんは生前と変わらず優しい笑顔を私に向けていた。久々に見る母さんの笑顔に目が熱くなり、少し泣きそうになる。それが母さんにも見えたのか、母さんは心配そうに私を見ている。窓越しでなく、目の前にいたらきっと私のことを抱きしめてくれるだろうな。母さんはとても優しいひとだったから。
そこで、目は覚めた。
身体を起こし、カーテンを閉めきった窓を見る。まさか、あれはただの夢であって現実に母さんはそこにはいないのだ。母さんには亡くなってから一度も会ってないのだ。だから、いるはずはない。確かに、あの優しい母さんなら霊感がある私のことを心配してきてくれているかもしれない。あの優しい瞳で、また私を見てくれるかもしれない。
でも、亡くなってから一度も会いに来てくれていないのだ。きっと居るはずがない、けど先ほどから何かがいる気配が消えない。きっと違う、そうに違いない。窓から目を離せない。夢に出てきた母さんの優しく、暖かい笑顔が頭に浮かんでくる。
少し開けるだけなら、少しくらいなら大丈夫だろう。母さんでなかったらすぐに閉めればいいのだ。そうだ、少しだけ開けるくらいなら…。ゆっくりとカーテンに手を伸ばし、窓の鍵の部分に触れる。カチャ、と音がしてゆっくりと窓を開けた。するとカーテンの隙間から見慣れた服と肩まで伸ばした髪が少し見え、耐えきれずカーテンを勢いよく開けた。


「 や っ と 開 け て く れ た の ね 」


そこにいたのは母さんではなく、見るも絶えないほど見た目が酷い女だった。
肩まで伸ばした髪はべたべたと粘っていて、ものすごく傷んでいた。そして、母さんと同じ服を着ていたけれど服もしわだらけで、物凄く汚れていた。顔はあの優しい母さんな訳はなく、クマやシミやニキビなどがたくさんある本当に酷く、恐ろしい顔だった。

「 や っ と は い れ る 」


体の中に自分ではないものが入ってくる感覚を最後に、私の意識はなくなっていった。



この物語はフィクションです、またこの物語は自作です。








初めまして、ここまで読んでくださりありがとうございます。この物語を作った兎妬(とと)と申します。
ホラー小説や怪談話が好きでして、その手の話をよくネットで漁っています。また、私が言うのも恥ずかしいのですが自分も少々霊感はある方だと思っています。あまりはっきり見える方ではありませんがそれなりの心霊動画や、話を聞いていると頭痛に襲われたりすることがあります。
そんなことはさておき、どうだったでしょうか。初めて書いてみたのですが書いていて、楽しかったです。
一応、短編集ということで合っているのでしょうか。短く、怖い話をちょくちょく書いていくつもりです。
では、ここらへんで今回は切らせていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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Re: 怖い恐い話 ( No.2 )
日時: 2017/03/12 19:13
名前: 兎妬

『修学旅行』

 これは、私が修学旅行で沖縄に行ったときの話です。
私は人生であまり海に行く回数が多くなく、沖縄に行くのがとても楽しみでした。ただ、一日目だけはどうしても気分が沈んでいました。その理由は、一日目が平和学習だったからです。沖縄に行く前の事前学習でも沖縄の戦争についてを勉強しました。ですが、私はずっと前から戦争のお話だったり災害のお話だったりたくさんの人が本当に亡くなってしまったお話がとても苦手なのです。苦手というより、「辛い」のです。私のメンタルが弱いせいなのか原因は詳しくはわからないのですが、私はその類の話を聞くととても悲しくなり涙が溢れ、心臓がはやくなってしまうという少しパニック状態のような…よくわからないのですが、とにかくいつもの自分ではいられなくなってしまうのです。まるで、その人が憑りついてきたかのようにその人のその時にあった痛みや悲しみ、辛さがぐちゃぐちゃに混ざって涙が止まらなくなってしまうのです。
なので、沖縄の事前学習でビデオを見ることになったのですが一番前の席で実際の戦争の映像や、戦争の被害にあわれた方の話を聞いて、また私は涙が止まらなくなりその授業を途中で保健室に行ってしまいました。
 そんなことがあり、一日目だけは憂鬱を感じながらも行きました。最初は平和祈念館のような場所に行き、いろんなものを見てきました。そして、一番憂鬱を感じていたガマという場所に行きました。このガマというのは、戦争時に兵士さん達と一般の民間人が避難していたという防空壕のようなものでした。女子と男子にわかれて、女子が最初にそのガマへ行きました。私と親友は一番最後に入りました、入った瞬間に生暖かい風が頬をなで唸り声のように聞こえました。私は必死に自分にこれはただの風で、風の吹いた音がたまたま唸り声に聞こえただけだと言い聞かせました。
奥へ進んでいくと広い場所に出て、そこで現地のガイドのおじいさんからここでは当時戦っていた兵士さん達が寝ていたと説明されました。ガイドさんが最後尾にいた私たちのもとへ来ると私たちの後ろにある穴の中に入り、ついてくるようにいいました。私たちは列の一番前になり、ガイドさんについていきました。そして、先ほどよりも少し小さい部屋につき、奥に入りました。その部屋は、足元に約10cm間隔で少し小さい穴が掘られており、一番奥の壁には真ん中に横に細長く穴が掘られてありました。そこで、ガイドさんが「この穴には何が入れてあったと思いますか?」と問いかけました。

「日本刀」

そう、隊長さんの日本刀がここには入れられていたんです。と説明してくれました。この、日本刀というのは私が答えました。そして、また広い部屋に行き黙とうをして出てきました。
 今考えてみると、なぜあの時私はすぐに「日本刀」と答えられたのでしょうか。事前に、そのガマのことを学習していれば確かにわかるかもしれませんが、先ほどの通り、私は自ら戦争のことなどについては調べたりなどしません。自分から望んで調べるなど、到底できません。なのに、なぜあの時答えられたのでしょうか。頭の中で、あ、あそこには日本刀が入っていると考えずにまるで別の誰かが答えたかのような感覚でした。なので、変な話ですが答えた後で私は「あ、なるほど。確かにあの長さなら入る」と、納得していました。なので、確証はありませんがあの時、私は憑りつかれたのではないかと考えています。
 


 とてもぼんやりしていて、あまりはっきりとしていませんが、確かにわかることは、あの時答えたのは、私ではなかったということです。





 ここまで読んで下さりありがとうございました。兎妬(とと)です。
前の話を読んでくださった方なら、ある違いが分かりますか?前のお話と今回のお話の違い、それはこの物語をフィクションと書いていないことです。これでお気づきいただきましたでしょうか。そうです、この話はフィクションではありません。これはわたくし兎妬が体験した実際の話です、そのため怖さが半減してしまっているかもしれません。書こうか迷ったのですが、たまには体験談も良いかとおもい、内容を少しだけ省略してかきました。作った怖い話と実際の体験談…皆さんはどちらがお好きですか?
これからは、私の実際の体験談も交えつつ書こうかと思ってます。ただし、この体験談を読んだ方の安全は保障しませんので、読む際はお気をつけて…(なんて言ってみたり笑)

 最後まで読んで下さりありがとうございました。

Re: 怖い恐い話 ( No.3 )
日時: 2017/05/20 02:02
名前: 兎妬

『紅い女』

いつからだろうか、思い出せないほど前からになる。
俺はマンションに一人暮らしをしている。高校を出て、両親がなくなり叔母に引き取られた俺は、大学生になり一人暮らしを始めた。今時、よくあるような話だ。ただ、一つだけ違うことがある。いや、これは今の時代は多いのだろうか。俺の上の階の部屋には「佐藤さん」という20代くらいの若い女性が住んでいた。それがいつからかはわからないが、いつの間にか住んでいた。佐藤さんは黒髪のロングに、赤いワンピースを着ている。そのせいか、みんな少し不気味に思っている。でも、顔はそこまで悪くなくお姉さんのような風貌をしている。俺も少しだけ佐藤さんのことは怖いが、よく挨拶をしてくれるのでそこまでほかの住人のように不気味には思わなかった。
ある日、大学で嫌なうわさを聞いた。俺が住んでいるマンションの近くで通り魔らしき人物が出たらしい。通り魔はいきなり後ろから襲い掛かり、目の前の人物を切り付けるという。しかも、すぐ襲うのではなく少し後を付けて狙った人に恐怖を与えてから襲うらしい。そして何より俺が耳を疑ったのは、その通り魔は黒髪のロングで赤いワンピースを着ているらしい。佐藤さんの容姿にそっくりというか、そのまんま過ぎて困惑した。確かに、少し雰囲気が暗くて皆不気味がっていたが、本当に佐藤さんがやったのだろうか?あの人が人を切り付けるなんて、想像ができない。そんな不穏な噂が頭の中で渦巻きながら、帰る支度を済ませた。大学からマンションまでは徒歩30分くらいかかる場所にあって、もちろん徒歩で通っている。しかも、いつも授業が終わるとサークルの仲間と遅くまで活動して一人で帰っている。嫌な噂を聞いて、一人で帰る気はしなかったが生憎同じ方向の友達がいないので、仕方なく一人で帰ることにした。
もうすっかり陽が落ちて、街灯も灯り始めた。この通りは、夜は人が少ないが街灯のおかげで割と明るい。それに少し安堵しながら、それでも足は早めた。が、耳を澄ましてみると明らかにいつもとは違う音が聞こえた。足音がなぜか多い、自分以外の足音が耳に入ってくる。いくら自分に、これは違うと言い聞かせても無情にも足音ははっきりと聞こえてくる。こういう経験は少なくどうしたらいいのかわからず、足の進みは止まらないが頭の中はパニック状態になり、思考が止まりかけている。どうすればいいんだ、なにをどうすればいいんだ。こういう時、振り向いていいのだろうかそれともだめなのかさえ判断できなくなってきてしまっていた。
そこで、俺は足をとめた。そして決心を決めて思いっきり振り返ってみた。すると、そこには驚いた顔をした佐藤さんが立っていた。何をしているのかを聞くと、夕飯の材料を買った帰りだそうだ。よくよく考えてみると、確かに佐藤さんと住んでいるマンションは一緒なので、帰り道は一緒になるはずなのだ。



その後、納得した後に佐藤さんと一緒に帰った。何故か、その日佐藤さんとマンションに帰るときどこか懐かしい気持ちになり安心したのを今でも覚えている。




この物語はフィクションです、自作の作品です。

こんばんは。どうも、兎妬です。
今回の話は、怖い話が苦手な方でも読みやすかったのではないのでしょうか。とてつもなく怖い話も良いですが、少しヒヤッとするような物語なんかもリアリティがあって私は好きです。
それと、更新ペースが遅くてすみません。PCの充電ができない状態が続いていました。(今は直りました)
今後は少しだけ更新を増やしていけたらいいと思います(;'∀')
(現在Twitterのアカウントを載せるか検討しております、そちらに意見やアドバイスを募集した方が良いのでしょうか…とりあえず検討中です)
では、ここまで長々と付き合って下さりありがとうございました。

Re: 怖い恐い話 ( No.4 )
日時: 2017/05/20 06:27
名前: 阿修羅

コメント失礼します…!

今日初めて読まさせてもらいました。
私も少々霊感があるくらいです…見えると言っても、耳鳴りがしてその方向を振り返ると、一瞬見えるくらいですね…
心霊スポットに行って、体調を崩した事もあります。
ま、そんな事は関係ない。

私は怖い話が大好物で、見ててゾクゾクするくらい面白いです!!
怖さも丁度いいくらいで、とても面白いです!
応援させてください!更新楽しみにしてます!

長文失礼しました。

Re: 怖い恐い話 ( No.5 )
日時: 2017/05/20 15:22
名前: 兎妬(コメ返し)

阿修羅さん、コメントありがとうございます。

そう言っていただけると、とても嬉しいです。阿修羅さんも霊感がある方なのですね。しかも見えるとは…私は実際に見えたことは無いので少々羨ましいですね(笑)
応援していただけるなんてとても嬉しいです、これからも更新を頑張ろうと思います。

Re: 怖い恐い話 ( No.6 )
日時: 2017/05/20 22:01
名前: 阿修羅

返信ありがとうございます!

羨ましいなんてとんでもない!耳鳴りしすぎて、耳が痛くなるほどですよ…耳鼻科送りになりましたよ…
あ、でも私の霊感は遺伝的なものか、雰囲気的なものか分かりません。
姉が小さい頃見えてたと言っていたり、周りの友達ほぼほぼみんなが「見える」と言ったり。私のクラスは、心霊写真ができるなんて度々で…←(関係ない話すみません…)

お次の物語はなんでしょうか?
今か今かと待っております!頑張ってください!

Re: 怖い恐い話 ( No.7 )
日時: 2017/05/21 15:43
名前: 桐谷





 途中お邪魔させていただきます。桐谷です。感想を書かせてもらいます。


 私は幽霊などに疎く、霊感も無いのですが、とても怖がりなので時々不安になることがあります。それなのに怖い小説や番組を見て後悔。の繰り返しです( ´д`)
 ですがこれは読みやすくてとても好きです。「しいちゃん」では私も昔うさぎのぬいぐるみを持っていたのでゾッとしました。
 半分関係の無い話で申し訳ありません。お身体とパソコンを大切にしながらも頑張って下さい!



  それではお邪魔しました。



      桐谷

Re: 怖い恐い話 ( No.8 )
日時: 2017/05/21 17:48
名前: 兎妬(コメ返し)

阿修羅さん

あ、なるほど。それは不謹慎でしたね、失礼いたしました。お体大事になさってください。なるほど、阿修羅さんのクラスは霊感が強い方が多いのですね。
それと、噂では霊感は遺伝するらしいです。
ありがとうございます、そういってもらえると励みになります。次はある物語のサイドストーリーでも書こうかと思っております。なるべく早く書けるように頑張りますね。


桐谷さん

コメントありがとうございます。聞いた話ですが、怖い方ほど憑りつかれやすいのだとか…(笑)
しいちゃんのお話はわたくしも部屋にぬいぐるみがあるので、それをヒントに書きました。もし、桐谷さんが持っていたぬいぐるみを小さい頃は大切にしていたのに大きくなって捨ててしまっていたら、しいちゃんのように夢に出てくるかもしれませんね…。ゾッとしていただいて何よりです。
どちらも大切にしながら頑張りたいと思います、よければこれからも見てくださいね。

Re: 怖い恐い話 ( No.9 )
日時: 2017/05/21 19:36
名前: 兎妬

『玩具』

わたしはしいちゃん、さっちゃんを守るためにつくられたぬいぐるみ。さっちゃんのおばあちゃんのみこさまが、しいちゃんをつくったの。さっちゃんはしいちゃんをおもちゃとしてよくあそんでいる。しいちゃんは、さっちゃんにあそんでもらうのがとっても好きだったの。しいちゃんであそんでるときのさっちゃんは、いつも笑っているの。まだ小さいさっちゃんはしいちゃんを投げたりするけど、しいちゃんはさっちゃんが大好きだから、きにしないの。
さっちゃんがちゅうがくせいになったときに、おばあちゃんのみこさまが死んじゃった。さっちゃんはしいちゃんをぎゅってしながら、なんどもおばあちゃんって言ってた。さっちゃんはおばあちゃんが大好きだったから、とってもかなしんでた。しいちゃんはその日、ゆめでさっちゃんにだいじょうぶだよって言ってあげたの。さっちゃんはそれでも泣いてたから、しいちゃんはさっちゃんがしてくれたようにぎゅってしてあげたの。ちゅうがくをそつぎょうするまで、さっちゃんはそれから毎日しいちゃんをぎゅってしながらねてた。
さっちゃんがこうこうせいになって、みこさまが言っていたとおりになった。みこさまは、さっちゃんはこうこうせいぐらいになったら、わるいものに近づくようになるって言ってた。みこさまが言ってたとおり、さっちゃんはこわいてれびを見るようになったり行っちゃいけないばしょに行くようになった。でも、みこさまはそれを止めないでって言ってた。きっとさっちゃんはお友だちをつくっていっしょに行くようになるから、ただ守ってあげてって言われた。だから、しいちゃんは言われたとおりにさっちゃんにだいじょうぶって言って守ってあげてた。さいしょはとってもおどろいてた、前にもしいちゃんはゆめにでたんだけど、おぼえてなかったみたい。
なのに、さっちゃんはしいちゃんをすてた。ひとりかくれんぼ…だったっけ、そう言ってさっちゃんはしいちゃんのおなかをはさみできった。なかみのわたを取って、お米を入れてお友だちのつめとじぶんのつめを切って、しいちゃんのおなかにいれた。そして赤い糸でしいちゃんのおなかをぬった。さっちゃんはふわふわのわたがはいってたしいちゃんが好きって言ってたのに、どうしたのかな。かえたくなったのかな、そう考えていたらさっちゃんはしいちゃんをつめたい水の中になげた。つめたい、つめたいよさっちゃん。どうして?しいちゃんをあらうときはもっとあたたかいおゆだったのに、つめたいよさっちゃん。よかった、さっちゃんはしいちゃんをつめたい水から出してくれた。でもさっちゃんはしいちゃんをおいて、お友だちとどこかに行っちゃった。まってさっちゃん、おいていかないで。さむいよ、とってもさむいよ。さっちゃんたすけて、たすけて。
よくわからないけど、しいちゃんはなぜか歩けるようになっていたの。だからさっちゃんをさがして、おうちの中をあるきまわった。さっちゃんどこ?おいていかないで、さむいよ。かわかして、とってもさむいの。でもさっちゃんはどこにもいないから、しいちゃんはさっきのばしょにもどった。そしたらいきなり、ガクンってなってうごけなくなっちゃった。そのあと、さっちゃんがもどってきてくれた。よかった、さっちゃん。さっちゃんはしいちゃんをかわかしてくれるんだ、よかった。そうおもったのに、さっちゃんはしいちゃんを刺した。カッターでお友だちもしいちゃんを刺した。そしてさっちゃんは外にでて、しいちゃんを…火の中にいれた。あつくてあつくてあつくてあつくて、くるしかった。しいちゃんがきえていくのがわかったの、でもそしたらさっちゃんを守れなくなるの。さっちゃんたすけて、これじゃしいちゃんはさっちゃんを守れなくなっちゃうよ。さっちゃん、さっちゃん。


さいごに、しいちゃんはさっちゃんの夢に出ることが出来た。さっちゃんはふしぎそうにこっちを見てた。さっちゃん、大きくなったね。美人さんになったね、とってもきれいだよ。私も、大きくなったんだ。漢字も分かるようになったよ。それでね、さっちゃん。あのね、私さっちゃんに聞きたいことがあったの。私、ずっとさっちゃんを守ってきたのに…

「どうして私を鬼にしたの?」


さっちゃんは私で遊んでいるときみたいに、笑って答えてくれた。


「そんなの、あなたが玩具だったからよ」

この物語はフィクションです、また自作の作品です。

こんばんは。どうも、兎妬です。
今回の物語はしいちゃん視点を書きました。みなさんも、幼いころは大事にしていた人形やぬいぐるみを大人になってからこんな風に使っている方、または捨ててしまった方がいらっしゃるのでは?物には八百万(やおよろず)の神が宿っているといわれています。皆様が使っているものにもしいちゃんのように感情を持っているのかもしれませんね。
しいちゃんは幼い子供の様なイメージにしているので、今回はひらがなを多く使用しました。なので、人によっては読みにくい方がいらっしゃると思います。そこは物語の雰囲気を重要視しているので、ご容赦ください。(打ち込む側としては、とても楽だったとは口が裂けてもいえない)
あ、ひとりかくれんぼの手順は文字数などの関係で省略しています。また、手順が少し違っているかもしれませんが、私が知っている手順と違うのかもしれません。それもご了承ください、どうやらやり方に色々な方式があるようです。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

Re: 怖い恐い話 ( No.10 )
日時: 2017/05/28 16:14
名前: 桐谷





 お邪魔します。コメント返していただき大変嬉しいです!
 新しいお話も面白く、またゾッとさせていただきました(´д`|||)
 人って恐ろしいですね。私の母は怖いものが大好きで、よく聞かせようとしてきました。その中にごみ収集場のお話があって、それも人の怖さが中心の………泣きそうなほど怖かったのを覚えています。話が飛びましたが、これからも応援します!私も小説を書いているので覗いてもらえると嬉しいです!


 ではお邪魔しました。



 桐谷

Re: 怖い恐い話 ( No.11 )
日時: 2017/05/29 01:22
名前: 兎妬(コメ返し)

桐谷さん
コメントありがとうございます。また、ゾッとしてもらえてうれしいです。ほほう、そのお話ぜひ詳しく聞きたいですね。機会があればぜひ、どこかでお伺いしたいですね。
幽霊よりも人間が一番怖いとされていますしね。
ありがとうございます、こんど是非拝見させていただきますね。

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