ダーク・ファンタジー小説
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- 〜Invincible〜
- 日時: 2012/07/25 21:31
- 名前: mei (ID: xPB60wBu)
3050年,12月1日。
悲劇の訪れは近づいていた。
今のここ,地球では北は氷河期,南は熱帯気候にある。
温度変化が激しく,耐えられなくなり、全ての住民は別星に引越し,世界は荒れ果てていたのであった…。
そんな、世界の物語。
- :Invincible〜 ( No.1 )
- 日時: 2012/07/25 21:34
- 名前: mei (ID: xPB60wBu)
第一章 1話
前回話した通りで、地球は荒れていた。
そんな時、また、人類が生まれた。しかしそれは、人間では無かった。天才的頭脳と美貌を持ち合わせた美ロボット、というところであろうか。
3050年、なんていうと、科学も進歩しており、ロボットなんかもたくさんいた。
しかし、例の異常気象で人類が引越したため、ロボットの全ては壊されてしまった。
…はずだった。
予測不能の事態だった。
その、美少女人間ソックリロボが生まれた、というのは、日本の天才学者がつくったロボ。箱に閉じ込めてあったのに、空気圧のため、外に出てきてしまったのだった…。
- 〜Invincible〜 ( No.2 )
- 日時: 2012/07/26 08:06
- 名前: mei (ID: xPB60wBu)
外に出たロボットは、3体だった。
まず、「 アリス  」という金髪ツインテールのロボが一体。
「  ヴォース  」という黒髪ストレートの少女ロボが一体。
「クレス」という緑髪巻き髪ロボが一体、だった…。
箱から出た3体は、まず、相手を順番に確認した。
「……んと…
お前は…ヴォース?で、こいつは…クレスか…?」
アリスは言った。
どうやら、相手の名前は頭脳にプログラムされているらしい。
「おっ、お前呼ばわりするなっ、アリス!」
「何だと?
あたしに逆らう気か!」
ヴォースの一言にキレたアリスは、飛びかかって引っ掻いた。
その姿は、本当に猫に当てはまるものだった。
「痛っ、猫!やめろ!」
「ねこぉ〜?もう一回言ってみろ!」
2人の仲は相当悪かった。
こんな事、している暇はないのに。
「あっ…あの…」
どうやら見た感じ天然っぽいクレスがか細い声を出した。
「こ、こんな事してる場合じゃ…」
「………。」
今日で初めてまともな意見だった。そうだよね、とアリスとヴォースの喧嘩は終了となった。クレスは、皆を収める力があった。まぁ、彼女の弱点はこれから見つかるのだが…。
3人は、この場所を見回した。
ラボらしき場所で、考えかけの設計図、顕微鏡、双眼鏡などが散らばって置いてあった。
そして、3人が入っていたケースの隣に、空のケースが1つあった。
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