ダーク・ファンタジー小説

機械帝国ガイアロイド
日時: 2017/05/04 15:17
名前: クーゲルシュライバー
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=11731

──時は今から200年後。
世界、いや地球は、技術が爆発的に発達していて、もはや機械無しでは生きられない時代になっていた。機械が無くて、とある過激派組織が大規模なテロを起こしたり、技術の取り合いの為に、戦争をすることもあった。
そんな、人が機械に自惚れた、全てが汚れた惑星だったのだ。
これは、とある機械帝国『ガイアロイド』のとある戦士達の冒険記───。

《注意》必ずお読み下さい。
・この物語は、グロテスクなシーンがあります。苦手な人はブラウザバックを推奨します。
・荒らし?放っておきますよ。んなことでギャーワー騒いでても仕方ないですし、荒らし側がエスカレートするだけですし。



【INDEX】
1.機械学院パルスポート
>>1-8
2.逃走した生徒達
>>9-
3.汚染の行く道の末路
>>
4.
>>
5.
>>
6.
>>

Page:1 2



1.機械学院パルスポート ( No.5 )
日時: 2017/04/25 18:29
名前: クーゲルシュライバー

翌朝。
起きて、まず最初にすることは食事だ。ぞろぞろと人だかりが出来ては、食事室に向かって行く。
ルークも、食事室に行く準備を進める。昨日作った銃を持って。

「...で、俺、告白したんだよ。そしたらそいつ、オッケーしてさ」
「マジか!?良かったじゃーん」
男子生徒の一部が恋バナをして盛り上がっている。
「あのアイドルグループ、ホントイケメンしかいないよね〜」
「そうそう。特に村木君、ツンデレなとこがいいよね〜♪」
女子生徒の集団が、とあるアイドルグループの話でキャッキャと騒いでいる。
だが、そんな幸せな時間も、もうすぐ終わるのだ。
ルークはただ独り、何も言わずにスプーンを動かしながらニヤニヤと笑う。
そして、食事が終わる五分前。
(ここら辺かなぁ...)
ルークは時計と作戦が書かれている紙を見る。準備も覚悟も万全だ。
テーブルの上に足を乗せる。相変わらず、食事室はほのぼのした空気で満ち溢れている。
銃を上に上げる。
次の瞬間。


バババババン!!!!!!!


一瞬、銃声が周りを支配した。
しかし、
「ギャァアーー!!!」
と悲鳴が響く。
「ど、どうした!?」
後から警備員と管理者がやってくる。
よし、後はこっそり脱出するだけだ。
そう思っていたが、そんな甘くはなかった。
「こんなに沢山の人数は必要ないわ!」
アカヤスが警備員と管理者に指示を出し始めた。
「五人くらいは外を管理しなさい!」
そう言い、半分の警備員や管理者は去っていく。このままでは、脱出は困難となるだろう。
「くそっ、こうなったら...」
ルークは唇を噛みしめる。やりたくない行為だが...やるしかない。
ルークは銃口をアカヤスに向ける。そして、銃弾を入れ込む。
緊張で手が汗で濡れ、身体が震える。でも、ここで失敗したら確実に捕まる。それだけだ。
深呼吸をする。そして、息を吐くと、銃の引き金を思いっきり引いた。


バァン!!


銃声が鳴り響く。そして、沈黙が流れたかと思いきや。
「ぐふっ...!」
アカヤスが目を大きく見開いた。頭と口から、赤黒い液体がドボドボと出てくる。
そして、バタリと倒れていった。目がカッと血走っている。
「...い、いやっ、いやぁーーーっ!!」
生徒がギャーワーと叫びまくっている。うるさい連中だ。
混乱している人だかりをかき分け、ルークはこっそり、食事室を出ていった。

1.機械学院パルスポート ( No.6 )
日時: 2017/04/07 14:53
名前: クーゲルシュライバー

学院はほぼ混乱で道溢れている。そんな学院を、ルークは静かに出ていく。
「何をしている!」
警備員が銃を向けるが、ルークは構わず、銃を警備員に向かって打ちまくる。打たれて倒れた警備員の床には、血の水たまりが出来ている。
「誰も...いないな?」
ルークは辺りを見回す。誰もいないことを確認し、学院を出ていこうとする。
そのときだ。


バン!!


扉が大きく開いた。
「え...。」
驚きに身体を支配され、ルークは身動きが出来ない。扉から、生徒と管理者が出てくる。
見つかった...のか?
ルークは呆然とする。けど、見つかってしまったのだ。敵に。

脱出は、失敗した。

信じたくないことが、ルークの頭を埋め尽くした。
「くそっ...クソォ!!!!」
ルークはドン!と地面を殴る。頬に、涙がつたう。
この先、どうなるのか。ルークには理解出来ていた。
死刑。
それも、ただの絞首や斬首ではない。おそらく、電気か火炙り、鋸(のこぎり)で殺されるだろう。
死ぬとはいえ、やはり死ぬのは怖い。喜んで死ぬ人は、人生に飽きた人や人生に絶望した人、頭が狂った人だけだ。
もう、諦めた。素直に捕まろうとした。
しかし。


ドドドドドン!!!


人ごみの後ろから銃声が聞こえる。
「は...?」
全員が目を丸くする。
次の瞬間、管理者や生徒の頭から、ドバドバと鮮血が溢れてきた。
銃で打たれたのだろう。血を流していく人々は、どんどん倒れていく。
「ルーク!」
聞き慣れた声が、ルークを呼ぶ。ハッと我に返り、ルークは声がした方を向く。
ガブリエルとアノイルだ。
「ぼーっとしてないで、早く抜け出すわよ!」
アノイルにそう言われ、ルークは思い出したかのように急いで立ち上がると、二人の後を追う。

1.機械学院パルスポート ( No.7 )
日時: 2017/04/25 18:31
名前: クーゲルシュライバー

「けど、何でガブリエルとアノイルがこの事を知ってんだよ?」
走りながらルークは聞く。ガブリエルはふぅ、と溜め息をつく。
「お前...知力不足だな。何で俺が昨日、技術の授業に参加しなかったか分かるか?」
「......技術の授業が嫌いだから?」
しばらく間をとって、ルークが口を開く。ガブリエルはペチン!と自分の頭を叩いた。
「テメェ、作戦を紙に書いてたろ?」
ガブリエルが面倒くさそうな声で言う。それを聞いて、ルークも分かったようだ。
「あれを見たかったんだ。それも、テメェらがいない間にな」
フン、と鼻で笑うガブリエルの姿に、ルークは少し怒りを覚えた。
「でも、何で真夜中にしなかったの?」
「お前は馬鹿を通り過ぎた大馬鹿だな!」
ガブリエルの一言を耳にして、ルークは頭に血が登りそうになった。
「真夜中にしたら、紙が別の場所に移動されるかもしれないし、作戦執行日時が知りたかったんだよ」
ああ、とルークは感心する。
やがてスタスタと一目散に走っていたら、正門が見えてきた。
「あそこの門を通り過ぎたら、脱出よ!」
アノイルが門の先を指差す。きっと、門の先には自由の世界が広がっているのだろう。
三人は思いっきり走り、門の先へと走っていった。

作者から ( No.8 )
日時: 2017/04/25 18:36
名前: クーゲルシュライバー

いやぁ、『機械帝国ガイアロイド』の序章という場面が終了しましたね。何か、達成感がありますね。ハッハッハ。( ´∀`)ケラケラ

さて、「え、これだけ!?何かストーリーの進み具合速すぎね!?」と思う人もいると思います。(というか、この速さじゃ、思う人がいないわけない)
けど、ご安心ください。
この作品は、かなり長〜いストーリーになるので、次からはのびのびと長くなると思います。
まあ、「もう読むのメンドクセ」とか「読み飽きた」とか思った時点で読まなくてもオッケーです。(ダ・メ・だ・ろ絶対)
とにかく、私のモットーは『楽しく、泣けて、読みやすく』なので、そこを分かっていただけたら幸いです。
それでは、私からのお話はこれぐらいにして、『2.逃走した生徒達』の『作者から』でお会いしましょう!
Thank You!!justregard!!

2.逃走した生徒達 ( No.9 )
日時: 2017/04/25 18:24
名前: クーゲルシュライバー

ガイアロイドには、朝昼夜などは存在しない。空は敵国からの攻撃を防ぐため、超協力防壁が張ってある。そのため、光が届かず、永遠の夜のような世界なのだ。
最も、配合物質をトマトや米などの茎に注射すれば、栄養分が出来て、成長速度が光を当てるより急激な成長をするし、電気は防壁の外からソーラーパネルが突き出ており、太陽光発電で蓄えているため、困ったことはない。

「もう、大丈夫かな?」
大都会アイレジアの真ん中で足を止め、ルークが後ろを振り向く。
「ああ、ここなら心配いらないだろ」
ガブリエルがポケットに手を突っ込んで吐き捨てる。周りは車の騒音や人々の笑い声でいっぱいだ。
「まあ...ここで何とかしてガイアロイドから出ましょ」
アノイルの提案に、二人はこくりとうなずいた。

ここで、アイレジアの都市の大まかな説明をしておこう。
アイレジアはガイアロイド最大の都市で、世界でも名が広く知られている。技術も他の都市よりもかなり進歩している。今では世界で無ければならない、まさに『地球の心臓』と呼ぶにふさわしい大都市と化した。
だが、アイレジアは殺戮集団、『黒猫』があった。
ここは技術が発達している。つまり、核兵器、銃、爆弾の威力も他の国と比べ物にならない。それを逆手に取り、殺し屋は仲間を増やしていき、ついには殺戮集団の『黒猫』を結成した。
そのため、アイレジアには無力な一般人はほぼいない。

2.逃走した生徒達 ( No.10 )
日時: 2017/04/25 18:23
名前: クーゲルシュライバー

「ここだと人には見つからないとは思うが、ここで石像になっても仕方ない。さっさとガイアロイドを抜け出すぞ」
ガブリエルが周りを見回して吐き捨てる。
ガイアロイドの隣国はエジルグァム。地球で唯一、機械を扱わない独立国だ。そこに行けば、パルスポート学院から逃げ切る事が出来るかもしれない…。
ただ、一つ危ない点、言わば注意点がある。
警備の強化だ。
おそらく、今日か明日にはルークらが学院の生徒達や先生を殺した事が報道される可能性がある。もしも報道されたら、ガイアロイドの住民全てが敵になり、さらには警備も強化されて、ここから抜け出す事は難しくなってしまう。
「とりあえず、まずはこれをどうかしないとね」
アノイルが制服を指差す。パルスポート学院の制服だ。
ルークとガブリエルはうなずくと、近くのファッションショップに向かった。

ルークは黒いパーカーにジーンズ、ガブリエルは半袖シャツの上からミリタリージャケット、そして半ズボン。アノイルは青いワンピースと、黄緑色のサンダル。意外とおしゃれに細かい。(ただし、ルークについてはノーコメントだ)
「これでバレないかな?」
自分の衣装を二人に見せるルーク。
ガブリエルとアノイルは完全無視して、先に行っていく。
「ちょっ…。待ってよぉ〜!!」
ルークは気をとりなおし、二人の後を追う。

その時、ガブリエルとアノイルは、自分の身分証明書と銃を忘れていると知らない。

2.逃走した生徒達 ( No.11 )
日時: 2017/04/24 16:10
名前: クーゲルシュライバー

ルーク達が機械帝国ガイアロイドからの脱出を試みる一方、機械学院パルスポートでは───。



「くそっ!ルークらが逃走したか!」
院長のアイロスが机をドンと叩く。その声と目は、ほぼ怒りで満タンになっている。
「一体、誰の支えで今日まで生きてこられたか分かっているのか!?あのくそガキどもがぁぁあ!!!!」
物凄いおぞましい大声に、集まっていた生き残りの警備員の顔が青くなる。
「キサマら!」
アイロスが警備員に怒鳴りつける。その声に、警備員の一部はヒッと声を出す。
「明日からクソガキ達がしでかしたことをガイアロイド中に公開しろ!そして、ルークらを取っ捕まえてその場で血みどろにするのだ!!」
一瞬、沈黙が院長室内を駆け抜けたが、一斉に警備員は
「はっ!!」
と従うしかなかった。
一流の警備員、ネクスタを除いては...。

ここで、アイロスとネクスタについて説明しておこう。
アイロスはパルスポートの威厳ある院長。若くて美少年と言っても過言ではないくらい、美形を兼ね備える者だ。しかし、そのような見た目とは裏腹に、相手を瞬殺することが出来るほどの戦闘力と残忍な性格も持っている。
ネクスタはパルスポートの警備員の一人で、銃より相手をしとめやすいボウガンを使う事から、『神速の使い手』とも言われている。
その一方で、何かに縛られるのを嫌い、アイロスを心底で軽蔑している。

「おのれ...馬鹿な行動をとったことを永遠に後悔するがいい...」
アイロスは悪魔のようにニヤリと笑った。

Re: 機械帝国ガイアロイド ( No.12 )
日時: 2017/04/22 14:17
名前: アンクルデス ◆40kNVwyVY6

お疲れ様です!

自分もこんなSF小説大好きですよ!

2.逃走した生徒達 ( No.13 )
日時: 2017/04/24 17:19
名前: クーゲルシュライバー

>>12
ありがとうございます!SF小説は面白いですよね!

2.逃走した生徒達 ( No.14 )
日時: 2017/04/30 19:40
名前: クーゲルシュライバー

ルークらがパルスポート学院から逃走して、二十四時間が経過した。しかし、相変わらず暗き漆黒に包まれている。
「さてと...。どうするんだ?ここでとどまってんのか?」
ガブリエルがルークに視線を向ける。ルークはそうだった、というような顔立ちになる。
どうやら、脱出した後のことを考えていなかったらしい。
ガブリエルが頭を抱えていると、
「そうそう」
突然、アノイルが手をポン、と叩いた。
「なんか思いついたのか?」と、二人がアノイルに聞く。
「ガイアロイドの外れに、私の旧友がいるの。そこに行けば、友達も協力してくれるかもしれないわ!」
そう言うアノイルの目は、キラキラ輝いている。
「そうだな。行こう!」
アノイルの考えに賛同するルーク、ガブリエル。
そして、そくささとアノイルの旧友の家に向かおうとしたが。
『速報です』
ビルに設置されていた巨大TVから、大きな声が響いた。
『昨日、パルスポート学院にて約百名の生徒、警備員などが殺傷し、大混乱となりました』
そう言うと、画面が切り替わり、何と、ルーク、ガブリエル、アノイルの証明写真が映し出された。
『犯罪者はルーク、ガブリエル、アノイルの三人の生徒です。一人でも見つけたら即座にパルスポート学院へ連絡するうえ、捕まえてその場に応じた対応をしろ、とのことです。パルスポート学院への電話番号は×××-×××です。警戒をお願いします』
周りの目が一斉にこちらに向けられる。
ルークらは一瞬、立ち止まったが、
「逃げるぞ!」
ガブリエルの声で我にかえり、走り出した。

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