ダーク・ファンタジー小説
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- 血に染まる粉雪と涙に染まる桜
- 日時: 2012/12/26 17:03
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
はい。えぇ。言いたいことは重々承知しております。
ですが書きたくなったんです☆(←反省しやがれ
注意
①作者あほであり単純でありその上亀です。
②文才などナッシングです
③コメントもらうと喜びます。そして貴方の小説にお邪魔s(←自重なさい
④主に来て下さったお客様は神様です。
⑤注意を見て作者に1つでもご不満な点があればお帰りください。
目次
>>1プロローグ
>>2第一話〜日常から壊れていく日常?〜
>>7第二話〜壊れた日常と消える幸せ〜
>>10第三話〜葬式での出来事は、私の崩壊スイッチ?〜
>>11第四話〜新しい生活は地獄への案内?〜
>>14第五話〜私が壊れるカウントダウン……?〜
>>15第六話〜壊れた私と……〜
お客様
瑠乃杏様【初めてコメントを下さった神様です!】
柏木幸人様【いいストーリーなどと言って下さった神様です!】
千夏様【こんな小説で心に何かが生まれたといってくださった神様です!】
- Re: 血に染まる粉雪と涙に染まる桜 ( No.13 )
- 日時: 2012/08/21 14:51
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
柏木 幸人様
そういってもらえると光栄です!
うれし涙で画面が……
- Re: 血に染まる粉雪と涙に染まる桜 ( No.14 )
- 日時: 2012/12/27 15:35
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
第五話〜私が壊れるカウントダウン……?〜
身勝手な血のつながらない母……優香との生活。知らない男との同居生活。独りぼっちの生活。孤独な毎日。
「美里ぉ?さっさと買い物行って来い。あたしは憲次さんと出かけるから」
「……はい」
うきうきとした足取りで出て行く優香。
そんな優香を視界の端に捕らえ外す。
そして、携帯を開くと素っ気無い文字。
『冷凍食品5種類。レトルトカレー5種類。つまみ』
私はため息をつき乱雑におかれた黒縁写真に目をやる。
お父さんは上で笑ってたのに今は床の上。
優香の表面だけのキャラ。
今は亡き夫を思う妻。やさしくて家事をそつなくやり遂げる妻。
そんなキャラを演じていた優香。
私はふと思いついた。
———私が居なくなったらどうだろう?
優香は慌てふためくだろうか?
それとも清々したと笑うだろうか?
———見てみたい……
私はそこらのメモ用紙に短く『探さないで下さい』と書き、机の上に放った。そして、唯一の私の住処である自分の部屋へと上る。
幼いころに写されたと思われる家族写真。其処には幸せそうに笑う私と父そして母の姿。
私は部屋にあったなるべく大きな鞄をつかみ、その中へ財布や携帯、友達からもらった宝物などを入れていく。
程なくして鞄がいっぱいになり、私は重くなった鞄を引きずるようにして一階へおろす。
「あ、わすれてた」
私は恐らく自分でも恐ろしくなるような顔で笑ったと思う。私はお父さんの部屋にあった、ありったけのビデオカメラを部屋中に設置する。
———帰ったら見ないとね。
私はほくそ笑みながら家を出た。
- Re: 血に染まる粉雪と涙に染まる桜 ( No.15 )
- 日時: 2012/12/26 17:03
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
第六話〜壊れた私と……〜
綺麗な粉雪が私の視界へ入っては消えるを繰り返す。それを見た私はふと、お父さんとお母さんのことを思い出した。
どちらも雪が降っていた時期に通り魔に殺された。
「……次は私……なのかな?」
私は誰とも言わず問いかける。その問いは答えることなく雪を降らす厚い雲に消えたと思う。
そう……思ってた。
「———何が?」
いきなり聞こえた透き通った女の人の声。その声は何処か冷たく近寄りがたかった。
「……誰?」
驚きと動揺を隠し、私は問いかける。辺りを見回したが、私の視界が捉えられる範囲に声の主はいなかった。
「人の疑問に疑問で答えるって失礼な子ね。でも面白いわ」
今度は真後ろ。私は振り返る。其処には冷たい微笑をたたえた女の人が立っていた。歳は優香よりいくつか年上に見える。切れ長の眼が全体の印象を冷たく大人に見せているのかもしれないが。
「で、何が次は私なの?」
「貴方には……関係ないです」
知られたくなかった。赤の他人に。でも、心のどこかで話を聞いて欲しいって思ってた。だけど、私は冷たい声で返した。
「しょうがない子ね……じゃあ、当ててあげるわ。……通り魔に殺されると思ってるでしょう?私が守ってあげるわ」
私がこの不思議だがどこかうそっぽさがない彼女のことを詳しく知るのはこれから何ヶ月もあとのことだった。
- Re: 血に染まる粉雪と涙に染まる桜 ( No.16 )
- 日時: 2012/12/27 09:27
- 名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: uMmok.3B)
第7話〜壊れた私と女性〜
女性と話し込むと意外なことがたくさんわかった。
女性は黒峰龍奈ということ、歳は22と最初の印象より大分歳が下だったこと。(ちなみに職業は教えてくれなかった)
「で、龍奈さんは何故私みたいな子供に声を掛けたんですか?」
そう訊ねると龍奈は一瞬眼を丸くし、そして大笑いした。
ああ、追記するのを忘れていた。
彼女はよく表情が変わる。
「そうねぇ……仕事のことでこの辺に住んでるんだけどね。そのときに何人か家出っぽい子がいたの。そのこたちはたいてい電話してたの。恐らくは宿代わりの友達の家当たりに。それなのにあなた、友達に電話したりせずに一人でボーっとしてたでしょ?あの行動が他の子と違ったから気になったの」
何処か嘘っぽい発言。でも、優香の笑顔などに比べると何百倍も信用できた。
「へぇ……で、何で通り魔殺人のことだとわかったんですか?」
「企業秘密よ」
此処も出てきた。企業秘密。
数えてはないが20回以上は出てきた言葉だと思う。
「そして、最大の質問。守ってくれるとは具体的にどういう意味ですか?」
「一言で言うならボディーガード。これでも一応武道派なのよ」
「……」
私は今言われた単語を頭の中で繰り返す。
そして意味として認識させる。
「マジですか?」
「えぇ」
答えるまでの間、約1秒。要するに即答。
次の言葉で私の思考がストップするまでの間、約0,5秒。
「ちなみに、あなたの父親と母親が殺されたのはただの通り魔の仕業じゃないと思うわ」
———お父さんとお母さんが殺されたのは通り魔の仕業じゃない?
———じゃあ、だれがオトウサントオカアサンヲコロシタノ?
私の意識は真っ暗な闇へと落ちていった。
- Re: 血に染まる粉雪と涙に染まる桜 ( No.17 )
- 日時: 2012/12/28 20:21
- 名前: 秋桜 (ID: EsPIP2Jr)
第8話〜とある人の目線〜
楽しかった。全てが楽しかった。
人々の悲鳴。俺を見つめる恐怖の眼差し……どれも堪らなく甘美ですぐにはまった。だが、俺がさらにはまったのは……
————人を殺すことだった。
あの、ナイフが柔らかい腹や胸をつらぬく感覚。あふれ出る赤黒い鉄の匂いのする液体。金魚のように口をパクパクさせる人間。どれもが愉快でそれがさらに俺をはまらせる。
そして、それ以上に愉快なのは、泣き叫ぶ子供。
あれには腹がよじれるほど笑うね。本当に愉快だ。
「ねぇ〜聞いてる?」
いきなり現実に引き戻される。本当に邪魔な奴だ。
「聞いてるよ」
自分でも気持ちの悪い笑みを浮かべて答える。
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