シリアス・ダーク小説

私の事、知らないくせに、分かったフリすんなよ
日時: 2018/06/27 20:32
名前: 章子 (ID: 9mWysg1X)

第一章
 朝が来た。来てほしくなかったのに。窓からこぼれる眩しすぎる光。そんな光も、梅子には醜く見えた。
「梅子ー?なにしてるのー?早く起きなさい?」
お母さん-起きなきゃ。学校へ行かなきゃ。むっくりと、起き上がった。一瞬、立ちくらみがした。…いや、ベッドの上でクラッとしたから、立ちくらみと言うのかどうかはわからないけど。ご飯を食べに、階下へ降りた。
 もう登校時間か。学校、行かなきゃ。行かなきゃ。行かなきゃ…。家を出る瞬間、梅子はいつも、足が止まる。だけど、意志に逆らって、歩き出す。おもすぎるリュックサックを背負って。片道三十分の距離を。華恋のカレシ自慢を聞きながら。まじで華恋、うるさい。そう思っては、思いは消えて、思っては、消えて。ダメだ、私、他人の話を迷惑なんて思うなんて。こんな私に話しかけてくれることに感謝しなきゃ。ほんとの自分、捨てて。

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