ダーク・ファンタジー小説

不死身の、独り言
日時: 2019/11/19 22:08
名前: 妖精

初投稿です。おねがいします。                     …           朝から、教会が鐘を鳴らしている。どうせ、またダンジョンにつっかかっていったバカな冒険者だ。たいてい、ここは子供を4人とか、5人産むから、次の跡取りになろうと必死なのだ。そしてそういうバカは大抵貴族だ。普通気が付くと思うけど。自分程度じゃあどうにもならないって…       私は、泣きはらす親を鼻で笑う。私は、他よりずっと長い時を生きているから、たかだか100年の生命を、もてあそび、狂わせている。それが、唯一の暇潰しだった。15で、今みたいにこういう考え方をしない、仲間がいる時ならば違った未来だったと思うけどね。さてと、今日もダンジョンで金稼ぎますか。私、いつ死ぬのかなぁ…。

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Re: 不死身の、独り言 ( No.17 )
日時: 2019/12/02 21:10
名前: 妖精

うーん、時間稼ぎをしたい。彼等に、コレの事を話していいのか、確証まで、あと少しだけ…。「取り合えず、お風呂に入ろうよ。」「さっきの件、どうなった。」ベルトモンドから殺気が立ち上る。「まあまあ、お風呂から上がったら、話すから。」この際、話しておくのが正解かもね。「そういや、長官は?」ビナルスがビーアナに聞く。「騎士団アジトへ、帰ったみたい。お得意の、ワープ呪文使ってたから、近くに居ないのは間違いないよ。ほら、長官のワープ、1km以上じゃないと、動けないから。」部屋に入ろうとした所で、リーフに話し掛けられた。『あれ、言うの…?』心配性だな。                  …                 お風呂は、あることを証明していた。「ハリボテ…今日、王族来てたでしょう。」「何故それをご主人様が…?」

Re: 不死身の、独り言 ( No.18 )
日時: 2019/12/04 20:21
名前: 妖精

「入浴剤、入れたでしょ。」お風呂は見事な青色だった。入浴剤なんて高級品、貴族にだって使わない。「はい…でも、それだけですか?」負けず嫌いな性格は変わっていないな。「これ、なーんだ?」「そっ…それは…ま、まさか部屋から!?」「しーてーなーいーよー、排水溝に落ちてたの。」この髪飾りのお陰で何処の家なのかも直ぐ分かる。「泊まっているのは、ローグ家の4兄妹ね?」簡単な推理だ。髪飾りがあると言うことは、1人以上女性がいる。しかし、この髪飾りは18までしか着けない。そして、確か長女が24とかだったから、着けているのは2女、それしか居ない。「王様が居ないってわかったのは、こういうダンジョン付近の宿に泊まっているから。バカンスなら、高級ホテルとか別荘に住むでしょう?」「全くその通りでございます。…あ。髪飾り届けて来ますね。」私も見に行きたいなー。指輪に話しかける。「リーフ。」『わかった、わかった。見に行くわ。』リーフの片目は私の作った魔法石で、リーフの見たものは私にも見える。魔法便利だな。錬金術万歳。

Re: 不死身の、独り言 ( No.19 )
日時: 2019/12/08 18:17
名前: 妖精

さてと、リーフは部屋の前に着いた様だね。様子を見てみよう。

「くそ…くそくそくそぉ!」
「ちょっと、落ち着きなさいよ、みっともない。貴方まで、恥さらしになりたいの…?」
「その通りだ。エダム、少し落ち着け。屈辱では在るが…」
「っ…!アダムお兄様!奴等…騎士団、しかも浪兵ごときに私達の手柄は奪われたのですよ!」いつも通り、エダム御兄様は怒っている。アダム御兄様と、オーブ御姉様の言うことを、聞けば良いのに。
「イブ…なんとか言えッ!」
エダム御兄様が、私に怒る理由は二つ。私がイブという名前で有ること、そして私が代々伝わる炎魔法を継がなかったことだ。エダム御兄様が私に戦いを挑まなくなったのは、弱点属性である水魔法だからだ。

ふーん、結構ドロドロしてんじゃないの、貴族様は。ベルトモンドは長湯だし、まだ時間はあるな。少し、仕掛けを作ってみよう。

改行ボタンこんなところにあった…

Re: 不死身の、独り言 ( No.20 )
日時: 2019/12/08 18:59
名前: 妖精

青い魔法石をイブのポケットに放り込む。はてさて、気が付くかな?

「全く、お前はどうしていつもそうなんだ?」
「本当にあたしの妹?ネズミかなんか化けているんじゃないの?」
どうしよう…御兄様と御姉様はかなり怒っている。魔法は、無駄だ。理性を失った御兄様達に勝てる訳がない。「覚悟しろよ、イブ。良かったな、お兄様達が優しくて。ゆっくり…」
すると、ノック音がした。
「チッ、逃げるなよ。」
助かった…怒りが冷めるような要件だと良いけど。…違う!御兄様の顔がどんどん酷くなっていく。
「イブ、これが何か分かるか?」
「!!!それは…」
あの髪飾りは!まさか私、お風呂に落としてしまったの?
「イブ、お前はローグ家には必要ない。」
「うふふ、ゆっくり、確実に。遊んであげるわ!」
「お前のような出来損ないは必要ない。よって、始末する!」
誰か、助けて…
『助けるのは、私。』
部屋が水で満たされた。光の中、私は精霊を見た…。

Re: 不死身の、独り言 ( No.21 )
日時: 2019/12/10 22:05
名前: 妖精

誰が選ばれたのだろうか。この宿に他に水魔法の使い手は、居たのか。使い方を後で習いに行こう。
「イブ…お兄様達を助けないで、いいと思っているのか?」
「す、すみません、 «ウォーターシード»」
「全く、17にもなって未だに簡単な攻撃と防御しか出来ないなんて。可哀想な子。」
「すみません、御兄様、御姉様。」
「それにしても何なのだ…!!」
「ど、どうかされたのですか、アダムお兄様。」
「あれは、水の精霊、ウィンディーネ!水馬(ケルピー)も!一体、何が起きているのだ?!」
「ま、まだ判りませんわ!あの、魔力のコントロールさえ出来ず、簡単な魔法、ましてや家系にあってはならない筈の水魔法しか使えない、あの、イブが!精霊に選ばれた、何てことは!」
『残念だけど、私は彼女と契約を既に交わしているわ。精霊は、契約を第一に考える…教会で、教えられたでしょう?』
「だ、だが何故イブ等に。他に居ないのか!?」
『言いづらいのだけど、その子、素質が有りすぎるのよ。あの、神の坊っちゃんが彼女を無理矢理炎属性にしなかった理由が分かるわ、私だって危うく素質が地味にしかない奴と契約しそうだったから。』
「ならば…何故こんな所にある宿にイブが居ると分かったのだ?」
『その答えは、ポッケのなかよ♪」
驚いた…見覚えのない宝石が入っている。
『それには、水を司る者を呼び寄せる力がある。ボーナス機能で、«呼び出した者の攻撃、防御2倍»の効果がついてるわ。』

くそ、何か、いい方法はないのか?考えろ、考えろ。そうだ、イブを殺してしまえばいい。
「«ウォールハイアット»!!」
これで、楽に死ねるぞ、イブ。精霊も今気が付いたか。もう遅い、貴様の出来立ての御主人様は、居なくなる。
『止めろ』
俺の最強の魔法を止めたのは、ガキだった。

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