二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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鋼の錬金術師×学園アリス
日時: 2010/01/08 22:44
名前: キナコ☆ (ID: p.mkGea5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15143

         *プロローグ*

『う……ぇ……うぇぇぇぇぇっっ!?』
『蜜柑っ!』

黒い手が、うちをさらう。
大きな、大きな門の中へと。

『みかーーーんっっ!!』
皆の叫ぶ声が聞こえてくる。

手を伸ばしてもとどかへん。
声を出してもとどかへん。

キィィィィィィ……
静かに門は……閉じた

           1話

『棗……蛍……ルカピョン……皆ぁッ!』
うちが……泣き叫んでる……?なんで?

見渡す限りの……黒……暗闇や……
『皆……皆ぁぁぁぁッ!!』

蜜柑 『っは!』
うちはがばっと勢いよく起きた。
キョロキョロとあたりを見ると街だった。

蜜柑 『え、何ここ……アリス学園の外?』
にしても風景かわっとるなぁ〜……
というか学園どこやねん!

蜜柑 『なんや…あの黒い手といい…門といい…』
黒い手……門……うちをさらった本人や

あれは一体……何?
とりあえず近くにいる人に学園どこやって聞いてみよ

蜜柑 『あの〜……スミマセン……』
?? 『ん?何だ?』

うちは向こうから走ってきた男の子に聞いた。
蜜柑 『アリス学園ってどこや?』
?? 『アリスガクエン?何だ、そりゃ』

男の子は何言ってんだこいつという顔をしている。
歳は〜〜……10歳?身長、かなり低いし……

金髪で三つ編みの髪、金色の目。
何や、女の子みたいやけど……男の子やな……

蜜柑 『という事は……やっぱり……』
コロン……コロンコロンコロン……
蜜柑 『ほえ?』

何や?あ、うちのアリスストーン!!
全部転がってるやないかい!

アリスストーンがみんな転がってる。
皆のアリスストーン。炎・発明・幻覚・水

蜜柑 『アリスストーンがっ……』
?? 『大丈夫か?』

男の子も一緒に拾ってくれた。優しいんやな。
ほとんどのストーンを回収して数えてた時……

蜜柑 『ァ…炎のストーンが……無い』
?? 『足りねえのかよ……つかこれ何の石?』
蜜柑 『アリスストーン。アリスの石や。』

とまぁうちは説明力ないからな……(泣)
というか棗の石!炎のアリスストーンッッ!!

?? 『ににににいさーーーんッッ!!』
蜜柑 『何や、向こうから誰か来る……』

するとうちの隣にいた男の子が……
?? 『アルッ!どうした?』

兄さんってこの男の子か〜……
にしてもなんかすごい騒いどるな……

?? 『大変だよ〜!』
向こうから走ってきた物を見てうちは腰が抜けた。

蜜柑 『ひ……ひぎゃぁぁぁぁっっ!!』

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Re: 鋼の錬金術師×学園アリス ( No.1 )
日時: 2010/01/08 22:45
名前: キナコ☆ (ID: p.mkGea5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15143

          2話

蜜柑 『ひぎゃぁぁぁぁぁっっ!!』
?? 『ん?どうした〜?』

だだだだだって……鎧が動いとるッッ!!
蜜柑 『よよよ鎧が……喋っとる動いとる……』
?? 『!!あ、あぁ…こいつ鎧を着てんだよ!』

何や……?今一瞬…男の顔がすごい歪んだ。
なんか……悪い事……聞いたかな……

?? 『それより、何が大変なんだよ』
?? 『僕も聞きたいことがあるけど…聞いてよ!
賢者の石が落ちてたんだ!』

そういうと鎧さんは赤い石を見せた。
金髪の男の子は固まってる。

蜜柑 『あぁぁぁぁぁぁぁっっ!棗の石!』
?? 『何言ってんだよ!賢者の石だっての!』
蜜柑 『棗のアリスストーンやっ!返してぇッ!』

うちは泣き叫んだ。すると金髪の男の子が止まった。
なんで……うちが……泣いてるからかな?

蜜柑 『返してっ……棗の……炎の石なんや……』
瞬間移動・フェロモン・もちあげ・時間旅行タイムトリップ……その他様々

皆の石は……うちの宝物なんや……
うちは……無効化と盗みを持ってる。

でも皆はそんなうちでも温かく迎えてくれた。
盗みを持ってる……うちでも。

?? 『こ、これは賢者の石……』
うちは男の子が言い終わらんうちに飛びかかった。

そして、炎のアリスストーンを奪い取った。
そして、瞬間移動のアリスストーンを握った。

?? 『あ、ちょっ、おいっっ!!』
?? 『待って!』

次の瞬間には別の場所に立っていた。

         

Re: 鋼の錬金術師×学園アリス ( No.2 )
日時: 2010/01/08 22:47
名前: キナコ☆ (ID: p.mkGea5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15143

           3話

蜜柑 『よ、よかった……逃げ切れた……』
うちは棗の石をポーチに入れた。
これで、そろっとるな。みんなの石。

というか……またまたここはどこや……
垂れ幕(?)がブラーンと垂れ下がっとる。

それにしてもでっかい建物やな〜……
っていうか、賢者の石……って何?

あの男の子、すごい……必死やったな……
鎧さんも……なんかあるんかな……?

でもあの表情はすごい辛そうやったもんな〜……
まぁ、聞かずにおろ…というかもう会わへんやろ…?

蜜柑 『うちが黒い手にさらわれてきたって事……
誰か信じてくれる人おるんかな〜……』
まぁ、うちの予測からたどって行くと〜……

ここは別世界やな……
でも……皆は大丈夫やんな?

蜜柑 『さーてっ、どっか行くか〜♪……ぁ』
……ァ……うちの目の前にさっきの2人がたっとる。

?? 『ったく……面倒だっての……』
?? 『兄さん、飛びかかったらだめだよ?』

うちはそろ〜とその場から離れようとした。
でも……

?? 『おぃ……どこに行くきだよ』
蜜柑 『(ギクッ)どこって……うちの自由やろ…』
?? 『少し聞きたいことがあるだけなんだ^^』

嫌や……でも……鎧さんに殺されるカモ…(滝汗)

蜜柑 『何やねん……』
?? 『お前、どうしてさっき消えた?』
?? 『うん、いきなり消えたからビックリした』

アリスストーンや……って言ってもな〜……
蜜柑 『う、うちの能力や!』

説明力な〜〜い〜〜……((泣))
というかアリスも能力やもんな……

?? 『お前、錬金術が使えるのか?』
蜜柑 『いや……違う…うちはアリス能力者や』
?? 『アリス?アリスの錬金術師?』

何言うてんの、この2人。
もう面倒くさいんやな〜……

蜜柑 『アリスっていう能力や。錬金術とは違う。』
?? 『どんな能力なんだ?』

とりあえずうちは炎のアリスストーンを使った。
棗の炎が宙を舞う。

?? 『大佐の焔!?』
蜜柑 『アリスや言うてるやろ!』

うちは幻覚・水・影・ドッペルゲンガー・増幅などのアリスストーンを全部使って見せた。

2人は固まって見ていた。

蜜柑 『でも……見せられへんやつもあるんや…』
それは………盗み……
?? 『…そうか…これがアリスって奴なんだな?』
蜜柑 『そうや…うち、佐倉蜜柑!よろしゅうな!』

うちは笑顔を取り戻して言うた。

?? 『俺は、エドワード・エルリック。まぁ、エドって呼んでくれ。よろしくな、蜜柑。』
蜜柑 『エドは、錬金術師なん?』
エド 『あぁ、鋼の錬金術師だ』

ふ〜ん……エドってすごいんやな〜〜^^

?? 『僕はアルフォンス・エルリック。アルって呼んでね。よろしくね、蜜柑ちゃん』
蜜柑 『よろしくな、アル。』

うちは2人と自己紹介してから別れた。

………って行くあてなんてないわぁぁっ!
もうだめや〜〜〜〜〜っ!

Re: 鋼の錬金術師×学園アリス ( No.3 )
日時: 2010/01/08 22:47
名前: キナコ☆ (ID: p.mkGea5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15143

          4話

蜜柑 『今日は野宿やな〜……ん?』
うちの視線の先にはお金が落ちていた。
蜜柑 『誰が落としたんやろ……』

キョロキョロ辺りを見ても誰もおらんし。
交番とかは分からんし。

もう薄暗いし……使わせてもらうか〜……
その前にうちは増幅のアリスストーンを握った。

お金が増えて行く。これっていい事なんか〜!?
まぁ、仕方がないことや……スミマセン……

うちは近くにホテルを見つけたからそこに入った。

主人 『いらっしゃい!』
蜜柑 『あの、部屋空いてますか?』
主人 『空いてるよ!デース、案内頼む!』

すると向こうから女の子が出てきた。
うちはその場で硬直。だって……

蜜柑 『アンナちゃん?』
デース『ぇ?デースです!よろしくお願いします♪』
蜜柑 『よろしゅうな、うちは蜜柑や』

うちは部屋に案内してもらった。
すごい綺麗な所やな。

デース『蜜柑ちゃん、宿泊代、タダだからね♪』
蜜柑 『ほぇぇっ!?なんで!?』
デース『いいのいいの〜♪気にしなーい♪』

うちは少し戸惑ったけどうなずいた。
というかそっちの方が嬉しいしな。

デースが部屋から出て行ったあと深くため息をついた
蜜柑 『うち……もとの世界へ戻れるんかな…?』

夜空を見た。どこまでも続く夜空。
——うちは一体どうなるん?

Re: 鋼の錬金術師×学園アリス ( No.4 )
日時: 2010/01/08 22:48
名前: キナコ☆ (ID: p.mkGea5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15143

           5話

うちはホテルから外に出た。
ひんやりと冷たい風が頬に当たる。

蜜柑 『寒い……』
今は夏なんやけど……

行くあてはないけど歩きだした。
ちょっと散歩しようかな……

蜜柑 『棗…蛍…ルカピョン…皆…』
うち、これを何回言うたやろう…………?

もう、おまじないのように言うてるな……
なんか服屋さんが空いてる。

うちは入ってみた。少し買い物をして出てきた。
——楽しくない。

うちの『楽しい』は仲間がおって初めてできる物。

蜜柑 『皆……うちって……何しとんやろな…』
つぶやいたけど誰も答えてはくれない。

そう思うととても寂しい。
もううち、何回も泣いてしまいそうや……

ええやんな……ええやんな?

ガタッ……

蜜柑 『……?』
すぐ近くで物音がする。

ガタ…ガタガタガタガタガタッ……

蜜柑 『何これっ……』


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