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プロローグ


その昔—

ここでは、争いが起こっていました。

対になる世界同士の戦い—

それは、とても残酷でした。


お互いが、一歩も引かず—　…殺し合いました。



この世界の戦いが終わりを告げた頃…

その時にはもう—すでにどちらも力尽きていました。

　—傷だらけの者もいました。

　　心が折れてしまった者もいました。

　　ましてや…死んでしまった者も—

無事な者なんて一人もいません。

残ったのは、たったの数十人だけ…。

—それも、何万何千もあった　否−何億も居た中の—‥。


それぞれが悲しみ、—　…疑問を浮かべました。

　—なぜ？と—

なぜこんな事になってしまったのか…。

—それは、いくら考えても、自分を責める言葉しか出てこなかった…。

ちゃんと考えていれば—予想していれば—こんな事は起きずに済んだ。

でも、今さら後悔しても当然遅い…。

残った者は、それぞれの世界へと帰っていきました。


そして誓いました。


　—もう、こんな事は絶対に起こさない—　と…。



—しかし、この時、思いがけない事が起こってしまったのです—‥。

その事に気づいた時には—もう、運命の歯車は動きだしていて—





　　——世界を大きく変えてしまいました——