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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 魔天使マテリアル-「魔と天の過去、人間の真相」 ( No.45 )
- 日時: 2014/03/28 11:06
- 名前: ゆな (ID: .qxzdl5h)
〜重い心〜 Ⅵ 1—2
千「すぐ買ってくるから」
千晶に付き合って、サーヤは今、商店街にいる。
待っている間、本を読もうとすると——。
サーヤの見知った人影が。
紗「志穂ちゃん、よかった」
サーヤの声に気がつき、志穂は足を止める。
そして凍りついたように固まった。
紗(ちゃんと話さなきゃ・・・!)
けれど、志穂は顔をそむけ、逃げるように行ってしまった。
紗(志穂ちゃんのさっきの目・・・)
それには、なにかを恐れている、怯えのようなものが感じられた。
紗(やっぱり、聞いちゃってたんだ)
だとしたら、どうすればいいのだろう。
志穂とは、もう友だちでいられないのか。
暗い考えばかりが押し寄せ、サーヤの心は再び沈んでいった。
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