二次創作小説(紙ほか)
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- ナルデュラ!!【NARUTO×DRRR!!】対浅葉編
- 日時: 2014/01/25 17:15
- 名前: ナル姫 (ID: nLPrrFyW)
おはこんばんにちは!(おはようございます、こんばんは、こんにちは)
ナル姫です!
主な活動場所は【複雑・ファジー】
ですがナルトとデュラララが大好きすぎるのでこちらで書かせていただきます!
【注意】
・荒らし、チェンメは帰りましょう
・キャラ崩壊注意!
・ヤンデレ注意!←重要
【設定】
舞台は火の国、この葉隠れの里
主人公はナルトと帝人。でも臨也さんが沢山出ます
トリップもの
年齢が違ったりします
以上のことが許せるお方、お進みください!
- Re: ナルデュラ!!【NARUTO×DRRR!!】対浅葉編 ( No.109 )
- 日時: 2014/03/25 22:45
- 名前: ナル姫 (ID: MjWOxHqS)
【決着】
血が飛んだ。自分の血かと思った。だが、身体全体の鈍い痛みの他に、刺されたという鋭い痛みは感じなかった。呪印に頼りすぎた、もう目の前が眩みはじめていた、それでも働きを拒否する脳を無理矢理動かし、状況判断をさせる。
まず、彼女の垂れ下がった両腕、新たな傷のない水からの身体、恩師であり宿敵である人の服にも血は付いていて、自分の服にも大量に血が付着している。浅葉は死んだような目で、虚で、光がない。洞黒眼を開いているからわかる、浅葉が何も考えていないこと。口から血を吐いていること。そしてーー
自分の右手が彼女の心臓を貫いていること。
「……っはぁ……」
右手を抜くと当然彼女は前に倒れた。それを彼は受け止め、開いたままの瞼を閉じさせ、呼吸がないのを確認した。
「浅葉……殺す気はなかったのね。貴方もわかったはず」
分からないはずがなかった。浅葉は、自分とぶつかる直前に手を引いた。自分も手を下げるべきだと考えたが、身体は脳に追いつかずに、無情にも雷は彼女を貫いた。
「浅葉め……全て嘘だったのわ。貴方の身体をいずれ持ってくるという話も、あの子が流した木ノ葉の情報も。最終的に……貴方に殺して貰えればよかったのね」
彼は背を向けたまま、何も言わなかったが、軈て彼女の死体を地面に寝かせてお休み、と囁くと立ち上がった。洞黒眼はもう開いていなかった。だが力強い視線は大蛇丸を見据えている。考えていることは、一つ。
ーー許さない。
浅葉を最後まで道具として扱い、人生を狂わせ、ここまで追い込んだこいつを許さない。自ら気付かずに闇に入った自分を許さない。許さない。何も許さない。全て、全て、全て、全てをーー
ーー許さない!!
再び右手に雷が走った。彼は大蛇丸の身体を貫こうとするが、軽く避けられ、前によろける。その時現れた少年。
(……サスケ……!?)
直後、彼の身体は空を虚空を飛んでいた。蹴られたのか、と判断するのに大分時間が掛かった。彼の身体は落下し、浅葉の横に並ぶ。サスケは彼に近づき、浅葉の死体を担ぎ上げた。
(……ダメだ……浅葉の、死体を……)
息をするのも苦しい。もう自分も直に死ぬのだろう、という思いの中、せめて最後に、と彼は去り行く彼女の死体に心の中で話しかけた。
ーー浅葉……。
ーー俺に殺される直前、言ったよね?
ーー帰ったら、寝やがって下さいって……。
ーーあぁ、寝るよ……今度はちゃんと……帰れたら、ね。
ーーねぇ、浅葉。
ーー君に、言いそびれた事がある。
ーー何年も、何年も言えなかったんだ。
ーー笑って貰っても、馬鹿にしても構わないよ。
ーーただ、言わせて欲しい。
ーーたった一言だけれど……聞いてほしい。
俺は、君が大好きだった
- Re: ナルデュラ!!【NARUTO×DRRR!!】対浅葉編 ( No.110 )
- 日時: 2014/03/26 19:01
- 名前: ナル姫 (ID: MjWOxHqS)
軽い振動で目が覚めた。景色は血の赤黒い色ではなく、新緑の柔らかい緑色だった。それも、次々と移り行く。自分は誰かに運ばれている、と気づいた。背負われている。さらに、外傷を治して貰っているのを感じた。誰なのかは直ぐに感づいた。
「……びき、先生……?」
「! 臨也!」
「起きたか!!」
「良かった!」
「シズ、ちゃ……し、んら……」
間違いない、二班のメンバーの声だ。
「臨也、すぐ木ノ葉に運ぶからな! それまで堪えろよ!」
今、彼にとって自分の命などどうでも良かった。それよりも、伝えるべきことがある。
「……先、生……」
「喋るな! 寝ていろ!」
うまく声が出ない。それでも言わなくてはいけない。忍として、最後に言わなければいけない。
「……」
「?」
何か言いたがってると判断した静雄が耳を近づけた。臨也の目からは雫が零れていて、声も聞き取りづらかったが、小さな声で最後まで言った臨也の言葉を、静雄はしっかり聞いた。
「何だって?」
「……」
中々言おうとしない。だが、言わない訳にもいかないと判断したのだろう、口を開いた。
「……任務」
「今は任務のことなんか……」
言いかけたイビキの声を遮り、静雄は続けた。
「浅葉の死体、持って帰れませんでしたって……申し訳ござません、て……」
きっと臨也は、それを自分の口で伝えたかったのだろう、と予感した。そうに違いない。滅多に戦闘の任務には出ない臨也。報告くらいはしたかったのだろう。たとえそれが、任務失敗の報告でも。いくら厳しいイビキでも、臨也を責めることは出来る筈もなかった。勿論現場は見ていないが、臨也の右腕に付着していた大量の血で、浅葉が死んだことも、それを大蛇丸が持ち帰ったであろうことも想像できた。
「いや……よくやった。ゆっくり休め」
イビキが言うと、臨也は瞳を閉じて、寝息を立てはじめた。
- Re: ナルデュラ!!【NARUTO×DRRR!!】対浅葉編 ( No.111 )
- 日時: 2014/03/27 15:33
- 名前: ナル姫 (ID: ohlIx/rn)
数日の後、目を覚ました臨也にまず真っ先に突きつけられたのは、現実だった。
「え……」
「突然で驚くかも知れないが……無理なんだ、臨也。もう……治せない。方法がないんだ」
綱手は軽く頭を振った。臨也は右肩を摩り、信じられない現実にただ絶句していた。綱手から言い渡されたのは、臨也の身体がもう任務をするのに保てないという事だった。呪印を長く解放していた事で身体はもう修復できないほど弱り、綱手でも治せないそうだ。それは、血継限界を二つ持ち、センスもある臨也の忍生命の終わりを示していた。
ーーもう、身体は忍として動かせない。
「つ、なで様……目は、洞黒眼は……どうなるんですか……?」
「……お前の力量次第だ。使えないのは内臓……だから、闇遁は諦めろ。あと」
次に呪印を使ったら、死ぬぞ、という言葉が、冷たく心に突き刺さった。諦めろというのか。二年前のリーのように、少しの可能性を信じて治療を受けることすら認められないのか。だが、使えないところで折原が自分を受け入れてくれるとも思えない。
「なら、いっそ……」
「臨也……?」
「いっそ殺してくれれば良いじゃないですか……っ」
「おいっ!」
「だってそうじゃないか!! 跡形もなく始末してくれればっ……戦えない忍を暗部に隠しておいて、大蛇丸様から奪われないようにして、そんなの無駄じゃないですか!! それなら……それなら、浅葉と一緒、に……」
彼は今まで、死後の世界を信じたことがなかった。それでも、この時は本気で思った。死後の世界なんてあろうがなかろうがどうでもいい。あったとして、行き着く先が地獄だろうが天国だろうがどっちでも構わない。だって、彼女はーー浅葉なら、魂がある限り、自分について来てくれるだろうから。
浅葉がいない、自分が生きている意味もない。それならーーこんな、君がいない景色も、君の声を響かせない空気も、君の匂いを運ばない風もーー要らない。
- Re: ナルデュラ!!【NARUTO×DRRR!!】対浅葉編 ( No.112 )
- 日時: 2014/04/04 10:49
- 名前: ナル姫 (ID: ohlIx/rn)
ーー慣れない。
臨也はベッドの上でうっすらと違和感を感じていた。いつまで経っても彼女が自分を起こしに来ないというのはどうも落ち着かない。もっとも、起こしに来られてもまだ起き上がれないので意味はないのだが。一瞬、何故起こさないのだろうと言う思考を始めてしまう。そして先日目にした現実を思い出す。
「……」
自分はこれからどうすれば良いのだろうか。洞黒眼まで使えなかったら、それこそここにいる意味がない。チャクラがまともに練れない、故に大量にチャクラを使う闇遁と雷遁は使えない。望みは少ないチャクラで使用できるこの目だ。
長く息を吐き出すと、事務所の扉が開いた。波江さんか、と思ったが……。
「やぁ臨也。具合はどう?」
「……良さそうに見えるかい、新羅……」
「いや、全く」
何をしに来たんだと言うと、新羅は兵糧丸の様な物が入った袋を出した。
「試作品なんだけとね……まぁ薬だと思っといて。兵糧丸を強化させて、内臓にも効く感じかな」
「試作品を死にかけの人間に試させるなよ……」
「まさか試さないよ。万一うっかり殺しちゃったら僕が殺されるじゃないか、君の妹や火影様に。私はまだ死にたくないんだ」
「だから一度に複数の一人称を……」
言ったところで無駄だと悟る。この台詞を自分は今まで何度も何度も言ってきた。
「今から火影様のところ持っていくつもりだよ。安全ってわかったら服用をお勧めするよ」
「安全だったらな……」
それだけ良い残し、新羅は出て行った。再び静かになった空間に、臨也は、そういえばまだ帰ってからナルト達に会っていないと考える。まぁ、大方気を使ってくれているのだろう。嬉しくもあるが、如何せん少し寂しくもあった。
『大丈夫です、臨也様。浅葉めがここにおります』
「っ……」
髪をぐしゃぐしゃにすることで掻き消そうとした彼女が言いそうな言葉は、決して脳の隅から消えなかった。
- Re: ナルデュラ!!【NARUTO×DRRR!!】対浅葉編 ( No.113 )
- 日時: 2014/04/12 17:47
- 名前: ナル姫 (ID: ohlIx/rn)
「いーざーや!」
「静かにするっ! 臨也さん、いますか?」
ある日の昼過ぎ、臨也の部屋に来たのはナルトとサクラだったが、臨也の気配がない。寝室等も覗いたがどこにも彼はいなかった。
「綱手のばあちゃんのとこかな」
「さぁ……」
「あら、どうしたの?」
「!」
入口を開けて入ってきたのは波江だった。
「波江の姉ちゃん、臨也は?」
「え? いないの? まだ歩けないと思うんだけど……」
波江は驚き、心配そうな顔をしていた。
___
「……綱手様、これ本当に安全なんですか……」
「酷いなぁ臨也。俺を信じてないの? 私は君の健康を祈ってるのに」
「忍として働けない時点で健康とは無縁な気がするんだけど」
臨也は怪しげに新羅が作ったという兵糧丸を眺めた。綱手は苦笑して、安全性を保障する。
「……綱手様」
「ん?」
「……これ飲んでも、別に身体が良くなる訳では……?」
「……まぁ、な。でもな臨也。お前今のままでは歩くこともままならないだろう? 日常生活に支障が出ないくらい回復したければありがたくもらっておけ」
目を伏せて自分の乗っている車椅子を見る。車椅子は初めての経験で、とんでもない違和感だったが、歩けないのだから仕方ない。一度息を吐きだし、臨也は兵糧丸を食べた。普通の兵糧丸より苦い。良薬口に苦しとはまさにこの事であろう。
「驚いた。僕ならそれ水がないと食べられないよ、苦くて。やっぱり臨也は苦さに対して耐性がーー」
言いかけて、しまった、と思う。笑い話でもしようと馬鹿なことを考えなければ良かった。確かに彼は苦さに耐性がある。だがそれは紛れもなく、彼女を彼に想わせる言葉だ。
「えっと……臨也……」
「良いよ、別に……新羅から言われなくても、俺の頭の中には浅葉がいる……全く離れないから」
自虐的な笑顔に、病むほどに想っているなぁ、と新羅は顔をしかめたのだった。
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