二次創作小説(紙ほか)
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- マギ -Eastern country- オリキャラ募集
- 日時: 2013/03/25 17:09
- 名前: Noah (ID: m.emTaEX)
初めまして、Noahと申す者です!
これは、日本風の国"倭国"をベースにしたです。
ちなみに、タイトルにある英語は"極東の国"という意味です
主人公
名前:鈴流 霜雪/スズナガレ シユキ
性別:女
年齢:16
性格:基本的には明るく温厚な性格。人見知りが結構激しく、少し臆病でもあるが根は優しく、仲間思い
容姿:少し茶色みを帯びた黒髪のセミロングヘアで、くしのような形をした髪飾りをつけている。瞳の色は赤茶色。身長は154センチ
備考:極東の島国・倭国の第4王女。正当な王女ではあるものの、国王と下女の子の為、兄や姉に引け目を感じている。迷宮攻略者であり、武器化魔装も全身魔装もできるが、本人曰く戦闘能力は兄弟の中でも格下だという。
第56迷宮「グレモリー」……純愛と愛情から創られしジンであり、草花を操る力を持つ。霜雪が常に身につけている髪飾りに宿っている。
極大魔法『花鳥風月"グレガラー・ジェレネイド"』……草花を集め、大きな一つの刃と化して攻撃する技。草花を集めてできた刃は、かなり大きいため、横に振るえば攻撃範囲はかなり広くなる
サンボイ
「奴隷なんて、誰が作りだしたんだろうね。あんなもの、無い方がいいのに……絶対」
「私はずっと兄や姉に助けられてきた……でも、そんなのがいつまでも許されていい訳が無いよ!」
「だって私は落ちこぼれだもん。事実だから否定はしないよ」
オリキャラを提供してくれた方々
茅さん >>3
リクさん >>5
哀さん >>8
・・・・・・・
>>1 オリキャラ紹介 & オリキャラ募集用紙
>>2 PROLOGUE
>>10 第1夜
>>13 第2夜
>>15 第3夜
- Re: マギ -Eastern country- オリキャラ募集 ( No.13 )
- 日時: 2013/03/24 15:23
- 名前: Noah (ID: m.emTaEX)
会議が終わった後、霜雪は自室に戻る為、銀色の髪に銀色の瞳が特徴の、自分自身の部下である聖影と共に城内の廊下を歩いていた。だが、霜雪の表情はどこか暗いようだった。
「霜雪様……?どうかされましたか?」
「へっ?あ、べ、別に何でもないよ?」
「霜雪様がそう仰るのならいいですけど……。何か暗い顔をしておられたので……」
「……ゴメン。今の嘘。ちょっと組織の事考えてた」
霜雪はそう言いながら、苦笑いをしていた。
「嫌な事しか思い出せなくてさ……」
「霜雪様……」
「あの時、私は何もできなかった。お兄ちゃんとお姉ちゃんに助けられて、命からがら助かって……、それからもずっと助けられてばっかで、私ってホント落ちこぼれだよね。……もう、笑うしかないぐらいに」
「そんなこと、ないと思いますよ」
「えっ?」
聖影の言葉に、霜雪は驚いたように目を少し見開いた。
「霜雪様は、絶対に落ちこぼれなどではありません。少なくとも、私は心からそう思っています」
聖影は真っ直ぐな目線で、霜雪にそう告げた。霜雪はそれを聞いて、フフッと少し笑うと、
「ありがとう、聖影ちゃん」
そう言って、聖影に笑みを向けた。
*
「おい親父、どうして今までシンドリアと国交をしてなかったんだ?」
紅蓮は病床の父——もとい国王の元へ来ていた。何故シンドリアと国交をしてなかったのかということを問いただす為だ。
だが、当の本人はそれが気に食わないような口調で言い放った。
「それが病床の父のもとに、来てまで聞くことか」
「親父しか知らねえだろうが」
「父親に向かって心配の2文字もないのか」
「………………。その年にもなって女遊びしまくって、酒飲みまくったあげくの病の奴の言うセリフじゃねえぞ。つか、本題喋らせろクソ親父」
多少紅蓮はイラッときたようだが、なんとか抑えてもう一度同じことを聞いた。
「なあ、今までどうしてシンドリアと国交をしてなかったんだ?」
再び真顔で問うと、一分ほどたっぷりと間を置いた後、静かに答えた。
「どの国にも触れてはならぬ暗部がある。……儂はシンドリアのそれに気付いてしまった。国交を続けるほどシンドリアに利用される気がしてならん」
「…………」
「国交を開始したいのであれば、開始すればよい。今の倭国ならば大丈夫だと儂は思っている」
「……そうか」
紅蓮はそれだけ答えると、父の寝所を出て今自分以外誰も居ない廊下で、一人小さく呟いた。
「……暗部、か…………」
- Re: マギ -Eastern country- オリキャラ募集 ( No.14 )
- 日時: 2013/03/24 15:28
- 名前: 哀 ◆GW4Rw/k.Eo (ID: 278bD7xE)
早速登場させて頂きありがとうございます!
シンドリアの暗部とか気になりますね(
- Re: マギ -Eastern country- オリキャラ募集 ( No.15 )
- 日時: 2013/03/24 20:11
- 名前: Noah (ID: m.emTaEX)
「シンドリアとの国交を開始してほしい」
それから数日後、来訪してきたシンドリア国王・シンドバットは紅蓮達の予想通りの目的を、紅蓮との会談にて伝えていた。
紅蓮の両脇には紅蓮が最も信頼している二人の部下であるウィンギス・オールハイディと、パトリシア・ソルレンジャーが居る。
シンドバットの方も、二人の臣下が両脇に居た。
「国交の開始は、俺だけの判断であれば構わない。だが国王の権限が殆ど移行しているとはいえ、新たな貿易国を増やすとなると、流石に現国王に話を通しておく必要がある」
紅蓮が真顔そう言った時、後ろに居るウィンギスとパトリシアの思考が一致した。
((昨日自分から国王様に話しにいってたくせに!))
と。
「……というと?」
シンドバットが話しの続きを求めるべく、話を続けようとしてくる。
「明日また来てくれ。それまでに国王に話を通しておく」
「そうか。ではまた伺おう」
シンドバットはそう言うと、席を立ち、その場から立ち去って行った。シンドバットが完全に部屋から出たのを確認すると、紅蓮ははあ……と大きく息を吐いた。
それを見たウィンギスは気になった事を問いてみた。
「そういや、国王様の許可的なモンはもう貰ってんだろ?」
「様子見だよ、様子見。ま、あのピリピリした空気にいつまでいるのも嫌だったしな。……それに俺個人として何か苦手なんだよなあ。シンドバット」
紅蓮はそう言いながら、軽く髪の毛をいじっていた。
「でも苦手って面では分からなくもねーよ。何か『俺、強いから』オーラ丸出しなんだよな」
パトリシアも多少苦手意識があったのか、そんなことを呟くように言った。
*
その翌日の午前中。非常に慌てたとある国の銀髪の家臣が、城内に入ってきた。すると丁度そこに中性的な容姿をした王子、時雨が通りかかった。
「君、そんなに慌ててどうしたのー?確かシンドバット王の家臣だよねー?」
気だるそうな口調でそう言うと、その家臣は、
「あの私はジャーファルというのですが、うちの国王を見ていませんか?」
「んー?確か会談の時間は午後からでしょー?それに少なくとも、家臣に告げずに此処に来ないと思うけど……。もしかして居なくなったの?シンドバット王が」
「…………その通りです」
「……冗談で言ったつもりだったのにー」
ジャーファル頭を抱えて俯いてしまった。
ちなみに時雨は冗談で言ったつもりと言っているが、実はふと勘づいた事だった。
- Re: マギ -Eastern country- オリキャラ募集 ( No.16 )
- 日時: 2013/03/24 20:59
- 名前: 哀 ◆GW4Rw/k.Eo (ID: 2BoeNg8x)
>>15
確かにシンドバッドは自信家オーラが((
現実にいたらちょっと敬遠してしまうかもしれませんね(
- Re: マギ -Eastern country- オリキャラ募集 ( No.17 )
- 日時: 2013/03/25 17:08
- 名前: Noah (ID: m.emTaEX)
>>16
ですよねw。私も敬遠するかもですw