二次創作小説(紙ほか)

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魔天使マテリアル「正義のヒーロー」
日時: 2013/10/08 17:56
名前: 柚 ◆joZC5jv7jo (ID: DcPYr5mR)

 こんにちは、柚です。妹を悠もたまに顔を出します。
わたしの小説は他に2つあります。ものすごく更新が遅いですが、よろしくお願いします!

・魔天使マテリアル〜金の行進曲〜 (完結) 名前 美月
  これは短編集です。最後は変な終わりかたですが、良かったらどうぞ!

・魔天使マテリアル「夢を目指して」(熱筆中)名前 柚
  サーヤとレイヤが夢で綾香に会って、綾香が夢で言った言葉を元にサーヤたちが綾香を目指すお話です。良かったらどうぞ!


   ープロローグー

サーヤたちマテリアルはパトロールに出かけていた。グッドイヤーに行く途中交差点で赤信号になった。
「ねぇ、志穂ちゃん?今日も悪魔出るかな?」
「はい。そうですね、情報が入ってますから」
「でもさー手強いヤツは出て欲しくねぇーよなー」
お気楽な徹平にもちろん、突っ込む志穂とレイヤ。
「いつも言ってるじゃないですか!油断しないでくださいよ」
「そうだ。しかも上級悪魔の可能性だって低くないんだからな」
サーヤはひとりで苦笑するしかなかった。
 その時一人のおじさんが赤信号なのに、渡った。
「あ、ちょっ」
志穂は注意しようとしたが、出来なかった。

「ちょっと待ちなさいよ」

透き通るようなはっきりな声が聞こえた。その声は一人の少女から発せられた。年齢はサーヤたちと同じくらいなのだろうか。髪の毛はボサボサで、でも、とても瞳が大きい。かなりの美少女で、服装は、白いTーシャツにジーンズ。クールな印象がある。
相手が怖い顔のおじさんとはいえ、少女は構わず続ける。
「ここはみんなの場所です。自分勝手な行動はやめてください。ほら、運転手さんたちにも迷惑がかかってます。自分だって危険です。それくらい分かるでしょう?」
「なんだと!」
おじさんはイラついたらしく、少女に飛びかかった。
「きゃっ!」
少女は倒れてしまった。それを見たおじさんはその場を去った。サーヤは思わず駆け寄る。
「だいじょうぶ?」
「う、うん。ありがとう」
「えっとお名前は?」
「斉藤夢鈴(ムリン)だよ。あなたたちは?」
「日守紗綾です。サーヤって呼んでください」
「サーヤの双子の弟で、レイヤだ」
「風見志穂と申します」
「稲城徹平ッス」
みんな自己紹介する。サーヤと志穂はムリンと話せて嬉しかったようだ。
「そっか。じゃあまたね」
「バイバイ」
サーヤたちは思いもよらず……ムリンとまた学校で会うとは…


↑のプロローグ、見てくれた方、分かると思います。


 ーオリキャラー

 斉藤 夢鈴  
斉藤さんの子どもという設定です。(あ、知らない方もどうぞ!ついていけます。ただのオリキャラとして、考えてくれればOKです)
いつも髪の毛はボサボサ。大きな瞳が美しい。背は高くはなく、ほっそりとした体格。
正義感が強く、誰にでも、悪いと思ったことは注意できる。その反面、礼儀正しく、やさしい一面もある。
家族は今、海外にいるため、一人ですんでいる。










Re: 魔天使マテリアル「正義のヒーロー」 ( No.89 )
日時: 2013/11/07 16:46
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: CN./FYLZ)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/nonel3a/index.cgi?mode

珍しくってwww

Re: 魔天使マテリアル「正義のヒーロー」 ( No.90 )
日時: 2013/11/07 16:51
名前: 月琉 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
プロフ: 林間学校から帰ってきたよ!

?? マヤ…?どうした

Re: 魔天使マテリアル「正義のヒーロー」 ( No.91 )
日時: 2013/11/07 16:55
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: CN./FYLZ)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=12108

どーもしてないよ?

ただ、「珍しく」っていうのが面白かっただけだよー?

つまり、徹平はいつもはKY!

Re: 魔天使マテリアル「正義のヒーロー」 ( No.92 )
日時: 2013/11/15 23:39
名前: 柚 ◆joZC5jv7jo (ID: DcPYr5mR)

みんなが焦る中ーーー

「痛っ」
サーヤが首筋を押さえた。みんなは周りを探し回る。
「へ?」
サーヤは目を疑った。
そこに飛んでいるちょうちょ、三つも触角があるなんて。
おまけに、羽の数も、妙に多い。

そして、そのちょうちょの後ろに子供が追いかけていて。
次の瞬間をサーヤははっきりと見えた。
その子の肩にちょうちょが反射的に停まったのは。
それを証明するかのように、灰色の靄が見える。

「む、ムリンちゃん、そこに悪魔が・・・!」
「ああ、わかった・・」
サーヤの声にムリンは即座に反応した。
志穂、徹平、レイヤも、すぐに戦闘体制に入る。

「光よ・・・」
レイヤが光の矢で、攻撃しようと、するが。
「レイヤ!!やめろ!あの子も、傷がつく!ここはわたしが」
いつもは正義のムリンだが、被害を出させまいっと焦っているのか、言葉使いが、乱暴だ。でも、今は気にしている場合でもなく、

「風よ、魔を戒める、檻となれ!」

そのちょうちょはムリンによってできた、色々名な方向から吹き抜けてくる、突風の檻にとじ込まれ、
サーヤは破魔の笛に唇にあてる。
ーギャアアアーーー
悪魔はうめき声をあげだが、
「もう・・無理・・」
それを見かねた、ムリンと志穂。
「「風よ、魔を切り裂く刃となれ!!」」
その力は、二倍にも、三倍にも、膨れ上がって。
そのちょうちょの悪魔は、霧散していった。

「ハア、疲レタァー」
そんな情けない声を出したのは、サーヤじゃない、志穂でもない、ムリンでもない、レイヤでもない。
なんにも力を使っていなかった徹平だ。
「・・・」
志穂とレイヤが白ーい目で徹平を見ていて、徹平はギクッとした。
ムリンも、睨みそうなのだが、今日はかなり疲れ、にらむ力も、無いようだ。
今考えれば、情報収集したのも、悪魔の自由を奪ったのも、最後のとどめも、全部ムリンがやった。いくら体力抜群とは言え、これだけやって、疲れない訳がない。
「あはは」
っと優しいサーヤは苦笑い。でも、微笑ましく思ったりもする。

「しほっちぃー、オレ、さっきのマックに行きたい!」
「年上だと言うのに・・・本当に頼りにならないですね」
「まったくだ」
徹平はまだ志穂とレイヤの説教を受けてたらしく。でもここで、良い案を出してくれた者がいた。
「Windmilに行けば良いんじゃない?伊吹さん、なんか作ってくれると思うし」
「おお!!ありがとむりんっち。でも歩いていくのがなあ。もうヘトヘト」
徹平にとって今は歩くことでさえ、憂鬱。
ムリンはそっとため息をつくと、今度はこう言う。
「じゃあ、飛ばしてあげるから。うんじゃあ、みんな近づく!近づく!」
何を言われているのか、みんなさっぱり。
でも、指示通り、従うサーヤたち。

「風よ、我らを目的地へと、吹き飛ばせ・・・」

ゴオオオオオオオーーーー
風の音がとても大きく聞こえた。







Re: 魔天使マテリアル「正義のヒーロー」 ( No.93 )
日時: 2013/11/18 13:10
名前: 柚 ◆joZC5jv7jo (ID: DcPYr5mR)

 マテリアルたちがおそるおそる目を見開くと、Windmilの目の前に、立っていた。
(え?・・・)
「じゃあ、なかに入ろう!」
目をパチクリさせる徹平たちにムリンが促した。
「徹平・・・お腹空いたんじゃなかったの?ヘトヘトって言ったのは誰だったかな?」
むりんっち、ひっでー  そう思いつつも、グッドイヤーで、情けない声を出したのは、事実なので、なにも言い返せない徹平。
「ムリンちゃん、すごいね」
「ええ、便利な力ですね」
サーヤと志穂が歓声をあげる。

カラーンカラーン
ムリンがドアを開けて、みんなが席に着く。
「伊吹さん、ただいま帰りました」
「ああ、おかえり」
「何かお手伝いできることはありますか?」
でも、サーヤたちの疲れた顔で察したのか、
「今日は悪魔が出て、疲れただろ。ゆっくり休んでいていい」
伊吹の気遣いに感謝しつつ、「すみません」と席に戻っていくサーヤである。

「伊吹さん、トルコライスと、夏野菜カレーください!!」
と、注文したのはムリンだ。
ほっそりしているとは言え、ー力を使ったせいもあるがー たくさん食べるようだ。
サーヤ、志穂、徹平も、次々注文していく。
注文された品が多いとは言え、手際よく、料理していく伊吹。
「できたぞ」
テーブルに次々料理が来て、ムリンは目を輝かせる。
ムリンは伊吹の料理を食べるのが初めてだ。
トルコライスを一口。
「う〜ん、おいしい!」
幸せ気分の顔のムリン。
サーヤも、自分の前におかれたトルコライスを一口。
さっきの疲れもどこへぶっ飛んだのやら。

ちょうどその時ちらりと志穂が徹平を見ていたら、
(相変わらずですね、徹平さん・・・)
一口の量が多すぎ、しかも、うわぉーなんて声を出している。
あきれ半分になった志穂だったが、志穂もお腹が空いていたので、何も言えなかったのである。
(これからのパトロールは安心ですね)
四人から五人・・・仲間が増えて、心強い。
っと横にいたムリンをちらり。二品も食べていて、美味しそうに食べていた。
志穂も、自分のを、頬張ったのだった。



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