二次創作小説(紙ほか)
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- 魔天使マテリアル 【鳴神のケータイ伝説】
- 日時: 2014/04/30 18:28
- 名前: 遥瓶 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
悪魔、とは…
仏教に由来する語で
仏道をさまたげる悪神や、
人にわざわいを与える魔物を指す
ф
第一話【魔を滅す幻】
*to1煌めく紅焔>>1 *to2明日の予言>>2 *to3渦巻く闇>>3
*to4神のいこい>>4 *to5黄昏の刹那>>7 *to6ざわめく瞳>>9
- Re: 魔天使マテリアル 【鳴神のケータイ伝説】 ( No.7 )
- 日時: 2014/04/30 18:10
- 名前: 遥瓶 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
- プロフ: http://歩きケータイはやめようね。
「———鳴神、なんかわかった?」
「いや、出てこなかった。」
俺がそう言うと、徹平が嘘バレバレで言った。
「まあ、たぶん神様が風に舞ったんだろうなあー…」
そのままの意味のような、全くワケのわからないような。
「———おまえ、さすがだな」
「ああ。」
「ほんとだ」
皆、ある意味、徹平に同情の目を向けた。
絶対にそれは違う用例だと分かっているとは思うが——…。
「違うよ。」
ひとり、クールな少年が俺らの間に割って入ってきた。
「———神舞は、もともとは降りる魔と書いて降魔という地名だけど、気味が悪いからね。神舞に字だけ変えたんだよ。」
「?」
徹平が、横で即座に反応した。
「———おまえ」
- Re: 魔天使マテリアル 【鳴神のケータイ伝説】 ( No.8 )
- 日時: 2014/04/30 18:15
- 名前: 遥瓶 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
- プロフ: http://歩きケータイはやめようね。
マヤ≫だよね。
徹平がちゃんと覚えてるわけがないんだよねー…
修正しました!!
- Re: 魔天使マテリアル 【鳴神のケータイ伝説】 ( No.9 )
- 日時: 2014/05/01 20:45
- 名前: 遥瓶 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
- プロフ: http://歩きケータイはやめようね。
(…?!)
なんだか、徹平は心当たりのある様子だった。
「———え」
今までの中で本当に最もな理由に、周りが沈黙する。
「———なんでおまえが…知って」
徹平は言いかけたが、口を押えた。
「るんだろなー。。それ、本当?」
上手く周りを誤魔化したように、本人は感じているかもしれないが、
徹平に心当たりがあるのは、誰の目から見てもバレバレだった。
(また——。なにか?)
俺に言えないことでもあるのか。
「ああ。本当だよ」
そいつはクールに髪をかきあげると、ほんのり吐息をついた。
「———そんなことも知らないの?稲城徹平・・土のマテリアル」
その瞬時に、そいつの手から紫色の念力が放たれた。
「う——…あっ」
徹平が一瞬、意識を失ったかのように地面に打ち付けられるように、倒れた。
幻のような、そのひと時に、目の前にいる徹平の姿が、意識から霞んで消えた。
「鳴神京一郎 雷のマテリアル——…」
徹平に向けられた念力の出るその手が、紫の波動が自分を向いた。
「———…くっ」
まわりがぼやいていく。
幽かに揺らいでいく。
その、そいつの双眸が、冷たく光った時
「うあ——・・・・っ!」
手から放たれる念力が消えたと思うと、その瞬時にそいつは、地面へ倒れ込んだ。
「京一郎—…」
一瞬だけ、徹平がこちらを向いた。
(徹平・・・)
何が、言いたいんだ?
僅かに口が開いたが、
それは何を伝えようとしたのか、
俺にはわからなかった。
- Re: 魔天使マテリアル 【鳴神のケータイ伝説】 ( No.10 )
- 日時: 2014/05/01 20:56
- 名前: 遥瓶 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
- プロフ: http://歩きケータイはやめようね。
「翔くん——くんは、ユ——くん——戦いの場に居た——、いずれ機会——話す———…鳴神——……しましょうね」
「鳴神——…時期を見ましょう————……。」
(何を話してるんだ?)
俺のこと——…か?
幾度か「鳴神」というキーワードが聞こえてくるけれど、とぎれとぎれにしか聞こえなかった。
もう一度、俺は聞いた文を頭の中でまわしてみる。
が、さっぱり頭の中に入ってこなかった。
(俺は——…)
邪魔?
- Re: 魔天使マテリアル 【鳴神のケータイ伝説】 ( No.11 )
- 日時: 2014/05/01 21:09
- 名前: 遥瓶 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
- プロフ: http://歩きケータイはやめようね。
「———それにしても、珍しいですね。徹平さんだけならともかく、鳴神さんまで…」
サーヤたちは、夕方ごろ、神舞中学校へ来ていた。
「まあ、大丈夫なんじゃない?どうせ、パンを買って食べてるとか。」
暗い内容を、あえて軽く翔が言った。
「そうそ。その挙句の果てに寝ちゃって鳴神くん立往生状態とか。」
と野次に翼も乗る。
「———ですよね。まあ、鳴神さんもいますから、あまり心配はないのですが——」
と心なしか、志穂も徹平が居ないことからか、寂しそうだった。
「やっぱり徹平のこと好きなんだな。」
レイヤが背後から志穂に一括。
「———好・・・っ」
顔を真っ赤にさせた志穂が、否定できずに顔をそむける。
今日は、こうしてサーヤ、レイヤ、志穂、翔、翼のメンバーで来れているのだが、徹平と鳴神の姿だけなかった。
それは、志穂の家に、徹平の母親からまだ帰ってこないと連絡があった
部活をやっている訳でもなく、多少、生徒会の雑用をしていたとしても、すぐに帰ってこれるはずなのだが、
今日は学校へばっちり行っていた翔と翼曰く、
生徒会に来ていなかったことを支倉智也に確認した、末に、今日学校へ行っていなかったこともわかったのである。
仕事をしている徹平の母親と、身重の真紀子どちらも。。
学校から連絡が来ているはずなのに、気づかなかったのだろうか。
サーヤは、前にもこんなことがあったような気がしたな。と思いながら、その地に足を踏み入れた。
(前は、志穂ちゃんがリーザに…)
思い出したくない思い出だ。