二次創作小説(紙ほか)

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名探偵コナン夢物語 過去編2
日時: 2014/10/14 01:54
名前: らいち。 (ID: nCjVBvXr)


1.はじめに

ねぇ、キミの学校には、ある?
昔からある、言い伝え。

今日は、ボクの親友の奈都から聞いた、
ちょっと怖い話をしようと思う。

あ、言い忘れてた。

ボク、世良真純。
よろしく。

Re: 名探偵コナン夢物語 過去編2 ( No.1 )
日時: 2014/10/13 19:57
名前: らいち。 (ID: nCjVBvXr)


2.ちょっと酷い(?)話。


帝丹小学校ができて、
まだ間もないころの話さ——

5年生のあるクラスで、
いじめが起きていたんだけど…

じゃあ、被害者が Aで、加害者のひとりを Bとしよう。


ある日、
ちょっとしたことで 親友のAとBはケンカしたんだ。

「もうAなんて大っ嫌い!」
「なんで?ひどいよBちゃん…」

ところが、
その2人は仲直りしなかった。

それどころか、
ケンカはエスカレートして いじめへと変わってしまったんだ。

クラスのみんながAのことを嫌いになった。
そんな毎日が続いて、Aはとても悲しかった。


そして、
ケンカから半年経った3月の終わり頃。

Aの靴箱に、Bから手紙が届いたんだ。
そこには、

——A、今までのことを謝りたいんだ。
  屋上で待ってるから、来てくれない?

そう書いてあった。

不安に思いながらも、
Aは奇跡を信じて屋上にむかった。


Re: 名探偵コナン夢物語 過去編2 ( No.2 )
日時: 2014/10/13 20:18
名前: らいち。 (ID: nCjVBvXr)


3.かなり酷い話。


Aは目の前にBを見つけた。

「Bちゃん…」

Bは優しい笑みを浮かべていた。


…この時点で、ボクなら疑うけどなぁ。
おっと、失礼。


Bはゆっくりとこちらに向かってくる。

「A、今までホントにごめんね。」
「ううん!悪かったのは私だもん!…こっちこそ、ごめん。」

夕陽が2人を照らす。

これで一件落着のはずだったんだけど。

「じゃあ、そういうことで。」
「え?!」

Bの様子は豹変したんだ。
今までの優しい顔が、悪魔のように怖い顔になってたんだって。

そして、
BはAを屋上から突き落とそうとしたんだ!

「ちょっと!どうしたのよ、Bちゃん?!」

その問いにも答えず、BはどんどんAを引きずっていく。


実はその時、
かげでこっそりその様子を見ていたクラスメートの女子がいたんだ。

じゃあ、その人はCね。

Cはとても焦っていた。
悪魔のようなB、蒼白になっているA。

そして
思い出したんだ。

今日の日付が、

3月13日の金曜日だと——


Cは勇気を振り絞って、
ランドセルについていた 十字架のキーホルダーを

Bめがけて投げつけた!

 

Re: 名探偵コナン夢物語 過去編2 ( No.3 )
日時: 2014/10/13 20:41
名前: らいち。 (ID: nCjVBvXr)


4.酷くない(?)話。


「あれ…。ここ、どこ…?」
「び、Bちゃぁ〜ん!!」

空がラベンダー色に変わり始めたころ、
Bは目を覚ました。

何が何だか分からない、という顔のBに、
Aは思い切り抱きついた。
その瞳からは、ボロボロと涙がこぼれている。

「ん? Cじゃないか。どうしてここに?」

Bは相変わらずきょとんとして、キーホルダーを拾うCに尋ねた。

「Bちゃん、どこまで覚えてる?」
「どこまでったって…。 多分、謝ったあと…かな?」
「やっぱり。」

Cは短いため息をつき、
Bの目線に合うようにしゃがんで
十字架のキーホルダーを目の前に持ってきた。

「今日、何の日か分かる?」

続けてCが尋ねた。

「あ!そうか!」

と、Aが声をあげる。


そう。
13日の金曜日だったのさ。


帝丹小が建つずっと前、
同じようなことがあったらしい。



まぁ、
詳しいことはもみ消されちゃってんだけど、
分かったかな。

簡単に言うと、
Bは『悪魔にとりつかれてた』ってことだよ。

つまり、
Aを殺そうとしたのは悪魔だった っていうオチ。


Re: 名探偵コナン夢物語 過去編2 ( No.4 )
日時: 2014/10/14 02:11
名前: らいち。 (ID: nCjVBvXr)


5.おわりに


さぁ、どうだった?

『13日の金曜日』
が、よく分からない人は多いかもね。

色々説はあるんだけど、
『13』っていう数字と 『金曜日』が合体しちゃったからっていうのが、
今のところ有力なんじゃないかな。

とりあえず、
英語圏の「迷信」みたいなもんだから、
あんまり気にしなくてもいいと思うよ。


そうそう、
この話をシュウ兄にしたら、

「…寝る。」

って〜(笑)


んじゃ、またどこかで会おうな!!


Re: 名探偵コナン夢物語 過去編2 ( No.5 )
日時: 2014/10/25 19:59
名前: らいち。 (ID: 8MLsWoCW)

あとがき


どうも。
毎度お馴染みの、らいち。 です!

何か、知らないうちに本編の参照が130近くなっててビックリ!!
それだけ、待っていてくれてる人がいるんですよね。

ホントに 嬉しいです。


さて、
今回の物語は 真純ちゃんの語りでしたが…

どうでしたか?


この話は、
ある小学校に流れていた噂話を、

マイルドに、
マイルドに、
ちょ〜マイルドに

仕上げたものなんです。

って言っても、
かなり昔に聞いた話なので、
多分、ほかの話もごちゃまぜになっているでしょう(^^;)

(いつかの、怪談レ○ト○ンとか(笑))


私事ですが、
明日から
学校などで忙しくなるので、
ちょっと怪しくなるかもしれません。


お付き合いいただき、ありがとうございました。


では
読者の皆様に 感謝をこめて。



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