二次創作小説（紙ほか）
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- かつて魔法少女と悪は敵対していた
- 日時： 2015/11/09 16:50
- 名前： のれり （ID: R4l9RSpR）
はじめましての方もお久しぶりの方も、おはこんばんは。
のれりという者です。
『かつて魔法少女と悪は敵対していた』は、僕がすごく尊敬している漫画家さんが書いていらっしゃったものなのですが、作者の方が亡くなってしまい、途中で終わってしまいました。
すごく悲しかったです。はい。なので、続きを書いてみようかと思いました。
と、言っても、漫画化されている最初の部分から書いてみようと思います。
これをきっかけに興味を持っていただけるように、頑張っていこうと思います
また、漫画化されている部分が終わったら、完全オリジナルでいこうと思います。まだまだ修行中なので、コメントなどいただけるととても嬉しいです！
ですが、荒らし等はご遠慮おねがいします。Uターンしてください。
それでは皆さんこれからよろしくお願いします！
☆目次
→第一回 『出会いは偶然、恋は必然』
>>3>>4>>7>>8>>11>>12
→第二回 『魔法少女の仕事』
>>13>>16>>17>>18>>25>>28
→第三回 『三森さん』
>>29>>32>>36>>39>>40>>47
☆お客様
→miru様
→まかろん様
→顔無し@様
→りりたん様
→ギューバッド様
→えこくん様
→ 爆発様
→ヒメカ様
- Re: かつて魔法少女と悪は敵対していた ( No.47 )
- 日時： 2016/01/10 19:28
- 名前： のれり （ID: R4l9RSpR）
参照がいつの間にやら400突破です！
ありがとうございます！
これからも更新頑張ります！
応援、よろしくお願いします！
それでは、下から本編に移ります
ーーーーーーーーーーーーーーーー
自分でスライムを放ち
「メラゾーマッ」
セルフ退治とは、これいかに。
「はぁ……まったく！こんなモンスター程度に容易く醜態を晒すとは……！」
先ほど私が放った、メラゾーマの炎で、スライムたちはプスプスと音を立てながら焼け焦げていった。
「けほっ……ご、ごめんなさ……」
「…………っ！」
魔法少女は少し咳き込みながらも、真っ赤な顔を上げ、私に謝ってきた。
魔法少女の服はところどころ裂け、焼け焦げており、目には涙をうっすらと浮かべていた。
「……家まで送ろう」
私は、自分の着ていたロングコートを魔法少女の肩にかけ、歩き始めた。
「あ、あの！参謀さん……服……」
魔法少女は私に駆け寄り、ワイシャツの裾を掴んできた。
かわいい。
すごく可愛い。
私をどうするつもりだ！？
魔法少女よっ！？
「……。来て帰りなさい」
今は顔が緩みきっている。
魔法少女が私の後ろにいてくれて、本当に良かったと改めて思った。
「参謀さんの服……大きくて温かい……」
「……っ！？」
なんということだ！魔法少女！！！！！！！！
私はプルプルと震える手でそこら辺に落ちていたスライムを鷲掴みにした
「あああっ！私はどうしてしまったんだ！！私をどうするつもりだ！！
寧ろどうしたらいい！？」
誰がこのなんとも言いがたい衝動の抑え方を教えてくれっ！！！
ギチギチと、スライムを握る手に力を込めた。
- Re: かつて魔法少女と悪は敵対していた ( No.48 )
- 日時： 2015/10/12 11:31
- 名前： ギューバッド （ID: bSLQhqZo）
来てなくてごめん！魔法少女の反応反応！楽しみにしてるよ〜
- Re: かつて魔法少女と悪は敵対していた ( No.49 )
- 日時： 2015/10/23 07:04
- 名前： のれり （ID: R4l9RSpR）
ギューバッドさん
ありがとうございます！
魔法少女を可愛く書けるよう、頑張ります！←
応援、ありがとうございます！
- Re: かつて魔法少女と悪は敵対していた ( No.50 )
- 日時： 2015/11/09 16:31
- 名前： のれり （ID: R4l9RSpR）
参照500突破でございます！！
大して更新もしてないのに……申し訳ありません！！
そして。
ちょろちょろーっと……
リメイクしていこうかなぁ……と。
いえ、大々的に変えるのでなく、言い回しとか……変えてみようかなぁ……と
思っている次第です。
時間があったら、覗いてほしいな……なんて←
更新速度は亀ですが、生暖かく見守っていてほしいな、と思います。
更新、がんばります
- Re: かつて魔法少女と悪は敵対していた ( No.51 )
- 日時： 2016/03/23 18:37
- 名前： のれり （ID: R4l9RSpR）
「今日はどうもお手数おかけして……送ってくださり、ありがとうございました」
とあるアパートの前まで行くと、彼女は深々と頭を下げ、礼を言った。
もう暗くなってしまっていることだし、女性を家に送り届けるということは、当然のことなのだが……いいものなのか？この状況は。
「敵に拠点を知られて礼を言うとは、暢気なものだな」
まったく、私達は敵同士であるというのに……。
ふと、視線を横にずらすと、そこには横2列に並んだポストがアパートの壁に設置されていた。
河口、佐々木、日野……と、名前が入っているポストだが、どれが魔法少女のポストなのかは、分からない。
彼女の名前を知るチャンスを、こうもみすみす逃してしまとは、悪の組織として……決して自分のためではなく、悪の組織の幹部としてなんとも惜しい気もするが、魔法少女の住居を知れただけでも大収穫だと言えるだろう。
「…………」
だが、やはり気になる。
どれだ。どれなんだ！魔法少女の名前はっ！？
そんな私の視線に気づいたのか、魔法少女はちらりとポストを見た。
そして、あぁ、と感嘆をあげた。
「わたくし、深森（みもり）と申します」
「深森……」
「深森白夜（みもり びゃくや）です」
「白夜……」
いいのか……？いいのかっ！？
こんなにも安安と敵に名前を教えてしまっても！？
魔法少女……君という人は……
「これ、も……ありがとうございます」
唐突に発せられた魔法少女の声に驚いて彼女の顔を覗き込むと、彼女は伏し目がちに私のロングコートの裾を大事そうに撫でていた。
そこには、この間彼女が施してくれた可愛らしい花のアップリケがある。
「……何故……君が礼を？」
「参謀さんはすぐに新調すると思ったから」
まだ、使っていてくれたんですね、と魔法少女はまゆを下げた。
ああ、もちろんだ。魔法少女。いつもなら、穴が空いてしまえば、私はすぐにでも新調するだろう。
「まあ……我が悪の組織にかかれば、服の一枚や二枚どうってことはない。ただ……今回はその必要がなかっただけだ」
それに……君がせっかく直してくれたのだからな。私は魔法少女に聞こえないくらいの小さな、本当に吐息を漏らすぐらいの小さな声でそっとつぶやいた。
「ふふ……また、明日ですね。優しい悪の参謀さん」
「……また会おう。魔法少女」
おやすみ、魔法少女よ。いい夢を。