二次創作小説(紙ほか)

※文スト二次創作※ 〜紫眼に惹かれて現世を〜
日時: 2017/07/19 18:52
名前: ぴろん
参照: https://twitter.com/oBBSbseRFp5mxXb

初めまして。カキコ初見のぴろんと申します。

初投稿ですので何かと至らぬ点も御座いますが、生温かい目で見守って下さると助かります。


コメントや物語に関する質問などは何時でも受け付けておりますので遠慮なくコメントしていって下さい!
あ、タイトル少し変えました。(因みに“現世”は“うつしよ”と読みます)



※注意
・この小説は作者の完全なる二次創作です。御本家様とは全く関係がありませんのでご了承下さい。

・登場人物の異能など説明不足の部分が多々あります。その場合は御本家様、文豪ストレイドッグスの漫画1〜10巻、小説1〜4巻を全て読んで頂けるとより分かりやすく楽しめると思われます。

・作者の勝手な解釈で作っておりますので、良く分からなくなった時はコメントで質問等をして下さい。読者の皆様方が分かりやすく楽しめる小説作りをする為の参考にさせて頂きます。

・此処では二次創作小説の連載を行なっております。リクエスト等にはお答えできませんのでご理解頂きたく存じます。


2016/12/30 閲覧数100突破!本当に感謝です!

2017/01/14 閲覧数200突破!有難う御座います!

2017/02/09 閲覧数300突破!唯々感謝です!

2017/03/01 閲覧数400突破!感謝感激雨霰です!

2017/03/24 閲覧数500突破!有難う御座います!

2017/04/23 閲覧数600突破!泣くほど感謝です!

2017/05/13 閲覧数700突破!感謝しすぎで死にそうです!

2017/05/28 閲覧数800突破!本当に有難う御座います!

2017/06/21 閲覧数900突破!物凄い感謝です!

2017/07/02 閲覧数1000突破!信じられないです…有難う御座います!!

2017/07/18 閲覧数1100突破!有難う御座います!



何時の間にか返信数も100突破です。有難う御座います!


2017/06/30 本編完結。今後とも宜しくお願い致します。

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Re: ※文スト二次創作※ 〜紫眼に惹かれて現世を〜 ( No.111 )
日時: 2017/07/01 01:18
名前: 真珠を売る星

お久しぶりです。
完結、おめでとうございます!
最後まで楽しく読ませていただきました。
チートでかっこかわいい主人公たちのストーリーも面白く、「そういう伏線だったのか!」と、楽しませていただきました。アクションシーンやギャグシーンも読みやすくて面白かったです。ごちそうさまでした。

スピンオフ!とても気になります。
ぜひともそちらの作品も読ませていただこうと思っています。
お話が更新されるのはもちろん楽しみなのですが、無理をなさらぬよう、お気を付けください。

改めて、完結おめでとうございました。
とても面白かったです。

Re: ※文スト二次創作※ 〜紫眼に惹かれて現世を〜 ( No.112 )
日時: 2017/07/01 07:15
名前: ぴろん

真珠様…!

毎度真珠様のコメントで活力を貰って続けていました。
お礼を言わなければならないのは此方の方です。本当に有難う御座います!

スピンオフの方は終盤に出てきた式部の敬語口調の理由をたっっぷり枕詞と修飾語をつけて綴っていきます。
二次創作要素は限りなく低いので思いっきり駄作になるやもしれませんが、お暇があれば是非お読みになって下さい。

(体調の方は毎日6時間睡眠+1日3食をきちんと取っておりますのでご安心下さい)

Re: ※文スト二次創作※ 〜紫眼に惹かれて現世を〜 ( No.113 )
日時: 2017/07/14 21:02
名前: ぴろん

※注意書※


これから載せていくのはオリジナルの物語で御座います。
それ故に、原作のキャラクターは殆ど出て来ません。
異能力の設定だけを受け継いだような原作とは凡そかけ離れた物語ですので、苦手な方は無理には推奨しません。

どんな物語かと申しますと、
本作後半に出て来ました “黒い革で綴じられた分厚い日記” の内容+αを、誠に勝手ながら私の自己満足の為に書かせて頂きます。

それでも読んで下さるという心の広い方々には、本作とはまた違う独立した物語として楽しんで頂けると幸いです。

いきなりのお知らせ失礼致しました。

Re: ※文スト二次創作※ 〜紫眼に惹かれて現世を〜 ( No.114 )
日時: 2017/07/14 21:06
名前: ぴろん

1頁目



世の中に紙とインクが広く出回り始めた。その中に一般人でも簡単に手に入る値段の手帳や白紙の本もあったので、此れを機に今回の自分の半生を綴ってみようと思う。

文章を書くのは好きだが、こんな形で自分の事を語るなどは少し苦手だ。取り敢えずは自分の出生から書いていこう。

誕生日は不明。産まれたのは150年前…西暦1850年。その頃政治の中心になっていた江戸の近くの港町、横浜の路地裏。今で言うスラム街に当たる場所に産まれた。いや、実際にそこで産まれたわけではなく何処かで産まれたのを棄てられた。

その後運良くそこの住人に気に入られ、5歳まで赤子として育てられた。その時には既に名前はついていた。今日まで1度も変えることなく使ってきた本名、“紫”と。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「紫〜!また隠れんぼかー?」

その頃俺を育てていた住人達の1人、山吹が俺の名前を呼ぶ。

「むーらーさーきー!」

「何時もの場所に居るっつってんじゃん」

「あ、いたー!いやぁ、つい呼びたくなるんだよ!良い名前だからさ!」

こいつが俺の名付け親だ。理由を聞けば「瞳の色が紫だったから」「皆の名前も色だしお揃いっぽくない?」等の答えしか返ってこなかった。本当にそれが由来なのだろう。

「今日の訓練は?」

「小具足!紫は何でも上手いから怪我しないだろうって」

「一応俺は5歳だけど」

「細かい事は気にすんな!ほら、行くぞ紫」

俺をヒョイッと持ち上げて肩に乗せる。

「肩車〜!」

「うるさい」

この路地裏では少し変わった決め事があった。

1つ、住人同士助け合う事。2つ、3歳になってからは毎日必ず訓練に参加する事。3つ、何か物を拾ったり貰ったりした場合は必ず御頭に見せる事。4つ、御頭の命令は厳守する事。

基本的にはこの4つを守っていれば生活に支障はない。というか御頭もよく俺に食料を分けたり遊んでくれたりと結構仲が良い。

「御頭〜!おっはようございます!」

「おう!おはよう!」

爽やかな笑顔の青年。その傍らには世話役の14、5程の少女が立っている。

青年の名は黒。少女の名は白だ。

「お、おはよう…今日は小具足だよね。危ないから気を付けて…」

何時も何処かオドオドしている割には体術や武器の扱いはとても長けている。恐らくこの路地裏で昔から鍛えられているのだろう。

「おはよ」

「紫!小刀は触った事あるか?」

俺の挨拶を遮るように山吹が言う。

「…まだ無い」

「なら見てろよ〜?」

山吹は目を閉じて深く深呼吸をし、右手でナイフを構える。

「…ハッ!」

声を出しながら小刀を振った。

「脇が甘い。そんなんじゃ当たっても意味無いぞー」

「そうだな。黒の言う通りだ」

「ちぇー…っていうか紫は知らねぇだろ!」

「前世でやってた」

こいつらには自分の異能力の事も1つ前の人生で何をやっていたかも話している。勿論、殺し屋だった事も。

「何でもやるよな〜お前。なんて名前の殺し屋だったんだよ」

「名前は無かった」

「ふーん、つまんねぇの!」

文句を垂れる山吹を横目に黒から小刀を受け取る。

「今日は何処にいるかな?」

黒がニッと笑って言う。

俺は特に構えたりもせずに手首と指先の動きだけで無造作に小刀を投げる。

自分の背中側の壁に突き刺さると、小さい悲鳴が聞こえた。

「ひっ!」

「そこだろ。出てこいよ、茜」

そいつの名前を呼ぶと物陰からヒョコッと出てくる。

「またバレちゃった〜何でわかんの?」

赤茶色の髪の毛を風になびかせながら歩いてくる。

「お前は気配がうるさいから」

「うるさいって何さー!私はお淑やか〜な女の子だぞ?」

そう言って笑う。

茜は10歳位の女で何時もうるさい。そのお陰で路地裏は何時も明るい雰囲気だが…

「なー紫!髪結べないんだけど!」

「良い加減自立しろよ…さっさと屈め」

「んー!ありがと!」

そう言って目の前に座る。

無駄に長い赤茶色の髪の毛を茜色の組紐で結ぶ。この小さい手だとあまり上手くは結べないが、取り敢えず路地裏では髪いじりが1番上手いのが俺らしい。

少し三つ編みを混ぜて後ろで結んで手を離す。

「ほらよ」

「おぉ〜」

山吹が大袈裟に拍手をする。

「本当に上手いなー!何処で覚えるんだ?」

「別に。普通髪長かったら結ぶだろ?それに何回か理容師もやった事ある」

「何それ初耳!俺の髪もいじって!」

「お前は短すぎるだろ」

俺の言葉を無視して目の前に胡座をかく。

「ったく…」

懐から小さめの鋏を取り出し、軽く切り揃えていく。

「今日の訓練は?」

「小具足。気をつけないと怪我するぞ〜」

そう言って黒は小さめの小刀を茜に渡す。

「怖っ!鞘とか無いの?!」

「あ、あるよ。鞘」

白が革製の鞘を手渡す。

「白ちゃんありがとっ!」

「ふふっ、どう致しまして」

同じ女性同士話し易いのか、白と茜は昔から仲が良い。

「ん。出来た」

「おー!ありがとな!あんまり変わってないけど…」

「うるせぇ、これが精一杯だよ」

そう言いながら山吹の頭を軽く叩く。

「いった!うわー!5歳児が暴力!黒〜!」

「こらー、紫ー。暴力は駄目だぞー」

黒が棒読み口調で俺を叱る。

「それと俺は黒じゃなくて御頭だ!」

「別に良いじゃん、黒ってなんか悪そうだし」

「悪の組織…そしてその御頭!格好いいだろう?」

そう言って得意げに胸を張る。

「黒には向いてない」

「そりゃあ俺は何処から見ても爽やかーな好青年だからな」

少し苛つく言い方で言う。

「でも真逆こいつが御頭だったなんて…みたいな感じでバレにくいだろ?そうすれば組織はずっと守れるって寸法よ」

「…意外と理にかなってるな」

「意外は余計。でもそういう手口もあるって訳だ。どうせ前世では殺気駄々漏れで散々な殺し方してたんだろ?」

「確かに…」

その所為で逃げられそうになった事もあるな…今度からはもっと相手を油断させてから近づいて…

「おっ!獲物が来たぞ」

通りを監視していた山吹が言う。

「荷物は?」

「大家族だな。大量の食料だ!」

「あんまり大きい声出すなって」

全員がそれぞれの持ち場につき始める。

「よし、相手はご婦人1人だから、茜が気を引いて…」

「なぁ」

黒の言葉を遮る。

「なんだ?」

「少し練習する」

「小具足は危ないから駄目だぞ」

「わかってる」

尚も首を傾げている黒を無視して路地を出る。

気を引くならこの姿を利用するか。

ドンッ!

「キャッ!」

「わぁっ!」

急に出てきた俺と女性はぶつかり、2人分の小さな悲鳴が出る。

少し大袈裟過ぎたか?いや、此処で…

一つ一つの動作を考えながら動く。

相手が心を許すような人を…自分とは全く違う者を作っていく。

「ごめんなさいお姉さん!大丈夫ですか?」

俺は心底心配そうにそう言った。普段使わない表情筋が攣りそうだ。

「いいえ、大丈夫よ。私も不注意だったわ」

相手も笑顔で返す。

周りに少し荷物が散らばっていた。それを見て次の行動を考える。

「あっ!荷物が…」

転がっていく荷物をたどたどしく追いかけて丁寧に拾っていく。

「どうぞ」

小さな手で抱えるように荷物を持ち、笑顔で相手に渡す。

頬の筋肉がピキッと痛んだ。

「あら、ありがとう。優しいのね」

荷物を受け取った女性はそう言いながら頭を撫でてくる。

少し苛ついたがそれを隠して少年らしく照れ臭そうに笑ってみる。

「そうだ、お詫びにどうぞ」

「え?良いんですか?」

「良いのよ。買い過ぎちゃったし」

「こんなに…!」

驚いた顔をして食材や果物を受け取る。

我慢だ。

「どういたしまして。さようなら」

「ありがとうございました!」

荷物を抱えたまま笑顔で深くお辞儀をする。

女性は微笑み、手を振りながら去っていった。


思えばこれが、俺の初めての道化だった。

Re: ※文スト二次創作※ 〜紫眼に惹かれて現世を〜 ( No.115 )
日時: 2017/07/19 18:51
名前: ぴろん

2頁目



女性が見えなくなった後、物陰から山吹達が出てくる。

「お、お前…!笑えたのか?!」

「うるさい、早く持て」

無理矢理荷物を押し付けて路地の方に戻る。

「お、おい、大丈夫か?病院とか…」

「うるさい」

心配そうに寄ってくる茜の手に葡萄を乗せて黙らせる。

「凄いな紫!あの一瞬で合法的にこの量の食材だ。これからも頼むぞ」

「精神的に無理」

頭に置かれた手を振り払う。

「そうか?そういえばお前結構な年寄りだったな」

「推定2,500歳。御老体だ、労われ」

「今は5歳だろ」

「精神面の事を言ってるんだよ」

壁に突き刺さった小刀を抜いてクルクルと回す。

「うおっ!何それ格好良い!教えて!」

「失敗すると結構痛いぞ」

「えぇ…じゃあ良いや」

シュンとなって荷物を箱の中に入れる。

「さて、朝食だ!」

「今日は私の番だよね!頑張るよ〜」

茜は持っていた小刀でシュルシュルと野菜の皮を剥いていく。

「白ちゃん、これ茹でといて」

「分かった」

剥いた皮を熱湯に入れる。

此処ではどんな食材も無駄に出来ない。おかげで此処にいる全員が料理は上手いし好き嫌いも無いため塵も出ない。

「あれ?山吹、その食材何処で取ったの?」

「ん?あぁ、この前ちょっとな」

「ふーん…まぁ良いや。其れもぶち込むから頂戴」

「あいよ」

此処に住む者には暗黙の決まりがある。

それは、『相手がどうやって物を調達したのか。また、その被害者の生死を聞いてはならない』という決まり。

もしもその方法が脅しだったとしても、はたまた殺人だったとしても何も言わない。帰ってきた時にあからさまな返り血が付いていたとしても何も言わずに服を洗う。

此処で毎日小具足やら体術やらの訓練をしているのはそういう事だ。

「出来たよー!」

茜が大き目の鍋を机に置いて言う。

「うまそー!」

「山吹、ちゃんと座れ」

全員が鍋を囲んで座ったのを確認してから手を合わせる。

「いただきます」

「いっただっきまーす!」

山吹と茜が我先にと鍋に箸を突っ込む。

「熱っ!」

「落ち着いて食えよ〜」

黒はそれを見て苦笑いしながら手際よく具を取る。

俺は適当に不人気な野菜を取って食べる。

「紫…遠慮とか、してない…?」

白が不安そうに聞いてくる。

「する訳ないだろ。白もちゃんと食べろ」

好物をポイッと皿に入れて渡す。

「あ、ありがとう…」

「気にすんな。ちゃんと食え」

遠慮がちにもごもごと口を動かす白を横目に野菜を取る。

「なんかさー、紫って親みたいだよね」

茜が食べながら言う。

「あー確かに!面倒見良いしなー」

「親っていうか、保護者みたいな」

「分かるかも…」

黒もうんうんと頷く。

「最年少なんだが」

「でも中身は1番年寄りだろ?」

「まぁ…」

「じゃあこうしよう!」

黒がバッと立ち上がる。

「御頭は俺で、その補佐と窓口役が紫。ってのはどうだ」

「それ紫が損するだけじゃない?」

「いや、此処に訪れた人に愛想よく受け答えできた方がさっきみたいに得する。それに、さっきみたいな笑い方は俺は出来ない」

「一利あるな!」

しまった、山吹が乗ってきた。こうなると芋蔓式で…

「確かになー!」

「そう…かも」

茜と白が頷きながら言う。

「って事で決定!今度ここ通る人がいたらさっきみたいにやれよ?」

「なんで山吹に命令されるんだ。やりたくないし」

溜息を吐く俺に黒が告げる。

「御頭の命令だ!やれ!」

真面目な顔でそう言ってからニカッと笑う。

そんな言い方されたら断れねぇじゃん…

「…あー、分かったからその笑顔やめて」

「やってくれるのか!ありがとう!」

目を輝かせて俺の手を掴む。

「だからその顔やめろって…眩しい」

「ん?なんでだ?」

尚も真正面から見つめてきたので、俺はふいっと視線を逸らす。

路地裏なら暗いから安心ってのは失敗だったな…今更引っ越すのも無理だし…いや、そろそろ政権変わるだろうし次の奴が終わるまでは…

「紫っ!緊急事態だ!!」

山吹の馬鹿でかい声で思考を遮断される。

「なんだよ、人か?」

「いや、もっと危険な奴…」

山吹が俺を盾にする様に立つ。

他の奴らも物陰に隠れている。

路地の方からは黒い服に身を包んだ大男が迫ってきていた。

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