二次創作小説(紙ほか)

ハリー・ポッターと暴食の悪魔【ハリー・ポッター】
日時: 2017/07/31 12:32
名前: ゆちあん

 



 彼女の胃は、紛れもなくブラックホールだった。
 Her stomach was undoubtedly a black hole.  

 ダンブルドアが晩年、つぶやいた言葉はこうだったという。
 『彼女』を知る者は皆がこう言う、――彼女はちょっとばかり、頭と胃がおかしいのだ。決して悪い人間ではない、はず。
 
 『彼女』の名は勘解由小路 秋月。別名、暴食の悪魔。
 これは、暴食の悪魔の成長と暴食と暴食の物語。
 

◆◆◆

登場人物 >>1

Page:1



Re: ハリー・ポッターと暴食の悪魔【ハリー・ポッター】 ( No.1 )
日時: 2017/07/31 12:31
名前: ゆちあん

【登場人物】


・勘解由小路 秋月 / かでのこうじ あきづき
本作の主人公


Re: ハリー・ポッターと暴食の悪魔【ハリー・ポッター】 ( No.2 )
日時: 2017/07/31 13:23
名前: ゆちあん

第一章 賢者の石編
第一話 始まりの瞬間は


 イギリスのプリベット通りに住む眼鏡をかけた痩せっぽちの少年が目を覚ましたとき、ほんの少しばかり離れた日本の南硫黄島で小柄な黒髪の少女は地面に放り出されて気を失った。

 
 それが、二人の新たな人生の始まりの瞬間だ。


 南硫黄島に位置するマホウトコロは四度の爆発をなんとか耐え抜き、更には保護魔法を強化してここに存在しているわけだが、その四度の爆発を起こした人物は残念だがらまだこの学校に在籍している。
 勘解由小路 秋月、元死刑囚と凶悪犯(自称)の両親を持つ犯罪者のサラブレッド。そして本人は爆発魔。

 一日に最低一回は『勘解由小路 秋月を退学にしよう運動』が起きるといっても納得のとんでもない人間である。が、復讐が怖くて彼女を退学にできない教師人たちの丸腰姿勢のおかげで、彼女はまだマホウトコロにいる。

 そして今日は七月二十九日、彼女の誕生日兼肉の日。彼女が何か行動を起こすと予期した教師人は防護魔法を更にかけなおし、今日という日に臨んだ。いくら彼女と言えど、そんな校舎を吹き飛ばせるはずがなかった。

 ――そう、誰もが思っていた。

 しかし、いとも簡単に校舎は吹き飛ばされ(幸いにも死者も重傷者も出なかったが)爆発の中心にいた彼女自身も吹き飛ばされ、校舎から遠く離れた地面にたたき落とされた。艶やかな黒髪と白い肌には泥がつき、整った顔立ちもあまりよく見えない。小柄な体はあり得ない方向にねじ曲がっていた。


 「……スコージファイ」

 彼女のからだじゅうについていた泥が、するすると落ちていく。銀色の髭を蓄えた男は、次に「モビリコーパス」と唱え、気絶した彼女をそのまま浮かせ、動かした。

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