二次創作小説(紙ほか)

ハリー・ポッターととある個性的な蛇寮生
日時: 2017/03/21 00:48
名前: ゆちあん




  スリザリンは基本的に、嫌われ者だ。


 だいたい、グリフィンドールは差別を嫌うくせに寮だけで人を判断する。
 そういう愚かしい所が嫌いなんだよな――


 ウィーズリー!
 お前はマグルを差別してはいけないと言いながら、入学式でハッフルパフを差別したな?今すぐハッフルパフ寮生全員にスライディング土下座で謝れ!


 ――この物語は……
 ホグワーツに日本人がいない時点で自分超目立つくね!?ヤバ、と考えた主人公・凛音はハッフルパフあたりに入って無難に学生生活を送ろうと思ったのだが、なんと事態はそう上手くいかなかった!?
 あろうことか、ホグワーツ一嫌われ者な『あの寮』に入ってしまい……
 明るくポジティブな少女・凛音が蛇寮の好感度を上げるために奮走する!という学園モノです(笑)

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Re: ハリー・ポッターととある個性的な蛇寮生 ( No.1 )
日時: 2017/03/21 00:49
名前: ゆちあん

第一話 イギリスは断じてメシマズではなかった。


 ――マホウトコロからなんでこんな……こんなメシマズなイギリスに!

 鈴鹿 凛音はついさっきまでそんな事を考えながら白米を口にかっ込んでいた。やっぱり日本の食文化は素晴らしいだとかなんとか言っていた気もする。だがやはり、イギリス食文化にも長所はあるらしい。単純に、ボリューミーで美味しい。ヘルシーも素晴らしいが……まあ、物足りない。

 ……説明しよう。なぜファンタジックな物語の冒頭がいきなりこんな食についてという色気も魔法っぽさもワクワク感もないものなのか。

 理由はただ一つ。この物語の主人公である鈴鹿 凛音が大食いで、『一日三食』の定義を軽くぶち壊すタイプの人間だからだ。だから、彼女は一応魔女で、『魔法処』という日本の魔法学校に四年間通っていたのだが、十一歳になった日に、イギリスのホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証が届き、しかも両親が入学しろなどと言うもので――渋々、『メシマズ』なイギリスにやってこさされ、激怒していたわけである。

 まあ、それもイギリスに来てイギリスの食べ物を食した瞬間に激怒などと言う感情は凛音の中から消え去った。――ボリューム満点じゃねえか!!

 
 「もう一皿!」


 基本的に、日本魔法界は外国魔法界との交流がない。それは数十年前の『ある出来事』とやらが原因らしいが、そんなのは知ったこっちゃない。凛音が生まれた頃には既に交流は全くなかったし、勿論食も同様。外国の食品を出す店はガラの悪いものが通う様な場所にしか無かったので凛音は日本食だけを食べて育ってきたのだ。

 ――それにしても幸せだ。イギリスは素晴らしい。

 なんで国交を断絶したのかは知らないが、取り敢えずイギリスの食文化は日本でもっと持て囃されるべきだ。少なくとも、普通の商店街とかでも食べられるようにするべきだ。よし私がイギリスと日本の架け橋になろう。

 そんな大それたことを、チキンにかぶりついて口を汚しながら決意した凛音だった。

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