二次創作小説(紙ほか)

【ONE PIECE】とある世界に一般人
日時: 2017/11/12 21:20
名前: 楼蘭


なんとなく再び迷い込んだ楼蘭です。

今回はこれ一本でやります

ドラえもん並の暖かい目出みていただけると嬉しいです。
(*Φ∀Φ)アタタカイメ……

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Re: 【ONE PIECE】とある世界に一般人 ( No.2 )
日時: 2017/11/14 01:10
名前: 楼蘭




【2】


ツンと消毒液の匂いが鼻にきて誠は目を開けた。
清潔感ある白い天井。
そして隣には点滴を変えている100人いたら100が振り返る絶世の美女がミニのナース服を着ていた。

「あら、目が覚めた?」

微笑みかけてくるナースさんはこの世のものとは思えないまさに天使の微笑み。同性であるにも関わらずその笑顔は誠をも引き付けた。

「ラナ、ちょっとこっちの……」

顔に傷がある所謂ヤクザのガタイのいい男と目が合った。蛇に睨まれたカエルの如く固まる誠のそばに寄っくる。誠の頭はまさに戦争で
どうしたらいい!?
こういう時の対処法は!?
ぎゃー!!待ってぇぇぇぇ!
をグルグルと駆け回っていた。そんなことはお構い無しで男は誠の顔に手を伸ばす。
さよなら、人生

「まだ少し熱あんな」
「ドクター、解熱剤も投与します?」
「いらん」

どくたー?
ドクターってあのドクター?医者って意味の?
そんなことを思いながらもう1度男を見れば地味に白衣を身にまとっていて聴診器も首からぶら下げている。世間一般で言われる医者の姿をしている男はきっと世界一似合わない職に着いたのだろう。
頭の中で妙に辻褄を合わせ納得した誠はふと自分の状況を思い返す。
この人は医者。その隣の絶世の美女は看護師。して自分は何者?
なんだってこんな所に?
ふと身体を起こそうとした。自分の状況を確認するために。

「おいこらっっ!!!誰が勝手に起き上がっていい許可出したんだこの野郎!!!まだ絶対安静なの当たり前だろうが!!脳天ぶち抜くぞ!!!」

突然の大声に誠はびくっと小さく体を飛び上がらせる。またしかも凄い顔で怒られたので少し涙目にもなった。

「ドクター!口が悪い!一般人なのよ!気をつけてください!」

美人は怒ると怖いのは本当でその声にドクターは渋々口を次ぐんだ。
美人は怒らせないに限る。

Re: 【ONE PIECE】とある世界に一般人 ( No.3 )
日時: 2018/01/05 18:33
名前: 楼蘭



【3】

してそれからしばらく安静きってにしていた誠。実質口の中を切っていて喋れなかったことも事実で…まぁとりあえず置かれた状況は把握できた。

「ラナさん」
「なぁに?」

バインダー片手に薬品の在庫確認をするラナに今はいないドクターの椅子に座る誠は天井を見ながら問いかけた。

「なんたって私は船の中にいるのでしょうか?しかも白ひげ海賊団?の船に」
「それは私が一番聞きたいわね」

ラナこそ誠の第一発見者である。話によればとある船員の部屋の前を通ったところ何かが落ちた音が聞こえ、それと同時にかすかにうめき声が聞こえたとのこと。そこにちょうど部屋の主が帰ってきて中を覗き込めば傷だらけで倒れて動かない誠が床に転がっていた。
それを目の前にして動けるようになった本人からなぜここにいるのか発言にラナは少々ため息をつきながらも誠の頭を撫でた。

「記憶をなくしたわけでもなく、なのにここにいる理由がわからないって…まるでどこからか飛んできたみたいね」
「はっ!!まさか夢の中!?」

導き出した誠の答えにラナは在庫確認を再開させ

「夢の中なら大怪我しても痛くないと思うわよ?ってかまず怪我しないんじゃないかしら」
「それもそうですね…」

真琴のところへ向かうためにバスで進んでいた。その時ものすごい音がして、起きたらここにいた。全く記憶喪失でない保証はどこにもないが、だからといってここは船の上。バスから船に一気に交通手段が変わったし、第一海賊船がまずない。
いや、あるだろうが自分にとっては全く縁のない話。
理解ができないでいた。
っとそこへドクターが入ってきた。

「親父が呼んでるから来い」
「親父?…はっ!!もしかして組長?!」
「は?」
「船長よ、すっごく大きな人なの」

背中を押されて初めて部屋を出る。木造でなんともレトロ感溢れる船だ。
ドクターの後ろをついていくとすぐに甲板に到着した。どうやら一番近い部屋だったらしい。
なるほどと感心しながらついていくと人が囲んでいた。
「船長よ、すっごく大きいな人なの」
ふと先程のラナの言葉が甦る。
それもそのはず目の前には想像を絶する大きい人がいた。

「お前が誠か」

上から降ってくる声に思わず口を開く。

「あっ…身長何センチですか」

発してしまった言葉をこれほど後悔するときはないだろう。現に誠は一瞬で我に返ると首を振った。

「いやいや違う違う!!はい!荻野誠です。見ず知らずの私をここに居させてもらってありがとうございます。おかげで傷は治りました」

頭を下げた直後大爆笑に包まれる。どうやら開口一番発してしまった言葉が原因のようだ。

「なんだこいつ!!」
「オヤジの目の前にしてそんなこと言うやつ初めて見たぞ!」
「ひー!腹いてー!」

別にそこまで笑わないでもいいでしょ!
突然非現実的なことが起きたらとりあえず人間逆に冷静になるんだから!!
心の中で叫びつつもちょっと‥いやドクターなみのガラの悪さに何も言えずに俯く。

「誰が完治したといった」

突然顔が横からニョキッと出てきてヒッ!っと小さく声を上げた。がすぐに見知った顔だとわかり安堵する。

「なんだ、ドクターさんか」
「なんだじゃねぇんだよ、だれがいつ許した」
「なんのはなしです??」
「てめぇがオヤジに言ったことだよ」
「誰だって想像をはるかに超えることが起きたら率直に口を開くものじゃないですか」
「さかのぼりすぎだバカ、けがだよけが!」

少々イライラし始めたのか早口になるドクターに誠は首を傾げる。

「治ってますよ?」

その言葉に激怒が走ったのは言うまでもない。

Re: 【ONE PIECE】とある世界に一般人 ( No.4 )
日時: 2018/05/05 09:45
名前: 楼蘭




【4】

「とりあえず、お前どこから来たんだよい
なんで俺の部屋にいた」

パイナップルを思わせるような独特の頭に誠は一瞬失礼なことを思いかけ頭を振りリセットをする。

「ごめんなさい。それが私にもよくわからなくて…友人の所へ向かおうと高速バスに乗ったことは覚えているんだけど、気がついたらいつまの間にかこの船にいたし」
「船になぁ……お前まさか海h」

その瞬間ドーンッという音ともに大きな水柱が上がり船が大きく横に揺れる。

「ほんとに船なんだ」

乗り慣れた船員でもふらつく中、船で全く1歩たりとも動くことなく水柱をぼーっと見つめる。
そんな様子をパイナップル頭の船員が鋭く見ていた。
が、冷静な誠が見れたのは一瞬でその後に船がぶつかり武器を片手に男達が乗り込んできたのを見て顔を青ざめる。

「銃刀法違反んんん!!」

黙って青ざめるだけであればある程度はいないものとして処理されたであろう誠の存在だったが、思わず流れる正義の血に忠実に従ってしまった誠はその場にいた全員の視線を浴びることとなった。

「なぁレオ、あいつはバカなのか?それとも策略かよい?」

船医・レオは黙ってタバコの煙を吐き出すと顔色を変えずに誠を見ながら

「あれはバカだろな、しかもいまどき珍しい天然と来てる。じゃなきゃあんな真ん中で叫ばねぇよ」
「……一瞬海兵だと思った自分が恥ずかしいよい」
「まぁ体幹はあるんじゃねぇか?あの揺れで揺れてなかったわけだからな」

追いかけ回される誠を視線で追いながらも助けようとはしないレオ。

「しょうがねぇ、助けてやるかねぃ」
「あいつは海に落ちるまで大丈夫だよ」
「あ?やっぱ海兵なのか?」

声を上げることなく顎で誠をさすレオに不審がりながらもそちらを見るとちょうど追い込まれていた。

「お嬢ちゃん、白ひげのなんかは知らねぇが大人しく死んでもらおうか」
「なんだ?俯いて」
「命乞いならこの船に乗る前にしときな」

そう言いながら迫ってくる一人の男の手にはサーベル。それを誠の腹部へ突き刺すように前に出して近寄ってくる。

「あぶねぇ!!」

誰かが叫ぶ声と鈍い男の声が重なり男達の方が地面に仰向けで気絶していた。誠の手には何も持っていない。そのままレオの方に歩いてくる。が、怒り浸透のようで船の男達に負けない般若顔。

「ほらな、大丈夫だろ?」
「知り合いか?」
「バカいうんじゃねぇ、俺はあんなケツの青いガキは知らん。だがな、体つきでだいたい分かる。あいつは自分の身ぐらいは簡単に守れるぐらいの強さはある」
「ドクター!!なんで怪我してるのに助けてくれないんですか!」
「けが治ったとほざいたのはてめぇだろ」
「怒られたのにそれだけでは飽き足らず身をもって知れということですね!でも、私仮にも女ですよ!けが人の前に!」
「ギャンギャンうるせぇよ」
「パイナップルさんもどうして助けてくれなかったんですか!」

ドクターに聞き耳を持ってもらえず隣の船員に鋒を向けたが、心の中の呼び名が怒りで外に出てしまった。が、本人は全く気がついていない。心の中の呼び名が出たことも、周りの一部以外は空気を冷たくしていることも。
因みに一部は敵の後始末をしつつ腹を抱えて爆笑。

「パイナップルさん?」
「ふぇ?」

何故心の中の呼び名を彼は口にしているのか。ようやく気がついたら誠は苦笑いを見せる。

「お名前……聞いてなかったものですから……あはは……」
「こいつは一番隊隊長、マルコだ」
「まる子ってぶふっ!!」

今度は誠しか知り得ないおかっぱ頭が特徴のアニメキャラを思い出し、崩れ落ちる。
今にも切れそうなマルコを必死で抑えるのはリーゼントの頭の船員。

「まっ、まる子ってぶふっ!!くくくっ!!」
「離せ!!」
「離したらこの子投げ飛ばすつもりだろ!!」
「違う!!海にたたき落とすだけだよい!!」
「なお離せるか!!」

Re: 【ONE PIECE】とある世界に一般人 ( No.5 )
日時: 2018/09/14 18:21
名前: 楼蘭

【5】

「お前俺になんか恨みでもあんのかよい」

不機嫌に眉を眉間に寄せながらようやく収まった誠を見下ろす。

「いえ、特にはないのですが少々私の笑いのツボがマルコさんの言葉と一致してしまったものですので」
「あら、マルコ隊長ともう知り合ったの?」

声のした方を振り向けばラナが笑みを浮かべて向かってきていた。

「マルコ隊長の部屋にあなたいたのよ」
「その前にラナさん……」

誠はぽたぽたと血を床に落とした刀を恐る恐る指さす。
が、ラナは何事もないように笑顔を見せた。

「ちゃんと中に入れないように戦ってくれないから仕留めたの」
「ラナ、思いっきり引いてるよい」
「まぁ元々ラナは賞金稼ぎだからな」
「賞金稼ぎ?」
「そう、賞金稼ぎ」

先ほどマルコを抑えていたコック姿の男がわかりやすく説明してくれた。この世界の海賊や山賊は賞金首にかけられているのがいると。その手配書の金額は危険度を示していると思っておいた方がいいそうで、海軍という組織が敵とみなした証拠らしい。
その賞金首をとり海軍へ引渡し、お金を資金にしているのが賞金稼ぎだという。
つまり、ラナは相当な腕っぷしだということ。

「人はみかけによらないんですね」
「あら、でもさっき誠も4人を倒していたじゃない」
「あれは戦闘のガタイの良さそうな男の足を払って同時に胸の骨を軽く押して残りの3人をドミノ倒しになるようにしただけですから…」
「えっ、やってたことそれだけ?あんなに呻いてたからなんかナイフで刺したのかと思った」

ラナは笑顔でスっと男の前に立つと中指の第2関節を立てた拳で軽く誠の説明した部位へ押した。
その瞬間短く呻き声をあげると後ろに飛び退く。目には涙が溜まっていた。

「いたいでしょ?どんなに鍛えてもどんなにおデブでもそこには何もつかないようになっているのよ」
「ラナ、もうすぐジンベイが来るそうだ。あんな雑魚に怪我した馬鹿どもに塩ふりかけとけ」
「い、や、です」

笑顔で言うもんだから船医も苛立ちを覚えたのだろう。ものすごい剣幕で睨む。
火花を散らす2人に溜息をつきながら、隣でハラハラしている誠に視線を移した。

「で、お前どこからここに来たんだよい」
「どこからと言われてもバスで東京に向かってる最中で分からないんですけど」
「ばす?」
「まぁ、そんなこんなで経緯が全く私には分からないんです」
「おい、めんどくさくって説明省いたろ」
「なんたって船室にいたのでしょうか?」
「それを聞いてるのは俺だよい」

深々とため息をつかれ誠は心外だと眉をひそめているとコック姿の男がラナを避けながら誠のそばに寄ってきた。

「誠ちゃんだっけ?」
「はい」
「東京って島の名前?」
「島?島は日本っていう……ここの地図ってあります?」
「地図って航海図のこと?」
「こうかいず…あっ、航海図!そうですね、皆さん船に乗ってるから」

それを見せてくださいと言うとスっと目の前に出された茶色い紙の筒。出したのは船医でそれを例を言って受け取るとそっと破かないように広げた。

「……」
「予想と違ったみたいだねぃ」
「予想と違ったと言うより、この地図を私は知りません」

この言葉には誰もが予想しなかったようで全員が声を上げて驚いていた。マルコもラナも声は出さないものの目を見開いていた。
ただ2人、船長と船医はやっぱりかと口を揃える。

「やっぱりと言うと?」
「ごく稀にこの海に引き込まれてかどうかは分からんが、別の時間・場所・世界で生まれたやつが紛れ込むことがある」
「特徴的なのは俺たちの知らねぇ言葉を話したり、島の名を言ったり、海の名前が違うことだ」
「海の名前…」
「グランドラインだ」
「えっ、海賊がいるからてっきりカリブ海かと思ってました」
「なんだよい、かりぶかいってのは」
「ふむ、とりあえず」
「おい」

空を見上げて誠は結論に至った。

「ここは私の知っている世界ではないということですか」

Re: 【ONE PIECE】とある世界に一般人 ( No.6 )
日時: 2018/09/21 20:46
名前: 楼蘭



【6】

「そいつは本当か」

ふと新たなる声が聞こえて振り返ると着物を着てちょんまげ頭の男が水を滴らせながら立っていた。
しかも超大柄。

「ジンベイ親分!お久しぶりです」
「おぉ、ラナか。元気そうでなによりじゃ」

どうやら先程話していたジンベイというのがこの男の名前らしい。

「ラナさん…なんか乙女?」
「ラナはジンベイに惚れてんだよい」
「なんと!…にしてはジンベイさんは全く気がついてないように見えますけど…」
「で、お前さん」

声をかけられキョロキョロとあたりを見渡すもどうやら誠自身だと気がつくのはマルコに頭を叩かれてからだった。

「何するんですか!女性の頭を叩くなんて!」
「お前が気がつかないからだろうがよい」

ぶんぶくれながら誠はジンベイに向き合う。

「お前さんはよその世界から来たのか?」
「と、推測するのがいちばん妥当だと…あっ申し遅れました。荻野誠と申します」
「あっ、こいつは失礼した。ワシはジンベイ」
「で、さっきの質問ですが、推測するのがいちばん妥当だという結論に至ったからです。
何か私の世界についてご存知なんですか?」
「さっきの説明で1つ抜けとるもんがある」
「抜けているもの?」
「さっきの説明ってジンベイ親分、お前盗み聞きしてたのか」

やれやれと船医はため息をつくが、ジンベイは慌てて訂正をする。

「わしゃたまたま!」
「私そんなに変な特徴持ってます?」
「まぁ初対面で俺に気安く話しかけてくるやつはお前ぐらいだよい」
「なるほど、人相が悪いからですね」
「お前まじでぶっ殺すぞ」

誠の頬を片手で挟み目線を合わせる。青筋が浮きでている。

「訂正します。年齢通りですね」
「ほぅ、覚悟はイイってこったな?」
「マルコ、女の子なんだから顔はやめろ」

やんわりと着物の男性?と思わしき綺麗な人が手を誠から離す。
その人はイゾウというらしく今、このふねにもどってきた。腰には銃を携えており、強いながら色っぽい。

「で、ジンベイ親分。用件は済んだのかい?」
「ところでその着ぐるみは暑くないですか?」

その言葉に再び甲板にいた船員全員が笑い声をあげる。再び沸き起こった笑い声に誠はジンベイの方へ向かっていき手を握る。慌てたのはジンベイだけで傍にいたラナはふふっと笑う。

「ホンモノよ。ジンベイ親分は魚人なの、ジンベイザメの」
「ぎょじん…」
「そう、魚人。水中でスイスイ泳げるのよ、お魚ともお話が出来る」
「えぇ!!すごーい!!お魚と!?」
「お前さん、怖くないのか?」
「え?どうしてです?私泳げるけど呼吸出来ないからすぐ溺れちゃうし、スイスーイってどこでも行けるってすごいと思います」
「あら、泳げないの?」
「違うよ、進むけど息継ぎしたら死んじゃうの」
「それ、泳げないってことじゃないのかしら?」

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