二次創作小説(紙ほか)

四大魔法学校対抗試合 東方×ハリー・ポッター
日時: 2018/04/19 19:00
名前: アプフェルシュトゥルーデル

日本の何処かにある妖怪と人間が共存する楽園、幻想郷。その管理人であり妖怪の賢者、八雲紫はこう語った。

「幻想郷は弱肉強食を維持しているとはいえ、妖怪も今では平和ボケしてきていると思いますわ。ですから、ここに幻想霊妖魔専門学校を建立し、イギリスで開かれる三大魔法学校対抗試合に加わることで他人と戦う事を経験する機会にしようと思っていますの。」

久々の異変の後、いつもは大っぴらに出てこない紫が宴会に出てきたと思えば、こういう目的があった様だ。

霊夢は反論した。
「そう言っても、大人数の妖怪や人間を外の世界に行かせるのは大きなリスクを伴うじゃない。魔法族とかいう魔法もどきを使うだけの人間と戦うだけにしてはリスクが大きすぎるわよ。」

魔理沙は口を尖らせる。
「弾幕ごっこじゃ駄目なのかよ。第一、あまり妖怪がおおっぴらに主張すると結界が壊れるぜ?」

紫が言う。
「それは大丈夫ですわ。学校は、生徒がそんなに必要ありませんの。校長一人、17歳以上の生徒が10人程。それに、イギリス魔法界は完全にいわゆるマグルから忘れられれば幻想入りする可能性がありますもの。」

アリスは賛成する様だった。上海人形を組み立て直し、メンテナンスしながら言う。
「確かに、最近あまり激しい異変も無いものね。今さっきの異変も、原因が曖昧で弾幕ごっこでは実戦経験を積みにくかったわね。」

こいしが、フランドールとチェスをしながら言った。
「私も賛成ー。でもお姉ちゃんは反対すると思うなぁ。フランはどう思う?」

フランドールは顔を顰めて言った。
「んー、フランはあんまり外に出たくないな。だって、能力もあるし...。あ、こいし、チェックメイト?」

その後も議論は続いたが、紫は実に策士だということが分かっただけだった。

結果、フランドール、こいし、アリス、霊夢、魔理沙、レミリア、鈴仙、チルノ、咲夜が紫を校長とした幻想霊妖魔専門学校として四大魔法学校対抗試合に加わることになった。

1.イギリスに行こう        >>01
2.ホグワーツside         >>02
3.魔理沙の社交ダンス       >>03 
4.ホグワーツside ドレスローブ? >>04
5.ホグワーツside 怪しげな少女達 >>05
6.外の世界と紫の悪戯       >>06
7.ホグワーツside 光の舞 >>07


この話は、ホグワーツsideと幻想霊妖魔専門学校sideの2方向からの話です。また、ホグワーツsideでは、オリジナルのキャラクターが登場します。

宜しければ、コメント、ご感想を下さい。










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3.魔理沙の社交ダンス ( No.3 )
日時: 2018/04/06 13:35
名前: アプフェルシュトゥルーデル

今日は私、霧雨魔理沙が準備の様子を話そうと思う。

宴会で紫が話してから、もう数か月経った。

偉そうでも意外と分かりやすいレミリアの説明や、物凄くスパルタな慧音の語学特訓のおかげで今では全員英語が得意なんだぜ?

アリスの制服ももうすぐ完成するらしい。なんでも、怪しまれないように外の世界の化学繊維とやらを入手してもらうのが大変だとか言ってたな。

この前パチュリーの所に行ったらいつもは追い返されるのに三大魔法学校対抗試合についての本を探してくれたんだが、珍しい事もあるもんだ。

さて、最近は競技について勉強したり、かなり本番に向けての練習やら準備が進んでるんだが。今日の練習内容がさっぱり分からないな。

何だよ、社交ダンス?

紫によると、
「四大魔法学校対抗試合は四校の生徒間での交流を目的としたイベントですもの。」

だそうだが、ダンスパーティーがあるのか?

私が聞くと、
「クリスマスダンスパーティーがありますわ。クリスマスはヨーロッパで信じられている聖人の誕生祭ということを御存じかしら。そのクリスマスに、四校の生徒が参加してダンスパーティーをしますの。」

いかにもレミリアとか慣れてそうだな。私はダンスはあんまり好きじゃないんだが。

「勿論、他校でも自校の生徒でもパートナーさえいれば参加はできますわ。でも貴方たちにはイギリス魔法界の調査の為にできるだけホグワーツの生徒とダンスパーティーでも関わっていただきたいの。」

これは鈴仙は完全に怒ってるな。霊夢もだ。

「各校代表選手は必ず初めに踊る習わしがあるそうですけれど、だれが選手に選ばれるか分からないですもの。皆さんには社交ダンスを練習していただく訳ですわ。」

「「「私は踊りたくないのだけれど。」」」
鈴仙、霊夢、レミリアがじっと紫を睨み付ける。ん?レミリア?さっきまであんなに鬱陶しい顔をしてたのに、嫌なのか?

「私は元軍属ですから。」

「面倒くさいわ。」

「この高貴な吸血鬼の私が魔法族みたいな人間と踊りたくないのだけれど。」

フランが物凄くうんざりしてるな。こいしなんか完全に無視だ。

それで、色々あったんだが結局3人の内最後まで粘ってたレミリアが折れて結局練習することになった。レミリアはそんなに踊りたくないのか?それとも単に我儘なだけか。

「手を腰に当てて頂戴。鈴仙、力を入れすぎね。ワルツです。」
紫の指導で鈴仙が切れそうなのが分かるな。

「1、2、3、だよ、こいし。」
フランはダンスが上手なんだな。

「えー。1、2、2、3、んー。3、4、あれ?」

こいしはダンスが苦手みたいだ。そりゃあ、私もあんまりできないけどな。

あーあ。よく分からん。






ホグワーツside ドレスローブ? ( No.4 )
日時: 2018/04/06 14:48
名前: マスカット

そういえば、教材類の手紙にドレスローブと書いてあった。何か特別なパーティーでもするのだろうか。

制服に着替え終わり、百味ビーンズのオニオン味を引き当てた所で思い出した。

「誰かを呼んだりするパーティーじゃないかしら?ドレスローブが要るんでしょう。」

「それよ!きっとダンスパーティーだわ。食事だけなら制服で済むもの。三大魔法学校対抗試合よ!」
ハーマイオニーが大きな声で言った。
なるほど、確かにそれはあるかもしれない。2年生の時に読んだ「ホグワーツの歴史」に少し載っていたけれど、思いつかなかった。

ロナルド・ウィーズリーが顔を顰める。
「それがどうしたって言うんだよ。僕のドレスローブを見てみろよ。最悪だ。第一、あれは危険なんだろ?」

「なんだい、それは。」
ハリー・ポッターが聞く。ルーナとジニーも首を傾げていた。

「フランスにあるボバートン、イギリスのホグワーツ、ドイツのダームストランクの3校の交流を目的としたイベントよ。」

私が言うと、ロナルド・ウィーズリーが噛みつくように言う。
「お前には聞いてないぞ、トルティア。」

ハーマイオニーがロナルド・ウィーズリーを宥めるが、そんなにスリザリンが嫌いなのだろうか。
グリフィンドールのスリザリン嫌いは純血主義にも匹敵するくらいしつこいと思うのだけれど。

エルナはよく分からないまま、ホグワーツ特急を降り、セストラルの引く馬車に乗り、大広間に辿り着くことになった。

ホグワーツside 怪しげな少女達 ( No.5 )
日時: 2018/04/11 18:14
名前: アプフェルシュトゥーデル

いつも通りの煩い組み分けの後、エルナはスリザリンの席でダフネと話していた。

「マルフォイの言っていたのは三大魔法学校対抗試合ね?」

ダフネは口を丁寧にナプキンで拭くと答える。
「ええ、そうですわ。ただし、今回は特別で新しく東洋から四校目の魔法学校が交流に参加するそうですから。どんな学校なのか、気になります。」

わざわざ東洋から来る学校とは面白そうね。

アップルクランブルを楽しんだ後、楽しんでいる様ないけ好かない表情のダンブルドアが話し始めた。

「さて、食べ終わった後で聞いてほしい事がある。まずは、一部の生徒達にとって残念なお知らせなのじゃが。今年のクィディッチの試合は全て取りやめとなった。」

グリフィンドールから下品な悪態が出ている。全く、もう少しは慎めばいいのに。そんなに悪い知らせなの?

ハーマイオニーと私にとっては良い知らせとなったけれど。これで応援練習なんかの煩わしい連中に構わず読書ができるもの。

スリザリンの団結精神は誇るべきことだけれど、クィディッチの応援練習が多すぎてゆっくり試験勉強もできやしない。純血の多いスリザリン生は多少さぼっても英才教育のおかげで点数をキープできるけれど。マグル生まれはそうはいかないもの。

「代わりと言っては何じゃが、今年、このホグワーツで前代未聞の四大魔法学校対抗試合が開かれる。フランス、イギリス、ドイツの他に日本からも魔法学校が参加することになった。」

「ご冗談でしょう!」
「とうとう校長も呆けたか。」

ロナルド・ウィーズリーの兄が煩い。私もダンブルドアのハリー・ポッター贔屓は気に入らないけれど、面と向かって悪口を言うのは無礼なだけ。

「まだ呆けておらんよ。今年、確かに試合は開催されるのじゃ。」

その時、フラッシュボムの様な雷が大広間の魔法の夜空に落ちた。煩い。本当に、綺麗な夜空を映すのなら折角魔法で作り出したのだから雷まで再現しなくても良いのに。

一瞬で静まりかえった大広間の扉がバンッと音を立てて開いた。

コツ、と義足の音がする。この男の名前は知ってる。アラスター・ムーディ。通称、マッド・アイ・ムーディ。
物を透視できる義眼に義足を引きずり、顔のパーツを幾つか失った狂った闇払い。アズカバンの囚人の半分はこの男が埋めたという逸話さえ有るほど凄腕らしいけれど、今は隠居中。

「紹介する。今年、闇の魔術に対する防衛術を担当されるアラスター・ムーディ先生じゃ。」

まばらな拍手が送られたムーディ先生はぎょろりと義眼が動いて、ハリー・ポッターを見た。どの先生もいつもハリーばかり。

エルナは嫉妬気味の感情を抱きながら地下牢の寮に入って行った。





外の世界と紫の悪戯 ( No.6 )
日時: 2018/04/16 19:12
名前: アプフェルシュトゥーデル

アリスが作った慣れない化学繊維の制服を纏い、幻想郷の面々はそれぞれ最終確認をしていた。

紫の巨大なスキマから颯爽と登場した後、各校はパフォーマンスをすることになっている。ホグワーツを除く全校が踊りを披露するらしいのだが、幻想郷では弾幕を披露するダンスを考案されていた。

「さてと。私の能力で出場条件の境界を曖昧にし、各行4人ずつ生徒が選ばれるようになりましたわ。ゴブレット前で弾幕ごっこをしてもよし、投票用紙をすり替えてもよし。外の世界に着いた時から勝負は始まっているわ。まずは選手選考ね。」

紫の悪戯の後のような面白がっている表情をそれぞれが睨み付けていた


「本番まで3、2、1。足元に気を付けてくださって、では良い旅を!」

紫の声を背中に9人の生徒達がスキマを移動し、紫が胡散臭い笑みで登場した。他校の生徒の唖然とした顔を横目に、生徒、そして校長は不敵に微笑んだ。

ホグワーツside 光の舞 ( No.7 )
日時: 2018/04/16 22:46
名前: アプフェルシュトゥーデル

浮かれ気味の生徒達と試合までに少しでも多くの知識を生徒に詰め込もうとする先生たちの攻防はとうとう終わった。四大魔法学校対抗試合がようやく始まるのだ。

エルナはその騒ぎを想像して憂鬱になったが、それでも楽しみな事には変わらなかった。何だかんだ言いながらエルナだって心待ちにしていたのだ。

「わしの目に狂いが無ければ2校がやって来たようじゃな。」

湖から巨大な潜水艦がせりあがって来た。分厚いコートを着た一団がぞろぞろと降りてくる。先頭の山羊のような髭の男がダンブルドアと抱き合った。

「久しいな、ダンブルドア。」

「これはこれは、イゴール。よく来てくれたのう。」


イゴール・カルカロフ。闇の魔術の専門家で元死喰い人だと噂されるドイツのダームストランク校長。エルナはカルカロフを見たが、彼はすぐに笑みを引っ込めた。

口は笑みを保っているけれど、目は全く笑っていないわ。

「ところで、クラムを暖かいところに入れてやってくれないか。」

「分かった、そうしよう。ボバートンも来た様じゃな。」
その時、誰かが空を指さしてあっと叫んだ。周りにざわめきが伝わり、ダンブルドアが空を見る。

空を翼の生えた馬の引く馬車が走って降りてくる。そのまま優雅に馬車が降り立つと、少年が馬車から出て来て足台を置く。

「ダンブリ、ドール、お久しぶり、で−す。」
きっと巨人の血が混ざっているのね。とても大きい人ね。

「こんにちは、エルナ。彼女、オリンペ・マクシームよ。魔法生物飼育学の専門家で有名なんですって。知ってる?」
ハーマイオニーが話しかけてきた。

「相変わらずお美しい、マダム。」
ダンブルドアのお世辞を聞き流しながらエルナはにっこりと微笑んだ。

「いいえ、知らなかったわ。天馬、素晴らしいわね。」
ハーマイオニーは目をきらきらと輝かせて頷く。
「天馬はホグワーツの魔法生物飼育学担当の者が責任をもって世話しよう。」
ダンブルドアが言った。
肌寒そうにして生徒たちが馬車から降りる。そんなに薄い生地の服では確かに寒そうね。

3校が大広間に集まったが、4校目の日本からの学校が来ていない。
「遠いから時間が掛かっているのかしら。」
ハーマイオニーが不安そうに呟く。
とりあえずボバートンのパフォーマンスが始まった。バレエの動きを織り交ぜた優雅なステップを踏んだ踊りは見事だ。エルナは時折細かく分析しながら踊りを楽しんだ。

次にダームストランクだ。荒々しいマーチ調の曲に揃った子気味良い動きと切れの良い踊りが披露され、時折爆竹のような火花が上がる。2校のパフォーマンスが終わってもまだ日本からは来た気配が無い。

すると不意に歓声が上がった。ダンブルドアが唖然としている。

空中に赤紫色のリボンが現れ、宇宙のような真っ黒い空間に赤紫の目玉が蠢く空間がすっと裂けた。中からは東洋人やフランス人らしき人など多種多様な様子の少女たちが現れる。

そのまま少女たちは3メートルはある上から何の躊躇いもなく飛び降りた。小さく悲鳴が上がるがなんと少女たちは杖を持った様子も無く浮遊していた。そのまま自由自在に空を動き回り、神秘的で妖しげな3次元の踊りが始まった。

ボブヘアの金髪の少女の周りでは色とりどりの人形がランタンを持って飛び回る。黒髪の東洋系の少女の近くを細長いまじないの様な者が書かれた札が発光しながら舞う。金髪金眼の少女は星形の光るよく分からない物体を自由自在に飛ばし、銀髪の少女はあちこちを瞬間移動を繰り返す。仕掛けが全く不明な手品も織り交ぜられている。どこか威厳のある少女は紅く光る槍をバトンの様に回す。呑気な顔の少女は氷と光のショーを見せていた。

みんな自由自在でばらばらなのに、物凄く素晴らしかった。エルナは圧倒的な差を感じる。







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