二次創作小説(紙ほか)

白い執事
日時: 2019/01/30 18:41
名前: azuno*

数か月前、彼女はファントムハイヴ家との繋がりを持つ日本人家族の娘。
名前は咲耶(サクヤ)、彼女は一人の悪魔と契約した。貴族たちの中で独りアジア人、
それも庶民となり気まずく苦しんだ彼女が彼と交わした契約は
『サクヤが死ぬまで仕えること』
【黒執事、二次創作】

Page:1



Re: 白い執事 ( No.1 )
日時: 2019/01/30 18:56
名前: azuno*

サクヤの右太腿には逆ペンタクルの紋章がある。だが普段の姿ではそれは見えないし
目立つことはない。
???「あれ?起きてましたか」
サクヤ「大丈夫、迷惑はかけられないし…おはようリアンさん」
リアンと呼ばれた白髪の男は悪魔でありサクヤと契約した人物だ。
サクヤは手早く着替えると部屋を出た。
サクヤ「おはよう、シエル、セバスさん」
テーブルにはすでにシエルと彼の執事をしているセバスチャンがいた。サクヤが席に着くと
リアンがスッと皿を並べる。どちらが完璧な執事なのか、と聞かれれば迷うだろう。
でもリアンのほうが悪魔として上級らしく、それもあるのかスペックが高い。

セバスチャン「…流石は上級悪魔、ですね。なんだか悔しいというか…」
リアン「お前の場合は優しさが足りないんだ優しさが…優しさよりも我慢かもしれないがな」
リアンに誰かがぶつかる。落ちかけた皿をリアンは空中で取りメイドのメイリンに
渡した。彼女は何度も謝る。
リアン「よそ見していた俺も悪かった。ごめんな」
メイリン「も、もったいないお言葉ですだよ〜!!」
彼女はそう言って皿を持ち廊下を歩いていった。

Re: 白い執事 ( No.2 )
日時: 2019/01/31 20:52
名前: azuno*

リアン「で…サクヤ様、こういう生活にはなれたんですか?」
サクヤ「あの様付けはやめてほしいって…百歩譲ってさん付けならいいんだけど…。
やっぱりこういう生活は慣れないかな?」
リアン「そうですか。まぁゆっくり慣れましょう。恵まれない人々や庶民の気持ちを
理解できる貴方だからこそなれる貴族になりましょう」
リアンはそっと緑色の瞳を細め笑った。サクヤは時折メイリンたちの仕事を手伝ったり
している。その行動は彼女たちも驚いていた。サクヤの執事をするリアンとシエルの執事を
するセバスチャン、二人は2Pカラーだ。
サクヤ「あ、そういえばリアンさん最近、よく一緒に行動してるよね。やっぱり悪魔同士
何か繋がるモノがあるの?」
リアン「…立ち位置的には俺が上だ。だから少し知恵を託しただけさ」
サクヤたちは列車に乗り込んでいた。その手紙は国の女王からサクヤ宛てに渡されたもの。
ヴィクトリア、彼女は恐らくシエルを通して彼女とリアンのことを知ったのだろう。
だけどサクヤはこの仕事があまり好きではない、鬼にはなり切ることはできない。顔に
気持ちが出ていたのかリアンは列車に乗り込む前に貰ったオレンジを渡した。
リアン「自分にそんな仕事ができるだろうか…そんな顔をしていますね」
サクヤ「…」
リアン「貴方は鬼にならなくていい、鬼になるのは…俺だけでいい」
サクヤ「…ありがとうリアンさん」

****
列車を降り、ある屋敷へやってきた。赤いレンガ造りの屋敷だが貴族にしては小規模な
建物だ。リアンが目を細める。
リアン「…同じ悪魔が数体いるみたいだ」
サクヤ「え?」
???「あ、あら?もしかしてファントムハイヴの御方ですか?」
黄色のドレスを着た女性が青髪の男と共に現れた。
???「初めましてエレナ・ミルフィーナです。彼はブラムです」
サクヤ「咲耶・ファントムハイヴと言います。こちらはリアンです」

Re: 白い執事 ( No.3 )
日時: 2019/01/31 21:13
名前: azuno*

中に入るとすでにテーブルの上に料理が準備されていた。
サクヤ「あの…このお屋敷の当主はエレナさんですか?」
エレナ「いいえ、まだここは私の母ミリエナ・ミルフィーナが当主です。そうだ、敬語は
もうよしましょう?お互い呼び捨てで呼び合いましょうよ!ね、サクヤ」
サクヤ「あ、うん!エレナ」
エレナはブラムに目を向けた。
エレナ「ブラム、お母さんは何処にいるの?居場所が分かるならここに呼んできて
くれないかしら?彼女のことを紹介したいの」
ブラムは静かに頷くと一礼して地下へ向かうであろう階段を下っていった。
エレナ「ブラムってばリアンさんに対抗心を持ってるみたい」
リアン「俺に?」
エレナ「分かるわよ。見ただけで彼女の気遣いが完璧だわ。まるでサクヤの心が読めるみたい。
執事としての対抗心を燃やしてるのよ」
エレナはブラムのことを色々話し始めた。サクヤもリアンのことを話し始めた。
そのうち奥の階段から数人が昇ってきて一人の女性と男が姿を見せた。
ミリエナ「まぁ、貴方がファントムハイヴの新しい娘さんね。私はミリエナ、彼は私の
使用人ルディ」
エレナ「ルディとブラムは双子なのよ。ね?二人とも」
彼らが頷く。青髪のブラム、橙色の髪のルディ、髪型も左右対称だ。
夜になり寝室を借りた。
リアン「間違いない、彼らは悪魔だ。それにまだ後一人、悪魔がいる」
サクヤ「そうなの?悪魔って人間を媒体にして呼び出すこともできるんだよね?じゃあ周りで
起きてる事件って…」
リアンは頷いた。サクヤはリアンに「調べて」と伝え眠った。
静かに部屋を出たリアンは両手を交差させ攻撃を防いだ。
リアン「主人の眠りを邪魔されるのは嫌いなんだけど」
ルディ「こっちもさ。主人が良い感じに半殺しにしろってさ」
ブラム「…」
二人が振り上げていた脚を下ろしリアンとの距離を取った。

Re: 白い執事 ( No.4 )
日時: 2019/02/03 11:54
名前: azuno*

リアンが後退したすぐ後ろに一足早くブラムは構えていた。
ブラムの蹴りを躱しリアンはブラムの顔面を殴った。ブラムが顔を抑えうろたえる。
ルディの蹴りの連撃をリアンはひょいひょいと躱している。
リアン「これでも君たちよりは上級なんだけど…二人セットだと中々厄介ですね」
ルディ「だったら二人同時に潰すってか?倒れるかよ、片方を倒したとしても」
リアン「なら…こうするまでだ」
両方から襲い掛かって来たルディとブラムの顔面を掴んだ。そして床に二人を叩きつける。
リアン「これで多少は…「リアンさん」失礼、騒がしかったかな?」
サクヤ「随分と派手なことで」
リアン「思った以上に強くて手こずっただけだ。そろそろ気付くだろう」
ヒールを鳴らし歩いてきたのはエレナとミリエナ、そして…。
???「上級悪魔さんが人間の娘に仕えてるのかい?」
藍色の髪をした男は眼鏡を整えた。
サクヤ「み、ミリエナさん…あの…」
ミリエナ「この子?言うことを聞かないからしつけをしたまでよ?」
殴られた傷が残っている。エレナの白い肌には青い痣が幾つもあり、彼女は泣いていた。
???「先に自己紹介しておくと…俺はヴィル、ってことで早速狩らせてもらうよ!」
ヴィルの手に握られた大きな鎌はリアンではなく、サクヤを狙っていた。リアンはサクヤを
自分のほうに寄せ彼女より前に出た。
リアン「主人を傷つけられることは好まない。彼女の友だちが傷付くことも仕えている
俺としては…見過ごせない」
ヴィル「じゃあ主人でなければどうなってもいい、ということかい?」
リアン「あぁ」

Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


E-Mail


URL


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。