二次創作小説(紙ほか)

艶恋短編集 「艶がーる」
日時: 2019/07/30 21:33
名前: 徒花桜

はじめまして徒花桜といいます。小説は別のサイトをおかりして書かせていただいています。
ここでは幕末の時代に基づいた話を短く区切らせて書いていきます。
話の元になるのは艶がーるという話です。
簡単に艶がーるというものの説明をしていきます。

幕末を舞台にした女性向けのゲームでカメラで写した瞬間幕末にタイムスリップしてしまいそこで様々な幕末の志士たちと出会い恋をするというものです。

ここではタイムスリップしてしまうと言う話はなしにしてただ一人の少女の恋の話を書かせていただきます。物語の主人公はお団子屋の娘になります。

その恋の相手は幕末の志士。古高俊太郎と言う人になります。
ちなみにあくまでも作者の創作になりますので細かい間違いなどあったとしてもスルーをしてください。

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Re: 艶恋短編集 「艶がーる」 ( No.71 )
日時: 2019/08/28 11:47
名前: 徒花桜

舞華はあえて後ろにいる人へと妖艶な眼差しを向ける。

「ようやくおとした人なんや。邪魔せんといてください」

流し目を送ると男は赤い顔になる。震える指を隠して枡屋を腕に抱きしめている。

しばらくして男はいなくなる。すぐさまひきはなされた。その目はひどく冷たい眼をしていた。怒っているように見える。

「無茶をしよる」

こんなこと二度とするなとくぎをさされた。

落ちている傘を拾い肌蹴ている着物の襟も元に戻される。

彼を支えて歩き始める。ここにいてはいけないと仕立て屋にと向かっていた。

・・・・。

どんどん扉を叩いた。近くに彼を残して舞華は一人でそこにいた。

「お願いします。ここを開けてください」

しばらくして扉が薄く開いた。すぐに楓に説明をしていく。

「なにがあったの?」

「枡屋さんが怪我をして・・・」

がらっと扉が大きく開いた。

「入って」

そこにいた楓と紫衣は寝間着姿だった。雨により舞華と枡屋は濡れていた。

「2人は二階に」

「私道具を持ってくる」

心得ているようにすぐさま行動に移した。舞華と枡屋と紫衣は二階に上がっていく。楓はその背中を眺め次に扉につっかえ棒をした。

「さてここからが勝負」

楓は自分の部屋に戻り布団に入る。

Re: 艶恋短編集 「艶がーる」 ( No.72 )
日時: 2019/08/31 12:47
名前: 徒花桜

二階に行き紫衣は舞華に着替えを渡した。

「皆さんは部屋に戻っていてください」

そこには心配をして集った人たちがいた。男たちはもしものときは一戦交えるつもりでいた。

佐伯はそこに立ったままでいた。紫衣は佐伯に着物を渡す。

「枡屋さんに着替えを渡してください」

がらと襖を開けると濡れた着物のまま窓側に座っていた。

「枡屋さん。着物の替えだそうです」

佐伯が枡屋に声をかけた。外を気にしていた枡屋がふとこちらを見てきた。紫衣はきになる怪我の具合をたずねる。

「枡屋さん。傷の具合はどうですか?」

そのとき着替えをすませた舞華もやってきた。

枡屋は何を想ったか。寝れた着物を脱ぎ新しい着物に取りかえていたのだが上半身裸のまま腕をみせた。ぎょっとした舞華は背中を向けて紫衣は両手で顔を隠した。耳が赤い。

ぽかんとした。目を枡屋と佐伯は目を丸くしたが次には我に返り着物の袖を通す。

「かんにん」

一応止血はしてある。適当に手拭でまいていた。桂はくすりと笑う。

「佐伯さん」

むうと頬をふくらませる。

「失礼・・ごっほん・・君たちは本当に面白いね。彼は刀で斬られているのに怖がらず・・男の裸には驚くのかい?」

「佐伯さん。ふざけている場合じゃないです」

紫衣は珍しくも眉を吊り上げていた。そしてその背中をぐいぐいと廊下におしだしている。

紫衣にもやらなくてはならないことがある。



Re: 艶恋短編集 「艶がーる」 ( No.73 )
日時: 2019/08/31 13:02
名前: 徒花桜

楓は新選組と押し問答をしていた。

「ここを通すわけにはいかないんです」

両手を広げ土方を押し返していた。

「俺たちも引くわけにはいけねぇんだよ。ここに入っていく怪しい人影を見たって言うやつがいる」

「ここにはお客様が寝泊まりしているんです」

引かないと睨み合いをしていた。楓はなんとしてもここより先にいかせるわけにいかないと言葉巧みに誘導していく。
「前からここは怪しいとふんでんだ・・・そこをどきやがれ」

刀に手をかける。楓は余裕の態度でいた。

「一派市民にまで新選組は刀を向けるのですね」

冷たくものをいう。ぎりぎり眉を吊り上げていた。土方にしてみれば

どこの世の中に刀を向けられても怯えない一市民がいるというのか。

「もう一度だけ言う・・・」

低く脅すために土方は構える。

「そこをどけ・・・さもなくば斬る」

本物の殺意を向けるも怯まない。すらりと抜いて刃を鼻先に押しつけても微動だにしない。ただたんたんと土方を見ている。

なんてガキだ。やりずらくてたまらねぇ。

「いいえ。どきません」

楓は全てを隠して鮮やかに笑う。脅しには屈しないというように。

そこまで隠すのだ。ただの仕立て屋なわけがない。やましいことがあるに決まっている。

Re: 艶恋短編集 「艶がーる」 ( No.74 )
日時: 2019/09/09 21:47
名前: 徒花桜


「薩摩のお方に幕府のお方もお使いになっています。文句がおありなら許可を得てからにしてください」

さぁてどうしますかと楓は挑発をしていた。新選組がここに踏み込めないと読んでいのことだ。

「名前をあげていきますか?」

その言葉で土方の部下が怯えた。僅かに後ろに下がる。土方ははったりか真実か見極めようとした。

「あとは・・・宮家の・・・」

「ちくしょう・・・ひけぇ」

土方は良い判断をした。

「首が飛ぶのは俺たちのほうか・・へたをすれば・・会津の方まで飛び火する」

楓は新選組がいなくなるまで確認をしてから扉を閉める。流石に楓とてあせっていた。

「見事だね。楓の交渉術は」

「褒めても何もでてきやしませんよ。佐伯さん」

佐伯は楓の後ろに立っていた。その手には刀が握られている。いざとなればいつでも斬りかかれるようにしていた。

「半分は嘘で半分は本当です」

そんな佐伯の心を読んでふっと口元を緩ませる。疲れたというようにへたり込む。

「あちらはどうなりましたか?」

そのまま鋭い目つきとなり相手を見た。

「無事に終わったようだよ」

佐伯は一度二階にと視線を投げてお疲れさまといい彼は自分の部屋にと去っていく。楓も自分の部屋に戻っていった。






Re: 艶恋短編集 「艶がーる」 ( No.75 )
日時: 2019/09/09 22:08
名前: 徒花桜


二階の部屋では。枡屋としてではなく古高として舞華と向き合っていた。

「これでわかりましたやろ。わてはおたずねものなんや」

だからといい彼女をつきはなそうとしていた。頼むから俺から逃げてくれ。

本当ならこのような血なまぐさいことになんて関わらずにすむはずだ。

・・・・。

彼の言葉で手拭を洗っていた手が止まる。ばしゃりと水が跳ねる。どこまでも私を突き放そうとしていた。悲しくなる。

「無理なことを言われます」

その時すいと流れるように襖が開いて静かに中にと入ってきた。紫衣だ。手当てをするために薬を用意してくれていた。

「貴方は巻き込めないと言われるのでしょう。しかしここまできたら同じこと・・・引き返せません」

酒をどんと畳の上におく。古高は「?」と不思議そうな顔をした。紫衣は乱暴なしぐさで酒の口を開け古高の腕に消毒としてぶっかける。

あまりの痛さに飛び上がった。

「いっつぅ・・!?」

もう一度傷の様子をみて包帯で傷を巻いていく。汚れた手拭をおけに戻すと水で洗い始めた。もくもくと作業をして紫衣は出ていった。二人だけとなる室内。

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