二次創作小説(紙ほか)

〜路地裏Diary〜
日時: 2020/07/29 12:56
名前: ねずみかちょー。 (ID: 393aRbky)

今を懸命に生きる、1人の男。
戦争や、苦しい時代なども体験してきた。

そんな彼の、心の内、
そして、本当に愛するものとは…?



※ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター、『ねずみ男』の目線から見た、二次創作小説です。

語彙に乏しいところもありますが、ご笑納頂けると幸いです。


第1話 >>1
第2話 >>2
第3話 >>3
第4話 >>5
第5話 >>10
第6話 >>11
第7話 >>12
第8話 >>13
第9話 >>14
第10話 >>15
第11話 >>16
第12話 >>17
第13話 >>18
第14話 >>19
第15話 >>20
第16話 >>21
第17話 >>22
第18話 >>23

番外編 『遅くに来たぞ!?サンタクロース!!』>>4

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Re: 〜路地裏Diary〜 ( No.19 )
日時: 2020/05/20 15:19
名前: ねずみかちょー。 ◆fCJR3geAiY (ID: u5fsDmis)

第14話

そして、俺たち一行は、ゲゲゲの森の裏山にある洞窟に行き、そこで梨緒の宝物の懐中時計を壊し、土に埋める、という作戦を立てた。

…その時、ヒールのようなコツコツ、という足音が聞こえた。

こんな靴履く奴なんて、言わなくても分かりきった事だ。

『ねずみ男!!あんた、また何か悪さしたんでしょ!?』

…ほら、出た。
俺の顔を見るなりこの言葉だ。
毎度毎度、俺の意見すら聞きもしない癖によぉ…

内心腹は立ったが、本音を口に出したらまたぶたれたり引っかかれたりするに決まっている。
そう思って俺は、決まり文句を投げかけた。

『なんの事だー?俺ぁ知らねえよー?』

そう言うと、猫野郎は案の定、
こっちを睨みつけたまま
『あんたがそう言う時に限って、何か大変なことが起こるのよ』などと抜かしてくれやがった。

まぁ、そうかもしれねぇけどよっ…!

ひとまず俺は猫野郎にあっかんべーをして、再び鬼太郎の方へと体を向き直した。

Re: 〜路地裏Diary〜 ( No.20 )
日時: 2020/06/03 09:42
名前: ねずみかちょー。 ◆fCJR3geAiY (ID: /dHAoPqW)

第15話

『なぁ、鬼太郎…』

俺は、怖々鬼太郎に言葉を投げかける。
すると、鬼太郎は相変わらず表情を崩さず、でもこちらの目をきちんと見て答えた。

『なんだ、ねずみ男?』

一瞬は、その眼圧に圧倒されたが、今はそうも言ってられない。

『なぁ、その懐中時計ってそんな大変なものなのか?』

そう俺が問いかけると、鬼太郎は返事の代わりにコクリと1度だけ頷いた。

その顔を見て、俺も覚悟を決めた。

『…よっしゃ、こうなりゃいっちょ、やってやる』

そう自分に言い聞かせるように呟き、息付く暇もなく大きな岩の根元を掘り進めていく。

後ろでは、塗り壁が懐中時計を粉々に砕いて、土の中に埋めやすいようにしているようだ。

長い年月をかけて蓄積されたであろう地層は、とんでもなく硬い。
だが、必死に掘り進めていくと、ようやくひとつの小さな穴が開いた。

ー さぁ、これで埋められるな…!!

そう思った矢先、凄まじい爆発音が聞こえ、続いて後ろで塗り壁や猫娘、砂かけたちの叫び声が聞こえた。

『どうした!?』

そう言って振り向くと、なぜだか一緒に居た仲間が全員、懐中時計と共に消え去っていた。

そう、俺1人残して。

Re: 〜路地裏Diary〜 ( No.21 )
日時: 2020/06/30 12:56
名前: ねずみかちょー。 ◆fCJR3geAiY (ID: UgVNLVY0)

第16話

爆発音が止んでしばらくして、恐る恐る辺りを見回すと、爆発の跡が残っており、その周囲まで焼け野原と化していた。

ーまるで、あの日のように。

俺は、嫌な思い出が次々と頭をよぎるのを払いのけるように、1歩ずつ慎重に歩みを進めていく。
すると、ひとつの石碑が目に留まった。

『…なんだ、これ?』

こんな場所にあるなんて、もしや…
俺は、思わずその石碑に手を触れていた。

その瞬間だった。

まるでランプの魔人でも出てきそうな煙と一緒に、1つの黒い影が俺の横を掠めていくのがはっきりと見てとれた。

『誰だお前は!!姿を見せろってんだ!!』

…と、煙が消えた先にいたのは、俺の背丈よりも遥かにデカい、犬のような見た目の男だった。

しかも、小脇には梨緒を抱えてやがる。

Re: 〜路地裏Diary〜 ( No.22 )
日時: 2020/07/21 12:57
名前: ねずみかちょー。 ◆fCJR3geAiY (ID: aOQVtgWR)

第17話

『お前、梨緒に何しやがった!?』

その様子を見て、俺が声を張り上げると、そいつは梨緒を乱暴に地面に放り投げるような仕草を見せた。

この洞窟の中は岩だらけだ。
ぶつかったらケガをするに決まっている。

俺はすかさず走っていって、間一髪で梨緒の体を抱きとめた。
彼女の顔に笑顔が見えたのを確認してから、安定した位置に座らせる。

すると、手首の方にうっすらと、だがアザのようなものが見てとれた。
これほどのものは、かなりの力を込めないとできないはずだ。

この野郎、そんなことしてやがったのか…!

腹の底からむくむくと怒りが湧き上がってくるのを感じた。

Re: 〜路地裏Diary〜 ( No.23 )
日時: 2020/07/29 12:55
名前: ねずみかちょー。 ◆fCJR3geAiY (ID: 393aRbky)

第18話

『…てめえ!許さねぇ!!』

許さない、と出しゃばってみたはいいものの、この俺にこのデカい図体のやつをどうにかできる…とは到底思えなかった。

その証拠に、先程から情けないほどに足が震えている。

本音を言うなら怖かった。
いつものように逃げ出したかった。

ーでも、今ここで俺が梨緒を助けなければ、誰が助けるってんだ…!

俺は、そう自分に言い聞かせ、一呼吸おいて改めて大男の方へと向き直る。

『…てめぇ、梨緒とどういう関係だ?』

そう問いかけると、男はにやりといやらしい笑みを浮かべ、こう答えた。

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