社会問題小説・評論板
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 秘密の遊び。【夕凪☆゛と空は同一人物だったw】
- 日時: 2013/03/25 17:07
- 名前: 空 ◆JGlOo5d1iU (ID: Re8SsDCb)
初めまして。
空(くう)と申します。
*ルール*
・小説カキコのルールに反する行為はしないでください。
以上です。
- Re: 秘密の遊び。 ( No.7 )
- 日時: 2012/09/29 16:38
- 名前: おうおう (ID: V7TyzRLy)
すっごい!
全部見たよ!
早く続きかいて♬
- Re: 秘密の遊び。 ( No.8 )
- 日時: 2012/09/30 14:51
- 名前: 空 (ID: V7TyzRLy)
>> おうおう 様
読んでくれてありがとうです!!
更新がんばります!!
- Re: 秘密の遊び。 ( No.9 )
- 日時: 2012/09/30 15:05
- 名前: 空 (ID: V7TyzRLy)
≪翌日の朝≫
「李磨、一昨日と昨日、なんていうこの家に行ってたの?」
お母さんのウザったるい質問が来た。
「あぁ、ゴホッゴホ……ちゃん。」
私はわざと咳きをして名前を出さないようにした。
口が裂けてもお母さんに『私は万引きしている』なんては言えない。
「そ…そうなの…。」
聞こえてないはずなのにお母さんは返事をした。
「もう学校行くから。行ってきます。」
私はそう早口で言って家を出た。
今日もまた、朝早くからパソコン室を利用し、万引きの成功法を調べるのだ。
「「カタカタカタカタ…ッ……」」「「カリカリカリカリカリ……」」
誰もいないパソコン室に、私が打つキーボードの音と、調べた内容をノートに書くシャーペンを動かす音だけが響いていた。
「今日はどんな方法で攻めよっかなぁ…。」
私はそんな独り言をつぶやきながら、ホームルームの時間まで手を止めなかった。
もちろん朝の時間だけではなく、授業中も先生の話なんか聞かずに夢中でケータイで検索して、ありとあらゆる方法を調べ上げた。
≪放課後≫
「今日はどんな方法?」
そう聞いてきた心優に対して、私は、
「今日は雨が降ってる。丁度いいじゃん。畳んだ傘のホネとホネの間に盗りたいものを入れる。
あ、何度も言うけど、こんなことバレたら私たち入学早々退学もしくは停学だよ?
バレるなんてことにはならないように、十分に気を付けること。」
「「「ラジャー!!!!!!!!!」」」
- Re: 秘密の遊び。 ( No.10 )
- 日時: 2012/11/15 16:01
- 名前: 空 ◆JGlOo5d1iU (ID: ULeWPiDO)
- プロフ: 少なくてゴメンなさい。
《数十分後》
「たっだいまぁ————っっ!」
「全然店の人に気づかれなかったよ!」
「さっすが李磨!」
私は3人にそんなことを言われると、ますます万引きはやめられないな、と思った。
「ありがと。」
私はそうお礼を言ってほほ笑んだ。
「傘の間に物を入れて盗るなんて、斬新な考えだよね!」
「ほんとほんとっ!李磨がいれば、あたしら百人力!」
「確かにー!」
私っ…やっぱり誰かに必要とされてるっ…。
「私っ家帰るね。またっ…新しい作戦とか調べ上げなきゃなんないしっ!」
「そっかぁ。じゃあねっ!」
「また明日ね。」
「ばいばーい」
私は走って家に帰った。
「クククッ…アイツらが私を受け入れてくれたっ…っ私、もう一人じゃない。もう、いじめられなんかしないっ!」
そう思うと、万引きの正攻法を調べる手が止まらなくなった。
「もう…朝か…。」
私は明るくなった空を見てそうつぶやいた。
結局一晩眠らずに調べ上げた。
- Re: 秘密の遊び。 ( No.11 )
- 日時: 2013/03/25 17:03
- 名前: 空 ◆JGlOo5d1iU (ID: Re8SsDCb)
- プロフ: スランプなぅ…(涙
次はどういった作戦でみんなを喜ばせようか…。
そればかりを考える。
「私は…犯罪なんか犯してはいない。」
と、呟き、自分の手を眺めた。
…そう、私は自分の手を汚してなんかいない。
私は『万引き』なんかしていない。
「「ガチャッ…」」
部屋の窓を開け、大きく伸びた。