社会問題小説・評論板

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薄桃色のカーネーション〜幸せの花束〜
日時: 2016/04/30 01:28
名前: ニンジン×2 & 安ちゃん (ID: l9lUJySW)

ニンジン×2です!

今は更新サボり気味……というか、2、3週間サボっています。

今回は、リア友の安ちゃんと一緒に、この小説を交互に書いていきます。

安ちゃんはとっても上手ですが、私には文才のブの字も有りません。

それでも良ければ……見ていってくださいね!

もし良ければ、私達の他の小説も見て下さい。

書き始め/2月12日

《安ちゃんが書いている他作品》(全て社会問題系)

白衣の天使フローレンス

私の悪口日記

《ニンジン×2が書いている他作品》(全て社会問題系)

アリス学園〜希望の裏の絶望〜

私は私じゃなくなった

お姫様が貧乏に!?


♪注意♪
☆私の事が嫌いな人
☆荒らしさん
☆喧嘩をする方
☆暗い話が嫌い

という方は、見ないほうが宜しいと思います。

アドバイスは宜しくお願いします。

辛口でも大歓迎です。

それでは私は、プロローグと一話を書いていきます!

【プロローグ】

親友の、麻衣は死んだ。

私の、せいで。

あの時、私も一緒に死んでいれば……。

考えれば考えるほど苦しくなる。

呼吸さえも、出来なくなる。

“薄桃色のカーネーションの花束”

麻衣が私の誕生日の日にくれた、最後のプレゼント。

それを見ると、懐かしいような、悲しいような、複雑な気持ちになる。

その花は、日が経つたびに、萎れていった。

麻衣との思い出も、薄れていった……。

ああ、麻衣……。

また、会いたいよ……。

《目次》
第一話>>1全ての始まり
第二話>>2これは、私のせい?運転手のせい?
第三話>>3さよなら……麻衣……。
第四話>>4薄桃色のカーネーションと白いカーネーション
第五話>>5黄色い小包
参照100突破!2月14日!ちょうどバレンタインデー♪
参照200突破!日にち不明!





Re: 薄桃色のカーネーション〜幸せの花束〜 ( No.1 )
日時: 2016/02/14 19:19
名前: ニンジン×2 (ID: z/mcMK1B)

第一話 全ての始まり

6月13日、土曜日。

中学がちょうど休みで、ゲーセン帰りの事。

夕方の、雨が降った後の曇り空で、とてもジメジメしていた。

「凛〜この後何処行く〜?」

「ファミレスでも行かない?」

二人共、親が共働きでいつも一人ぼっちだったから、とても気が合って、夜中まで一緒に居たりもした。

ゲームセンターは駅の中にあって、ファミレスは駅前の信号を渡ってすぐの所にあった。

駅前の信号を渡ろうとしたが、ちょうど信号が赤になってしまったので、駅前で待っていた。

「雨……降りそうだね……」

「うん……そうだね……」

そんな会話を交わしていた。

そうしたら、つい、カバンを落として、ポーチの中の物を全て落としてしまった。

「あっ……!!」

お気に入りのコロンが、車道に向かって、コロコロと転がっていく。

「!!!!!!」

麻衣は赤信号なのも忘れて、コロンを拾おうとして、車道に飛び出していった。

            その時 

                     大きなバスが

   麻衣を引きずって行った……。



Re: 薄桃色のカーネーション〜幸せの花束〜 ( No.2 )
日時: 2016/02/14 19:22
名前: 安ちゃん (ID: z/mcMK1B)

第二話 これは、私のせい?運転手のせい?

ザワザワ……辺りがざわめく。凛は、驚いて、体が硬直してしまった。

「麻衣………?」

凛はバスを見つけようとした。でも、バスはもう、どこかに行ってしまっていた。

「私は……貴方を‥…絶対に‥…許さない…!誰も‥許さない…絶対にっ……。貴方のせいで……麻衣が……怪我しちゃった……いや……もしかしたらっ……」

涙が一つ、頬を伝った……。

私がそんな事をしている間に、

周りの人は、麻衣を一生懸命助けようとしてくれた。

私の力では出来ないような事もしてくれた。

(麻衣が……怪我だけでありますように……)

その後、救急車が来た。

救急担任達が、忙しそうに色々な難しい用語を口走っていた。

その中で、私が分かった事は。

「心肺停止状態!!息をしておりません!!心肺停止状態から5分以上経過!!治る見込みは無く……もう亡くなってしまっている可能性も……」

「そんな事、今考えなくて良い!!とにかく病院に運べっ!!」

私は救急車に一緒に乗った。

今までに嗅いだ事の無いような、血の生臭い匂いがプンプンした。

私はずっと麻衣の手をギュッと握っていた。

氷のように冷たい手だった……。

その手には……私の……コロンが……ギュッと握り締められていた。

(私の……コロン……そうだ……私がこれを落としたから……麻衣が……車道に……飛び出して……これって……やっぱり……私の……せい……?)



Re: 薄桃色のカーネーション〜幸せの花束〜 ( No.3 )
日時: 2016/02/14 14:37
名前: ニンジン×2 (ID: z/mcMK1B)

第三話 さよなら……麻衣……。

麻衣は病院に着くと、直ぐに集中治療室へ移された。

「麻衣……どうか……どうか無事で……いて……」

私は胸に手を置き、曇った空を見上げながら願った。

数分後、麻衣の両親らしき人が来た。

「貴方……麻衣がいつも言ってる……凛ちゃん……?」

「はい……そうです……」

私は二人顔を見る事ができなかった。

だって、私がコロンを落としてしまったから。

私が轢いたわけではないのに、なぜか、罪悪感があって。

二人の事を考えると、とても苦しかった。

その後、医者から麻衣の状態の説明があった。

「簡単に言うと、麻衣さんは強く頭を打ってしまって、外傷性くも膜下出血を起こし、大量出血してしまいました。出血は止められましたが、血圧が急激に低下してしまったせいで、心肺停止状態です。つまり、自力で呼吸も出来ません。今は、人工呼吸器や人工心肺などの精密機械で生かされているようなものです。回復は絶望的で、良くても植物状態だと思って下さい。私達も全力を尽くしますので」

お医者さんはそそくさとそう言って、直ぐに集中治療室へ行ってしまった。

“回復は絶望的”

その言葉が心に思い切り突き刺さった。

麻衣……頑張れ……。

そして1時間ほどしただろうか……。

医師がまた来て、小声でポツリと呟いた。

「脳幹機能も停止しました。脳死です。18時56分に麻衣さんは亡くなりました。」

「は………?」

私は泣かなかった。

だって、信じられなかった。

いや、信じたくなかった。

小学一年の時から一緒だった麻衣が……私より先に死ぬなんて……信じない!

そしてまた少し経ってお医者さんが来た。

「麻衣さんに繋がっていた管を全て外しました。ご両親に凛さん。集中治療室へ……」

お医者さんに案内されて、集中治療室へ来た。

「麻衣……?麻衣……?」

麻衣は静かに微笑んで眠っている様だった。

「ないない。眠ってるだけだよ……ね……?」

私は怖くなり、麻衣の頬をつねったり、肩を揺さぶったりした。

それでも何も……反応しなかった。

「麻衣っ!?麻衣ーーっ!?」

私は大声で叫んで叫んで叫んだ。

もう声が出なくなるかと思うくらい。

それでも麻衣は反応しなかった。

私は分かった。

麻衣は死んだ。

もう会えない。

一生会えない。

あの元気な麻衣が……死んだんだ。

目から大粒の涙がこぼれ落ちた。

麻衣の顔が、滲んで見えた……。

さよなら……。

麻衣………っ。

×××××

安ちゃんへ

少し話の内容が変わってしまったので、4話も私が書きます。その代わり、5・6話は安ちゃんが書いてください。5・6話は月曜日学校で相談しましょう。日曜日は、ナイチンゲールや悪口日記、お願いします!なんかすみません。なんか、医療について詳しくなってゴメン……。お父さんに聞いたら、面倒くさい話をゴチャゴチャされた……。


Re: 薄桃色のカーネーション〜幸せの花束〜 ( No.4 )
日時: 2016/03/31 22:30
名前: ニンジン×2 (ID: l9lUJySW)

四話 薄桃色のカーネーションと白いカーネーション

麻衣が亡くなって一週間後、葬儀が行われた。

写真の中の麻衣を見ていると、とても悲しい気持ちになった。

お坊さんのお経なんか耳に入ってこない。

ぐっと歯を食いしばり、涙をこらえようとした。

それでも勝手に出てくる涙は、私の黒い服を濡らしていった。

1時間ほどたって、葬儀が終わった。

私は直ぐに、棺桶の中に駆け寄った。

その中にいる、生きていない麻衣は人形に見えた。

“人形の様な麻衣”の手には———————————

私が事故の日に落とした、コロンが握られていた。

「………っ!!」

麻衣の手からコロンを取り、逆に新しく買ったコロンを握らせ、葬儀場を出た。

お葬式から帰る途中に、麻衣がバスに轢かれたところに寄った。

そこに、白いカーネーションの花束を置いた。

花言葉は“私の愛は生きている”

素敵な花言葉でしょう?

でもね、白いカーネーションは、亡くなった人に贈るものとされているの。

薄桃色のカーネーションの花言葉は、感謝の心。

花言葉の意味が違いすぎるな……。

白いカーネーションにしてごめんね、と心の中で謝りながら、手を合わせた。

その花束は、メッセージカード付き。

お花屋さんで、特別にもらったメッセージカードだ。

「麻衣へ

ごめんね。麻衣。

きっと許してくれないよね。分かってる。
私、麻衣を殺した。

初め、私は麻衣が事故にあったことを運転手さんのせいにしてたよね。

でも、あれは私がコロンを落としたのが悪い。

麻衣もそう思うでしょ?

本当にごめんなさい。

そして、さよなら。

凛より               
    」
                     

Re: 薄桃色のカーネーション〜幸せの花束〜 ( No.5 )
日時: 2016/08/24 13:27
名前: 安ちゃん (ID: l9lUJySW)

第五話 黄色い小包

麻衣がバスに轢かれた場所から家までの帰り道には、小さくて可愛らしい、お母さんの友達が趣味でやっているおもちゃ屋さんがある。

小学生の頃、麻衣と良く来ていたおもちゃ屋さん……。
今はあまり来ていないけど、学校の帰りにショーウィンドー越しから笑顔の子供たちを見ることがある……。
そんな子供達の微笑ましい姿を見るたびに、麻衣と笑いながら小さい頃の思い出話をしたものだ。

(はぁ…麻衣と一緒だったらどんなに楽しいだろう……。小さい時の二人の思い出は、いつか消えるのかな……。)

お葬式が行われてからというもの、学校には行っていない。
……麻衣がいない学校なんて、行くものか……。
ずっと麻衣のことを考えていたら、いつの間にか目に涙が溢れていた。
慌ててパーカーで目を隠した。やっぱり私って、弱虫だな。

あの懐かしいおもちゃ屋さんに、行ってみようかな……。

おもちゃ屋さんに目を向けた。私は目をうたがった。

麻衣に似た、人形が、ショーウィンドウに飾られていたからだ。

私は駆け足でおもちゃ屋さんにいった。

「お、おばさん。その人形って.......」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

途中ですみません!(T_T)次回書きます!

           作者より!


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