社会問題小説・評論板

桜咲くころに
日時: 2020/03/30 12:32
名前: エビカツ

※ところどころ意味不明ですが、ご了承下さい

プロローグ
私の家の前には大きな公園がある。
お金持ちのおじいちゃんの土地。その公園はなんというか、馬鹿みたいに広いだけ。でも、春になるときれいな桜が咲くのだ。この辺の人はみんなここでお花見をする。自分の家からその様子を見ているとなんだか誇らしい気分になっていたのを覚えている。そして、私たち家族もこの公園でお花見をしていた。
…最後にしたのは小6のとき。
…あいつがいなければ、私は今年も平和にお花見していたのに。
…あいつがいなければ。

目次
登場人物>>03
第1章(ほぼほぼ回想です)>>01->>02 >>04->>10
第1話 >>01 第2話 >>02 第3話 >>04
第4話 >>05 第5話 >>06 第6話 >>07
第7話 >>08 第8話 >>09 第9話 >>10
第2章
第10話 >>11 第11話 >>12 第12話 >>13
第13話 >>14 第14話 >>15

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Re: 桜咲くころに ( No.14 )
日時: 2020/03/29 13:58
名前: エビカツ

第13話

「おお!さくら!成長したね!さすが私の姪!」
そういうと恵ちゃんは狂喜乱舞した。
「あ!でも今は春休みだから新学期から来て!!!」
「恵ちゃん」
「はーい」
「私その、勉強1年間やってないから、ついてけるか…」
「あーフリースクールは個人個人に合わせた指導を売りにしてるからご心配なく!」
「でも私、1年の時いつも200人中180位ぐらいだったんだよね…」
「まじ!?そりゃ大変だ!じゃあフリースクール始まるまでの間あたしが教えてあげるよん」
そうして次の日から私は恵ちゃんと勉強した。
ただ、私のバカさは恵ちゃんの想像以上だったらしい。いつも恵ちゃんは大爆笑してた。
「なにこれ?なんで負の数ひく負の数は足し算になるの??」
まあこんな私でも少しずつ勉強がわかってきた。…理解したのはまだ、中1の最初の単元・正負の数だけだけど。このころまだ学校行ってたのに、授業中はほとんど手紙回してたりしてたからなあ…
「よし!さくら!明日からフリースクール行くぞー!」

Re: 桜咲くころに ( No.15 )
日時: 2020/03/31 13:37
名前: エビカツ

第14話

フリースクール初日。フリースクールはボロボロのビルの一室にあった。ここに行っても何も変わらないかもしれないーそう思うと不安だった。
「はーい今日はぁ転校生を紹介します」
「中野さくらです。橋の上中3年ですよろしくお願いします。」
パチパチと拍手が聞こえた。大丈夫じゃん。ここでやってける。
「じゃあ、1人ずつ自己紹介してねぇ」
恵ちゃんがそう言うと1番小さい子が立ち上がった。
「唐澤みゆり。竹の子小4年生です。」
こんな感じで、自己紹介が進んだ。
「柏木優樹菜です。橋の上中3年。」
優樹菜はそう言うと私の顔を見てニヤッと笑った。私はふと、その顔に見覚えがある、と気付いた。優梨愛って確か、双子の妹がいたんだー
そのことに気付いた瞬間、私は無理だなと思った。ここじゃ、無理だ。家に、帰りたい。
休み時間、優樹菜がこっちに来て私の耳元でこう言ったのだ。
「あらー優梨愛がいじめたぐらいで不登校になるなんて弱っちいのねぇ」
その後、優樹菜の友達と思われる人とヒソヒソ話して、私を指差して笑ってた。
なんで。なんで、私はこんな目に合わなきゃいけないんだ。もう、嫌な目にはあいたくない。
その後の授業もやり過ごし、私は家に帰った。
次の日。私はフリースクールに行けなかった。行こうとするとお腹が痛くなる。やっぱり引きこもりに逆戻り。

Re: 桜咲くころに ( No.16 )
日時: 2020/03/31 13:36
名前: エビカツ

第15話

やっとフリースクールに行ったと思ったら、また行かなくなった私を見て、お母さんは
「不登校になると甘えが出るのよね。自分はかわいそうだから許されるとでも思ってんでしょ」
とか言い出した。
…何もしてくれなかったくせに。
でも、恵ちゃんは否定しなかった。
その日の夕方恵ちゃんはうちに来た。
恵ちゃんは
「フリースクールは行かなくてもいい。でも、勉強はしよう」
と言い出して、私は恵ちゃんと平日の夕方に勉強していた。それまでは自習。嫌いな数学もわかってくると、少し解くのが苦痛じゃなくなる。嫌いなことには変わりないけど。
この日も家で勉強しているとチャイムがなった。お母さんじゃない。出るか迷ってたら恵ちゃんが出てくれた。
「さくらー!優梨愛ちゃんって人だってー」
「え?」
私はあの姉妹にやられっぱなしだ。今回こそは私だってやり返す。
「急に来て何の用?」

Re: 桜咲くころに ( No.17 )
日時: 2020/04/01 14:32
名前: エビカツ

第16話

「急に来て何の用?」
「ごめんなさい」
「は?」
「いじめたりなんかしてごめんなさい」
「あのさ、今更謝ってどうすんの?何がしたいの?」
「ちょっとさくら。とりあえず上がってもらったら」
恵ちゃんが止めに入った。
とりあえず優梨愛に上がってもらう。そして、リビングの床に座って優梨愛は言い出した。
「私、三倉さんに命令されてさくらをいじめたの」
「は?」私何回は?って言ってんだろ。
「本当はそんなことしたくなかったけど、そうしないと」
「そうしないと?」
「どうなるのかわかってんのって」
「で、あんたは自分を守るために私をいじめたと」
「いや、そういうことじゃなくて…」
「そうでしょ。まあそうするよね。でも、杏那によるとあんたが命令してた的なこと言ってたけど。なんか優梨愛が怖くて〜とか」
「三倉さんが嘘ついてるから」
「まあそうだろうね」
「でね、海堂さんは私が命令されてやってること見抜いてたらしくて。だから『あたしがさくらをこっちに入れる』って言って」
「そう」
「本当にごめんなさい。私は許されないことをした。だから、だから…」
「もういいから」
「え?」
「あんたさ、優樹菜っていう妹?いるの?」
「うん。でも、今は両親が別居してて、私はここに残ったけど、優樹菜はママについて行ったから」
「そ」
「あのさ」
「今はね週替わりでいじめる人が変わってて、何人も不登校になったから三倉さんが先生に疑われて、三倉さんは、転校した」
「あっそ」
別にどうでもいい。

Re: 桜咲くころに ( No.18 )
日時: 2020/04/02 13:26
名前: エビカツ

第17話

優梨愛が帰った後、恵ちゃんはこう言った。「あんた、ちゃんと友達いたんじゃん」
その夜優梨愛からLINEが来た。
『明日、海堂さんのお見舞いに行かない?』
美亜の。
『行くの優梨愛だけ?』
『そうだよ』
『なら、行く』
お見舞いに行くことをお母さんに伝えると、お母さんはひどく驚いていた。
「あんたみたいな不登校が外行けんの?」
私はその言葉を無視して上に上がった。実を言うと、久しぶりに美亜に会えるのが楽しみでしょうがなかった。
はやく、明日になればいいのに。

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