社会問題小説・評論板

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貴方の依頼、引き受けマス。嵐の風紀委員★
日時: 2009/08/13 10:22
名前: クロウ (ID: 72wicKJ6)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=11886

えーと、またスレッド作っちゃいました。
あっちが完結していないのに…。ハハハ…(-_-;)。
まあ、そこは置いといて…はいけないんですが、置いておいてください。
グロ・暴言・ついでにギャグ入ってますが…お許しください。
後、荒らしや、チェーンメールは控えて下さい。
これからよろしくお願いします。


〜目次〜
プロローグ&登場人物>>1->>2>>90

第一話>>3     登場人物プロフィール>>81
第二話>>4
第三話>>5
第四話>>6
第五話>>7
第六話>>10
第七話>>58
第八話>>24
第九話>>45
第十話>>51
第十一話>>54
第十二話>>78
第十三話>>137
第十四話>>138

大事なお客様

あっち様、○びぃん○様、玲葵様、ライト様

Re: 貴方の依頼、引き受けマス。嵐の風紀委員★ ( No.138 )
日時: 2009/08/12 18:25
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: S8wpdLDK)

第十四話<奇妙な学園…>


「今日は転校生を紹介します」

女の教師がそう言う。

俺たちは廊下に居る。教室からは、またかよ?という声が聞こえた。

…ここは、転校生が珍しくはないのな。

「では、入ってきてください」

女教師がそう言うので、俺は教室に入った。

…高校生ばっかって、なんか変な感じだな。

そう、天香学園は高校だ。俺らは、三年B組に入った。

「では、自己紹介をどうぞ」

女教師がそう言うので、俺は口を開く。

「皆沢粋人。ヨロシク」

俺はそう言って、クラスメートに笑顔を向ける。

笑顔…っつったって、作り笑顔だけどな。

「俺はスタンリー・レヴェリッジ。隣のは、ネオ・クローリア」

スタンリーはそう言って、キラッ☆と言う音でも出そうな笑顔をクラスメートに向ける。

ネオは、軽く頭を下げる。

「俺は龍堂夜有」

夜有兄は、それだけ言って、適当に席に座る。

…俺は…、あいつの隣にするか。

俺はそう思いながら、黒髪の、神秘的な雰囲気の男子生徒に隣の席に座り教科書を取り出した。

Re: 貴方の依頼、引き受けマス。嵐の風紀委員★ ( No.139 )
日時: 2009/08/12 19:12
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: S8wpdLDK)

第十五話<濃い生徒達>


…やっと授業が終わった。売店に行って何か買うか…。

俺はそう思い廊下に出る。すると、なんかゴスロリの少女がいた。

…今のは夢か?幻覚か?

…ヤバ、武士とかガスマスク着けた軍人まで見えてきた…。

「…どうしたんですか?そんなとこでボーっとして」

一人の女の子が、俺にそう聞いてくる。

男物の制服に、赤い石で作られた腕輪…。何より、腕に龍の焼印があったのが印象的だった。

しかも、男子の制服が妙に似合い、身長が妙に低い…。

「…イヤ、なんでもないかもしれNAI…」

女の子は、俺がそう言うと首をかしげる。

「…もしかして、生徒に驚いてるとか?あれは…まあ、すぐに慣れますよ。
 後、どうせなら学校を案内しましょうか?」

女の子はそう言って笑う。

…ここではこれが日常なのか?

俺は、そう思いながらコクリと頷いた。

…早くここに慣れると良いな…。俺はそう思いながら女の子について行った。

Re: 貴方の依頼、引き受けマス。嵐の風紀委員★ ( No.140 )
日時: 2009/08/13 13:47
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: 72wicKJ6)

第十六話<凄いと思える奴…>


「で、ここが屋上です」

女の子がそう言って、戸を開く。

そこで一番最初に目に入った光景は、俺の隣の席の奴と、茶髪のクラスメートの殴り合い。

そして、それを見ている赤髪の女。

「お前此処から落ちろ!そして消えろ!」

「冗談じゃないよ。そっちが落ちたらどうだい?どうせ落ちても死なないし」

「んだとオラアァアァ!!」

そんな口論が聞こえて、女の子は勢いよく戸を閉める。

俺も閉めようとしたよ。

あの光景も日常なのか?

「…ェエ…っと…、屋上に来ると時々ああいう事があるのでご注意を」

女の子が心配そうにそう言う。

あれが日常だったら本当心配だ。

女の子が、もう一度扉を開ける。

すると…、茶髪の男はいなくなっていた。

一体どうやってここから出たんだ?屋上から飛び降りた…ってことはないよな。

「あれ?喪部先輩はどこ行ったんですか?」

女の子が、赤髪の女の子にそう聞く。

赤髪の女の子は、

「あー、あいつなら…龍兄が落とし…イヤ帰った」

え?ちょっと待った。

今落としたって言いかけたぞ?

この学園では殺人もありなのか…?

「そうですか」

女の子はそう言って、赤髪の女の子の隣に座る。

それは納得してしまっていいのか…?

俺がそう思っていると、俺の隣の席の男子生徒が話しかけてきた。

「あ、粋人…」

さっきの争いがないかのように、男子生徒が俺の名を呼ぶ。

顔には、とても優しい笑顔を浮かべている。

さっき喧嘩していたコイツとは別人だと思いたいような笑顔だった。

「…へェ…貴方の名前、粋人…って言うんですか。僕、一年Aの葛葉九龍…です。
 隣のは、同じクラスの緋勇幽美。ついでにこの人は男です」

九龍と言う女の子がそう言う。

…ターゲット一人目めっけ。ってか、男なんだ…。

ホント女に見える…。

「で、俺が幽美の兄の、龍麻」

龍麻と言う男がそう言って笑う。

ターゲット二人目発見。

コイツ…なんかなァ、天然…みたいで。

暗殺されるようなことしないような…感じがする。

俺は、そんな事を考えながら、飯を済ませて教室に戻った。

Re: 貴方の依頼、引き受けマス。嵐の風紀委員★ ( No.141 )
日時: 2009/08/13 16:44
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: 72wicKJ6)

第十七話<なんで…?>


今は放課後。

龍麻は…授業をさぼって弟と九龍と屋上で昼寝。

なんだか…他の奴らと全然変わんねェと思う。

「どうした?そんな変な顔して」

スタンリーが笑いながらそう聞いてくる。

俺は、昼休みの事を話してみた。

そしたらスタンリーは腹を抱えて笑いまくった。

「ははは…、っと。それだったら、今すぐ殺せそうだな…。行くか?」

スタンリーは、笑い終わると、俺にそう聞いてきた。

俺は頷いて、屋上に行く。

すると、幽美はいなかったが…龍麻と九龍いた。

しかも…、屋上で堂々と銃と剣の点検してた。

なんなんだこいつ等は!

「あ…、粋人さん…」

九龍が笑顔でこっちを向いて俺の名を呼ぶ。

笑顔でも、君の手には剣があるんですが…。

この学園おかしい!絶対に普通ではないよ…。俺はそう思いながら銃を取り出す。

スタンリーはナイフを数本取りにっこり笑い、龍麻に投げる。

…命中。龍麻の周りが紅で染まる。

九龍はそれに気付き、龍麻の名を何度も呼び、涙を流す。

「…龍麻ァ…」

九龍の悲しげな声を聞くたび、なんだか心が締め付けられるような気がした。

でも、スタンリーはそんなことは関係ないらしい。

俺が持っていた銃を取って、九龍の頭に銃口を当てる。

「ゴメンNA…」

俺がそう謝ると、九龍はこちらを向く。

「…良いんですよ。謝らなくて」

九龍は俺にそう言って、妖しい笑みを浮かべる。

…どういうことだ?

「僕はねェ、演技で涙流すこと位はできなきゃいけないと思うんですよネェ。
 ネェ…?龍麻」

九龍がそう言うと、龍麻が起き上がる。

九龍はクスクスと笑い、龍麻は

「そんな事すんのはお前だけで十分だよ」

と言った。

九龍はそれを聞いて、ますます笑う。

ってか、なんで死んでないんだ龍麻は!不死身なのかあいつ…。

俺がそんな事を考えていると、

「じゃあ…、また明日」

九龍がそう言って、龍麻と屋上から飛び降りる。

…もしかして…、飛び降り自殺ってやつ?

俺はまァ、良いかと思ってスタンリーと男子寮に行った。

Re: 貴方の依頼、引き受けマス。嵐の風紀委員★ ( No.142 )
日時: 2009/08/17 10:11
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: C.Y5J3Lo)

第十八話<逆暗殺計画☆>


「あ、粋人!おっはよー!」

龍麻が元気よく挨拶してくる。

スタンリーは、ヘッドホンのおかげで聞こえないと思うが、結構うるさい方だ…。

てか、コイツ…屋上から飛び降りて死ななかったのか?

俺はそう思いながら席に着く。

「…いいのか?あれ、無視して」

スタンリーがそう聞いてくる。

無視してもいいんじゃないか?

あいつなら無視なんかしても何にもなりゃしな…、

「酷い…無視した」

なったし。すっげェ落ちこんでるし。

教室の片隅で、暗い不のオーラ発して…。

なんだか可哀そうになってくる。

「あの…、なにしてんですKA?」

俺は、龍麻に聞いてみる。

龍麻は、こっちを向いた。目に涙浮かべて。

本当にコイツなんなんだ?

「粋人…、あのサァ、なんで俺殺そうとしたの?」

龍麻が小声で聞いてくる。

なんだか、その声を聞いた時、ゾクリとしてしまった。

龍麻の声は、俺が無視した時とは違い…とても冷たいものだった。

「貴方を暗殺しろ…って依頼が来たからでSU」

俺はそう答えておく。

龍麻は、目に浮かんだ涙を服の袖で拭いながら、

「俺を暗殺?無理無理!お前の力じゃ」

と言って笑う。

む…ムッカつく————!!

まァ…、殺せないのは事実かもな。

俺がそう考えていると、龍麻は笑顔で

「どうせなら、その依頼してきたやつを殺せばいいじゃんよ!」

あ、それ良いな。

俺はそう思って、静かにうなずいた。

金はもらえないが…、そっちの方が手っ取り早いな。

…よし、風紀委員にはそう伝えとくか。

俺は、そう思いながら席に着き、授業の準備をした。


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