BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【リク/黒火】がらくた集め、【更新しました!】
- 日時: 2013/06/09 18:04
- 名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: NWPS2NZD)
オリキャラ募集中です!
募集用紙 つ>>206
初めましての方は初めまして、それとこんにちは。
ぜんくです。
ぜんく の特徴・生態 つ >>244
ぜんく のブログ つ >>247
——お願いと注意——
※荒らし、チェンメ、中傷など他人に迷惑をかける行為をする方はお帰り下さい。
※受けや攻めは様々ですので、最初にどんなCPかは書きます。
苦手なCP小説を読んで気分を悪くされても責任は取れません。
※ぜんくはプロではありません。素人で、その上未成年です。
なので言葉の使い方が間違っている、誤字脱字などがありましたらご報告くれると嬉しいです。
※あ、こいつ(ぜんく)無理だわ、と思った方も戻るボタンもしくは閉じるボタン連打推奨。
※以上のことを守れる方のみスクロールして下さい。
守れない方は戻るボタン連打推奨。
——お願いと注意—
※書きたいときに書くので不定期更新。
「実は●月○日って誕生日なんだよね!」といって下さればその日を私は全身全霊をかけてお祝いします。
迷惑とか言わないで下さいよ!とりあえずお祝いします。
リクエストとか好きなCPとかがあればぜんくが駄文でお祝いします。
盛大(笑)に祝うのでタイトルが
【***様のお誕生日だから】がらくた集め、【お祭り騒ぎだお】
みたいなことになるかもしれません。「これ止めてww」な方は一言下されば。
とりあえず誕生日を言って下さればぜんくが誕生日を全身全霊でお祝いするということです、ええ。
——更新履歴——
創作
ちゅーへん
<好きと嫌いと好き、>
浮気性俺様会長×チャラ男会計
鬼畜変態風紀委員長×ツンデレ敬語風紀委員
>>2 ねえ、→ >>6 親友 → >>17 体温。
番外 >>24 俺様何様ツンデレ様。 >>27 チャラ男とツンデレと会長と委員長
<黒白、灰色。>
ヤンデレ泣き虫隠れ変態双子兄の白×常識人ちょっとツンデレ双子弟の黒
>>9 黒白世界の真ん中で→>>16 灰色まじっく
<落ちて、消えて、歌う。>
死にたがり嫌われ儚げ美人副会長
>>32 落ちるその前4秒後。→ >>35 落ちたその後何時間?
<君と僕の恋模様。> ※未完
関西弁年下幼馴染×ハイテンション年上
>>88 嘘吐き
<僕らの生徒会室> ※未完
猫好き会長→←わんこ書記
>>223 俺様とわんことにゃんこ
<ねえ、先生。> ※未完
蒼×希奴先生 / 大和様の"さくら前線"という小説を先に読むことをお勧めします。
>>271 ジェラシー
たんぺん
>>4 笑い見下す女王様 >>127 笑えない、 >>160 嫌いだと叫んで
>>163 最期のなみだ >>180 Solitude >>188 王道爆発しろ!
>>209 祭り >>210 もしも沖縄の人がアンチ王道の居る王道学園で生徒会役員だったら
>>221 どうやらオカマは浮気性な恋人に浮気をされたので自分も浮気をしてみるそうです
>>237 ちょっと昔のぼくに泣きました。 >>258 ああ、アア、嗚呼。
>>292 バッドエンド
版権
ちゅーへん
<友情崩壊真夏日>
黒子のバスケ/高尾×緑間/すれ違い
>>277 真夏日の距離
たんぺん
<D.Gray-man>
>>3 逢い言葉。 D灰
<銀魂>
>>5 我の世界=君。オリキャラ受け
<デュラララ!!>
>>13 憎悪とソレは、ウラオモテ、ミギヒダリ。
>>112 戯言 オリキャラCP
<REBORN!>
>>59 えらいことになりました
<APH>
・仏、露、南伊受け中心
>>113 悪友
>>124 I love you? +オリキャラ
<星の王子さま>
>>183 星の王子さま
<鬼灯の冷徹>
・白澤受け中心
>>227 もう嫌だ
<黒子のバスケ>
・紫原受け中心に時々桃井ちゃんと緑間受け
>>265 愛がたくさん
>>274 してされて、またしてされる
>>284 きみがいうのなら
>>287 あまいだけじゃない、
>>289 心臓は盲目
>>290 十月六日
>>293 はつこいは桃色で、
>>294 繰り返される警告音
>>295 赤は怯えた
>>299 幸せな星
>>309 死んでも可いわ / 大和様リク・黒火
<K>
・猿比古くん受け中心/主に美猿
>>303 わたしに好きをください、そして愛してください。
>>308 気付いた時にはもう既に君は、
VOCALOID
>>138 アイス好きと機械音痴+α
>>48 マスター達の語り。 ボカロ うちの子と九龍さんの子達。
>>72 キカイの恋 カイメイ
じーえる
>>8 To beloved you. 創作 >>37 カミサマ 創作 >>249 嘘吐きの歌 創作
えぬえる
>>64 居たい居れない痛い、 ヤンデレ
>>107 華と三日月 ヤンデレ
>>213 ひみつ ヤンデレ?
>>296 トリカブト 失恋した女性の話
おっさん幼女
>>195 鋏 創作
そのた。
>>42 私のなれの果て。 → >>45 アスタリスク
>>82 存在、そして消失。
>>91 伝えきれなかったその言葉。
>>155 早退
>>172 私とおじさんと幼女と
>>205 幸せと希望を。
>>226 あなたにあげる。
>>216 書きたいものまとめ
曲解釈(という名の曲捏造)
>>28 Alice 初音ミクオリジナル曲
>>31 リンネ 初音ミクオリジナル曲
>>46 罪と罰 初音ミクオリジナル曲
>>69 秘蜜〜黒の誓い〜 鏡音リン・レンオリジナル曲
>>79 パンダヒーロー 初音ミクオリジナル曲
>>97 右肩の蝶 鏡音リンオリジナル曲
>>102 !ステップ! ワールズエンド・ダンスホール 初音ミクオリジナル曲
>>168 甘党な弱虫が誰かを愛したっていいじゃないか、息をしてるんだもの
弱虫モンブラン モザイクロール 二息歩行 GUMI、初音ミクオリジナル曲
>>36 思いついた時に書く版権創作BLGL様々な文のような文じゃないようなモノ。
(2011.05.27)
>>76 party 今までに考えた版権オリキャラ。
(2011.06.10)
>>92 大好きなキャラクター達に愛を伝えたい。
(2011.06.14)
誕生日祭
<雲雀様>
文→>>147 なんとなく
>>154おめでとうと囁いて、
絵→誕生日駄絵 >>152
<素海龍様>
皆が僕を嫌うから、/黒ツナヒバ >>259
リクエストまとめ
大和様/黒子のバスケ・黒火
雲雀様/復活・フラベル、バッドエンド続き
多分最初で最後の自作お題^p^
>>201
今更ですが。参照100超えありがとうございますうう!
参照200超え・・・だと・・・?嬉しすぎる。ありがとうございます・・・!
参照300超えありがとうございますもう皆さん愛してます^p^
参照400超えktkr・・・!ああああああ気付いたらこんなに・・・!
参照500超え・・・ですって・・・?これは夢なんでしょうか誰か私を叩いて・・・!
コメント100超・・・・・・、え?ちょ、ま、・・・え?なんか涙が出そうです^p^
参照600超えとか^p^え、マジこれ夢?ドッキリ?え・・・?
参照700超えありがとうございます!嬉し過ぎてアナタの後ろにぜんくが・・・ね!
参照800超えあざああああああああす!こんなに読んでくれてる人が居るなんて・・・!
参照900超えありがとうございますううう!私はどうすればいいんだろう・・・!
参照1000超えありがとうございます!ゆ、夢なのか・・・?ちょっと祭りします。
参照1500超えありがとうございます!もう少しで2000!
2012年3月14日、なんと、一周年を迎えました。皆さんのお陰です。本当にありがとうございます!
参照2000超ええぇええっ!じ、自分でも吃驚です!更新が遅くなると思いますが、これからもよろしくお願いします!
参照2500超え!ありがとうございます!これからも頑張ります!
10/9 私が心から愛する紫原敦くんの誕生日。おめでとう!
参照3000超え!本当に信じられないですありがとうございます!頑張ります!
——更新履歴——
Which is the dream that you expect?
- Re: 【テスト終わって】がらくた集め、【更新再開!】 ( No.307 )
- 日時: 2013/03/23 18:30
- 名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)
レモンのど飴様
初めまして、ぜんくと申しますすすす・・・!
レモンのど飴さん!だ!
実は私、レモンのど飴さんの小説を密かに読んでいまして・・・!
キャラ作りの方を読ませて頂いてますフゥウウウウ
真ちゃんとむっくんが可愛くてしかたがないです┌( ^o^三 ^o^)┐シュバババ
テンションが可笑しくてごめんなさい・・・。
な、なんだってー!?
むしろ私がレモンのど飴さんの文才を分けて欲しいくらいです。切実に。
コメント、ありがとうございました!
- Re: 【テスト終わって】がらくた集め、【更新再開!】 ( No.308 )
- 日時: 2013/04/27 23:56
- 名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)
美猿のような、セプ伏(気持ちだけ)のような。
※ちゅうい!猿比古くんが女体化してます!
【気付いた時にはもう既に君は、/版権/BL?/美猿♀、セプ伏♀】
君が見ていた私は、何色だったのかな。
君がだあいすきな赤色?
君が見ている私は、何色なのかな。
君がだあいきらいな青色?
私はいったい、何色なのでしょう。
「みさきい」
あなたの瞳に映るのは、青色を身にまとった私。それを塗り潰すようにめらめらと燃える憎悪と嫌悪の赤い炎。紫色にはなれない。
伏見、緊急抜刀——なんて言いながらサーベルを抜き、美咲を斬りつける。どうせスケボーの車輪で受け止めるのだろうから、容赦なく斬りつけた。ぶわあ、と赤い炎が私と美咲を包んだ。普通なら熱いのだろうけれど、裏切ったとはいえ周防尊から能力を授かっているためほとんどダメージはない。ああ、なんだかムカついてきた。サーベルに青い炎を灯らせると、美咲はいっそう顔を歪ませて攻撃をしかけてきた。それを軽く交わす。
暫く戦闘していたら、秋山と弁財がはっとしたように止めに入ってきた。邪魔すんじゃねえよクソが。と、舌打ちと共に悪態を吐くと苦笑いをされた。ムカつく。もう一度舌打ちをして、サーベルを鞘に収めた。日高が伏見さん良い子ー!とからかってきたのでうるせえと呟いて脛を蹴った。
そういや美咲はどうしてんだ、と思って美咲に視線を寄越すと、赤い炎はいつの間にか収まっていた。目を細めて表情を伺うと、困惑した表情でこちらを見ていた。え、なに。どうしたんだ。
色々と気になったが、弁財に副長が早く戻れと言ってます、と言われたので仕方なく戻ることにした。なんとなくムカついたから日高を蹴っておいた。
最悪なことに、街中で猿と出会ってしまった。みさきい、と名前を呼ばれて、戦闘に突入して、なんやかんやで青服の奴らに止められてそこで戦闘は終わった。正直、困惑した。てっきり俺は、吠舞羅に居た時のように、周りに馴染めていないものだと思っていたからだ。親しいのか、青服の奴を蹴り飛ばしていた。どうして。
裏切っただけで、猿の本質は変わっていないのだと思っていた。だけど実際は違ったのだ。猿は、変わっていた。
猿は何色にも染まれないのだと、染まらないのだと俺は勘違いをしていたけれど。猿は青色に染まっていたのだ。染まってしまっていたのだ。よくわからない感情がくらくらと渦巻く。
「・・・クソ・・・」
猿はいつの間にか、居なくなっていた。
僕が見ていた君は、何色だったのかな。
僕の誇りである赤色?
僕が見ている君は、何色なのかな。
僕にとっては忌々しい青色?
君はいったい、何色なのでしょう。
気付いた時にはもう既に君は、
(先に裏切ったのは誰、) (先に変わったのは誰、)
(そう呟いたのは何色だったのか。)
【Fin.】
最終的に何が書きたかったのか・・・orz
最初に決めてた話が気付いたら何処かへ行ってしまっていました。
女体化した意味もないっていうね!なんなんだ!
次からはリクエストの小説を中心に更新して行きたいと思ってます(予定)。
だって・・・半年以上も待たせてしまっているんですもの・・・!
もう卒業なさっている方もきっといると思いますすいません全力で植物の肥料になってきます。
リクエスト難しい・・・ォオ・・・ァアアァァア・・・(言い訳)
頑張りたいと思いますはい。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
- Re: 【テスト終わって】がらくた集め、【更新再開!】 ( No.309 )
- 日時: 2013/06/08 19:46
- 名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: NWPS2NZD)
うわああああ遅くなってすいません!大和様リクの黒火です・・・ひい・・・。
半年以上待たせてしまった・・・切腹してきますすいませんごめんなさい申し訳ないです本当っ!!!
卒業してたらどうしよう。
※二人は付き合ってます。
【死んでも可いわ/版権/BL/黒バス/黒火】
「—————ボクは、君のためなら死んでもいいですよ」
突然、黒子はそう言った。それはまるで火神に言い聞かせているような声色でもあり、呟くようでもあった。唐突なことに火神は驚き黒子を見るが、当の本人は何事もなかったかのようにずずずとバニラシェイクを飲んでいる。なにか答えた方がいいのか、別に答えなくてもいいのかわからず暫くむむむと考えていたが、相変わらず黒子はいつもと変わらない無表情でバニラシェイクを飲んでいたのでなにも答えないことにして、がぶりとチーズバーガーに齧りついた。
黒子はそんな火神の様子をちらりと見て、小さく微笑んだ。
いつも通りのカントクのスパルタな部活を終えた火神は、疲れた身体を癒すためどさりとベッドに身体を投げ出した。暫く天井を見つめながらぼーっとしていたら、なんとなく、以前の黒子の言葉を思い出した。あれは、なんだったのだろう。
『—————ボクは、君のためなら死んでもいいですよ』
黒子の言葉がぐるぐると頭を回る。だが、もともと物事を深く考えたりすることには向いていない性質の火神は、だんだんと眠くなってきた。瞼が重くなる。部活後に体育館の更衣室にあるシャワー室でシャワーは浴びたし、帰り道黒子とマジバに寄ったし、まあ眠っても大丈夫だろう。そうして火神はやっと、重たくなった瞼を閉じた。
「なあ黒子」
「はい」
「お前が前言ってた言葉って、どういう意味?」
「どの言葉でしょうか」
「あー・・・あれだ、ボクは君のためなら死んでもいいですよ?ってヤツ」
「ああ、あれですか」
「ん」
「特に深い意味はなかったのですが・・・」
「え、マジ?」
「ええ、まあ。なんとなく」
「マジか・・・」
「(こう来るとは・・・火神くんはボクの予想の斜め上を行きますね)」
そんなやり取りをした日の夜、黒子は赤司に電話をしていた。呟きの意味がわからないのなら無視、わかるのなら気にする・・・どちらかの反応をして欲しかった黒子だが、生憎、火神はわからないが気にしているという面倒なことになったので今後どうすればいいのかと赤司にアドバイスを貰うために。
「・・・と、火神くんはボクの呟きを気にしていたらしくて。ボクとしてはスルーして欲しかったのですが」
<なるほど。つまり、テツヤは"ボクは火神くんのものです"と言いたかったんだな>
「これだけで意味が理解できる辺り、君は本当にたくさんの才能に恵まれていますね・・・。まあ、火神くんは意味が理解できていないみたいですが」
<テツヤは本が好きだからな。それから考えて行けば簡単なことだ>
バスケの才能だけでなく、頭脳も高校生離れしている赤司に黒子は、はあ、と溜息を吐いた。
「どうしましょう」
<火神みたいな馬鹿には、そんな回りくどいことはしない方がいいんじゃないか>
「・・・と、言いますと」
<直球勝負、ってね>
そう言ってふふ、と笑った赤司に、黒子はまた溜息を吐いた。そういえば赤司くん君って確か、某少女向けのアニメではイメージカラーが緑色のポニーテールなスポーツ少女が好きでしたね。ボクは断然関西弁のあの子ですけど。
「火神くん」
部活終わりのマジバで、黒子と火神は向き合いながら、火神はチーズバーガーを黒子はバニラシェイクを食していた。火神は黒子に話しかけられてチーズバーガーを齧っている状態で一瞬止まったが、口を離して話しを聞く体勢に入った。
それを見た黒子が、口を開いた。
「ボクは、君のものですよ」
黒子の言葉に火神は目をぱちくりと瞬かせ、頭を整理しているのかしばらく視線を泳がせたあとチーズバーガーを置いた。
「なに言ってんだお前」
火神のその言葉に、黒子は心外だとでも言いたげに、先程の火神と同じように目を瞬かせた。
「黒子は黒子だろ」
「(え、)」
呆れたようにそんな言葉を口にする火神に黒子は内心驚いた。まさか、火神がそんなことを言うとは思わなかったのだ。どもりながらそうか、と顔を真っ赤にするものだと思っていたからだ。
「俺はそのままのお前が、・・・ッ!」
でもその予想は半分当たっていたようで。火神は話している途中にはっとして、かああ、と顔を赤くした。そんな火神を見ていると自然と黒子の口元には笑みが浮かんできて、黒子のペースが戻ってきた。
「そのままのボクが、・・・なんですか?続きが聞きたいです」
その続きは知ってる癖に、優しい笑みを浮かべる黒子が続きを促すようにじっと火神を見つめる。それにまた火神は赤くなり、目を逸らした。
「かがみくん」
優しく火神の名前を呼ぶ黒子に火神は叶わなくなって、
そして、
やっと、
「そのままのお前が、・・・す、き、・・・だ」
そして彼は真っ赤な顔で不器用に笑った。
(言葉は借りなくとも、) (じゅうぶんに輝いているのだ。)
【Fin.】
ぱっとしない内容で本当に申し訳ないです。
苦情も受け付けております。
意味がわからないという方は「二葉亭四迷 死んでも可いわ」と検索して頂けたら幸いです。
もっと素敵な文章を遣えるようになりたいものです。
大和さん、遅れて本当にすみません。苦情等受け付けております。
卒業なさってたら申し訳ないです・・・。
リクエスト、ありがとうございました!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
- Re: 【リク/黒火】がらくた集め、【更新しました!】 ( No.310 )
- 日時: 2013/08/01 17:12
- 名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: NWPS2NZD)
【ばかなひとだ、と僕はないた /BL/版権/K/猿比古総受け気味】
言葉に出来ない音が、伏見を貫いた。
「・・・は、はははッ・・・ばぁか、・・・・・・ばか、みさき」
いつもの嘲笑を浮かべる伏見が、八田にはなんだか泣いてるようにみえた。
その笑みを見つめる八田の表情が情けなくて、伏見は更に笑みを深めた。
それすらも八田には泣いてるように見えたのだけれど。
青に身を包む自身が赤く染まっていくさまは、ひどく滑稽なのだろうなと伏見は自嘲した。
(最期くらい、笑ってる顔みたかったなあ)
「お前、いい加減うぜえんだよ・・・」
伏見が話しかけると八田が不機嫌になるのはいつものことだが、その日はいつにも増して八田の機嫌が悪かった。
それに伏見との遭遇が重なり、八田のストレスは限界を超えたのだろう、深海のような虚ろな瞳で伏見を見た。
怒鳴る声ではなく、低く唸るような静かな声が八田の唇から飛び出してきて、伏見はいつも気だるげにしている瞳を少し見開いた。
「・・・・・・うん」
笑っているであろう、伏見の薄く整った唇から吐息混じりの音が零れた。
八田の頭から、伏見の孤を描く唇と青色の後姿が離れなかった。
(いつだって俺は、アイツの気持ちがわからないまま———)
秋山氷杜は、伏見を上司として尊敬するとともに、恋慕の情も抱いていた。
彼は冷静で優秀ゆえに、伏見と行動を共にすることも他の者と比べ多かった。
だから、彼は伏見の感情、好き嫌いを他の者より理解しているつもりである。
八田美咲以外には興味を一切示さないことが快くなかったが、それも含めて伏見なのだと秋山は受け入れつつあった。
伏見の八田美咲に対する異常な執着。
なんだかそれがセプター4の者達には可愛らしく見えて仕方がなかった。
だからつい、甘やかして、許してしまっていたのだ。
いつだっただろうか、ある日のこと、伏見は巡回から帰って来なかった。
副長である淡島が伏見と連絡を取ろうと試みるも、結局連絡は取れなかったのだ。
同い年の道明寺が寮の伏見の部屋へ訪れてみたりもしたが、伏見は出てこなかった。
みな探したい衝動に駆られたが、仕事をしないわけにもいかず、若気の至りだろうと思うことにしてその日は終わった。
その次の日、伏見はいつものように出勤して来た。
淡島が理由を問い詰めるも、伏見はただ「すみません」とか、「別に」などとしか言わなかった。
いつもなら淡島の説教中に舌打ちをしているが、その時は舌打ちが少なかったと秋山は記憶している。
また、まるで放心状態のようにぼーっとどこかを見つめることが多かったとも。
(もし、伏見さんが俺だけのことをみてくれる世界があったなら———)
本日の緊急出動の内容は、ストレインの確保だった。
五島蓮は、伏見、日高とともにいち早く現場へ向かい、抜刀してストレインの確保に努めていた。
「このストレイン、どういう能力を持ってん、のっ!」
「えーっとね、空気のー・・・ベクトルを操るって言うのかなァー・・・? まァそんな感じだったと思うよォ」
「難しくてわかんねー! まあ、容易に近付かなければいいんだろ?」
日高と五島はストレインの情報を話しつつ、器用にストレインの男と戦闘していた。
そんな二人に伏見は集中しろと喝を入れたあと、男に蹴りを入れようとするもかわされ舌打ちした。
なかなか攻撃が入らないことにイライラしているのか、先程から舌打ちばかりしている。
そんな伏見の様子に二人はヒヤヒヤしつつサーベルを構え直した。
「さっきからちょろちょろ、うぜえんだ、よッ!」
伏見は袖からナイフを取り出し、赤い炎を纏わせて男に投げつけた。
五島や日高を始めとする青のクラン達は、伏見が赤い炎を扱うことを好ましく思っていないため、二人は目を合わせたあと苦笑した。
二人の目に、いつかの秋山と同じ嫉妬の色が灯っていることを伏見が気付く筈もないのだ。
伏見の思い通りにナイフは真っ直ぐ進み、男の頬を掠め、火傷を負わせた。男は頬の傷を指で撫でたあと、口角を上げた。
「っ、あ゛ぁ・・・!?」
ずどん、と大きな音をたてて、伏見が先程までいた所に大穴が開いた。
咄嗟の判断でかわしたものの、もう少し遅れていたら死んでいたかもしれない———伏見の背中に、冷や汗が伝った。
「オイオイ・・・マジかよ・・・」
「伏見さん、怪我ないっすか!?」
「大丈夫だ」
混乱して苦笑をもらすも、いつもの舌打ちをして伏見は体勢を立て直した。すると、どこからか、聞き慣れたあの声がした。
あーあ、と五島が声を漏らすのと、伏見が振り返るのはどちらが速かっただろう。
(結局、僕らがどう頑張ったって、伏見さんが見てるのは、見て欲しいのは———)
日高暁は、正直なところ、かなり苛々していた。原因は、そう、八田美咲である。
日高、五島、伏見の三人でストレインの確保に急いでいるところを彼に邪魔されたのだ。
確かに危険ではあったものの、もう少しすれば応援で秋山達も駆けつけ、確保する予定だったのだ。
なのに、突然出て来て俺が倒すだのなんだのと言われ、日高はストレインより八田に苛ついていた。
感情が顔に出やすい日高の現在の表情は、自分の知る中で一番不機嫌そうな顔だったとのちに五島は語った。
「あはは、ちっせえなお前! 弱そおー!」
「ッな・・・!?」
ストレインの男は、八田を見るなり腹を抱えて笑いだした。挑発だな、と日高ですら理解できるそのわかりやすい挑発。
そんなわかりやすい挑発に八田はカッとなり、その右手から赤い炎が溢れだした。
その赤が伏見の赤とダブって、五島は苛つきで目を細めた。
「ふざけんじゃねぇぞ、この野郎ッ!」
八田は男との距離を一気に縮め攻撃しようとするが、男が伏見にしたような攻撃を繰り出したため持ち前の反射神経でかわし、また距離を広げた。
日高は思わず、これで彼が死んでくれたなら少しは伏見が楽になるんだろうか自分たちのことも少しは見てくれるんじゃないかと考えた。
でもきっと、伏見は壊れてしまうのだろうと思ったので、死んでくれなどと考えるのはやめた。
それでもやはり伏見の視線、感情を集める彼への嫉妬の情が消えるはずもなく、怪我をしてくれと思うことにしてみた。
この三十六秒後、日高は後悔した。自分がそんなことを考えたから、あんなことになったんだと。
十五秒後の日高の瞳が捕らえたのは、八田の後姿と、その向こう側にいる伏見の後姿だった。
(それ以外の方法なんていくらでも考えられたくせに———)
気付いた時には、体が動いていた、とでも言えばいいのだろうか。
とにかく、あの時俺の体は勝手に動いて、美咲をあの男の攻撃から守るように二人の間に立った。
全身を風が通り抜ける、否、突き抜けると言った方がいいだろうか、そんな感覚がした時にはもう死を悟っていた。
骨が何本折れたかなだとか、美咲怪我してねえかなとか、色んなことを一度に考えてしまって、混乱してるんだなあ、なんて。
笑えねえよ。
なんて思うけど、崩れ落ちる俺を美咲が支えてくれて、膝をついて、情けない表情を浮かべるから笑いがこみ上げてきた。
(昔みたいに笑ってしまう)(嫌だ)(美咲の前では裏切り者にならなきゃ)(いつもみたいに笑うんだ)(ああ)(ああ)(ああ)
そうしてやっと俺は笑みを浮かべた。いつもの笑みを。そしていつもの嘲りも付け足して。
すると、だんだん眠くなってきた。なんだかすべてを投げ出したいような気持ちになって、そっと目を閉じた。
眠くて眠くて耐えられなくて、誰かが呼んでいるような気がしたけど、それでも瞼は重くて、俺は眠ることにした。
瞼の裏を、まるで夢のように昔の記憶が回っている。これ、走馬灯かもなあ、なんて思いながらも起きる気にはなれなかった。
おやすみ、美咲。
(俺のいない世界で、しあわせになればいい———————————)
「ばか、———ばかなひと」
【Fin.】
息抜きに書こうとした小説が長くなってしまった・・・!
最後の()の—が長いのはわざとだったりします。
ちゃんと意味込めてみたけどよくわからんね^^
この後、猿比古くんがどうなるかはお任せします。
猿比古くんが死んじゃうエンドでも、なんだかんだ生きてるエンドでも私はおいしいです()
というか最後のセリフ誰なんでしょうねー本当にねー。
私が聞きたいですよほんと私なに書いてんだ・・・。
書いてて、戦闘シーンが凄く難しかったです投げ出しそうになりました。
ベクトルって・・・なんやねん・・・これ絶対合ってねえだろ・・・とか思いながら頑張ってました。
中二に戦闘シーンはつらい・・・つらすぎる・・・。
とりあえず投げときますねこのゴミ つ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
- Re: 【リク/黒火】がらくた集め、【更新しました!】 ( No.311 )
- 日時: 2013/11/17 20:22
- 名前: ふれあ (ID: 5Iu.5lPh)
ぜんく様の小説まだ全てでは無いですが読ませて貰ってます。
とても面白いです。
本当にぜんく様は神様だた思わせてもらってます!
それにもっとエロいの書いてほしいでっす!
そしてそれを是非とも私にほしいです。
今更ながらふれあです。
以後お見知りおきを。
ていうか、ぜんく様の高緑可愛すぎです(>///<)
もっと書いてください。
それと紫原受けももう少し増えてほしいです。
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