BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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××ってなんですか?
日時: 2011/05/22 01:20
名前: 亜瑠亜 (ID: 6sz9.CTE)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=17130

初めまして。orおはこんばんわに。

亜瑠亜と言います。

雑食系御姉様です。
何でもかかって来い!ですw

BLを書くのは初めてなのですが、どうぞよろしくお願いします

上のうらるは僕の妹:彩登のものです。宣伝です。
姉妹仲良くしてね?

登場人物

沖田 碧《オキタ アオイ》

この話の主人公。

何処と無く冷めたところのある、高校1年生。
私立・桜桃学園に幼稚園から通う古株。
友里圭斗とは幼馴染。

友里 圭斗《トモサト ケイト》

主人公の幼馴染。

私立・桜桃学園に通う高校一年生。
主人公と同じく幼稚園からの古株。
高等部から共学に転科した。
明るく誰からも好かれる性格。

千葉 暁《チバ アキラ》

中学から私立・桜桃学園(男子科)に通い始める。
主人公とは犬猿の仲。

登場人物、これからどんどん増えます。


最後に、駄文なのはご愛嬌で許してね♪

Re: ××ってなんですか? ( No.1 )
日時: 2011/05/22 01:05
名前: 亜瑠亜 (ID: 6sz9.CTE)

第一話 登校(前半)


「行ってきます」
 今日からまた、誰もいない家にこの言葉を呟く日々が始まる。
 4月。
 僕、沖田碧は私立・桜桃学園の男子科高等部に入学するわけで。今日はその入学式だ。
僕は幼稚園時代から桜桃学園に通う古株だから、大体のメンツは分かってる。
 中等部の時の連中の三分の二は共学部へ進学するか、他校へ転校するかしているのだろう。
そして、その開いた穴を受験、推薦で入ってきた奴らが埋める。その繰り返し。単純作業……
『人生なんて、こんなものか』そう思うことはよくある。
何故って、この世は全て単純作業でできているから。

「おー、碧っ!お早う!」
「圭斗、おまっ、いつも肩を思いっきり叩くのはやめろって、言ってるだろっ」
 僕の幼稚園時代からの友人、友里圭斗も、共学科へ移る一人だった。
「あははっ、碧〜、怒ると折角の美人が台無しだぞ〜」
 圭斗の笑顔には負ける。
 僕の知り合いに彼の笑顔を見てなお怒りを納めなかったものはいない。それくらい、無邪気な笑顔なんだ。
……悪く言うとそれくらい幼い笑顔って事だ。
「結局、男子科にはどれくらい同じメンツが残ってるのかねぇ」
 圭斗が伸びをする。
「噂だと今回は半分いなくなったみたいだ。……半分は知らない顔って事だな」
「ほえ〜、すっげぇ減るなぁ」
「圭斗には関係ないだろ?共学科に行くんだし」
「まぁな。もう男だらけの暑苦しいところから抜け出して、俺は碧みたいな可愛い彼女をゲットするんだ!」
 空を見上げて圭斗が言う。
「あー、はいはい、分かりました。でも何で「僕みたいな彼女」なのかな……?妹ちゃんみたいな子が好きなんじゃないの?」
「未来だとぉ!?あんな幼児体型俺の好みじゃありません!」
「まぁまぁ。……お母さんそっくりでかわいい子なのに」
 圭斗の顔が少し陰る。
 あ、今のちょっと圭斗を気付けたかも……
「……俺は、俺のモロタイプで、ついでにお金があれば文句ないの」
「お金って……結局のところ妹ちゃんの為じゃない」
 思わず吹き出してしまった。
「……ま、まぁ、アイツもまだ、その……しょ、小学生だし?俺が面倒見てやんなきゃいけないだろ?」
 慌ててそう言った圭斗が微笑ましいと思う。
「じゃあ、お金よりも圭斗の身の上をわかってくれる彼女の方が良いんじゃない?」
 圭斗とは、幼稚園の頃からの仲だ。だから僕は圭斗のすべてを知っていると言っても過言では無いと思う。それは、暗いところも、明るいところも、だ。
 そのせいもあって、今回圭斗が転科するのはさみしかったりする。


***  +++   ***   +++   ***

はい、一話分を半分に分けました。

千葉君は後半からの登場です!

Re: ××ってなんですか? ( No.2 )
日時: 2011/05/22 01:11
名前: 亜瑠亜 (ID: 6sz9.CTE)

第一話 登校(後半)

じゃあ、お金よりも圭斗の身の上をわかってくれる彼女の方が良いんじゃない?」
 圭斗とは、幼稚園の頃からの仲だ。だから僕は圭斗のすべてを知っていると言っても過言では無いと思う。それは、暗いところも、明るいところも、だ。
 そのせいもあって、今回圭斗が転科するのはさみしかったりする。
「お早う」
 後ろからかけられた声に驚いて体中に鳥肌が立つ。
「おー、千葉!おっはよう!」
 最悪な奴のお出ましだ。
 反射的に圭斗の後ろに隠れる。
「お、お早う、千葉」
 思わず眉間に皺がよる。
「何だ、碧〜、まだ千葉が怖いのかよ〜」
 圭斗がへらへらと笑って言う。
「や、何言ってんだよ!別に怖いって訳じゃ……」
 慌てて繕う。
「怖くないなら何で俺の後ろに隠れたのかなー」
 圭斗が意地悪そうに笑う。
「いや、それは咄嗟に隠れただけで、決して怖かったわけじゃっ……!」
 時々、僕に意地悪して楽しんでいる圭斗がいる。
「はははっ、碧、あの出来事がトラウマなのは俺がよ〜く承知してっぞ〜」
 なんたって長い付き合いだからな、と付け加えて圭斗が言う。
「まだ、あんなこと気にしてるのか。お前、意外と根に持つタイプなんだな」
 千葉がいつも様に凛とした、威圧的な声でそう言った。
「知るか。お前こそ、その人を見下したような態度。それは如何にかした方が良いと思うぞ」
 僕がそう言うと、彼はふっ、と笑って
「圭斗の後ろに隠れてそんなこと言っても、まったく説得力無いぞ」
 これがまた、綺麗な笑顔だから、困る。
普段は邪気だらけな奴だからか、その無邪気な笑顔を見ると、少し、ドキッとする。
そして、相手は同性なんだぞ、と、自分に言い聞かせる。
いくら相手が女形をやっている奴だからって、恋愛感情を抱くのは、背徳的な感じだから。
「う、煩い!関係ないだろっ、僕がどこに居ようと、お前の性格が悪い事には変わりないんだからさッ!」
 実をいうとちょっと足が震えてる気がする。
「ははっ、二人とも、このままだと俺を巻き込んで遅刻だな〜、入学式から遅刻とか」
「そこぉ!笑いごとじゃないだろっ、それ!」
 圭斗の笑った顔は好きだけれど、重要な事をサラッと笑いごとで流す圭斗は少し怖い。
「本当だよ。ほら、さっさと行くぞ!」
 千葉に手を引かれる。
こ、こいつ……女受けしてんな、絶対!
何で今年も男子科に入ったのだろうか。正直迷惑だから共学科に行けばいいと思う。
毎回お前目当ての女子相手にするのが大変なんだよ!

「はぁ、はぁ、はぁ……んっ」
 汗をぬぐう。
「ギリギリ間に合ったな〜♪」
 圭斗が隣で笑う。
「圭斗っ、おまっ……っ何でそんなっ、元気余ってんだよっ……!」
 千葉が苦悶の声を洩らす。
「ん〜、日ごろ二人が運動してないのが悪いんじゃないかな〜」
 そう言う圭斗の首には、額から伝った汗が流れていた。
—あ、このままだと……
 その汗が胸元に伝って
「圭斗も、汗凄いかいてるけど?」
 そう言って目をそらす。
何かドキドキした。
 10年以上、一緒にいる圭斗に。
「んー、ホントだ。まぁ、放っておいても乾くだろ。それより碧と千葉の方が汗かいてるじゃん」
 圭斗がポケットからハンカチを取り出して僕の頬の汗をぬぐう。
「っ、自分でできる!」
 だから、これ以上僕を変な気持ちにさせないでくれ。
圭斗からハンカチをひったくる。
ハンカチからは、圭斗らしい匂いがした。
それで汗を拭く。
「……こんな所でのんびりしている場合じゃないんじゃないか?この学園が広いって事、忘れてる
 だろ」
 何処となく不機嫌に聞こえる千葉の声で気付く。
「え、あ!」
 集合場所まで、あとどれ位で行けるのだろうか。
時間は殆ど無くなっている。
「ヤバい!急ぐぞ、千葉!じゃあ、圭斗、またあとでな!」
 千葉の手を取って、僕は走り出した。

***  +++   ***   +++   ***

第一話、終了!

あるあ姉さんは少し暴走したようです。


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