複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 眼変わり
- 日時: 2011/07/25 15:39
- 名前: 抹茶 (ID: 0qnzCmXU)
初めまして。
抹茶と言います。
小説を書くのはこれが初めてなので駄目駄目かもしれませんが、
よろしくお願いします。
- Re: 眼変わり ( No.6 )
- 日時: 2011/07/25 19:40
- 名前: 抹茶 (ID: 0qnzCmXU)
>ZAKIさん
コメントありがとうございます!
>>書き方いいですね
そんなことありませんよ〜
でも気にいって頂けたならうれしいかぎりです。
- 第2話 拒絶 ( No.7 )
- 日時: 2011/07/25 21:48
- 名前: 抹茶 (ID: 0qnzCmXU)
第2話 拒絶
階段を下りてリビングに着くと先客がいた。
——妹の朱里だ。
ふと、彼女と深也の目があう。
その彼女の目は冷たかった…。
何かに絶望したときに見せる目そのものだった。
朱里は3秒ほど深夜を見ると、目線を目の前の朝食へと向け、何事も無かったように食事を取り始め、深也が食事に手をつけ始めたときにはもう、リビングから居なくなっていた。
「何時からだろう…あいつがあんな風になってしまったのは…」
深夜の呟きは、誰にも聞こえることなく虚空へと消えた。
- 第3話 登校 ( No.8 )
- 日時: 2011/07/26 15:11
- 名前: 抹茶 (ID: 0qnzCmXU)
第3話 登校
支度を済ませ、家を出る。
今から行けば丁度いい時間に着くだろう。
深也の頬を心地よい風がくすぐる。
今日もいい天気だ。
深也は『1-C』という文字が書いてある部屋に入る。
そこで、同い年ぐらいであろう人たちが楽しそうに談笑をしている光景が目に入った。
つまり、ここが深也の通う見坂高校、自分の教室である。
しかし、深也は誰とも挨拶を交わすことなく、窓側の一番後ろにある席に座る。
それと時を同じくして、教室が不自然な程に静かになった。
- 第4話 奇妙 ( No.9 )
- 日時: 2011/07/26 18:18
- 名前: 抹茶 (ID: 0qnzCmXU)
第4話 奇妙
「よし、みんな席に着いてるな」
今、発言をしたのは『1-C』の担任、渡辺真緒だ。
クラスが不自然な程静かになった原因でもある。
とにかく恐ろしいのだ。
昔、この担任いる前で暴動を起こした不良の生徒二人組が次の日には超真面目の生徒に更生させられていたという学校七不思議まである。
「嬉しいお知らせだ。今日転校生がこのクラスにやって来る!」
「うぉぉぉぉ!!」
「男? 女?」
「きたーーー!!」
「でも、何でこんな時期に!?」
等と色々な歓声が聞こえる。
その時、深夜はというと…
「………」
外をボーッと眺めていた。
- 第5話 謎女 ( No.10 )
- 日時: 2011/07/27 14:50
- 名前: 抹茶 (ID: 0qnzCmXU)
第5話 謎女
「転校生、入ってこい」
渡辺先生の声で一人の少女が教室に入ってきた。
その姿はまるで漫画の中から飛び出してきたかのように美しく、見た人全てを虜にするほどのものだった。
一歩進むごとに揺れる金色の髪、教室に居た人たちはその一歩一歩を固唾を呑んで見守る。
少女が教壇の上で立ち止まると、それと同時に教室が静まりかえった。
「えーと。佐々見奏といいます。これから宜しくお願いします!」
その時見せた笑顔はクラスの男女を問わずに魅了した。
そして、黄色い歓声が響き渡った。
Page:1 2