複雑・ファジー小説
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- 雪洞少女論
- 日時: 2011/09/06 21:13
- 名前: 仁兎 ◆H81ulOUr/g (ID: 8hgpVngW)
眠い。
登場人物
▽遠野理苑 トオノリオン
<随時更新>
▽朝木梓乃 アサキシノ
<随時更新>
- Re: 雪洞少女論 ( No.5 )
- 日時: 2011/09/19 21:54
- 名前: 朝倉疾風 (ID: mGOQ1xar)
これは俗に言うヤンデレという
奴ではないのかしら!?
わくわく。 どきどき。 むふむふ。
梓乃可愛いよ、梓乃っ
お嫁さんにしたいよ
- Re: 雪洞少女論 ( No.6 )
- 日時: 2011/09/21 23:16
- 名前: 仁兎 ◆H81ulOUr/g (ID: 8hgpVngW)
あーちゃん来てくれてありがとー
爪立てられるのって地味に痛いよね
梓乃でよければどうぞ……笑
>朝倉疾風さん
- Re: 雪洞少女論 ( No.7 )
- 日時: 2011/09/25 20:38
- 名前: 朝倉疾風 (ID: mGOQ1xar)
いつでも来るよ〜
ヤンデレ属性ばっちこい★よ〜
- Re: 雪洞少女論 ( No.8 )
- 日時: 2011/09/26 19:54
- 名前: 仁兎 ◆H81ulOUr/g (ID: 8hgpVngW)
雨が窓や壁を打つ音が、激しくなった。
ある日、俺達の教室には一つの連絡が入った。
それは俺の住んでいる街全体に関わる連絡であるが、俺は特に感想を持っていなかった。
その内容と言うのは。
「なんでシホが殺されたの……っ」
「怖えよなぁ、あれ、バラバラだったらしいぜ?」
梓乃をイジメていた道辺志穂が、殺されたというものらしい。
四肢と頭を切り離され、一つずつビニールに入れられて発見された。
未だ犯人は逃走中で、今街では厳重な警戒態勢が敷かれている状況だった。
勿論そんな事件は梓乃には関係なくて、俺に抱き着いて寝ている。
「……よく、寝れるよな、こんな状況で」
「金子、顔色悪いぞ、大丈夫か?」
「お前な……クラスメイトが殺されたんだぞ…………」
金子は大きくため息をついて冷や汗を流す。
俺は彼女と特に親しい間柄でもないし、他人の為に流す涙なんて持ち合わせていない。
そんなに綺麗な人間でもないし。
「ていうか、発見したのって朝木なんだろ?」
そう、そこが俺にとっても一番理解が出来ない点なんだ。
梓乃にとってどうでもいい筈の他人の死体。 俺のならいざ知れず、アイツが他人の死体を見て通報するなんて出来るとは思えない。
条件がない場合は。
でも通報させるまでの条件を出せるなんて、相当難易度高い。 それを行う人物となると、限られてくるのだ。
ミステリー小説的な展開である。 ふむふむ。 読んだことないから分からないけれど。
「……らしい。 その後俺に、死体めっけた! とかえらくご機嫌に言ってきたぜ」
電話の向こうの梓乃は、とても機嫌が良かった。
褒めてくれとでもいうような口ぶりだった。 俺、なんか言ったかな。
普段でも、俺に電話することもメールすることも少ない。 それは、梓乃が携帯を扱いきれてないのもあるが、ほぼ離れたりしないという事もあるだろう。
「ご機嫌に言う事でもなかろうよ……」
「梓乃だしね。 それにしても、展開速えよな」
俺が現実から飛び出たような発言をするから、金子は首をかしげて眉根を寄せる。 俺が嫌な事を企んでるというのを察してくれたらしい。
随分とご丁寧に時期をチョイスしてくれたわけだ、件の犯人さんは。
何故だか、口角が上がる。 いい具合に冷や汗が流れる。 この感覚、前にも覚えがある。
「俺と梓乃が関わりだしてからだぜ?」
今まで平和だったのに、梓乃が俺を忘れている間は何もなかったのに。
背筋がブルリと震えた。 気持ち悪くて、吐き気がする。
思い出した、あの時の感覚か。 あの時に近い状況だからか。
「確信犯だろーよ」
俺と梓乃が初めて出会った時の感覚、か。
- Re: 雪洞少女論 ( No.9 )
- 日時: 2011/09/26 19:57
- 名前: 仁兎 ◆H81ulOUr/g (ID: 8hgpVngW)
コメありがとー(^<^)
>朝倉疾風さん
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