複雑・ファジー小説
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- ——運命の歯車—オリキャラと絵描きさん募集中
- 日時: 2011/11/12 11:15
- 名前: 赤井 志穂 (ID: X9/3/8Rv)
初めまして、赤井 志穂と言います。
私がこれから書くのは、少年とディーヴァの哀しき物語です。
初めて小説を書きます。
読みずらい所が何個もあると思いますが、そこは温か買い目で見てください。
オリキャラとキャラ絵を書いてくれる人を募集してます。
【オリキャラ募集用紙】
名前
年齢
性別
身長
種族
性格
容姿
属性
武器
(心剣)
交友関係
敵?味方
備考
サンプルボイス
※キャラ絵は参照に貼ってください。
名前は平仮名・カタカナで、6文字以内。
種族は、人間・ローレライから選んでください。
性格・容姿は出来るだけ、詳しく書いてください。
属性は、火・水・風・土・雷・無から選んでください。
武器は好きなので良いですが、心剣使いは心剣と書いてください。
心剣は種族がローレライの人だけ書いてください。
宜しくお願いします。
- Re: ——運命の歯車—オリキャラと絵描きさん募集中 ( No.9 )
- 日時: 2011/11/13 10:25
- 名前: 赤井 志穂 (ID: X9/3/8Rv)
STORY
盟主ダークドラゴンの復活を目論むドラゴニア帝国によって大地から精霊の力が奪われ世界の危機に立上がったのは“心剣”と呼ばれる思い(感情)が持つ力を剣に変えて闘う“心剣使い”たちだ。
大地に精霊の力を取り戻すためには、伝説の“マナの歌”を唄える歌姫が必要不可欠。
戦場を舞台に、歌姫たちを巡る哀しくも美しい物語が幕を開ける……
- Re: ——運命の歯車—オリキャラと絵描きさん募集中 ( No.10 )
- 日時: 2011/11/13 11:49
- 名前: 赤井 志穂 (ID: X9/3/8Rv)
プロローグ
——この世界の名は、マクシアナ——
——自然豊かで人間達が平和に暮らす世界——
——この世界にいる悪は豆粒ほどに小さいものだった——
——だが少しずつ、闇は光を覆っていた——
——哀しみと憎しみの旋律はすぐそこに——
——精霊暦716年——
聖アルモニア学園の生徒が一人、学校へと歩いていた。
レイジ「ここらの花達もそろそろ咲そうだな」
彼の名前は、レイジ。
母はOL父はサラリーマンと言うごく普通の家庭に生まれ育った。
趣味は家庭菜園とガーデニングというあまり男っぽくないこの優しい少年。
だけど見た目は不良っぽい、赤+オレンジ色の髪にはねたくせ毛で紅色の目。
そのため、不良に間違われることはしばしば。
ひよこ「レイジ〜待って〜!!」
レイジ「ん?おう、ひよこ!」
レイジの名前を言いながら駆けてくる彼女の名前は、ひよこ。
親同士が仲いいし、家が近所だからという理由でレイジとは幼馴染という関係。
両親二人とも医者で世界中を駆け巡っており、祖母の家で暮らしている。一回も「寂しい」と言ったことが無く、いつも無理やり元気な振りをしたりする頑張り屋さん。
ひよこ「酷いよ、レイジ!私を置いて行くなんて!!」
レイジ「ああ、ごめんごめん。ぼ〜としてたわ」
ひよこ「なにそれ?言い訳?」
頬をぶく〜と膨らませてひよこは言う。
その顔が凄く可愛くて、レイジはいつもこの顔見たさに意地悪な事を言う。
レイジ「だから、ごめんって」
ひよこ「はぁ〜、レイジには敵わないな。しかたない、私特性お弁当を今日もレイジにあげちゃう♪」
レイジ「ほんとか?!ありがとう、ひよこ!お前の弁当、見た目はアレだけど中身は美味しいから俺好きなんだよな♪」
ひよこ「見た目がアレだとか言うな」
ぷいっとそっぽを向いてひよこは言う。
今日もまた、いつもと変わらない一日が始まるとこのときはまだレイジもひよこも思っていた……あの泉の前に着くまでは…………
〜女神の泉前〜
レイジ「なぁ、今日は何弁作ったんだ?」
ひよこ「ん?今日はねぇ〜、レイジの家で取れた新鮮なお野菜を使った超ヘルシーお弁当だよ♪」
レイジ「それ…RPGゲームだとどのくらいHP回復するんだ……?」
ひよこ「えっ?どのくらいかって?ん〜……私が作ったお弁当だから〜…」
レイジ「30くらいか?」
ひよこ「ちょっと!そんなわけないでしょ!!薬草じゃあるまいし!……よし、じゃあ全回復で!」
レイジ「じゃあって何だよ!じゃあって!」
ひよこ「いいの!私が作ったお弁当は全部、全回復できる超凄いお弁当なの!」
レイジ「なんか、凄い無茶苦茶だな……」
二人はRPGゲームが大好きでよく会話もこんな感じになる。
これが二人だけの友情を確かめ合う方法。
レイジはこんな、楽しい生活がずっと続いてほしいと心から願った。
——だが、その願いはもうずぐにこなごなに砕け散ってしまう——
ひよこ「あ、女神の泉だ」
レイジ「…………」
女神の泉…異世界とこの世界を女神様が繋いでいるという言い伝えがある泉。
だが、今言い伝えられているのはそんな神秘的な物ではなく、「この泉に近づいたらアッチの人間引きずり込まれて一生コッチには帰れなくなる」という少しホラーな言い伝えになっている。
レイジ「……いくぞ、ひよこ」
ひよこ「あ、うん……」
ひよことレイジが泉から離れようとしたその時、レイジの中に何かが流れ込んで来た。
「——お願い行かないでレイジ——」
誰かが俺を呼んでる…お前は誰だ?
〜現実〜
レイジ「ぐあぁぁぁぁ」
ひよこ「ちょ、どうしたの?!レイジ!」
〜頭の中〜
「——私を——あの子たちを止めて——」
あの子たち…?
突然、一つの映像が流れ込んできた、それは黒髪の女の子と銀髪の女の子が自分の体よりも大きな剣を持って戦っている所だった。
〜現実〜
レイジ「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ひよこ「レイジィィィィィィィィィィ」
〜頭の中〜
「——貴方を私の世界に迎え入れます——どうか——貴方の大切な人を——世界を——」
世界を?世界を何だ?!おい、答えろ!
〜現実〜
レイジ「うぐあ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ひよこ「お願い!誰でも良いから、レイジを助けて!!お願い!!」
(貴方の願い、わたくしが叶えて差し上げましょう)
ひよこ「え?本当…?」
(ええ。でも、すべては等価交換。わたくしもなにか貰わなくてわ)
ひよこ「なんでもいい!レイジが助かるのなら、私は何でも払うからお願い!レイジを……」
(哀れな子。愛する物のために自らに身を投げ出すなんて、あの馬鹿所長同じ。ふふふ、いいわ。貴方のその馬鹿な願い叶えましょう」
ひよこ「ありがとう!レイジもう少しだよ、あともう少しで楽になれるから!」
〜頭の中〜
「——さようなら——レイジ——」
レイジ&ひよこ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ)」
「さようなら」と謎の声が言った瞬間、泉が大きく光だしレイジたちは何かに吸い込まれていった……
そして、泉はレイジ達を吸いこみ終わると何もなかったかのようにいつもの静かな泉に戻った。
- Re: ——運命の歯車—オリキャラと絵描きさん募集中 ( No.12 )
- 日時: 2011/11/13 15:02
- 名前: 廻梨 (ID: 3OL5zo5M)
こんにちはっm(_ _)m
覗かせていただきましたl壁lω・`)チラ☆
赤井 志穂さんのお話は設定がすばらしいですねヾ(@°▽°@)ノ
レイジくんとひよこちゃんはとりあえず、まだ一般人ですよね??
二人の活躍にとても期待しています!
- Re: ——運命の歯車—オリキャラと絵描きさん募集中 ( No.13 )
- 日時: 2011/11/14 12:41
- 名前: 赤井 志穂 (ID: X9/3/8Rv)
>>12さんへ
覗きに来てくれてありがとうございます^^
はい、今の所はレイジもひよこもまだ一般人です。
これから、いろんなことが起こるんですよ!
あの、すみません。
名前の読み方教えてもらえますか?
読めなかったので・・・・(T_T)
コメありがとうございました^^
- Re: ——運命の歯車—オリキャラと絵描きさん募集中 ( No.14 )
- 日時: 2011/11/14 13:37
- 名前: 赤井 志穂 (ID: X9/3/8Rv)
1、異世界と心剣
レイジ「うっ、ここは何処だ……?」
泉に吸い込まれたレイジが一番最初に、見たものは……
レイジ「なんだ?この枯れた大地は?!!」
岩肌の大地がひび割れ、辺りには岩と枯れ木しかないレイジはポツンと一人立っていた。
レイジ「それに、あの女の人は誰だ?」
泉に吸い込まれている間、この場所に来る間、の中で一瞬だけ見た光景があった。
それは、重たそうでどこか哀しい鎖で繋がれた超きれいな金髪の髪で黒と白の左右の色が違う大きな羽を生やした女性の姿だった。
その女性は目をつむってただひたすら、一人で何か待っているような感じだった。
レイジ「あ、そんなことをを考えている場合じゃない!ひよこを探さないと!!」
レイジは辺りを見てみたがあるのは、岩と枯れ木ばかり。
この近くには居ないと、判断したレイジはひよこがいそうな場所を感をたよりに探しだした。
そして、とある洞窟の近くを歩いていたその時!聞き覚えのある、少女の悲鳴が聞こえてきた!
ひよこ「キャァァァァァァァァ」
レイジ「?!!」
レイジはすぐにこの声はひよこだと気づき、悲鳴が聞こえてきた洞窟の奥絵御入って行った……。
洞窟内はそれほど暗くもなく、火が無くても歩ける明るさだった。
慎重に…でも少し早歩きで、レイジはどんどん洞窟の奥へと入って行った……。
そしてやっと!
レイジ「ひよこォォォ!!」
ひよこを見つけることが出来た。だがしかし!
レイジ「ッ!!なんだ、あの生き物は!!」
ひよこの周りには、ゴブリンみたいな見た目をした生き物が小刀と小楯をもってうじゃうじゃ居た。
そいつらが居て、レイジはひよこに近づけない!
レイジ「くっ、どうすればひよこを助けられる……。あ、これを投げれば!!」
レイジはとっさに足元にあった石を手に取り、ゴブリンに向かって投げつけすぐに大きな岩の後ろに隠れる。
ゴブリン「ウ……?」
ボブリンたちは石の飛んできた方向に、何かいるのかと確かめに歩いて行く。
レイジは、そのすきにひよこの元に駆け寄り体をゆらす。
レイジ「ひよこ!大丈夫かひよこ!!」
ひよこ「ん……レイジ……?」
レイジ「ひよこ!」
ひよこはうっすらと目を開けて、言った。そして次の瞬間!
ひよこ「レイジ!後ろ!!」
レイジ「えっ?」
ゴブリン「クゥエィ!!」
『グサッ』
レイジ「グッ、アァァァァァァァァ」
ひよこ「レイジ!!」
さっきのゴブリン達が戻ってきて、持っていた小刀でレイジの背中の心臓辺りをさした。
レイジはその場に倒れこんだ。ひよこが、レイジに駆け寄る。
ひよこ「……レイジ……レイジ……やだよ……死なないでよ……私を一人にしないでよォォォォォォォォォ!!!」
ひよこが心の底からレイジの事を想ったその時!!
ひよこの心臓がある辺りが光り、レイジとひよこを包み込み死ぬ寸前だったレイジが立ち上がった。
レイジ「ひよこ……?なっ?これは?!」
立ち上がったレイジは見たものは、ひよこの胸に真っ白い剣刺さっている光景……いや、違う……ひよこからその剣が出ている光景だ……。
レイジは何のためらいもなく、その剣を持った、そして……
レイジ「剣から、ひよこの想いが伝わってくる……」
剣からはひよこのレイジとの思い出の中に詰まった想いがどんどん溢れてくる……そして、その剣を抜いて戦ってという想いも……
レイジ「分かった、ひよこ……。この剣、抜かせてもらうぞ……」
レイジはそういうと、ゆっくりひよこから剣を抜きとった。
そしてレイジが剣を抜き終わると光は消え、ひよこはその場にぐったりと倒れこんだ。
レイジ「ひよこ、ごめん。すぐにかたずけるから、少し待っててくれ」
背を向け、ひよこにそおゆった。その時、一瞬だったがヒヨコがほほ笑んだ。「頑張って、レイジ」とでも言ったのだろうか……?
——そして次回、レイジとゴブリンとの戦いが幕をあける——