複雑・ファジー小説
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- n Date−ナノは世界を凌駕する
- 日時: 2012/02/11 15:06
- 名前: 呉羽 ◆aoMSW.t6RU (ID: bJXJ0uEo)
- 参照: コメントは甘美で耽美な——
『それ』は確かにあったんだ。
『それ』はあってはいけなかったんだ。
『それ』は世界をも壊す力を持っていた。
『それ』の名は、n Date——
『n Date』をもつ人間は危険視されるんだ。
『その力』の強大さゆえ——
そう。
この日本国のn Date保持者である少年は幼いながらに戦う事から逃げれない運命にあった——
「全てはn Dateのために」
——
初めまして。呉羽(くれは)です。
小説初心者ですが、どうぞ宜しく。
注意書きへ
‾‾注意書き__
1:荒らしはお断り
2:更新遅め
3:コメント・アドバイスお願いします
__
□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
第一幕『n Deta』
プロローグ+序章『全てはn Dateのために』
「>>000」
第一章
第一話『始まりの日』
「>>001」
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*お知らせ*
*更新履歴*
スレ建設≒2012年2月11日
- Re: n Date ( No.1 )
- 日時: 2012/02/11 15:02
- 名前: 呉羽 ◆W7N5Wyg6G2 (ID: bJXJ0uEo)
- 参照: 耽美で甘美な——
第一章
第一話『始まりの日』
ピピピピッ、ピピピピッ。
午前七時丁度に設定されていた目覚まし時計が狭い室内に響き渡る。ベッドヘッドに置いてある目覚まし時計の在り来たりな電子音が何時もと変わらない日常が来たことを伝える。そんな気持ちを胸に抱きながら少年は目覚まし時計のスイッチを押す。ピピピピ、と鳴っていた電子音は当たり前のように止まった。ふかふかの布団の端から這い出た少年の名は、新 幸樹(しん こうき)。彼の両親は、つい先週亡くなったばかりだった。死因は、日本軍陸上隊による射殺。n Dateを保持する危険人物“だから”両親は殺された。彼は両親の葬儀を終えたのは昨日のこと。肉や皮がきちんと付いていた両親が、骨だけの姿になり天に召されたのも昨日の事だった。葬儀場で親戚や、両親の同僚たちからは耳にたこが出来るほど「可哀想」とか「大丈夫かい?」とか言われていたが、誰一人として彼を引き取るという話を持ち出した人はいなかった。理由は、この時代ならば小学生でも分かる単純なものだった。それは、彼の両親がn Date保持者だったから。そのため、皮肉にも新幸樹という人間も望まずして人々から忌み嫌われる存在にあった。
「母さん、父さんお早う。父さんたちが守ってた“力”はちゃんと肌身離さず持っているよ。
でもね、僕は機械音痴なんだ。二人とも知ってるでしょ? だから……辛いけど、n Date保持者の僕を怖がらない人がいないと僕はn Dateを守りきれないかもしれないんだ。
n Dateが守りきれなくなるようなとき、僕はn Dateの力を解放して、無理って言われてるその力を従えるからね」
彼は自分の寝室を出て直ぐのリビングに置いてある両親の仏壇に合掌しながら心に残る不安な事を全て両親に伝えてる。彼にとって両親は、最高の鏡だった。そのため両親がいた形跡がこの家から消えるのを心底嫌い、親戚が寄越した廃品回収業者が家に乗り込んできたとき彼は業者の人に家庭用包丁をも突きつけ、無理やりに家から追い払った事があった。その件があったからか、それから一切親戚との関わりがなくなった。
「それじゃ、ご飯作るから待っててねっ!」
元気良く彼は立ち上がりキッチンへと向かう。朝ご飯を作る、といっても彼は料理経験が一度も無い。彼の母親が毎日作ってくれていたのだ。母親が料理を作っているとき、彼はずっと部屋で勉強をしていた。学校の勉強ではない。n Dateが何時、何処で、誰に、何の目的で作られたのかを図書館で借りた莫大な本を一冊一冊読み漁っていた。n Date保持者であった両親は、保持者であるが故に息子の勉強の邪魔は一切としてしなかった。それが、彼のためになるかも知れないと踏んでいたのだろう。そして、いつか自分たちが息子を残して死んでゆく事を悟っていたのかもしれない。
——ピンポーン
目玉焼きを作っていた幸樹は、久々に聴いた懐かしいインターフォンの音に首をかしげた。日曜日の早朝に、家を訪ねてくるような無粋な輩はいないものだと思っていたからだった。もし自分がn Date保持者と知っている人物だったら……。幼い彼の心を恐怖心と警戒心が支配した。
——ピンポーン
「は、はーい!」
パタパタとまるでドラマに出てくる主婦のようにスリッパの音を短い廊下に響かせながら玄関へと向かう。玄関の前でスリッパを脱ぎ、外靴には着替える時にパジャマのズボンのポケットにn Dateが入っていることを確認する。彼にとってn Dateは危険物でもあり頼れる物でもあったのだ。
「どちら、さまですか?」
ギィ、とチェーンロックが付いた扉を精一杯の力でギリギリまで開ける。扉は鉄で出来ていて精一杯扉を押していたため、彼には上を見ることが出来ず訪問者の足元しか見ることが出来なかった。
「こーき。俺のこと、忘れちゃった?」
頭上から降ってきた懐かしくて温かい声に幸樹はハッとして一度扉を閉めた。訪問者には、もう一度扉を開ける事が分かっていた。そしてまたギィと音を立て開いた鉄の扉の奥から幸樹が出てきた。
「雄大お兄ちゃん!」
扉を開け放したまま雄大という名前の青年の足に抱き付く。雄大も、幸樹の事を少し腰を曲げながら優しく抱きしめる。そのとき視界に入った、倒れた小さな靴箱がチェーンロックを開ける事の大変さを物語っていた。
「いいか、幸樹。今から大事な話をするから、よーくお兄ちゃんの言うこと聞くんだぞ?」
幸樹は元気いっぱいに「うん!」と大きな返事をする。その幸樹の嬉しさを隠しきれないで表情に出てきている笑みに、同じように笑みを見せながら雄大は口を開く。
「お兄ちゃんは、今日から幸樹と一緒に暮らします!」
それを聞いた瞬間、幸樹の表情がパアッと明るくなる。その心底幸せそうな顔は雄大が最期に見た、まだ両親が生きていた時の家族団欒の時間でしか見たことが無い表情だった。
- Re: n Date−ナノは世界を凌駕する ( No.2 )
- 日時: 2012/02/11 16:02
- 名前: 呉羽 ◆aoMSW.t6RU (ID: bJXJ0uEo)
- 参照: 耽美で甘美な——
□小さなキャラクタ紹介『1』
キャラ名【】
読み【】
性別【】
年齢【】
性格【】
容姿【】
服装【】
身長【】
体重【】
@
能力【】
職業【】
家族【】
過去【】
備考【】
‡
キャラ名【新 幸樹】
読み【にい こうき】
性別【男】
年齢【11歳】
性格【明るくて元気。大好きな人と一緒にいるのがとても好き】
容姿【こげ茶の髪に、くりんとしていて大きな目。中性的な顔で、女の子に間違えられる事もある。】
服装【基本は、Tシャツに七分丈くらいのズボン。ズボンのベルトを回す部分に、n Dateのチェーン部分が付いている。ズボンの左ポケットにn Dateを入れている。】
身長【146】
体重【28】
@
能力【隠された異物】
職業【小学生・n Date保持者】
家族【桐山雄大だけ】
過去【両親が、日本軍陸上隊によって射殺される】
備考【】
キャラ名【桐山 雄大】
読み【きりやま ゆうだい】
性別【男】
年齢【24歳】
性格【優しく面倒見が良い。叱るべき時には叱る。あめとむちの使い方が上手い。正義感にあふれてる。】
容姿【黒髪の短髪に黒目。ソフトマッチョ。】
服装【黒のスーツを着ていることが多い。オフの日は普通にお洒落な恰好】
身長【174】
体重【64】
@
能力【不明】
職業【モデル・大企業の重役】
家族【彼女がいたが別れる。幸樹と二人暮し】
過去【幸樹の母が結婚する前に、幸樹の母の家へ養子として迎えられていた】
備考【】
- Re: n Date−ナノは世界を凌駕する ( No.3 )
- 日時: 2012/02/11 16:18
- 名前: 柚子 ◆Q0umhKZMOQ (ID: bJXJ0uEo)
- 参照: 黒白物語……。スランプだorz殺楽は楽しく書けるのに……。
どうも、初めまして。
飛んで火に入る冬の虫こと柚子で御座います。
タイトルにつられてふらっと、寄ってきました。
『n Date』がなんなのか、気になります。もの凄く。
そして主人公が小学五年生……。
ショタですね← 自分にもそんな時代がありましたが。
少々、意味が不明な感じになってきそうですね。
この辺でやめさせて頂こうと思います。
更新、頑張ってください。
ちょくちょく見に着たりコメ残したりするかもですが、
意味不明な文の羅列ですので、どうぞスルーを……。←
でわ。
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